JPS6030736A

JPS6030736A - 排気装置を備えた水洗トイレ

Info

Publication number: JPS6030736A
Application number: JP13807983A
Authority: JP
Inventors: 草野　孝衛; 野村　啓治
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1983-07-27
Filing date: 1983-07-27
Publication date: 1985-02-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】産業上の利用分野本発明は、水洗トイレ更に詳しくは排気装置を備えた水
洗トイレに関する。

従来技術従来水洗トイレにあっては、トイレ室内の壁面或いは天
井に排気ファンを取りつけ、トイレ使用後このファンを
作動させて換気を行うのが通例である。然しなから、か
かる構造では、トイレ室内の大気の殆ど全てを換気しな
ければならず、極めて効率が悪いこと、またトイレ使用
後数分間排気ファンを作動させなければならず、操作に
手間がかかること、更にトイレ使用中或いは使用直後の
トイレ室内の臭気は避けられないこと等の問題がある。

発明の目的本発明は、トイレ使用中であっても臭気を感することの
ない排気装置を備えた水洗トイレを提供することをその
目的とする。

また本発明は１便器内の大気を効率よく排気することに
より５小型の排気装置で済ますことを可能とし、かつそ
の騒音の低下を図った水洗トイレを提供することを他の
目的とする。

更に本発明は、既存の水洗トイレ構成部分を排気装置に
兼用させることにより、水洗トイレに大きな変更を加え
ることなく、排気装置の取りつけが可能な水洗トイレを
提供することを他の目的とする。

発明の構成本発明は、水槽２便器、上記水槽から便器に洗浄水を供
給する給水管、該給水管を開閉する開閉手段を備えた水
洗トイレにおいて、上記便器的適所に吸気口を有しかつ
トイレ室外に排気口を有する排気手段を備えてなるもの
である。

実施例第１図において、　（１）は水槽、　（２）は便器、　
（３）は水槽（１）から便器（２）へ洗浄水を供給する
給水管、　（４）は給水管（３）の上端においてこれを
閉鎖する止水栓で、ゴム球等にて形成される。この止水
栓（４）は鎮（５）を介して操作レバー（６）に連結さ
れる。（７）はフロートで、鎮（５）に連結されると同
時に水道管（８）の弁装置（９）に連結されている。（
１０）は手洗用立水管である。（１１）は、給水管（３
）の途中部分に一端が接続され他端が水槽（１）内の水
面上に延びるオーバーフロー管で、水槽（１）内の水位
が一部レベル以上に上昇するのを阻止するものである。

これらの構成部分は、従来の水洗トイレにみられるもの
でその動作を説明すると、まず操作レバー（６）を数１
０度回転させると鎮（５）が上方へ引っ張られ止水栓（
４）が上方へ持ち十げられる。これにより止水栓（４）
と給水管（３）の間に間隙が開き、水槽（１）内の水は
便器（２）内へ流入する。操作レバー（６）から手を離
し、これが元の位置に戻ると、止水栓（４）は給水管（
３）上端をふさぎ１便器（２）内への給水は停止する。

水の流出により水槽（１）内の水位は下がり、この水位
低下に伴って下降するフロート（７）の動作により弁装
置（９）が開き、水道管（８）から水槽（１）への水の
補給及び手洗支水管（１０）への水の供給が同時に実行
される。これらの基本的構成に加えて１本発明では、水
槽（１）内に延在する排気管（１２）が設けられる。こ
の排気管（１２）の下端には、径大部（１３）が形成さ
れ、その先端はオーバーフロー管（１１）を覆いかつ水
面下に没している。

第２図に示す如く、満水時（水位ａ）にあっては勿論、
給水直後の最小水位すにあっても、この径大部（１３）
の先端が水面上には現れないようその位置が設定されて
いる。排気管（１２）の上端は、壁（１４）を通して室
外或いはダクト等に延びる。（１５）はこの排気管（１
２）の適所に設けられた排気ファンである。このように
して吸水管（３）、オーバーフロー管（１１）及び排気
管（１２）により１便器（２）内がら、トイレ室外へ通
ずる気体導通管が形成される。尚１本実施例では、オー
バーフロー管（１１）を、この気体導通管の一部として
兼用しているが、これに限らず、便器（２）からトイレ
室外へ別途独自の気体導通管を形成してもよい。更に上
記実施例では、給水管（３）を気体導通管の一部として
利用しているが、オーバーフロー管（１１）の下端開口
が直接便器（２）内に面している構造のものにあっては
、当然上記給水管（３）は、気体導通管としての作用は
もたない。

第３図は３排気フアン（１５）を駆動する一実施回路例
を示し、Ｓｌはトイレ室内の電灯スイッチ、Ｓ２は単独
のファン駆動スイッチであり、オアゲート（１９）を介
してドライバ回路（１６）に作動信号を与え、排気ファ
ン（１５）を駆動させる。Ｓ３は、操作レバー（６）に
連動するファン停止スイッチで、その操作時ドライバ回
路（１６）に停止信号を与え、ファン（１５）を停止さ
せる。第４図は、このファン停止スイッチｓ３の具体的
構造を示し、　（６）は、前述の操作レバー、（１７）
は、レバーの軸（１８）に取りつけられた楕円形のスイ
ッチ駆動体、Ｓ３は、このスイッチ駆動体（１７）によ
り駆動されるマイクロスイッチで、上記スイッチｓ３に
一致する。その動作につき説明するに、実線で示す非動
作状態では、マイクロスイッチｓ３は、オフ状態にある
が。

操作レバー（６）を破線で示す位置に回すと、マイクロ
スイッチＳ３はオンとなり、ドライバ回路（１６）にフ
ァン停止信号を送る。このようにして、トイレに入って
電灯をつけた時或いはファン駆動スイッチＳ２を手動に
て操作したとき、排気ファン（１５）は作動開始し２便
器（２）内の大気は、給水管（３）、オーバーフロー管
（１１）及び排気管（１２）をを通ってトイレ室外に排
気され始める。その後操作レバー（６）を引いて止水栓
（４）を開け、水槽（１）から給水管（３）を介して便
器（２）内へ洗浄水を流せば、これと同時に排気ファン
（１５）は停止する。このとき給水動作に多少遅れて排
気ファン（１５）を停止したとしても、給水管（３）内
が洗浄水で完全に外気と遮断されるわけではないから、
洗浄水がオーバーフロー管（１１）内を逆流するおそれ
はない。

第５図（Ａ）は１本発明他の実施例を示し、ｌＬ水栓（
４）の動作を電磁石（２０）により電気的に駆動せんと
したものである。かかる例にあっては、鎮（５）は、レ
バー（２１ａ）を介して電磁石（２０）の鉄心（２２）
に連結されている。（２３）は、このレバー（２１ａ）
を回動自在な状態で支持する支持体であり、水槽（１）
の壁面に固定されている。

第５図（Ｂ）は１図（Ａ）に示す例の変形例を示し、電
磁石（２０）を、水槽（１）外部に位置させ防水構造と
したものである。図中（３４）は、＠磁石（２０）を収
納支持するケース、（２１ｂ）は、レバー（２１ａ）に
連結される他のレバーである。　第６図は、上記電磁石
（２０）の動作を制御するマイクロスイッチＳ４の位置
を示し、便座（２４）と便器（２）の間隙において便座
（２４）裏面に配置される。（２５）は２便座（２４）
と便器（２）の間に介在された弾性材で。

便座（２４）裏面にスポンジ、スプリング等をとりつけ
て形成される。かくすれば便器（２）清掃の際２便座（
２４）を持ち上げた状態にしておけば１便器（２）縁部
に水をかけても、スイッチＳ４や弾性材（２５）が濡れ
ることはない。かかる構造において７通常は弾性材（２
５）の売方により、スイッチＳ４は作動せず、オフ状態
にあるが、便座（２４）上に人が座ると、その重量によ
り弾性材（２５）は押圧され１便器（２）の上面がスイ
ッチＳ４に当り、これを駆動する。

第７図は、電磁石（２０）、マイクロスイッチＳ４及び
排気ファン（１５）の関係を示す実施回路図で、第８図
の波形図とともに説明する。まず便座（２４）に人が坐
り、この重量によりマイクロスイッチＳ４が作動すると
、この検知信号は。

ダイオード（２６）及びオアゲー）（２７）を介してド
ライバ回路（２８）に駆動信号（Ｈ”レベル信号）とし
て入力する。上記ダイオード（２６）の出力信号をａに
て示す。一方、スイッチＳ４による検知信号は９時定数
回路（２９）を経て、信号すとなってオアゲート（２７
）を通りドライバ回路（２８）へ入力する。これら２つ
の信号ａ、ｂはともにオン信号であり、これにより排気
ファン（１５）は作動開始する。次いで用便後人が立ち
」二がると、信号ａはこれと同時にオフ状態（図中”Ｌ
“レベル）に変わるが１時定数回路（２９）の出力すは
、依然としてドライバ回路（２８）の動作闇値電圧ｖｔ
ｈ以上にあり、ファン（１５）は動作を続行している。

その後一定時間τ１経過後、信号すは閾値電圧ｖｔｈ以
下に下かりファン（１５）は停止する。時間τ１は３時
定数回路（２９）の時定数を調整することにより任意の
値に設定され２例えば数秒ないし数分程度とすることが
できる。ドライバー回路（２８）の出力信号Ｃは、微分
回路（３０）に加えられ、信号Ｃの立ち上がり及び立ち
下がり信号が検出される。

次段の波形整形回路（３１）により上記立ち下がり信号
のみ検出、波形整形され信号ｅを得る。この信号ｅは、
タイマー回路（３２）に加えられて一部時間τ２の間”
Ｈ”レベルを保つ信号ｆに変換されて、ドライバ回路（
３３）に入力され、さらにこの出力信号期間中、電磁石
（２０）を駆動する。ここで上記一定時間τ２は、約１
秒ないし２秒程度の短時間に設定される。この電磁石（
２０）が作動している期間のみ水槽（１）から便器（２
）への給水が行われるのである。このような構造にすれ
ば１人が便座（２４）上に座れば、自動的に排気ファン
（１５）が駆動開始して便器（２）内の大気を室外へ排
気し９次いで人が便座（２４）から立ち上がった後、数
秒ないし数分後に自動的に便器（２）への洗浄水の給水
が行われかつ同時に排気ファン（１５）が停止する。

発明の効果本発明は、トイレ使用中便器から直接室外にＪＪｔ気す
ることができ、かつこの場合に汚物に近接した位置にあ
る給水管、これに連結するオーバーフロー管、さらに排
気管を介して便器内大気を排気することができるから、
汚物からの臭気が便器外部にもれることは殆どなくなり
、用便中であってもトイレ室内を快適な環境に維持する
ことができる。また、排気装置は２既存の給水管及びオ
ーバーフロー管に排気管を付加するのみであるから、そ
の製造は簡単でありかつコストも低く抑えることができ
る。さらに汚物に近接する部分から吸気するから、臭気
の効率的な除去が可能となり。

排気ファンを駆動するモータを従来の換気扇に比較して
小型化することができる。さらにまた排気ファンをトイ
レ室内とは実質的に遮断した状態例えば壁外に取りつけ
ることができ、かつこのファンとトイレ室内とは、排気
管、オーバーフロー管及び給水管を通して連結している
のみであるから、排気ファンの作動音が、トイレ室内に
伝わることは殆どなくなり、これが騒音として使用者に
伝わり不快感を感じさせることもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は１本発明実施例要部断面斜視図、第２図は、要
部断面図、第３図は、実施例回路図、第４図は、操作レ
バーとマイクロスイッチの構造を示す斜視図、第５図は
、他の実施例断面図、第６図（Ａ）は、スイッチの取り
つけ位置を示す便器断面図、同図（Ｂ）は、同要部断面
図、第７図は、上記他の実施例回路図、第８図は、信号
波形図である。（１）・・・水槽　（２）・・・便器　（３）・・・給
水管　（４）・・・止水栓　（６）・・・操作レバー（
７）・・・フロート　（１１）・・・オーバーフロー管
　（１２）・・・排気管　（Ｉ３）・・・径大部　（１
４）・・・壁　（１５）・・・排気ファン（１６）　（
２Ｂ）　（３３）・・・ドライバ回路（２４）・・・便
座

Claims

【特許請求の範囲】１１）　水槽２便器、上記水槽から便器に洗浄水を供給
する給水管、該給水管を開閉する開閉手段を備えた水洗
トイレにおいて、上記便器内適所に吸気口を有しかつト
イレ室外に排気口を有する排気手段を設けたことを特徴
とする排気装置を備えた水洗トイレ（２）　上記排気手段は、水槽内に配置され水位の安定
化を図るオーバーフロー管を利用して構成されることを
特徴とする特許請求の範囲第１項記載の排気装置を備え
た水洗トイレ