JPS6030663Y2 - ガスｆ・ｆ温風暖房機 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガスＦ−Ｆ温風暖房機に関し、特に暖房機の本
体形状を薄くするよう構成したものに関する。

この種の暖房機は遠心形の送風機と、熱交換器を兼ねる
燃焼装置を本体に備え、前記送風機から燃焼装置周囲に
空気流を流して熱交換させ暖房空間に温風を吐出するよ
う構成されている。

このような暖房機を例えば家庭用として採用する場合、
その設置面積が小さくなるよう本体形状をより薄形にす
ることが望まれる。

そして、従来のものでは前記本体形状は燃焼装置の形状
で左右されるので、これを薄形にすればよい。

しかしながら、従来の燃焼装置は円形バーナを内蔵し、
また、燃焼筒に鋼管を用いているため、あまり薄形のも
のができず燃焼装置の形状に合わせて暖房機の本体形状
も厚くならざるをえなく薄形化の達成が難しかった。

本考案は上記の実情に鑑みてなされたもので、扁平なバ
ーナを組み込むと加工の容易な金属材料で燃焼装置を一
方向に扁平な形状に形威し、かつ点火プラグ、炎検知用
電極等の付帯装置を前記扁平方向に長く設けることによ
り、従来よりも薄形のガスＦ−Ｆ温風暖房機を提供する
ことを目的とする。

以下、本考案の１実施例を第１図及び第２図に基づいて
詳細に説明する。

図中、１は暖房機の本体ケーシング、２は薄形対流用送
風機羽根３（以下羽根３とする）を有する遠心形送風機
、４は本体ケニシング１に直接固定（第２図参照）され
た送風機モータ、５は本体ケーシング１内に設けられた
送風機ケーシング、６は送風機モータ４周囲の本体ケー
シング１に開口された空気吸込口、７は本体ケーシング
１より一部突出した送風機モータ４を覆うカバーで、そ
の側面に空気流通口８を有する。

９は送風機２下流の送風機ケーシング５内に配置された
燃焼装置で、燃焼用送風機１０と燃焼筒１１とからなり
、燃焼筒１１は例えば楕円状の扁平なバーナ（図示せず
）を組み込んだ燃焼室１２と熱交換器１３とに画成され
る。

１４，１５．１６は燃焼装置９の付帯装置として燃焼室
１２にそれぞれ取り付けられた点火プラグ、炎検知用電
極、燃料供給用ノズルである。

１７は図示しない燃料供給源と前記ノズル１６とを連通
ずる燃料供管、１８と１９は燃料供給管１７に介装され
たガバナとガスコック、２０は本体ケーシング１に設け
た温風吐出口である。

この暖房機による温風供給動作を説明すると送風機モー
タの駆動により、カバー７の空気流通口８及び本体ケー
シング１の空気吸込口６を介して第２図矢印の如く外部
空気が送風機２により本体ケーシング１内に吸引される
。

吸引された空気流は送風機２外周から送風機ケーシング
５で案内され燃焼装置９方向に向う。

一方、燃焼装置９では燃料供給管１７及びノズル１６を
介して供給される燃料と燃焼用送風機１０により供給さ
れる燃焼用空気とを燃焼室１２で燃焼させ熱交換器１３
を加熱する。

そして、この加熱された熱交換器１３周囲を前述した空
気流が通過する際に熱交換され、前記空気流は温風とな
り温風吐出口２０から吐出し暖房空間を暖める。

そして、従来の暖房機では、前述したように燃焼装置の
形状に規制されどうしても暖房機を薄形にすることが難
しかったのであるが、この暖房機では、燃焼装置９に組
み込むバーナ（図示せず）を惰内状にして扁平にすると
共に、前記バーナ形状に合わせて燃焼筒１１を例えばア
ルミニウムダイカストにより一方向に扁平な形状に形成
して燃焼装置９を薄く構成しである。

ダイカスト用金属を用いることは形状的に自由度かく、
扁平率５０％以下までもって行くことが可能となりかな
り薄形とすることがきる。

尚、燃焼筒１１を板金加工等で製造してもよい。

また、厚みを増加させないために点火プラグ１４．炎検
知用電極１５及び燃料供給用ノズル１６等の付帯装置を
扁平方向に長く延びるような方向に設けである。

そして、このように薄形に構成された燃焼装置９を、そ
の扁平壁面が遠心形送風機２の軸と直角な方向に平行に
なるよう配置しであるので、第２図に示すように、送風
機２の厚みの範囲内で燃焼装置９が設置でき、従って、
燃焼装置９の厚さに規制されることなく暖房機を薄形に
することができる。

又、付帯装置を上述のように配設した結果、これらが送
風機の送風方向に沿って延びたかたちとなり、送風抵抗
とならずに済み、送風量に悪影響を与えることがない。

以上、述べたように本考案によれば、燃焼装置を送風機
の厚さの範囲内で構成かつ設置できるので、燃焼装置の
厚さで規制されることなく暖房機の薄形化を遠戚するこ
とができる。

そして、家庭用暖房機であれば設置面積が小さくなり室
内の有効面積を拡大することできる。

又、付帯装置を扁平形状の燃焼装置のこの扁平方向に長
く延びるような方向に設けたことにより、これら付帯装
置が送風に対する抵抗とならずに済み、送風性能に悪影
響を与えることがない。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案に係るガスＦ−Ｆ温風暖房機の１実施例を
示し、第１図は正面断面図、第２図は側面断面図である
。 ２・・・・・・遠心形送風機、９・・・・・・燃焼装置
、１１・・・・・・燃焼筒、１４・・・・・・点火プラ
グ、１５・・・・・・炎検知用電極、１６・・・・・・
燃料供給ノズル。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 熱交換器を兼ねる燃焼装置と、該燃焼装置と、該燃焼装
   置周囲に空気流を流す遠心形送風機と、を備え、前記燃
   焼装置周囲での熱交換により空気流を温風にして暖房空
   間に吐出するガスＦ−Ｆ温風暖房機において、前記燃焼
   装置を一方向に扁平な形状に形威し、かつ点火プラグ、
   炎検知用電極、燃料供給用ノズル等の付帯装置を前記扁
   平方向に長く延びるような方向に設けたことを特徴とす
   るガスＦ−Ｆ温風暖房機。