JPS6030631A - スピニングリ−ル - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はスピニングリール、詳しくは、釣糸巻取位置と
釣糸開放位置とに反転可能な釣糸係止体をもつ回転枠と
、該回転枠を駆動する駆動機構と、こめ駆動機構による
前記回転枠の駆動回転で釣糸を巻取るスプール及び前記
回転枠の逆転を阻止する逆転防止機構とを備えたスピニ
ングリールに関する。

一般に、此種スピニングリールにあっては、前記スプー
ルに巻装されている釣糸をキャスティングによシ繰出す
場合、前記釣糸係止体を揺動反転に好適な位置に停止さ
せて、スプール近くの釣糸に指を掛けてキャスティング
を行なうのであるが、前記釣糸係止体を常に揺動反転に
好適な位置に停止させることができるような構造になっ
ていないため、キャスティング準備の操作が煩雑で手間
を要し、使用と非常に不便であった。

そこで従来、実公昭５２−２６４６９’１１５−公報に
示されている通り、前記逆転防止機構として、外周に歯
部を周設した逆転防止ギヤと該ギヤの歯部に係合する逆
転防止爪とを用いて、前記ギヤにおける歯部の一つを他
の歯部よシも外方に突出させると共に、前記爪を、前記
ギヤの歯部に対し係合位置と非保合位置と、前記突出歯
部にのみ保合可能な位置との三段階に切換可能として、
キャーティング時、前記爪を、前記突出歯部と保合する
位置に切換えた状態で、前記回転枠を逆転操作すること
により、該回転枠を常に揺動反転に好適な位置に停止さ
せるようにしたものが提案されている。

所が、この従来のリールは、前記爪が前記突出歯部と係
合する位置にあるとき、前記回転枠が逆転方向に最大限
はｙ−回転する構造であるため、例えばキャスティング
操作後、前記爪を前記ギヤの歯部と係合する保合位置に
切換える必要があった。また、前記爪の切換えをしない
場合や、忘れた場合、即ち、前記爪が前記突出歯部と保
合可能な位置に切換えられている状態で、前記釣糸係止
体を釣糸巻取位置に反転すると共に前記回転枠を駆動回
転して前記繰出した釣糸の弛みを取シ、魚が掛かるのを
待つ体制で、魚が餌を咥えたときの当りに合わせて釣竿
を持上げ、前に釣糸を素早く引張る動作をした場合、前
記回転枠が逆転方向に最大限はｙ−回転空転して、この
間、前記釣糸を引張ることができず、その結果、前記点
を逃してしまう危険性が高い問題があった。

本発明は以上の点に鑑み発明したもので、目的は、前記
回転枠の逆転操作によυ該回転枠を常に揺動反転に好適
な位置に停止させることができながら、しかも釣糸の引
張作用で前記回転枠が逆転するときには、従来の如く切
換操作を行なわなくとも、前記した回転枠の空転をなく
することができるようにするものである。

しかして本発明の構成は、釣糸巻取位置と釣糸開放位置
とに反転可能な釣糸係止体をもつ回転枠と、該回転枠を
駆動する駆動機構上、この駆動機構による前記回転枠の
駆動回転で釣糸を巻取るスプール及び前記回転枠の逆転
を阻止する逆転防止機構とを備えたスピニングリールに
おいて、複数の歯部をもつ第１逆転防止機構と、前記釣
糸係止体の揺動反転に好適な位置に対応した一つの歯部
をもつ第２逆転防止機構とを設けると共に、前記駆動機
構による回転枠の逆転操作時、前記第１逆転防止機構の
逆転防止機能を解除する解除機構を設け、前記第２逆転
防止機構によシ前記回転枠を常に揺動反転に好適な位置
に停止させることができ、更に前記第１逆転防止機構に
よシ前記回転枠の逆転方向への空転をなくすることがで
きるようにしたのである。

以下本発明リールの一実施例を図面に基づいて説明する
。

図示したリールは、上面に釣竿への取付脚（ｌａ）をも
ち、前面に貫通孔をもつ中空のリールボディ（１）の前
記貫通孔部分に、軸受を介してピニオンギヤ（２）をも
つ筒状の駆動軸（３）を回転自由に支持し、この駆動軸
（３）の軸孔に、スプール（４）をもったスプール軸（
５）を前後方向に移動自由で、かつ回転自由に支持する
と共に、前記駆動軸（８）の先端外周部に、釣糸巻取位
置と釣糸開放位置とに反転可能な釣糸係止体（６）をも
つ回転枠（７）を取付ける一方、前記リールボディ（Ｉ
）の側壁に、前記駆動軸（８）の軸心と直交する方向に
延びるハンドル軸（８）を回転自由に支持して、該ハン
ドル軸（８）のり−ルボディ（１）内部への突入部に、
前記ビニオンギ−Ｙ（２）Ｋ噛合うマスターギヤ（９）
を設け、またリールボディ（１）外部への突出部にハン
ドル（図示せず）を設け、このハンドルの回転操作によ
シ前記駆動軸（３）を駆動し、前記回転枠（７）を駆動
回転させると共に、前記スプール（４）を、往復動機構
（図示せず）を介して前後方向に移動させ、該スプール
（４）に釣糸を巻取るごとく成している。尚、前記ハン
ドル、ハンドル軸（８）、マスターギヤ（９ン、ピニオ
ンギヤ（２）及び駆動軸（３）により駆動機構（Ａ）を
構成している。

又、前記釣糸係止体（６）は、前記回転枠（７）の１対
の支持腕（７ａ）、（７ａ）間に架設するアームローラ
（６１）をもつペールアーム（６２）と、該ベールアー
ム（６２）を釣糸巻取位置と釣糸開放位置とに選択的に
停止させるアーム力、ム（６８）及び反転レバー（６４
）とげより構成している。

又、前記回転枠（７）とリールボディ（１）との同には
、前ε回転枠（７）の駆動操作により前記釣糸係止体（
６）を釣糸開放位置から釣糸巻取位置に自動的に切換え
る内蹴構造の切換機構（Ｂ）を設けている。

この発明は以上の如く構成するリールにおいて、前記回
転枠（７）の駆動系統に、複数の歯部（１０ａ）をもつ
第１逆転防止機構（Ｃ）と、前記釣糸係止体（６）の揺
動反転に好適な位置に対応した一つの歯部（２０ａ）を
もつ第２逆転防止機構（Ｄ）とを設けると共に、前記駆
動機構（Ａ）による前記回転枠（７）の逆転操作時、前
記第１逆転防止機構（Ｃ）の逆転防止機能を解除する解
除機構（Ｅ）を設けて、前記第２逆転防止機構（Ｄ）に
よシ前記回転枠（７）を常に揺動反転に好適な位置に停
止させ、また前記第１逆転防止機構（Ｃ）によシ前記回
転枠（７）の逆転方向への空転をなくするようにしたの
である。

しかして第１〜４図に示したものは、前記回転枠（７）
のボス部（７ｂ）と前記リールボディ（１）の１１Ｑ壁
との間に、前記第１及び第２逆転防止機構（Ｃ）、ＣＤ
）と解除機構（Ｅ）とを設けたものであって、外周に前
記歯部（１０ａ）を周設した第１逆転防止ギヤ（１０）
と該ギヤ（１０）の前記歯部（１０ａ）と係合する逆転
防止爪（１１）とにより前記第１逆転阻止機構（Ｃ）を
構成すると共に、外周に一つの歯部（２０ａ）をもつ第
２逆転防止ギヤ（２０）と、前記歯部（２０ａ）と係合
する前記爪（１１）とにより前記＠２逆転阻止機構（Ｄ
）を構成して、前記第１及び第２逆転防止ギヤ（１０）
、（２０）を前記ボス部（７ｂ）外周に並列に配置して
、第１逆転防止ギヤ（ｌＯ）を前記ボス部（７ｂ）に対
し回転可能に、また第２逆転防止ギヤ（２０）を回転不
能にそれぞれ支持する他方、前記解除機構（Ｅ）を、前
記第１逆転防止ギヤ（ｌＯ）の回転に抵抗を与えるはね
（８０）によシ構成して、このばね（３０）を、前記駆
動軸（３）の軸周りに巻装し、前記第１逆転防止ギヤ（
ｌＯ）を前記第２逆転防止ギヤ（２０）側に付勢して第
１逆転防止ギヤ（ｌＯ）ひいては回転枠（７）の回転に
抵抗を与えると共に、前記爪（１１）を、爪軸を介して
前記リールボディ（１）の前壁に揺動可能に支持し、前
記回転枠（７）の逆転操作によシ前記回転枠（７）を前
記第１逆転防止ギヤ（ｌＯ）の回転抵抗に抗して強制的
に回転させるごとく成している。

以上の構成において、前記第１及び第２逆転防止ギヤ（
１０）、（２０）は、前記駆動軸（３）に支持してもよ
いのであり、又、前記歯部（２０ａ）は、前記回転枠（
７）のボス部（７ｂ）又は駆動軸（３）と一体に設けて
もよい。又、前記ばね（３０）を用いる代シに摩擦板な
どの抵抗付与手段を用いてもよい。

又、前記爪（１１）は、ばねによシ前記歯部（１０ａ）
、（２０ａ）と係合する方向に付勢しておシ、又、前記
リールボディ（１）の前壁及び後壁間に反転可能に支持
して、外部操作可能とした切換レバー（４０）の切換操
作によシ、前記歯部（１０ａ）、（２０ａ）と係合する
保合位置と非保合位置とに切換えるごとく成している。

又、この爪（１１）の基部には前記切換レバー（４０）
の先端カム部（４０ａ　）と保合可能な腕（１１ａ）を
設けている。

本発明は以上の如く構成するもので、逆転防止爪（１１
）を歯部（１０ａ）、（２０ａ）と係合する保合位置に
切換えた状態でノンドルを握り、回転枠（７）を逆転操
作すると、前記爪（１１）が前記歯部（１０ａ）、（２
０ａ）と係合して、前記回転枠（７）の逆転は阻止され
る。

この回転枠（７）の逆転操作時、前記歯部（２０ａ）が
前記爪（１１）に対し離れた位置にあって、前記歯部（
１０ａ）のみが前記爪（１１）と係合している場合は、
前記回転枠（７）の逆転操作によシ、該回転枠（７）を
、前記爪（１１）との保合により逆転が阻止されている
前記第１逆転防止ギヤ（１０）の回転抵抗に抗して強制
的に逆回転させ、前記歯部（２０ａ）を前記爪（１１）
と係合させるのである。この歯部（２０ａ）の係合によ
シ、前記回転枠（７）の逆転が阻止され、該回転枠（７
）に設けた釣糸係止体（６）の反転レバー（６４）を常
に揺動反転に好適′な位置、即チ、前記リールボディ（
１）の取付脚（Ｉａ）と対向する位置に停止させること
ができるのである。従って、前記釣糸係止体（６）を釣
糸巻取位置から釣糸開放位置に反転してキャスティング
するとき、前記釣糸係止体（６）の反転操作を極めて容
易に行なうことができるのである。尚、前記キャスティ
ングするとき、前記切換レバー（４０）を操作して前記
爪（１１）を非保合位置に切換えるのである。

次にキャスティング操作後、非保合位置に停止している
前記爪（１１）を保合位置に切換えると共に、前記釣糸
係止体（６）を釣糸巻取位置に反転し、前記回転枠（７
）を駆動回転して前記繰出した釣糸の弛みを取シ、魚が
掛かるのを待つのである。この体制時、前記歯部（２０
ａ）が前記爪（１１）に対し離れた位置にあって、前記
歯部（１０ａ）のみが前記爪（１１）と係合している場
合に、魚が掛かシ、釣糸を介して前記回転枠（７）に逆
転力が作用すると、該回転枠（７）は、前記第１逆転防
止ギヤ（ｌＯ）の回転抵抗により、その逆転が阻止され
る。従って、回転枠（７）の空転をなくすることができ
、魚の当りに合わせて釣糸を引込むことができるのであ
る。

尚、以上説明した実施例は、第１及び第２逆転阻止機構
（Ｃ）、ＣＤ）を回転枠（７）とり−ルボデイ（１）と
の間に設けだが、その他例えば第５，６図に示す如く前
記ノンドル軸（８）とピニオンギヤ（２）との間に設け
てもよい。

しかして第５．６図に示したものは、前記マスターギヤ
（９）をハンドル軸（８）に対し回転自由に支持して、
このマスターギヤ（９）の−側面に保合突起（９１）を
設けると共に、前記ノンドル軸（８）に、前記回転枠（
７）の駆動回転時、前記係合突起（９１）と保合可能な
保合部（８１ａ）をもつ制御体（８１）を回転不能に支
持し、かつ前記ハンドル軸（８）に解除ばね（３２）を
巻装する一方、前記第１逆転防止ギヤ（ｌＯ）と、該ギ
ヤ（ｌＯ）の歯部（１０ａ）と係合する第１逆転防止爪
（１２）とにより第１逆転防止機構（Ｃ）を、また前記
第２逆転防止ギヤ（２０）と該ギヤ（２０）の歯部（２
０ａ　）と係合する第２逆転防止爪（２１）とによシ第
２逆転阻止機構ＣＤ）をそれぞれ構成して、前記第１及
び第２逆転防止ギヤ（１０）、（２０）を前記駆動軸（
３）にそれぞれ回転不能に支持すると共に、前記６爪（
１２）、（２１）を前記リールボディ（１）に枢支して
、ばね（図示せず）によシ前記歯部（１０ａ）、（２０
ａ）と係合する方向に付勢し、前記解除ばね（３２）の
一端を前記第１逆転防止爪（１２）に掛止して、前記ハ
ンドル軸（８）の逆転時、前記第１逆転防止爪（１２）
を前記歯部（１０ａ）から自動的に離脱させるごとく成
したものである０尚、前記制御体（３１）及び解除ばね
（３２）によシ解除機構（Ｅ）を構成している。又、前
記６爪（１２）、（２１）の基部には前記リールボディ
（１）に支持する切換レバー（４０）の先端カム部（４
０ａ）と保合可能な腕（１２ａ）、（２１ａ）を設けて
、前記切換レバー（４０）の切換操作により前記６爪（
１２）、（２１）を非保合位置に切換えるようにしてい
る〇又、前記解除ばね（３２）は、その巻回部を、前記
ハンドル軸（８）の外周面と接触するように支持して、
ハンドル軸（８）の逆転時、前記巻回部が縮径してハン
ドル軸（８）と共廻いし、またハンドル軸（８）の正転
時、前記巻回部とハンドル軸（８）との間に滑りが生じ
るようにするのである。

尚、第５．６図に示す如く構成した場合、第１及び第２
逆転防止爪（１２）、（２１）が歯部（１０ａ）、（２
０ａ）と係合する保合位置に切換えられている状態で、
ハンドル軸（８）に支持するハンドルにより回転枠（７
）を逆転操作すると、解除ばね（８２）が前記ノンドル
軸（８）と共廻いして、この解除ばね（８２）により前
記第１逆転防止爪（１２）のみが非保合位置に切換えら
れ、前記回転枠（７）は、前記歯部（２０ａ）が第２逆
転防止爪（２１）と係合するまでの間逆転し、前記第２
逆転防止爪（２１）の歯部（２０ａ）との保合により、
前記回転枠（７）の逆転が阻止され、該回転枠（７）に
設けた釣糸係止体（６）の反転レバー（６４）は常に揺
動反転に好適な位置、即ち、取付脚（１ａ）と対向する
位置に停止する。従って前記釣糸係止体（６）を釣糸巻
取位置から釣糸開放位置に反転してキャスティングする
とき、前記釣糸係止体（６）の反転操作を容易に行なう
ことができるのである。

次にキャスティング操作後、前記釣糸係止体（６）を釣
糸巻取位置に反転し、前記回転枠（７）を駆動回転して
前記繰出した釣糸の弛みを取り、魚が掛かるのを待つ体
制時、前記歯部（２０ａ）が第２逆転防止爪（２１）に
対し離れた位置にあって、前記歯部（ｔＯａ）のみが第
１逆転防止爪（１２）と係合している場合に、魚が掛か
シ、釣糸を介して前記回転枠（７）に逆転力が作用する
と、この逆転力が、駆動軸（８）から、前記第１逆転防
止爪（１２）との保合によシ逆転が阻止されている前記
第１逆転防止ギヤ（１０）に作用し、前記回転枠（７）
の逆転は阻止される。従って、回転枠（７）の空転をな
くすることができ、魚の当りに合わせて釣糸を引込むこ
とができるのである。

以上の如く本発明は、複数の歯部をもつ第１逆転防止機
構と、釣糸係止体の揺動反転に好適な位置に対応した一
つの歯部をもつ第２逆転防止機構とを備けると共に、前
−記躯動機構による回転枠の逆転操作時、前記第１逆転
防止機構の逆転防止機能を解除する解除機構を設けたか
ら、前記第２逆転防止機構及び解除機構により、前記回
転枠の逆転防止体制で、該回転枠を逆転操作して、前記
釣糸係止体を常に揺動反転に好適な位置に停止させるこ
とができるのであり、しかも、前記第１逆転防止機構に
よシ、前記回転枠が、釣糸に作用する引張力によって空
転するのを阻止することができるのである。従って、キ
ャスティング準備の操作を簡単・容易に行なうことがで
きながら、しかも魚の当シに合わせて釣糸を巻取側に引
込むことができ、釣果を著るしく高めることができるの
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明リールの一実施例を示す一部切欠側面図
、第２図は第１図ｍ−ｎ線断面図、第８図は第２逆転防
止機構部分のみの断面図、第４図は第１逆転防止機構部
分のみの断面図、第５図及び第６図は別の実施例を示す
もので、第５図は一部切欠側面図、第６図は要部のみの
一部切欠平面図である。 （Ａ）・・・・・・・・・駆動機構 （Ｃ）・・・・・・・・・第１逆転防止機構（Ｄ）・・
・・・・・・・第２逆転防止機構（Ｅ）・・・・・・・
・・解除機構 （４）・・・・・・・・・スグール （６）・・・・・・・・・釣糸係止体 （７）・・・・・・・・・回転枠

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 釣糸巻取位置と釣糸開放位置とに反転可能な釣糸係止体
   をもつ回転枠と、該回転枠を駆動する駆動機構と、この
   駆動機構による前記回転枠の駆動回転で釣糸を巻取るス
   プール及び前記回転枠の逆転を阻止する逆転防止機構と
   を備えたスピニングリールにおいて、複数の歯部をもつ
   第１逆転防止機構と、前記釣糸係止体の揺動反転に好適
   な位置に対応した一つ、の歯部をもつ第２逆転防止機構
   とを設けると共に、前記駆動機構による回転枠の逆転操
   作時、前記第１逆転防止機構の逆転防止機能を解除する
   解除機構を設けたことを特徴とするスピニングリール。