JPS6030528Y2 - ガス器具における器具栓の押圧機構 - Google Patents

ガス器具における器具栓の押圧機構

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JPS6030528Y2
JPS6030528Y2 JP2984380U JP2984380U JPS6030528Y2 JP S6030528 Y2 JPS6030528 Y2 JP S6030528Y2 JP 2984380 U JP2984380 U JP 2984380U JP 2984380 U JP2984380 U JP 2984380U JP S6030528 Y2 JPS6030528 Y2 JP S6030528Y2
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JP
Japan
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shaft
spring
appliance
stopper
knob
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JP2984380U
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JPS56133177U (ja
Inventor
繁夫 河野
Original Assignee
クラリオン株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はガス器具における器具栓の押圧機構に関するも
ので、器具栓の押圧力を軽減させるようにしたものであ
る。
一般家庭用のガス器具において生ガスの漏れ防止に対す
る安全性の観点からガス器漏れ安全装置付のガス器具が
多用されている。
このような安全装置付ガス器具には各種の様式のものが
あるが、このうちで最も多く採用されているのが熱電対
式%式% この熱電対式のものは、器具栓内部にプランジャが配設
され、バーナ近傍に熱電対がとりつけられており、バー
ナが点火されて使用状態にあるとき熱電対に生ずる起電
力をプランジャに印加して当該器具栓の開路状態を保持
させるようにしている。
なお熱電対の起電力は10〜20mVで、プランジャに
流し得る電流値は100〜200mAであるため、この
起電力によるプランジャの吸引力は弱く、この吸引力の
みで器具栓を開路させることは不可能であり、器具栓の
開路および着火は器具栓つまみの押し回しによってなさ
れ、プランジャはガス着火後の開路状態を保持するのが
限度である。
そして何らかの原因でバーナ炎が消失してしまったとき
は熱起電力が低下するので、これにより器具栓を開路状
態に転じさせて生ガスの流出事故を防止するようにして
いる。
第1図はこのような熱電対式ガス漏れ安全装置のついた
従来のガス器具における器具栓の押圧機構を、所要部の
み断面を似って示したものである。
図において符号1は器具栓本体で、その上部にシャフト
固定板2を介してノックピン3を備えたシャフト4が図
における上下方向に移動自在に配設されている。
シャフト4にばばね抑え板5が固定され、このばね抑え
板5と器具栓本体1側における閉子6との間にシャフト
復帰ばね7が縮設されている。
シャフト4にはこの復帰ばね7の弾力により常時突出方
向への復帰傾向が付与されている。
他方、器具栓本体1の下方部にプランジャ8が内装され
、このプランジャ8の作動杆9に押し板10がとりつけ
られ、この押し板10がノックピン3の先端部と対向さ
れている。
押し板10とプランジャ本体との間にはプランジャ復帰
ばね11が縮設され、このプランジャ復帰ばね11の弾
力により押し板10の周面部が器具栓本体1内の段部1
2に常時押し当てられ、この押し当てにより当該器具栓
は閉止している。
符号13は器具栓つまみ、14はメインガス管(図示せ
ず)等との接続部である。
そして器具栓つまみ13を操作するときは、まずシャフ
ト復帰ばね7に抗して当該器具栓つまみ13が押圧され
、ノックピン3の先端部が押し板10に当接したとき、
さらにプランジャ復帰ばね11にも抗した押圧力が加重
されることにより段部12に対する押し板10の押し当
て状態が解除され器具栓が開路される。
そしてこの押圧操作とともに器具栓つまみ13が回動操
作されるとプラグ(図示せず)等が作動して点火される
点火後はバーナ近傍に配設された熱電対の起電力により
プランジャ8が付勢されて前記のように開路状態が保持
される。
上記のように器具栓を操作する際、近時普及している熱
電対式ガス漏れ安全装置付きのものでは2個の復帰ばね
7.11に抗した押圧力が必要とされる。
またたとえ熱電対式ガス漏れ安全装置が付いていないも
のであっても、シャフト復帰ばね7は装備されているの
で、器具栓つまみ13を押し回す際は何れにしても、少
なくとも1個の復帰ばねに抗した押圧力を加えることが
必要とされる。
しかしながら器具栓つまみは概して小形に形成されてい
るものであり、このような器具栓つまみを操作して十分
な押圧力を生じさせることは、特に女性、子供等にとっ
ては難儀な仕事といわざるを得なかった。
本考案は、このような従来の問題点に着目してなされた
もので、器具栓つまみに加える押圧力が軽減されて操作
容易性が得られるガス器具における器具栓の押圧機構を
提供することを目的としている。
かかる目的を達成するために、この考案に係るガス器具
における器具栓の押圧機構はガス器具の器具栓における
シャフトに、当該シャフトの軸方向に移動自在としたア
ダプタシャフトをとりつけ、該アダプタシャフトに器具
栓つまみを固着し、当該アダプタシャフトから適宜長さ
の連結杆を張出し、該連連結杆の張出端部に前記シャフ
トと平行する平行部材を連設し、該平行部材の端部側に
線状ばねの一端を遊持させるとともに、前記シャフトに
ばねガイドをとりつけ該ばねガイドに前記線状ばねの中
間部を遊嵌し、当該線状ばねの他端部は前記連結杆の張
出方向とは反対側位置における器具栓本体部に係着し、
前記器具栓つまみの押圧力を前記線状ばねを介して前記
シャフトに加えるようにしたものである。
本考案は、シャフトにその軸方向に移動自在としたアダ
プタシャフトが取付けられ、このアダプタシャフトから
張り出された連結杆の張出端部にシャフトと平行する平
行部材が連設され、この平行部材の端部側と、連結杆の
張出方向とは反対側位置における器具栓本体部との間に
線状ばねが架は渡され、またシャフトにはばねガイドが
取付けられ、このばねガイドに線状ばねの中間部が遊嵌
されているので、この線状ばねの器具栓本体部への係着
点および平行部材の端部間の長さをaとし、上記係着点
およびシャフトへの遊嵌点間の長さをbとすると、線状
ばねの“てこ゛作用により器具栓つまみに加えた押圧力
はa / b倍に増大されてシャフトに加えられる。
したがって器具栓の操作に必要とされる器具栓つまみに
加える押圧力は軽減される。
またこのてこ部材を線状ばねとしたことにより、その撓
み力により滑らかな操作性が得られるとともに、この線
状ばねは器具栓つまみを元の位置に復帰させるように作
用する。
以下本考案の実施例を第2図および第3図に基づいて説
明する。
なお第2図および第3図において前記第1図と同一乃至
は均等の部材については前記と同一の符号を以って示し
、重複した説明を省略する。
まず構成を説明すると、器具栓本体1には、前記第1図
におけるものと同様に、熱電対式ガス漏れ安全測置を構
成するプランジャ、押し板のついた作動杆、およびプラ
ンジャ復帰ばね等が内装されている。
また器具栓本体1の図における上部にはシャフト4が嵌
挿されこのシャフト4の先端部に、当該シャフト4の軸
方向に移動自在としたアダプタシャフト16が嵌合され
、このアダプタシャフト16に器具栓つまみ13がとり
つけられている。
アダプタシャフト16は嵌合部16′に穿設した嵌合穴
16#にシャフト4の先端部を遊嵌させるものであるが
、プランジャ17を介して器具栓本体1にも別途に支持
されている。
即ちプランジャ17は略逆り字状に形成され、このシャ
フト17に穿設されたガイド孔17′にアダプタシャフ
ト16における嵌合部16′が摺動自在に嵌挿されてい
る。
またアダプタシャフト16には横方向に適宜長さの連結
杆18が張出されている。
そして連結杆18の端部近傍にシャフト4にほぼ平行で
、かつ第2図において下方に向けてねじ部材(平行部材
)19が回動可能にとりつけられている。
またこのねじ部材19の下端側にばばねブラケット20
が螺合されている。
ばねブラケット20はねじ部材19を回動させた場合に
おいてその螺合部を介して上下に移動調節される。
他方、符号21は鉄形に形成した線状の作動ばねにして
、作動ばね21の一端側が、ばねブラケット20に穿設
したばね取付孔20′に遊嵌されている。
即ち作動ばね21の一端はその挿し込み方向にばね取付
孔20′内を移動可能とされている。
また作動ばね21の他端側はシャフト4を中心として連
結杆18の張出方向とは反対側位置における器具栓本体
部に係着22されている。
なお作動ばね21の他端側を器具栓本体1に係着させる
に当っては、シャフト4を中心として器具栓本体1に回
動自在にとりつけた回動板23部に、当該作動ばね21
の他端側を係着し、器具栓つまみ13の押し回し操作に
支障の生じないようにされる。
線状の作動ばね21はそのばね力が比較的強いものを第
3図の平面図に示すようにシャフト4を間に峡んで2個
平行させるものであって、この作動ばね21.21の中
間部がシャフト4に関連されている。
そしてこの関連部を形成させるにあたっては、2枚のつ
ば板等によってシャフト4に溝状のばねガイド24を形
成し、このばねガイド24に作動ばね21.21の中間
直線部が遊嵌されている。
作動ばね21.21はばねガイド24内をその直線方向
には移動自在であるが、シャフト4の軸方向には動きが
規制されている。
符号Gはメインガスである。
次に操作および作用を説明する。
器具栓つまみ13を押圧するとアダプタシャフト16に
おける嵌合部16′は、ブラケット17におけるガイド
孔17′およびシャフト4を自在に摺動するので、器具
栓つまみ13の押圧力は連結杆18、ねじ部材19およ
びばねブラケット20を順次介して作動ばね21に伝わ
る。
作動ばね21は、器具栓本体部における係着部22が支
点、シャフト4におけるばねガイド24へ遊嵌点が力点
、ばねブラケット20への嵌合点が荷重点となって“て
こ゛の作用をし、器具栓つまみ13の押圧力をシャフト
4に伝達する。
即ち上記の支点および荷重点間の長さをaとし、支点お
よび力点間の長さをbとすると、器具栓つまみ13への
押圧力はa/b倍に増大されてシャフト4に伝達される
したがって器具栓つまみ13に比較的小さい押圧力を印
加した場合においてもシャフト4には、プランジャ復帰
ばね11等の復帰力に十分抗し得る大なる押圧力となっ
て伝わり、器具栓はスムーズに開路される。
因みに本考案において、°°てこパ部材は、撓み性を有
するばね部材で形成され、さらにこのばね部材は、シャ
フト4とばねガイド24を介して、またばねブラケット
20とばばね取付孔20′に遊嵌状態とされて、それぞ
れシャフト4およびばねブラケット20に対していわゆ
る“逃げ゛の要素を有してとりつげであるので、器具栓
つまみ13を押圧したとき、ばね部材自身の撓み性およ
び上記の“逃げ°゛部が効果的に作用して押圧力がシャ
フト4にスムーズ、かつ十分に伝わるとともに、滑らか
な操作性が得られる。
ガスに点火させるに当っては上記あ押圧操作と同時に器
具栓つまみ13を適宜量回動させる。
点火後器具栓つまみ13の押圧力を解除すると作動ばね
21の弾力により器具栓つまみ13は元の位置に復帰す
る。
なお器具栓の作動に要する器具栓つまみ13への押圧力
を調整する際は、ねじ部材19を回動させてこのねじ部
材19におけるばねブラケット20の嵌合位置を適宜に
調節する。
以上詳述したように本考案によれば、シャフトに、その
軸方向に移動自在としたアダプタシャフトを取付け、こ
のアダプタシャフトから張り出した連結杆の張出端部に
シャフトに平行する平行部材を連設し、この平行部材の
端部側と、連結杆の張出方向とは反対側位置における器
具栓本体部との間に線状ばねを架は渡し、またシャフト
にはばねガイドを取付け、このばねガイドに線状ばねの
中間部を遊嵌させたから、線状ばねが“てこ゛として作
用し、器具栓つまみに比較的小さい押圧力を加えた場合
においても、シャフトには十分大きなる押圧力を付与さ
せることができ、器具栓つまみへの押圧力を軽減させる
ことができ、また線状ばね自身の撓み性等により滑らか
な操作性が得られ、さらにこの線状ばねの弾力を器具栓
つまみを元の位置に復帰させる復帰力として利用するこ
ともできるという極めて優れた実用上の効果が奏される
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例の一部断面側面図、第2図は本考案の実
施例たるガス器具における器具栓の押圧機構を示す側面
図、第3図は同上の平面図である。 1:器具栓つまみ、4:シャフト、13:器具栓つまみ
、16:アダプタシャフト、16′:嵌合部、17:ブ
ラケット、18:連結杆、19:ねじ部材(平行部材)
、20:ばねブラケット、20′:ばね取付孔、21:
作動ばね(線状ばね)、24:ばねガイド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ガス器具の器具栓におけるシャフトに、当該シャフトの
    軸方向に移動自在としたアダプタシャフトをとりつけ、
    該アダプタシャフトに器具栓つまみを固着し、当該アダ
    プタシャフトから適宜長さの連結杆を張出し、該連結杆
    の張出端部に前記シャフトと平行する平行部材を連設し
    、該平行部材の端部側に線状ばねの一端を遊持させると
    ともに、前記シャフトにばねガイドをとりつけ該ばねガ
    イドに前記線状ばねの中間部を遊嵌し、当該線状ばねの
    他端部は前記連結杆の張出方向とは反対側位置における
    器具栓本体部に係着し、前記器具栓つまみの押圧力を前
    記線状ばねを介して前記シャフトに加えることを特徴と
    するガス器具における器具栓の押圧機構。
JP2984380U 1980-03-10 1980-03-10 ガス器具における器具栓の押圧機構 Expired JPS6030528Y2 (ja)

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JPS56133177U JPS56133177U (ja) 1981-10-08
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JPS56133177U (ja) 1981-10-08

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