JPS6030507Y2 - タイミングチエ−ンテンシヨナ - Google Patents

タイミングチエ−ンテンシヨナ

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Publication number
JPS6030507Y2
JPS6030507Y2 JP16614080U JP16614080U JPS6030507Y2 JP S6030507 Y2 JPS6030507 Y2 JP S6030507Y2 JP 16614080 U JP16614080 U JP 16614080U JP 16614080 U JP16614080 U JP 16614080U JP S6030507 Y2 JPS6030507 Y2 JP S6030507Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
timing chain
air
sleeve
working
working fluid
Prior art date
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Expired
Application number
JP16614080U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5789050U (ja
Inventor
力 萩野谷
直樹 辻
Original Assignee
株式会社椿本チエイン
トヨタ自動車株式会社
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社椿本チエイン, トヨタ自動車株式会社 filed Critical 株式会社椿本チエイン
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Publication of JPS5789050U publication Critical patent/JPS5789050U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は内燃機関において用いられるタイミングチェー
ンのテンショナ、特にテンショナの圧力作動液体中に混
入する空気を効果的に抽出して作動液体圧のみによる安
定した押圧力を得んとするものである。
従来、この種のテンショナにおいては、例えば特公昭4
6−28575号公報に記載されているような焼結合金
を抽気体としたもの、および実公昭47−1623号公
報記載のようにタイミングチェーンの押圧部材に作動液
体圧室と連通する抽気細孔を穿設したもの等が代表的抽
気装置として挙げられ、こらの公知例はいずれもタイミ
ングチェーン押圧部材とスリーブとが一体的に構成され
ている。
しかし、上記公知例の前者のもは抽気体が直接大気に開
放され、又はタイミングチェーン押圧部材に穿設した通
孔を介して大気に開放しており、常に大気に接している
ので圧力作動液体の流出或はタイミングチェーンの振動
に伴うスリーブの微摺動による空気の逆流等により安定
した押圧力を維持できず、また抽気体の細孔等に大気中
の塵埃等が付着して焼結合金の連続通気孔が閉塞されて
抽気の障害になる等多くの欠点を有し、公知例の後者は
微細孔の表面開口が直接タイミングチェーンの押圧面に
設けられ且つ大気に開放しているので、前者の公知例の
場合と同様に該微細孔が閉塞されて抽気機能を著しく低
下させる欠点を有している。
さらにまた、抽気装置として焼結合金又は微細孔に代え
て抽気通孔の作動液体圧室側に逆止弁を設けるものもあ
るが、該逆止弁装置とスリーブとの間に空気の溜り空間
が形成されて該空気の油気がなされない欠点がある。
本考案は上記のような欠点を除去したもので、以下図面
について本考案の実施例を説明すると、中空スリーブ1
を上下摺動自在に嵌装した作動液体圧室2と、該作動液
体圧室2に穿設し圧力液体源(図示せず)に接続した作
動圧力液体供給通路3と、該作動圧力液体供給通路3内
に嵌着し前記作動液体圧室2内に突出した中空弁座4と
、該弁座4の作動液体圧室2側の開口を開閉する球状逆
止弁5(板状逆止弁でも差支えない)と、該弁5の浮動
保持部材6と前記スリーブ1の上端開口内に嵌着し外周
に螺溝7を刻設した抽気体8と、前記スリーブ1を前記
作動液体圧室より突出させる方向に付勢するばね体9と
、を有するタイミングチェーンテンショナ10の作動液
体圧室2は、常に作動圧力液体供給通路3より逆止弁5
を介して流入する圧力液体によって満され、流入後の圧
力液体は逆止弁5により作動圧力液体供給通路3へ逆流
出しない。
スリーブ1の突出した上端開口は、タイミングチェーン
11に押接するシュ一部12を有しフレームに軸Aで回
動自在に枢着させたスリッパ13に形成したゴム等の弾
力部材14にばね体9で押圧閉塞され、タイミングチェ
ーン11に緩みが生じると、ばね体9はスリーブ1を更
に突出させ、スリーブ1の前記突出によって作動液体圧
室2の体積が増大して該室2内の圧力が低下すると、直
ちに作動圧力液体室2内に圧力作動液体が流入し、した
がって作動圧力液体室2には常に作動液体が充填されて
いる。
、そして、タイミングチェーンに何等かの原因で緊張力
が加わり、スリーブ1を反突出方向に押動する作用力が
負荷されても、逆止弁5の作用により作動液体圧室2よ
り作動液体が作動圧力液体供給通路3へ逆流出すること
はない。
すなわち、一般に云われるノンリターン型のテンショナ
である。
ところが、作動液体圧室2内の作動液体内に空気が混入
していると、空気は可圧縮流体であるので、スリーブ1
が反突出方向に押されたときには混入空気を圧縮して反
突出方向に移動しタイミングチェーンに振動を生ぜしめ
る大きな原因になっている。
そしてこの振動はタイミングチェーンの機能を著しく低
下させる。
そこで、本考案においては、スリーブ1内の上端部に嵌
着した抽気体8の外周に刻設した螺溝7が、圧力作動液
体内に気泡として混入している空気の上昇を円滑にスリ
ーブ1の上端方向へ誘導し、空気の混入に原因する振動
、すなわち、チェーンの緊張によりスリーブが反突出方
向に下動することにより螺溝内に誘導された空気が逆止
弁より流出を阻止されている圧力作動液体との間で圧縮
され、チェーンの緊張度の変動に応じた前記空気の圧縮
度により誘発される振動がチェーンに加わり、スリーブ
1の上端開口とスリッパの弾力部材14との閉塞押接面
に前記振動による隙間が生じたときに、前記混入空気が
該隙間より大気へ速やかに排出され、混入空気がすべて
排出されたときには、非圧縮性の作動液体のみによって
、スリーブ及び抽気体が支持されているから、前記振動
の原因はなくなり、したがって、スリーブ1の先端とス
リッパの弾力部材14との密着押接状態は維持され隙間
が生じることもないから、螺溝7から作動液体が流出し
たり、又は大気中の塵埃等の異物が螺溝を閉塞するおそ
れなく、混入空気を円滑且つ迅速に排出して空気混入に
よる振動の原因を速やかに除去して振動の発生を防止す
る。
なお、抽気体8の螺溝7の空気導入口を図に示す如く傾
斜面7′を形成すれば混入空気が効率よく螺溝7内に捕
集誘導することができるから、混入空気の排出は一層円
滑迅速になる。
以上の如く、本考案は作動液体中に混入している空気を
円滑且つ迅速に大気へ排出除去して速やかにタイミング
チェーンの振動を停止させ、振動停止層は、空気を排出
した螺溝の出口をスリッパの弾力部材によって閉じて空
気の逆流を防止するとともに、液体の流出を最少限に押
えることができるものである。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示す断面図である。 1・・・・・・スリーブ、2・・・・・・作動液体圧室
、3・・・・・・作動圧力液体供給通路、5・・・・・
・逆止弁、7・・・・・・螺溝、8・・・・・・抽気体
、9・・・・・・ばね体、11・・・・・・タイミング
チェーン、13・・・・・・スリッパ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. スリーブを上下摺動自在に嵌挿した作動液体圧室と、該
    作動液体圧室に逆止弁を介して開口した作動圧力液体供
    給通路と、前記スリーブの上端開口内に嵌着し外周に螺
    溝を刻設した抽気体と、該抽気体を嵌着した前記スリー
    ブの上端そ開口をタイミングチェーンに押接るスリッパ
    に形成した弾力部材に閉塞押圧付勢するばね体と、を有
    するタイミングチェーンテンショナ。
JP16614080U 1980-11-21 1980-11-21 タイミングチエ−ンテンシヨナ Expired JPS6030507Y2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP16614080U JPS6030507Y2 (ja) 1980-11-21 1980-11-21 タイミングチエ−ンテンシヨナ

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JP16614080U JPS6030507Y2 (ja) 1980-11-21 1980-11-21 タイミングチエ−ンテンシヨナ

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Publication Number Publication Date
JPS5789050U JPS5789050U (ja) 1982-06-01
JPS6030507Y2 true JPS6030507Y2 (ja) 1985-09-12

Family

ID=29524796

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JP16614080U Expired JPS6030507Y2 (ja) 1980-11-21 1980-11-21 タイミングチエ−ンテンシヨナ

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JPS5789050U (ja) 1982-06-01

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