JPS6030426Y2 - ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング - Google Patents

ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング

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Publication number
JPS6030426Y2
JPS6030426Y2 JP10396279U JP10396279U JPS6030426Y2 JP S6030426 Y2 JPS6030426 Y2 JP S6030426Y2 JP 10396279 U JP10396279 U JP 10396279U JP 10396279 U JP10396279 U JP 10396279U JP S6030426 Y2 JPS6030426 Y2 JP S6030426Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
rotor housing
egr
iron plate
pipe
piston engine
Prior art date
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Expired
Application number
JP10396279U
Other languages
English (en)
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JPS5622429U (ja
Inventor
準一 船本
Original Assignee
マツダ株式会社
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Publication date
Application filed by マツダ株式会社 filed Critical マツダ株式会社
Priority to JP10396279U priority Critical patent/JPS6030426Y2/ja
Publication of JPS5622429U publication Critical patent/JPS5622429U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) この考案は、ロータリピストンエンジンのロータハウジ
ングの構造に関するものである。
(従来技術) ロータリピストンエンジンのロータハウジング内部に、
例えば排気ガス還流装置(以下、EGR装置と略す。
)のEGR通路を形成する構造につき、本出願人が、実
願昭53−167295号(実公昭57−45378号
)(考案の名称10−タリピストンエンジンのEGR装
置ヨ)において、ロータハウジング内周面の形状に形成
された外表面に多数の掻き起こし突起を有する鉄板と、
該鉄板の外表面の円周方向に沿って固定したEGRパイ
プとを鋳造によりロータハウジングの母材(一般にはア
ルミニウム合金が用いられる。
)に鋳ぐるんで一体結合することにより、ロータハウジ
ング内部にEGR通路を生産性よく形成することができ
、よってEGRのための通路スペースをとらず、しかも
ロータハウジング内部の冷却水通路によるEGRガスの
冷却を効果的に行なうことができるようにしたものを提
案している。
かかる本出願人の先行技術において、鉄板の掻き起こし
突起とEGRパイプ(中空状通路部材)との間の間隙に
、ロータハウジングの母材の鋳込み時における溶湯の流
れ込みが悪いと、巣などが発生しやすいという問題があ
った。
(考案の目的) この考案は、かかるロータハウジングの構造の改良であ
って、ロータハウジングの母材の鋳込み時における上記
間隙への溶湯の流れ込みが容易かつ確実にすることを目
的そするものである。
(考案の構成) このため本考案は、ロータハウジングの内周面の形状に
形成され、かつ外表面に多数の掻き起こし突起を有する
鉄板と、該鉄板の掻き起こし突起との間に所定の間隙を
有するように長手方向に所定の間隔で配置したスペーサ
を介在して上記鉄板に固定される中空状通路部材とを、
鋳造により母材に鋳ぐるんで一体結合して構成したもの
である。
(考案の効果) この考案によれば、ロータハウジングの内周面を構成す
る鉄板の掻き起こし突起との間に、所定の間隙を確保し
て中空状通路部材を固定せしめるようにしたから、ロー
タハウジングの母材の鋳込み時における間隙への溶湯の
流れ込みが容易かつ確実となり、掻き起こし突起との間
に巣などが発生することがなくなって、母材に対する中
空状通路部材および鉄板の結合力を十分に確保できるよ
うになる。
また、巣などがないので中空状通路部材による冷却性が
向上するようになる。
(実施例) 以下、この考案の実施例を添付図面に従って詳細に説明
する。
第1図に示すように、1は、トロコイド状の内周面2a
を有するロータハウジング2と、その両側に配置されて
一体に固定されたサイドハウジング3,3とによって構
成されるケーシングである。
4は、ケーシング1内をその頂部をロータハウジング内
周面2aに摺接させながら遊星回転運動するロータであ
って、該ロータ4の回転によってケーシング1内を3つ
の作動室に画威し吸入、圧縮、爆発1、膨張および排出
の各行程が順次行なわれる。
6は吸気ポート5に連結された吸気管、7はロータ
ハウジング2にに開設された排気ポート、8は排気ポー
ト7に連結された排気管である。
9は点火プラグ、10は吸気管6内に配設された気化器
絞弁である。
上記ロータハウジング2において、11はロータハウジ
ング内周面2aの形状に形成された鉄板であって、その
内表面11aはロータハウジング内周面2aを構成する
一方、外表面11bにはロータハウジング2の鋳造時、
鉄板11がロータハウジング2の母材2b(アルミニウ
ム合金)と一体結合するように多数の掻き起こし突起1
2を有している。
上記ロータハウジング2の排気ポート7のややリーディ
ング側からそのコールドサイド(ロータハウジング2の
うち吸気が吸入される側の部分)の長軸付近までの範囲
には、一端開口部13aが排気管8内に開口し、他端開
口部13bが一端を吸気管6に連結した第2EGRパイ
プ14に連結可能なように開口する第1EGRパイプ1
3が、上記鉄板11の掻き起こし突起12との間に所定
の間隙を確保して固定されている。
第1EGRパイプ13は、第2図aおよび第3図に示す
ように、偏平に押しつぶした形状でなり、鉄板11の掻
き起こし突起12上に、長手方向に所定の間隔で配置し
た鉄製等の多数のスペーサ18上に沿わせてスペーサ1
8と共にろう付等で突起上に仮付して配置し、第2図す
および第3図に示すように、各スペーサ18の間に、所
定の間隙19 (1,5mm以上)を確保するようにし
ている。
すなわち、中空状通路部材13は、鉄板11の掻き起こ
し突起12との間に所定の間隔を有するように、中空状
通路部材13の長手方向に所定の間隔で配置したスペー
サ18を介在して、スペーサ1Bと共に鉄板11に仮付
けして固定されるものである。
そうして、上記鉄板11と第1EGRパイプ13とを、
ロータハウジング2の鋳造により、ロータハウジング2
のアルミニウム合金母材2bに鋳ぐるんで一体結合する
が、スペーサ18により、鋳込み時における間隙19へ
の溶湯の流れ込みが容易かつ確実に行なわれて、流れ込
み不良に起因する巣(空気層)が生じないので、母材に
対する第1EGRパイプ13および鉄板11の結合力が
確保されることになり、また、第1EGRパイプ13の
冷却性も向上する。
なお、鋳造時は、第1EGRパイプ13内に小径の鋼球
を充填しておき、第1EGRパイプ13が高圧鋳造時に
変形しないようにする。
かくして、上記第1EGRパイプ13および該第1EG
Rパイプ13の他端開口部13bに連結された第2EG
Rパイプ14によりEGR通路15が形成され、上記第
1EGRパイプ13の一端開口部13aより導入された
排気ガスを上記EGR通路15を介して吸気管6へ環流
するEGRシステムが構成される。
なお、16は、ロータハウジング2の内部に円周方向に
多数設けられた軸方向に貫通する冷却水通路であって、
該冷却水通路16内を流通する冷却水によりロータハウ
ジング2を適温に冷却するためのものであり、また17
は、上記第2EGRガス量を制御するEGRバルブであ
る。
従って、上記実施例においては、鉄板11の掻き起こし
突起12上に仮付けしたスペーサ18に沿って固定され
た第1EGRパイプ13が、鋳造によりロータハウジン
グ2のアルミニウム合金母材2bに巣などを発生するこ
となく鋳ぐるまれで一体結合されることにより、ロータ
ハウジング2内部に上記第1EGRパイプ13によるE
GR通路15が形成され、よってEGRのための通路を
ケーシング1外に設ける必要がなく、EGRのための通
路スペースの節減化を図ることができる。
また、上記第1EGRパイプ13内を流れるEGRガス
はロータハウジング2内部に設けた冷却水通路16を流
れる冷却水によて冷却されるため、冷却されたEGRガ
スが吸気管6に効率よく還流されてエンジン燃焼温度の
抑制に一層の低減化を図るとかできる。
また、この冷却によって、EGRパイプの耐久性を向上
させることができる。
上記実施例は、中空状通路部材として、EGR装置のE
GRパイプ13を例にとったが、冷却水通路用のパイプ
等にも適応できることは言うまでもない。
【図面の簡単な説明】
第1図はロータハウジングの縦断面図、第2図aは第1
図のA−A線(スペーサ部分)拡大断面図、第2図すは
第1図のB−B線(間隙部分)拡大断面図、第3図は第
1図の要部拡大図である。 1・・・・・・ケーシング、2・・・・・・ロータハウ
ジング、2a・・・・・・ロータハウジング内周面、2
b・・・・・・母材、3・・・・・・サイドハウジング
、4・・・・・・ロータ、11・・・・・・鉄板、ll
a・・・・・・内表面、llb・・・・・・外表面、1
2・・・・・・掻き起こし突起、13・・・・・・第1
EGRパイプ、18・・・・・・スペーサ、19・・・
・・・間11fj。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ロータハウジングの内周面の形状に形成され、かつ外表
    面に多数の掻き起こし突起を有する鉄板と、該鉄板の掻
    き起こし突起との間に所定の間隙を有するように長手方
    向に所定の間隔で配置したスペーサを介在して上記鉄板
    に固定される中空状通路部材とを、鋳造により母材に鋳
    ぐるんで一体結合したことを特徴とするロータリピスト
    ンエンジンのロータハウジング。
JP10396279U 1979-07-26 1979-07-26 ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング Expired JPS6030426Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10396279U JPS6030426Y2 (ja) 1979-07-26 1979-07-26 ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10396279U JPS6030426Y2 (ja) 1979-07-26 1979-07-26 ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5622429U JPS5622429U (ja) 1981-02-27
JPS6030426Y2 true JPS6030426Y2 (ja) 1985-09-12

Family

ID=29336663

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10396279U Expired JPS6030426Y2 (ja) 1979-07-26 1979-07-26 ロ−タリピストンエンジンのロ−タハウジング

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JP (1) JPS6030426Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102082003B1 (ko) * 2019-04-19 2020-02-26 송창호 복합 파이프 제조장치 및 제조방법

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR102082003B1 (ko) * 2019-04-19 2020-02-26 송창호 복합 파이프 제조장치 및 제조방법

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JPS5622429U (ja) 1981-02-27

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