JPS6030413Y2 - 多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置 - Google Patents
多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置Info
- Publication number
- JPS6030413Y2 JPS6030413Y2 JP7200779U JP7200779U JPS6030413Y2 JP S6030413 Y2 JPS6030413 Y2 JP S6030413Y2 JP 7200779 U JP7200779 U JP 7200779U JP 7200779 U JP7200779 U JP 7200779U JP S6030413 Y2 JPS6030413 Y2 JP S6030413Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- exhaust gas
- catalyst
- exhaust
- pipe
- gas introduction
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Exhaust Gas After Treatment (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は多気筒エンジンの触媒式排気ガ曳浄化装置に
関し、特に、触媒全体に排気ガスが均一に流通するよう
にし、触媒の部分的劣化を防止すると共に触媒の有効利
用による排気ガス浄化性能の向上を図るものである。
関し、特に、触媒全体に排気ガスが均一に流通するよう
にし、触媒の部分的劣化を防止すると共に触媒の有効利
用による排気ガス浄化性能の向上を図るものである。
従来、第１図に示す如く、モノリスあるいはペレット等
の触媒１をケーシング２内に緩衝材を介して配置し、該
ケーシング２の上端外壁に、触媒１の排気ガス導入面１
ａに対向する単一の排気ガス導入開口３を設け、該排気
ガス導入開口３に各気筒からの排気ガスを合流して導入
する排気ガス導入管４を接続するものが知られでいる。
の触媒１をケーシング２内に緩衝材を介して配置し、該
ケーシング２の上端外壁に、触媒１の排気ガス導入面１
ａに対向する単一の排気ガス導入開口３を設け、該排気
ガス導入開口３に各気筒からの排気ガスを合流して導入
する排気ガス導入管４を接続するものが知られでいる。
（例えば実公昭５２−３７６９６参照）かかるものにお
いては、排気ガス導入開口３が触媒１の排気ガス導入面
１ａの中央部のみ対向しており、かつ、排気ガス導入開
口３と同軸方向に排気ガス導入管４より排気ガスが矢印
で示す如く流入するため、排気ガスは触媒１の中央部分
のみを通り、触媒１の外周部分はデッドスペースとなる
。
いては、排気ガス導入開口３が触媒１の排気ガス導入面
１ａの中央部のみ対向しており、かつ、排気ガス導入開
口３と同軸方向に排気ガス導入管４より排気ガスが矢印
で示す如く流入するため、排気ガスは触媒１の中央部分
のみを通り、触媒１の外周部分はデッドスペースとなる
。
そのため、排気ガスが通る中央部分の触媒の耐久性が低
下し、浄化効率が悪くなる欠点があった。
下し、浄化効率が悪くなる欠点があった。
上記欠点を解消するものとして、従来、特開昭５４−１
５２７１０号公報に、一対のシェルより形成した筒状の
シェル内にモノリス触媒担体を保持し、該シェルの入口
室の複数個の排気管にそれぞれ接続する入口ポートをそ
の軸線が触媒室の軸芯に対して角度をなすように設け、
触媒室内に分岐管より流入方向を変えて排気ガスを導入
している触媒コンバータ装置が提案されている。
５２７１０号公報に、一対のシェルより形成した筒状の
シェル内にモノリス触媒担体を保持し、該シェルの入口
室の複数個の排気管にそれぞれ接続する入口ポートをそ
の軸線が触媒室の軸芯に対して角度をなすように設け、
触媒室内に分岐管より流入方向を変えて排気ガスを導入
している触媒コンバータ装置が提案されている。
しかしながら、該触媒コンバータ装置が適用される自動
車エンジンの排気系では、一方の排気管に排気ガスが連
続して流れた後に他方の排気管に連続して流れることと
なる。
車エンジンの排気系では、一方の排気管に排気ガスが連
続して流れた後に他方の排気管に連続して流れることと
なる。
この場合には、両方の排気管から流れる排気ガスがオー
バラップして衝突して真中部分に流れることは少くなり
、上記第１図に示す装置とは逆に、中央部分を通る排気
ガスが少くなり、排気ガスの流通量の多く外周部の触媒
の耐久性が低下して、浄化効率の悪くなる欠点がある。
バラップして衝突して真中部分に流れることは少くなり
、上記第１図に示す装置とは逆に、中央部分を通る排気
ガスが少くなり、排気ガスの流通量の多く外周部の触媒
の耐久性が低下して、浄化効率の悪くなる欠点がある。
この考案は上記した第１図に示す中央部分のみを通る場
合、および逆に特開昭５４−１５２７１０号公報の主と
して外周部分を通る場合等の排気ガスの流通の片寄りを
防止し、触媒全体に均等に排気ガスが流通するようにし
て、触媒の耐久性の向上および浄化効率の向上を図るも
のである。
合、および逆に特開昭５４−１５２７１０号公報の主と
して外周部分を通る場合等の排気ガスの流通の片寄りを
防止し、触媒全体に均等に排気ガスが流通するようにし
て、触媒の耐久性の向上および浄化効率の向上を図るも
のである。
即ち、本発明は、多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化
装置において、モノリスの触媒全体に排気ガスが均一に
流通するようにして、触媒の部分的劣化を防止すると共
に、触媒の有効利用による排気ガス浄化性能の向上を図
ることを目的とするものであり、該目的を遠戚するため
に下記構成とするものである。
装置において、モノリスの触媒全体に排気ガスが均一に
流通するようにして、触媒の部分的劣化を防止すると共
に、触媒の有効利用による排気ガス浄化性能の向上を図
ることを目的とするものであり、該目的を遠戚するため
に下記構成とするものである。
モノリス触媒の排気ガス導入面に対向する触媒ケーシン
グ外壁に単一の排気ガス導入口を設け、上記排気ガス導
入開口に取り付けた排気管取付フランジで、排気ガス導
入管のフランジに接続される触媒コンバータ装置を備え
てなる多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置におい
て、 上記排気ガス導入開口近傍の排気ガス導入管に、排気ガ
ス導入開口近傍で分岐して各々相違する方向に伸びる複
数の分岐管を設け、各分岐管に排気ガスの排出が連続し
ない気筒を接続したことを特徴とするものであり、上記
構成とし、特に、各分岐管に排気ガスの排出が連続しな
い気筒を接続したことにより、分岐管に交互に排気ガス
が排出され、これら分岐管から触媒の左右両側部に交互
に排気ガスが流入し、かつ、この排気ガスの流れはある
程度オーバラップし、このオーバラップした際に衝突す
る排気ガスが触媒の真中部分に流入することとなり、触
媒には時間的にも領域的にも全体として均一に排気ガス
を流すことができるものである。
グ外壁に単一の排気ガス導入口を設け、上記排気ガス導
入開口に取り付けた排気管取付フランジで、排気ガス導
入管のフランジに接続される触媒コンバータ装置を備え
てなる多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置におい
て、 上記排気ガス導入開口近傍の排気ガス導入管に、排気ガ
ス導入開口近傍で分岐して各々相違する方向に伸びる複
数の分岐管を設け、各分岐管に排気ガスの排出が連続し
ない気筒を接続したことを特徴とするものであり、上記
構成とし、特に、各分岐管に排気ガスの排出が連続しな
い気筒を接続したことにより、分岐管に交互に排気ガス
が排出され、これら分岐管から触媒の左右両側部に交互
に排気ガスが流入し、かつ、この排気ガスの流れはある
程度オーバラップし、このオーバラップした際に衝突す
る排気ガスが触媒の真中部分に流入することとなり、触
媒には時間的にも領域的にも全体として均一に排気ガス
を流すことができるものである。
多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置を提供するも
のである。
のである。
以下、この考案を第２図に示す実施例により詳細に説明
する。
する。
５は４気筒エンジンの排気管に介設するモノリス触媒コ
ンバータのケーシングであり、該ケーシング５は縦型筒
状で、その断面積の広い中央部５ａの内部に、モノリス
触媒６をその上下面外周縁に固着した取付枠８Ａ、８Ｂ
をケーシング内面に固着することにより配置し、かつ、
該モノリス触媒６の外周面とケーシング内周面と間に緩
衝材７を介装している。
ンバータのケーシングであり、該ケーシング５は縦型筒
状で、その断面積の広い中央部５ａの内部に、モノリス
触媒６をその上下面外周縁に固着した取付枠８Ａ、８Ｂ
をケーシング内面に固着することにより配置し、かつ、
該モノリス触媒６の外周面とケーシング内周面と間に緩
衝材７を介装している。
上記ケーシング５は、その上下外壁５ｂ、５ｃを内方に
向って傾斜させると共に、該傾斜面先端より上下方向へ
突出させ、上部に単一の排気ガス導入開口９を形成する
と共に、下部に排気ガス導出開口１０を形成し、両開口
９．１０に夫々排気管取付フランジ１１．１２を取付け
ている。
向って傾斜させると共に、該傾斜面先端より上下方向へ
突出させ、上部に単一の排気ガス導入開口９を形成する
と共に、下部に排気ガス導出開口１０を形成し、両開口
９．１０に夫々排気管取付フランジ１１．１２を取付け
ている。
上記排気ガス導入開口９はケーシング５の中央に配置し
た触媒６の排気ガス導入面６ａの中央部上方に対向して
位置している。
た触媒６の排気ガス導入面６ａの中央部上方に対向して
位置している。
１４は上記排気ガス導入開口１０に接続する排気ガス導
入管であり、その先端に取付けたフランジ１３を上記排
気管取付フランジ１１とボルト等で固定して連結するよ
うにしている。
入管であり、その先端に取付けたフランジ１３を上記排
気管取付フランジ１１とボルト等で固定して連結するよ
うにしている。
上記排気ガス導入管１４は図示の如く、排気ガス導入開
口９との接続部近傍即ち、フランジ１３取付部よりただ
ちに分岐して相違する方向に伸びる２つの分岐管１５．
１６を形成している。
口９との接続部近傍即ち、フランジ１３取付部よりただ
ちに分岐して相違する方向に伸びる２つの分岐管１５．
１６を形成している。
上記一方の分岐管１５は左側方向に向って傾斜して伸び
る一方、他方の分岐管１６は右側方向に向って傾斜して
伸び、両分枝管１５．１６との間に角度θをもたせてい
る。
る一方、他方の分岐管１６は右側方向に向って傾斜して
伸び、両分枝管１５．１６との間に角度θをもたせてい
る。
上記分岐管１５はエンジンの第１気筒Ｉと第４気筒■の
排気管と接続し、両気筒Ｉ、 ＩＶからの排気ガスを導
入し、ケーシング５の排気ガス導入開口９より触媒６内
へ図中矢印で示す如く右側方に向って排気ガスを流入さ
せる。
排気管と接続し、両気筒Ｉ、 ＩＶからの排気ガスを導
入し、ケーシング５の排気ガス導入開口９より触媒６内
へ図中矢印で示す如く右側方に向って排気ガスを流入さ
せる。
他方の分岐管１６は第２気筒■と第３気筒■の排気管と
接続し、両気筒■、■の排気ガスを排気ガス導入開口９
より触媒６内へ左側方に向って流入させる。
接続し、両気筒■、■の排気ガスを排気ガス導入開口９
より触媒６内へ左側方に向って流入させる。
ケーシング５の排気ガス導出開口１０側では、Ｗｌ気ガ
ス導出管１９のフランジ１８をフランジ１２にボルト等
で固定して接続している。
ス導出管１９のフランジ１８をフランジ１２にボルト等
で固定して接続している。
上記構成の装置においては、エンジンの気筒Ｉ、 ｎ、
ｍ、 ｒｖから排気ガスが気筒Ｉ−Ｉ［１−ＩＶ−■
の順序で排出され、よって、まず、排気ガス導入管１４
の分岐管１５より気筒■からの排気ガスがケーシング５
内に導入され１、該排気ガスは触媒６の右側部に流入す
る。
ｍ、 ｒｖから排気ガスが気筒Ｉ−Ｉ［１−ＩＶ−■
の順序で排出され、よって、まず、排気ガス導入管１４
の分岐管１５より気筒■からの排気ガスがケーシング５
内に導入され１、該排気ガスは触媒６の右側部に流入す
る。
ついで、気筒■の排気ガスが分岐管１６から導入され触
媒６の左側部に流入する。
媒６の左側部に流入する。
その後、気筒■から分岐管１５を通して触媒６の右側部
に流入し、ついで、気筒■から分岐管１６を通して触媒
６の左側部に流入する。
に流入し、ついで、気筒■から分岐管１６を通して触媒
６の左側部に流入する。
以後、繰返され、分岐管１４および分岐管１５には、夫
々連続して気筒より排気ガスが排出されず、分岐管１４
と１５に交互に排気ガスが排出され、触媒６の左右側部
に交互に排気ガスが流入し、かつ、この排気ガスの流れ
はある程度オーバーラツプし、このオーバーラツプした
際に衝突する排気ガスは触媒６の真中部分に流入する。
々連続して気筒より排気ガスが排出されず、分岐管１４
と１５に交互に排気ガスが排出され、触媒６の左右側部
に交互に排気ガスが流入し、かつ、この排気ガスの流れ
はある程度オーバーラツプし、このオーバーラツプした
際に衝突する排気ガスは触媒６の真中部分に流入する。
上記実施例においては、排気ガス導入管の分岐管を２本
としているが、これに限定されるものではない。
としているが、これに限定されるものではない。
但し、２本より多く分岐させるとスペース上の問題が生
じる憧れはある。
じる憧れはある。
このように、本考案の装置によれば、各分岐管に排気ガ
スの排出が連続しない気筒を接続したことにより、分岐
管に交互に排気ガスが排出され、これら分岐管から触媒
の左右両側部に交互に排気ガスが流入し、かつ、この排
気ガスの流れはある程度オーバラップし、このオーバラ
ップした際に衝突する排気ガスが触媒の真中部分に流入
することとなり、触媒には時間的にも領域的にも全体と
して均一に排気ガスを流すことができ、よって、触媒中
には全体にわたって排気ガスが均一に流れ、部分的な劣
化が防止できると共に、触媒全体が有効に利用され、浄
化性能が向上するものである。
スの排出が連続しない気筒を接続したことにより、分岐
管に交互に排気ガスが排出され、これら分岐管から触媒
の左右両側部に交互に排気ガスが流入し、かつ、この排
気ガスの流れはある程度オーバラップし、このオーバラ
ップした際に衝突する排気ガスが触媒の真中部分に流入
することとなり、触媒には時間的にも領域的にも全体と
して均一に排気ガスを流すことができ、よって、触媒中
には全体にわたって排気ガスが均一に流れ、部分的な劣
化が防止できると共に、触媒全体が有効に利用され、浄
化性能が向上するものである。
第１図は従来例を示す一部断面図、第２図はこの考案の
一実施例を示す断面図である。 ５・・・・・・ケーシング、６・・・・・・モノリス触
媒、９・・・・・・排気ガス導入開口、１４・・・・・
・排気ガス導入管、１５．１６・・・・・・分岐管、Ｉ
、 ｎ、 ＩＩＩ、 ＩＶ・・・・・・気筒。
一実施例を示す断面図である。 ５・・・・・・ケーシング、６・・・・・・モノリス触
媒、９・・・・・・排気ガス導入開口、１４・・・・・
・排気ガス導入管、１５．１６・・・・・・分岐管、Ｉ
、 ｎ、 ＩＩＩ、 ＩＶ・・・・・・気筒。
Claims (1)
- 【実用新案登録請求の範囲】 モノリス触媒の排気ガス導入面に対向する触媒ケーシン
グ外壁に単一の排気ガス導入口を設け、上記排気ガス導
入開口に取り付けた排気管取付フランジで排気ガス導入
管のフランジに接続される触媒コンバータを備えてなる
多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置において、 上記排気ガス導入開口近傍の排気ガス導入管に、排気ガ
ス導入開口近傍で分岐して各々相違する方向に伸びる複
数の分岐管を設け、各分岐管に排気ガスの排出が連続し
ない気筒を接続したことを特徴とする多気筒エンジンの
触媒式排気ガス浄化装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7200779U JPS6030413Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7200779U JPS6030413Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS55172614U JPS55172614U (ja) | 1980-12-11 |
| JPS6030413Y2 true JPS6030413Y2 (ja) | 1985-09-12 |
Family
ID=29305683
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7200779U Expired JPS6030413Y2 (ja) | 1979-05-28 | 1979-05-28 | 多気筒エンジンの触媒式排気ガス浄化装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS6030413Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS58161118U (ja) * | 1982-04-20 | 1983-10-27 | トヨタ自動車株式会社 | 排気浄化装置 |
-
1979
- 1979-05-28 JP JP7200779U patent/JPS6030413Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS55172614U (ja) | 1980-12-11 |
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