JPS63973Y2 - - Google Patents

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JPS63973Y2
JPS63973Y2 JP1981153743U JP15374381U JPS63973Y2 JP S63973 Y2 JPS63973 Y2 JP S63973Y2 JP 1981153743 U JP1981153743 U JP 1981153743U JP 15374381 U JP15374381 U JP 15374381U JP S63973 Y2 JPS63973 Y2 JP S63973Y2
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JP
Japan
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exhaust
exhaust gas
catalytic converter
center line
cylinder
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JP1981153743U
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JPS5857521U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、触媒コンバータを備えた3気筒エン
ジンの排気装置に関するものである。
従来より、多気筒エンジンにおいてエンジンか
ら放出される排気ガスの浄化を行う触媒コンバー
タを、各気筒の排気マニホールドが集合する集合
部の直下流に直結して、高温の排気ガスを冷さず
に直ちに触媒コンバータに流入せしめて、触媒の
暖機を促進することにより、触媒浄化性能の向上
を図るようにすることは知られている。
ところで、このように高温排気ガスを触媒コン
バータに直ちに流入させる場合、排気ガスの触媒
への分散性が悪いと、触媒が部分的に高温とな
り、その結果、触媒にクラツクが発生したり、触
媒が部分的に劣化するという問題が生じる。
しかるに、例えば4気筒エンジンにおいては、
4本の排気マニホールドがクランク軸線と直交す
る触媒コンバータの中心線に対して対称構造とな
るため、触媒への排気ガスの分配性はさほど問題
はないが、3気筒エンジンの場合には、排気マニ
ホールドが3本であるが故に上記中心線に対して
非対称構造となり、触媒への排気ガスの分配性を
良くすることが難しい。
そのため、従来、例えば特開昭53−141814号公
報に開示されているように、3気筒エンジンにお
いて2本の排気マニホールドからの排気ガス流を
触媒コンバータ直上流で直角に衝突させて、混合
性および分配性を改善するようにしたものが提案
されているが、残り1本の排気マニホールドから
の排気ガス流については何ら考慮されておらず、
全体としての触媒への排気ガスの分配性は良好と
は言えないものであつた。
また、触媒コンバータを配置する場合、エンジ
ンのクランク軸方向の端部はクランク軸により駆
動されるオルタネータやウオータポンプ等の補機
類が配置されており、配置位置の制約を受けるこ
とになる。一方、3気筒エンジンにおいて、触媒
コンバータへの排気ガスの分配性を考慮した場
合、触媒コンバータの軸心に対して120度の等間
隔で排気マニホールドを触媒コンバータに接続す
ればよいことになる。しかし、このように排気マ
ニホールドを接続すると、排気マニホールドが大
きく張り出すことになり、エンジンルーム内に上
手に搭載できないという問題がある。
本考案は斯かる点に鑑みてなされたものであ
り、上記のような直結型触媒コンバータを備えた
3気筒エンジンにおいて、上記触媒コンバータを
エンジンのクランク軸方向の一端側に片寄せて配
置し、上記クランク軸線と直交する触媒コンバー
タの中心線によつて分割される排気マニホールド
の集合部の一方に、上記触媒コンバータから最も
離れた気筒と中央の気筒の各排気マニホールドか
らの排気ガス流が互いに略平行にかつ上記中心線
と略直交して流入するように該各排気マニホール
ドを上記中心線方向に並設して開口させ、かつ集
合部の他方に、残り1本の排気マニホールドから
の排気ガス流が上記中心線と略平行に流入するよ
うに該排気マニホールドを開口させるようにする
ことにより、上記集合部の一方の半部分は2本の
排気マニホールドからの平行排気ガス流の大部分
によつて賄い、他方の半部分は1本の排気マニホ
ールドからの排気ガス流および該排気ガス流によ
つて誘引される上記平行排気ガス流の一部分によ
つて賄い、全体として触媒へ排気ガスを分配性良
く流入せしめることができ、よつて触媒の劣化等
を防止できるようにした3気筒エンジンの排気装
置を提供せんとするものである。
以下、本考案を図面に示す実施例に基づいて詳
細に説明する。
第1図および第2図において、1は第1〜第3
気筒1a〜1cが縦列状に配設された3気筒エン
ジンであつて、各気筒1a〜1cには各々排気ポ
ート2a〜2cを介して第1〜第3排気マニホー
ルド3a〜3cが接続され、該各排気マニホール
ド3a〜3cはその下流において集合部4に集合
されており、該集合部4の直下流にはモノリス触
媒5aを収容した触媒コンバータ5がエンジン1
の近傍でクランク軸方向の一端側に片寄つて配置
されて上下方向に接続され、さらに該触媒コンバ
ータ5の下流には排気管6が接続されている。以
上により、第1〜第3気筒1a〜1cから排出さ
れた高温の排気ガスを第1〜第3排気ポート2a
〜2c、第1〜第3排気マニホールド3a〜3c
および集合部4を介して触媒コンバータ5に直ち
に流入せしめて、該触媒コンバータ5の暖機を促
進することにより、触媒浄化性能を向上させ、排
気ガスを良好に浄化するようにしたいわゆる直結
型触媒コンバータシステムを構成している。尚、
7は排気弁、8は全気筒1a〜1cからの排気ガ
スの成分濃度を検出するために集合部4に臨設さ
れたO2センサである。
そして、本考案の特徴として、上記第1および
第2排気マニホールド3a,3bは、3気筒エン
ジン1のクランク軸線lと直交する触媒コンバー
タ5の中心線pによつて分割される集合部4の一
方の半部分4a(第2図では左側半部分)に対し、
触媒コンバータ5から最も離れた第1気筒1aの
第1排気マニホールド3aからの排気ガス流と中
央の第2気筒1bの第2排気マニホールド3bか
らの排気ガス流が略平行にかつ上記中心線pと略
直交して流入するように、上記中心線p方向に並
設して開口している。また、第3排気マニホール
ド3cは、上記集合部4の他方の半部分4b(第
2図では右側半部分)に対し、該第3排気マニホ
ールド3cからの排気ガス流が上記中心線pと略
平行に流入するように開口している。
また、上記O2センサ8は、集合部4において
各排気マニホールド3a〜3cからの排気ガス流
の混合中心、つまり触媒コンバータ5の軸心より
上記中心線pと略平行に他方半部分4b側へ若干
オフセツトした位置に配置されている。
次に、上記実施例の作用について説明すれば、
第1および第2気筒1a,1bから排出された第
1および第2排気マニホールド3a,3bからの
排気ガス流は、3気筒エンジン1のクランク軸線
lと直交する触媒コンバータ5の中心線pによつ
て分割される集合部4の一方の半部分4aに略平
行に流入するので、その大部分によつて該一方の
半部分4aには排気ガスが均一に供給され、しか
る後、下方の触媒コンバータ5に向かつて流下す
る。一方、第3気筒1cから排出された第3排気
マニホールド3cからの排気ガス流は、上記集合
部4の他方の半部分4bに上記中心線pと略平行
に流入するので、該他方の半部分4bには、上記
第3排気マニホールド3cの排気ガス流、および
該排気ガス流によつて誘引されたり、慣性作用に
より衝突する上記第1および第2排気マニホール
ド3a,3bからの平行排気ガス流の一部分によ
つて排気ガスが均一に供給され、しかる後、下方
の触媒コンバータ5に向かつて流下する。従つ
て、全体として、集合部4全域には排気ガスが均
一に分散供給されて触媒コンバータ5に流入する
ことになり、よつて、触媒5aへの排気ガスの分
配性が良好なものとなり、触媒5aの劣化等を生
じることがなく、排気ガスを長期間に亘つて良好
に浄化することができる。
また、集合部4において第1および第2排気マ
ニホールド3a,3bからの平行排気ガス流と第
3排気マニホールド3cからの排気ガス流とが略
直交して衝突するので、各排気マニホールド3a
〜3cからの排気ガスが良好にミキシングされ、
この混合中心にO2センサ8を配設したことによ
り、全気筒1a〜1cからの排気ガスの平均成分
濃度が検出されることになり、O2センサ8によ
るエンジン1の排気ガス成分濃度の検出を正確に
行うことができる。
以上の如く、本考案によれば、直結型触媒コン
バータを備えた3気筒エンジンにおいて、上記触
媒コンバータをエンジンのクランク軸方向の一端
側に片寄せて配置し、上記クランク軸線と直交す
る触媒コンバータの中心線によつて分割される各
排気マニホールドの集合部の一方に、上記触媒コ
ンバータから最も離れた気筒と中央の気筒の各排
気マニホールドからの排気ガス流が互いに略平行
にかつ上記中心線と略直交して流入させ、かつ集
合部の他方に、残り1本の排気マニホールドから
の排気ガス流を上記中心線と略平行に流入させた
ので、触媒への排気ガスの分配性を向上させるこ
とができ、よつて触媒の劣化等を防止して良好な
触媒浄化性能を長期間維持することができるもの
である。また、排気マニホールド及び触媒コンバ
ータを他の部品と干渉することなくコンパクトに
収納することができる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の実施例を示し、第1図は縦断面
図、第2図は第1図の−線における断面図で
ある。 1……3気筒エンジン、3a〜3c……第1〜
第3排気マニホールド、4……集合部、4a……
一方の半部分、4b……他方の半部分、5……触
媒コンバータ、l……クランク軸線、p……クラ
ンク軸線と直交する触媒コンバータの中心線。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 各気筒の排気マニホールドを集合させ、該集合
    部の直下流に触媒コンバータを備えた3気筒エン
    ジンの排気装置において、上記触媒コンバータを
    エンジンのクランク軸方向の一端側に片寄せて配
    置し、上記クランク軸線と直交する上記触媒コン
    バータの中心線によつて分割される集合部の一方
    に、上記触媒コンバータから最も離れた気筒と中
    央の気筒の各排気マニホールドからの排気ガス流
    が互いに略平行にかつ上記中心線と略直交して流
    入するように該各排気マニホールドを上記中心線
    方向に並設して開口され、かつ集合部の他方に、
    残り1本の排気マニホールドからの排気ガス流が
    上記中心線と略平行に流入するように該排気マニ
    ホールドを開口させたことを特徴とする3気筒エ
    ンジンの排気装置。
JP15374381U 1981-10-15 1981-10-15 3気筒エンジンの排気装置 Granted JPS5857521U (ja)

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JPS5857521U JPS5857521U (ja) 1983-04-19
JPS63973Y2 true JPS63973Y2 (ja) 1988-01-12

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Families Citing this family (1)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2024048248A (ja) * 2022-09-27 2024-04-08 本田技研工業株式会社 内燃機関の排気装置

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JPS549137U (ja) * 1977-06-22 1979-01-22

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