JPS6030370A - プリンタ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （技術分野） 本発明はプリンタに関し、特に、使用する記録紙に応じ
て印字ヘッドの移動速度を切換えるプリンタに関するも
のである。

（従来技術） 従来のプリンタ、特にサーマルプリンタは低騒音のノン
インパクトプリンタであること、およびその機構、駆動
電気回路が極めて簡単であり、プリンタを小形かつ軽量
に構成できることから、事務所や家庭において使用され
る中低速のプリンタとして、例えば、電子式卓上計算器
、タイプライタ、ワードプロセッサ、ファクシミリ等に
用いられ、近年急速に普及してきた。

更に、記録媒体と使用される感熱紙にもプリンタととも
に改良が加えられており、現在では感熱紙の記録面の裏
側にカーボンを塗布した感熱紙（感熱式複写用紙）があ
る。そして、普通紙の上にその感熱式複写用紙を重ねる
ことにより、感熱紙に対して記録を行うのと同時に普通
紙にも複写、いわゆる熱転写するようにした感熱式プリ
ンタも現われて来た。

しかしながら、この種サーマルプリンタは木質的に、記
録媒体の熱伝導性を利用したプリンタであるので、印刷
速度は使用する記録媒体に強く依存している。従って、
普通紙に対して熱転写が完了するまで、印字ヘッドを同
一位置に停止させておく必要がある。

第１図は従来のこの種サーマルプリンタを示す。ここで
、１は制御部であり、以下の各部を制御する。Ｌｌは印
刷パターンのデータ用のラッチ。

２は感熱紙にパターンを印刷するサーマルヘッド（ＴＰ
Ｈ）　、　１：１１はサーマルヘッド２に電流を供給す
るドライバ、３はサーマルヘッド２に通電する時間を決
定するタイミング制御回路である。旧はサーマルヘッド
２を搭載したキャリッジを移動させるパルスモータ、Ｄ
２はパルスモータ旧を駆動するドライバ、ＳＲＩはパル
スモータＭ１の位相制御に用いるシフトレジスタである
。ＴＭＲ１はパルスモータ旧の駆動周期を決定するタイ
マ、Ｌ２はラッチ、４はタイマＴＭＲ１に設定する駆動
周期の情報を格納する読出し専用メモリ（ＲＯＭ）であ
る。

Ｍ２は紙送りに用いるトラクタまたはプラテン等を駆動
するパルスモータ、Ｄ３はパルスモータＭ２を駆動する
ドライバ、ＳＲ２はパルスモータＭ２の位相制御に用い
るシフトレジスタ、７ＭＲ２はパルスモータＭ２の駆動
周期を決定するタイマである。また、ＦＢはキャリッジ
の位置などを検出する回路およびスイッチ類である。

このように、従来のサーマルプリンタにおいては、キャ
リッジを駆動するパルスモータ旧の周期を、唯一のＲＯ
Ｍ　４に予め格納された固定定数を用いて決定していた
ので、駆動周期の組合せを選択する余地は無く、印刷速
度を最も遅くする必要のある感熱式複写用紙に合せてキ
ャリッジ駆動周期を決定していた。

従って、従来のこの種サーマルプリンタにおいては、普
通の感熱紙に対しても、感熱式複写用紙と同一の駆動周
期で印刷が行われるので、印刷速度の高速度化を図るこ
とが困難であるという問題点があった。

（目　的） 本発明の目的は、かかる従来の問題点を除去し、使用す
る記録媒体の種類に応じて最適の印刷速度を選択できる
ようにすることにより、効率よく印刷を行うことができ
るプリンタを提供することにある。

（実　施　例） 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。

第２図は本発明プリンタの構成の一例を示し、ここで従
来と同様に構成できる部分については、対応個所に同一
符号を付してその説明は省略する。

５および６はタイマＴＭＲ１に設定する駆動周期の情報
を格納したＲＯＭであり、例えば、ＲＯＭ５は感熱式複
写用紙に対して印刷を行う場合の駆動周期、すなわち、
低速度で印刷を行う場合の駆動周期の情報を格納し、Ｒ
ＯＭ８は普通の感熱紙に対して印刷を行う場合の駆動周
期、すなわち、高速度で印刷を行い得る場合の駆動周期
の情報を格納する。

ＳＷはスイッ≠であり、使用する用紙の種類に応じてＲ
ＯＭ５側またはＲＯＭＢ側に切換えることにより、駆動
周期の情報のいずれか一方が選択され、ラッチＬ２に保
持される。そして、その選択された情報がタイマＴＭＲ
Ｉにプリセットされて、タイマＴＭＲＩが出力するクロ
ック信号ＣＬＫの周期Ｔｎが決定される。

なお、１０はタイマＴＭＲ１が出力するクロック信号Ｃ
ＬＫをシフトレジスタＳＲＩに供給する信号線、１１は
シフトレジスタＳＲＩのシフト方向、すなわち、キャリ
ッジの移動方向を選択する信号線である。

次に第３図を用いて、本発明プリンタの印刷の動作を制
御するプログラムの手順の一例を説明する。

電源が投入されると、制御部ｌは、ステップＳｌにて、
パルスモータＭｌを駆動してキャリッジをホーム位置に
向けて移動させるとともに、回路およびスイッチ類ＦＢ
によりキャリッジの位置を検知する。そして、ステップ
Ｓ２にてキャリッジがホーム位置まで移動したことを検
出すると、その位置でキャリッジを停止させ、ステップ
Ｓ３にて印刷開始指令が来るまで待機する。

制御部１はステ・ンプＳ４にて印刷データがそろうと印
刷を開始する。印刷に際し、制御部１はパルスモータ旧
の励磁相を一相ずつシフトさせて、キャリッジを移動さ
せ、その印刷位置を定める。

その印刷位置においてタイミング制御回路３によりドラ
イバＤ１に通電し、ラッチＬｌに保持された印刷データ
に対応した印刷パターンをサーマルヘッド２上に形成す
る。

このときキャリッジを移動させるパルスモータＭ１、例
えば、４相励磁のパルスモータＭ１は第４図に示すよう
に駆動される。ここで、Ａ、Ａ、Ｂ、およびＢはパルス
モータ旧の励磁相、ＣＬＫは各相の励磁をシフトさせる
クロック信号であり、第２図示のタイマＴＭＲ１から出
力される。

印刷用紙の種類によって切り換えられたスイッチＳＷに
よりＲＯＭ５またはＲＯＭ［ｌのいずれか一方が選択さ
れいるとき、制御部１がパルスモータ旧を起動するシー
ケンスに応じて、ステップＳ５にてＲＯＭ５またはＲＯ
ＭＢのアドレスを指定することにより選択された側のＲ
ＯＭ５またはＲＯＭＢ内に格納された駆動周期のデータ
がラッチＬ２にセットされる。このデータがタイマＴＭ
Ｒ１にプリセットされ、ステップＳ６にてタイマＴＭＲ
１が出力するクロック信号Ｃ１，にの周期Ｔｎが決定さ
れる。このクロック信号ＣＬＫが、信号線１０を介して
シフトレジスタＳＲＩに対してのシフトクロックとして
供給され、ステップＳ７にてシフトレジスタＳＲＩが駆
動される。そして、このシフトレジスタＳＲＩの出力信
号がドライバＤ２を介してパルスモータ旧に供給され、
ステップＳ８にてパルスモータＭ１が駆動される。

従って、スイッチＳＷを用いて選択したＲＯＭ５あるい
はＲＯＭＢの出力データにより決定された駆動周期に応
じて、パルスモータ旧を駆動すること、すな感熱紙に印
字を行う場合について説明したがインクリボンを用いて
サーマルヘッドの熱により普通紙に印字する場合におい
てもＲＯＭ５またはＲＯＭＥｉにキャリッジの駆動速度
に関連するデータを格納しておくことによって、スイッ
チ聞の切換えにより最適な印字速度を選択することがで
きる。

（効　果） 以上説明してきように、本発明によれば、印字ヘッドの
駆動速度に関連するデータを、印刷用紙の種類に応じて
格納する記憶手段を複数備え、使用する印刷用紙に応じ
てそれら記憶手段に記憶されている駆動速度を選択でき
るようにしたので、プリンタによる印刷の高効率化を達
成することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の感熱式プリンタの構成の一例を示すブロ
ック図、 第２図は本発明感熱式プリンタの構成の一例を示すブロ
ック図、 第３図はその印刷動作を制御するプログラムの手順の一
例を示すフローチャート、 第４図はキャリッジ駆動用パルスモータの駆動状態を説
明するタイミングチャートである。 ｌ・・・制御部。 ２・・・サーマルヘッド（ＴＰ）ｌ）、３・・・タイミ
ング制御回路、 ４・・・ＲＯＭ、 Ｌｌ、Ｌ２・・・ラッチ、 ＤＩ、Ｉ］２．Ｄ３・・・ドライバ、 ＳＲ１、ＳＲ２・・・シフトレジスタ、ＴＭＲＩ、７Ｍ
Ｒ２・・・タイマ（ＴＭＲ）　。 Ｍｌ、Ｍ２・・・パルスモータ、 ＦＢ・・・回路およびスイッチ類、 ５．６・・・ＲＯＭ、 ＳＷ・・・スイッチ。 特許出願人　キャノン株式会社

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 記録媒体に印刷を行う印字ヘッドを移動させる駆動手段
   と、該駆動手段の駆動速度を設定する速度設定手段と、
   前記記録媒体の種類の応じて駆動速度の情報を複数種馬
   記憶する記憶手段と、前記記録媒体の種類に応じて前記
   記憶手段”ｌｋ”％％’Ｑに格納された前記５勧速度の
   情報を選択し、当該選択された駆動速度の情報を前記速
   度設定手段に対して供給する速度切換え手段とを具えた
   ことを特徴とするプリンタ。 （以下、余白）