JP2008286166A - 断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置 - Google Patents

断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2008286166A
JP2008286166A JP2007134161A JP2007134161A JP2008286166A JP 2008286166 A JP2008286166 A JP 2008286166A JP 2007134161 A JP2007134161 A JP 2007134161A JP 2007134161 A JP2007134161 A JP 2007134161A JP 2008286166 A JP2008286166 A JP 2008286166A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
heater
energization
glow plug
heater lead
detection
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2007134161A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4843560B2 (ja
Inventor
Tatsunori Yamada
達範 山田
Yuichi Yamada
裕一 山田
Keisuke Fukuda
圭介 服田
Masayoshi Matsui
正好 松井
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Niterra Co Ltd
Original Assignee
NGK Spark Plug Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NGK Spark Plug Co Ltd filed Critical NGK Spark Plug Co Ltd
Priority to JP2007134161A priority Critical patent/JP4843560B2/ja
Publication of JP2008286166A publication Critical patent/JP2008286166A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4843560B2 publication Critical patent/JP4843560B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F02COMBUSTION ENGINES; HOT-GAS OR COMBUSTION-PRODUCT ENGINE PLANTS
    • F02PIGNITION, OTHER THAN COMPRESSION IGNITION, FOR INTERNAL-COMBUSTION ENGINES; TESTING OF IGNITION TIMING IN COMPRESSION-IGNITION ENGINES
    • F02P19/00Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition
    • F02P19/02Incandescent ignition, e.g. during starting of internal combustion engines; Combination of incandescent and spark ignition electric, e.g. layout of circuits of apparatus having glowing plugs
    • F02P19/027Safety devices, e.g. for diagnosing the glow plugs or the related circuits

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Combustion & Propulsion (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Control Of Resistance Heating (AREA)

Abstract

【課題】 ヒータに通電するヒータリード線を複数有するグロープラグ等に通電する場合の、ヒータリード線の断線検知機能を備えた断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置を提供する。
【解決手段】 GCU10は、一部通電回路42A等を有するグロープラグ通電制御装置40及び断線検知回路60を備える。断線検知回路60は、グロープラグ20のヒータ21に並列に接続するヒータリード線23A,23B,23Cについて、一部通電回路42Aによりヒータリード線23Aを通じて電流を流しているヒータ21のうち、このヒータ21の一端21Nに生じるヒータ一端側電位Vhを、ヒータリード線23A以外のヒータリード線23B,23Cを通じて検知することにより、これらの断線の有無を検知する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、グロープラグのヒータに、複数のヒータリード線を通じて通電するグロープラグ通電システムにおいて、ヒータリード線の断線の有無を検知する断線検知機能を備えた断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置に関する。
一般にディーゼルエンジンでは、外気の温度が低く冷えた状態になると、シリンダ内の空気を圧縮してもシリンダ内の温度が燃料着火温度まで達しないことがある。このため、ディーゼルエンジンを搭載する自動車等では、グロープラグによりシリンダ内の空気を高温に加熱して、エンジンの始動補助を行っている。具体的には、1本のヒータリード線を通じてグロープラグのヒータに通電し、このヒータを発熱させている。上述の自動車等の中には、このようなグロープラグ通電システムにおけるグロープラグのヒータ及びヒータリード線等について、断線の有無を検知するグロープラグ断線検知装置を搭載することがある。(例えば、特許文献1参照)。
特開平4−81578号公報
この特許文献1には、グロープラグに1本のヒータリード線を接続して、電源からの通電を行うにあたり、通電スイッチ手段(例えば、FET等のスイッチ素子)1つを用いて、1つのグロープラグを通電制御するグロープラグ通電制御システムが記載されている。さらに、グロープラグのヒータ及び1本のヒータリード線についての断線検知が可能なグロープラグ断線検知装置が開示されている。
しかしながら、グロープラグの構造上、複数のヒータリード線を用いてヒータに通電するため、ヒータリード線を複数延出させた構造のグロープラグにせざるを得ない場合がある。あるいは、電流容量の小さなスイッチ素子を複数用いることにより、電流容量の大きなスイッチ素子を1つ用いて、グロープラグの通電制御を行う場合よりも安価になるため、複数のヒータリード線を用いたい場合もある。
複数のヒータリード線を有するグロープラグでは、あるいは、グロープラグの通電端子に複数のヒータリード線を接続する場合には、複数のヒータリード線の一部が断線する場合があり得る。この場合、たとえ一部のヒータリード線が断線した場合でも、他のヒータリード線によって、電源とヒータとの通電が行われるので、グロープラグ(ヒータ)への通電を一応確保することができる。
ところが、断線したヒータリード線が存在している分、残りのヒータリード線による抵抗が高くなるので、グロープラグ(ヒータ)における発熱が適切に行い得ない虞が生じる。また一方で、残りのヒータリード線を流れる電流が増加するため、このヒータリード線が発熱し易く、ヒータリード線の被覆の劣化、溶損や更なる断線を生じる虞もある。
本発明は、かかる現状に鑑みてなされたものであって、ヒータに通電するヒータリード線を複数有するグロープラグに通電するのに、あるいは、グロープラグのヒータの通電端子に並列に接続した複数のヒータリード線を通じてヒータに通電する場合のグロープラグ通電制御装置において、ヒータリード線の断線検知機能を備えた断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置を提供することを目的とする。
その解決手段は、通電によって発熱するヒータ及び上記ヒータの一端に電気的に並列に接続する複数のヒータリード線を有するグロープラグに、または、通電によって発熱するヒータ及び上記ヒータの一端に電気的に接続する通電端子を有するグロープラグ、並びに、上記通電端子に電気的に並列に接続する複数のヒータリード線に、適用して、上記グロープラグの上記ヒータに、電源から上記複数のヒータリード線を通じて流す電流を、上記ヒータリード線毎に断続する複数の通電スイッチ手段、を備えるグロープラグ通電制御装置であって、上記複数の通電スイッチ手段のうち一部の通電スイッチ手段のみをオンさせて、上記電源から、上記複数のヒータリード線のうち、上記一部の通電スイッチ手段に接続する一部のヒータリード線を通じて、上記グロープラグの上記ヒータに電流を流す一部通電手段と、上記一部通電手段によって電流を流している上記ヒータのうち、このヒータの上記一端に生じる電位を、上記複数のヒータリード線のうち、上記一部のヒータリード線以外のヒータリード線を通じて検知することにより、上記複数のヒータリード線について、断線の有無を検知する断線検知手段と、を備える断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置である。
本発明の断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置では、一部通電手段と断線検知手段とを備えているので、複数のヒータリード線について、断線の検知をすることができる。
しかも、一部通電手段は、このグロープラグ通電制御装置が備える複数の通電スイッチ手段のうち、「一部の通電スイッチ手段」のみをオンするようにすることで実現できる。また、断線検知手段では、ヒータの一端に生じる電位を、「一部のヒータリード線」以外のヒータリード線(以下、「他のヒータリード線」ともいう。)を通じて検知することで断線を検知するので、簡単な回路構成で足りる。従って、安価、簡易な構成で、断線検知機能を有する断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置とすることができる。また、断線の検知によって、警告を発する等、適切な措置を促すことができる。
なお、断線検知手段においては、一部通電手段によって電流を流したヒータの一端に生じる電位を、「他のヒータリード線」のうち検査対象のヒータリード線を通じて検知できれば、この検査対象のヒータリード線には、断線が生じていないと判断できる。
すなわち、「一部のヒータリード線」の少なくともいずれかが断線していない場合には、これを通じてヒータに電流が流れるので、ヒータの一端は、通電スイッチ手段による電圧降下等が見込まれるものの、概略電源電圧に近い電位となる。この場合において、検査対象のヒータリード線が断線していなければ、これを通じて、この電源電圧に近い電位を検知できる。
一方、検査対象のヒータリード線が断線している場合には、ヒータの一端の電位(電源電圧に近い電位)は、検知できない。例えば、測定点が抵抗分圧回路を介して接地している場合には、ほぼ接地電位となる。このように、検査対象のヒータリード線が断線しているか否かによって、測定できる電位が異なるからである。
なお、この場合には、例えば、適宜のしきい値を設定した上で、コンパレータにより、検査対象のヒータリード線を通じて測定できる電位としきい値との大小判断を行うことで、断線の有無に対応した信号を得ることができる。
また、検査対象のヒータリード線を通じてヒータの一端の電位が電源電圧に近い電位になっていることが測定できたときには、「一部のヒータリード線」のうち、少なくともいずれかも断線していないと判断できる。
また、複数の通電スイッチ手段のうち、「一部の通電スイッチ手段」としては、通電スイッチ手段が1つの場合のほか、複数の場合を含む。従って、「一部のヒータリード線」も、通電スイッチ手段に対応して、1つの場合のほか複数の場合も含む。
また、ヒータの一端に生じる電位を、「一部のヒータリード線」以外のヒータリード線(「他のリード線」)を通じて検知する手法としては、検査対象のヒータリード線よりも通電スイッチ手段側の測定点で、検査対象のヒータリード線を通じて、ヒータの一端に生じる電位を測定する回路形態とすればよい。
なお、ヒータの一端に生じる電位そのものを上述の測定点で測定しても良いが、その後の処理の都合などにより、測定点での電位(測定点の電位と接地電位との電位差)を、直列に接続した抵抗(ヒータ等より十分高い抵抗値をもつ抵抗)で抵抗分圧して、適宜の大きさとした上で、その大きさを測定しても良い。
また、測定の手法としては、前述したようにコンパレータを用いて断線の有無に応じてハイ/ローとなる信号を得るほか、A/Dコンバータ等を用いて、電位の大きさをデジタル値として取得するものも挙げられる。
また、ヒータとしては、単一の発熱線(例えば、発熱コイル)で構成されるもののほか、発熱コイルとこれに流れる電流を制御する制御コイルとを直列に接続した自己制御型ヒータなど、複数の発熱線(コイル等)を直列あるいは並列に接続したヒータを含む。
また、請求項1に記載の断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置であって、前記電源と前記複数の通電スイッチ手段との間に介在し、上記電源から前記ヒータに流れる電流を検知するヒータ電流検知手段、を備える断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置とすると良い。
ところで、例えば、「一部の通電スイッチ手段」をオンさせても、例えば、この通電スイッチ手段自身が故障している場合や、この通電スイッチ手段に接続するヒータリード線が断線している場合には、ヒータに電流を流すことができない。すると、このヒータの一端には、電流を流したことによる電位は生じない。従って、ヒータの一端の電位は、他端の電位、例えば接地電位となる。すると、この状態で、ヒータの一端の電位を、複数のヒータリード線のうち、検査対象のヒータリード線(「一部のヒータリード線」以外のヒータリード線)を通じて検知したとしても、ヒータの他端の電位(例えば接地電位)しか現れないから、検査対象のヒータリードが断線していると、誤検知する場合がある。
これに対し、本発明の断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置では、ヒータ電流検知手段を備えている。従って、例えば、「一部の通電スイッチ手段」をオンさせて、ヒータに電流を流すと、このヒータ電流検知手段で、その電流を検知できる。具体的には、ヒータに電流が流れるのであれば、ヒータ自身が断線していないことが判るほか、「一部の通電スイッチ手段」自身、及びこれらに接続する「一部のヒーターリード線」自身が断線していないことが確認できる。
かくして、この結果と併せて、「一部のヒータリード線」以外のヒータリード線について、より確実に、断線の有無を検知することができる。
なお、電流検知手段としては、電源からヒータに流れる電流を検知できるものであればよく、ヒーターに流れる電流の有無を検知できるもののほか、電流の大きさ(電流量)まで測定できるものも含まれる。例えば、電流センサや電流計が挙げられる。また、電流検知型FET(例えば、PROFET(商標名):Infineon Technologies AG社製)など、電流検知機能付きのスイッチ素子における電流検知機能を電流検知手段として利用し、これからの電流検知出力をその測定結果として用いることもできる。
あるいは、請求項1に記載の断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置であって、前記一部の通電スイッチ手段を通じて、前記ヒータに流れる電流を、通電スイッチ手段毎に検知するスイッチ別ヒータ電流検知手段、を備える断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置とすると良い。
ところで、「一部の通電スイッチ手段」をオンさせても、例えば、この通電スイッチ手段自身が故障している場合や、この通電スイッチ手段に接続するヒータリード線が断線している場合には、ヒータに電流を流すことができない。すると、このヒータの一端には、電流を流したことによる電位は生じない。従って、ヒータの一端の電位は、他端の電位、例えば接地電位となる。すると、この状態で、ヒータの一端の電位を、複数のヒータリード線のうち、検査対象のヒーターリード線(「一部のヒータリード線」以外のヒータリード線)を通じて検知したとしても、ヒータの他端の電位(例えば接地電位)しか現れないから、検査対象のヒータリード線が断線していると、誤検知する場合がある。
これに対し、本発明の断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置では、スイッチ別ヒータ電流検知手段を備えている。従って、このスイッチ別ヒータ電流検知手段に対応する通電スイッチ手段、及びこれに接続するヒータリード線については、これらを流れる電流の有無あるいはその大きさを検知できる。従って、このスイッチ別ヒータ電流検知手段に対応する通電スイッチ手段をオンさせて、ヒータに電流を流せば、このスイッチ別ヒータ電流検知手段で、その電流を検知できる。具体的には、ヒータに電流が流れるのであれば、ヒータ自身が断線していないことが判るほか、このスイッチ別ヒータ電流検知手段に対応する通電スイッチ手段、及びこれに接続するヒータリード線自身が断線していないことが確認できる。
かくして、この結果と併せて、「一部のヒータリード線」以外のヒータリード線について、より確実に、断線の有無を検知することができる。
なお、スイッチ別電流検知手段としては、通電スイッチ手段及びこれに接続するヒータリード線を通じて、ヒータに流れる電流を検知できるものであればよく、ヒータに流れる電流の有無を検知できるもののほか、電流の大きさ(電流量)まで測定できるものも含まれる。例えば、電流センサや電流計が挙げられる。また、通電スイッチ手段自身を、電流検知型FETなど、電流検知機能付きのスイッチ素子とし、通電スイッチ手段として機能させるほか、この素子における電流検知機能を、スイッチ別電流検知手段として利用し、これからの電流検知出力をその測定結果として用いることもできる。
以下、本発明の実施形態1,2及び変形形態1,2を、図面を参照しつつ説明する。
(実施形態1)
本実施形態に係るGCU(断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置)10は、ディーゼルエンジン搭載の自動車(図示しない)に搭載され、後述する一部通電回路(一部通電手段)42A,42B,42Cを有するグロープラグ通電制御装置40及び断線検知回路(断線検知手段)60を備える(図1参照)。このGCU10は、ヒータ21とこの一端に、電気的に並列に接続する3本のヒータリード線23A,23B,23Cとを有するグロープラグ20の通電制御のほか、ヒータリード線23A,23B,23Cの断線検知を行う。即ち、このGCU10は、このグロープラグ20とで断線検知機能付きグロープラグ通電システム1をなしている。また、この断線検知機能付きグロープラグ通電システム1のうち、グロープラグ通電制御装置40とグロープラグ20とは、後述するグロープラグ通電システム11をなしている。断線検知機能付きグロープラグ通電システム1は、エンジン等を制御するエンジンコントロールユニット(ECU)90と電気的に接続している。
はじめに、グロープラグ通電システム11について説明する。
このグロープラグ通電システム11は、グロープラグ20及びグロープラグ通電制御装置40からなる。
このグロープラグ20は、通電によって発熱するヒータ21(抵抗値Rh)、及び、このヒータ21の一端21Nに電気的に並列に接続する3本のヒータリード線23A,23B,23Cを有している。一方、ヒータ21の他端21Sは、接地している。
なお、本実施形態1では、3本のヒータリード線23A,23B,23Cがヒータ21の一端21Nに電気的に並列に接続したグロープラグ20に適用した場合を示す。しかし、その他、例えば、図7に示すように、通電によって発熱するヒータ221(抵抗値Rh)及びこのヒータ221の一端221Nに電気的に接続する通電端子222を有するグロープラグ220と、この通電端子222に並列に接続する3本のヒータリード線223A,223B,223Cとを用いても良い。
グロープラグ通電制御装置40は、FET41A,41B,41C、一部通電回路42A,42B,42C及びマイクロコンピュータ80を備えている。このうち、マイクロコンピュータ80は、図示しないCPU、ROM及びRAM等公知の構成を有し、ROM等に記憶されたプログラムをCPUにロードすることにより、所定の動作、例えば、一部通電回路42A等や個別リード線電位検知回路61A等の駆動、ECU90との通信等を行う。
また、FET41A,41B,41Cは、グロープラグ20のヒータ21に、バッテリ電位Vb(例えば15V)を有する電池50(電源)から、グロープラグ20の各々のヒータリード線23A,23B,23Cを通じて流す電流を、このヒータリード線23A,23B,23C毎に断続する通電スイッチ手段である。
具体的には、各FET41A,41B,41Cは、電池50から延びる接続配線51の第1接続点52で並列に分岐し、各ヒータリード線23A,23B,23Cとそれぞれ接続する3本の接続配線47A,47B,47C内にそれぞれ設けられている。
各FET41A,41B,41Cは、一部通電回路42A,42B,42Cによってオンオフが切り換えられる。
この一部通電回路42A,42B,42Cは、いずれも、トランジスタ43及び抵抗44からなり、実質的に同じ接続形態の回路である。
そこで、一部通電回路42A,42B,42Cの説明は、一部通電回路42Aを代表して詳述し、一部通電回路42B,42Cの説明を省略または簡単に行う。
一部通電回路42Aでは、トランジスタ43(43A)のベース端子は、マイクロコンピュータ80の第1出力部81に接続され、このトランジスタ43Aのエミッタ端子は接地している。このトランジスタ43Aのコレクタ端子は、直列に接続した抵抗44を介して電池50に接続している。このトランジスタ43Aのコレクタ端子と抵抗44との間の第2接続点45は、FET41Aのゲート端子に接続している。
この一部通電回路42Aでは、マイクロコンピュータ80の第1出力部81から出力されるグロー通電信号sig11をハイレベルとすると、トランジスタ43Aがオン状態になり、抵抗44を通じてトランジスタ43Aに電流が流れる。これにより、抵抗44で電圧降下が生じ、FET41Aにおけるソース端子とゲート端子との間に電位差が生じて、FET41Aはオン状態になる。これにより、電池50からFET41A、接続配線47A、グロープラグ20のヒータリード線23Aを通じて、ヒータ21に電流を流すことができる。なお、マイクロコンピュータ80の第1出力部81から出力されるグロー通電信号sig11をローレベルとすれば、これとは逆に、FET41Aをオフ状態にし、ヒータ21への通電を停止することができる。
同様に、一部通電回路42Bでも、マイクロコンピュータ80の第2出力部82から出力されるグロー通電信号sig12をハイレベルとすると、トランジスタ43Bがオン状態となってFET41Bはオン状態になり、上述のFET41A等とは並列に、接続配線47B、FET41B、ヒータリード線23Bを通じて、ヒータ21に電流を流すことができる。
さらに、一部通電回路42Cでも、マイクロコンピュータ80の第3出力部83から出力されるグロー通電信号sig13をハイレベルとすると、トランジスタ43Cがオン状態となってFET41Cはオン状態になり、上述のFET41A等とは並列に、接続配線47C、FET41C、ヒータリード線23Cを通じて、ヒータ21に電流を流すことができる。
かくして、グロープラグ通電制御装置40では、マイクロコンピュータ80によって各FET41A,41B,41Cをオンオフさせることで、各ヒータリード線23A,23B,23Cを通じて並列にヒータ21への通電制御が可能となっている。なお、本実施形態では、ヒータ21の温度を適切に調整するため、各FET41A,41B,41CをオンオフさせてPWM制御を行うこともある(図2(a)参照)。
次に、断線検知回路60について説明する。
この断線検知回路60は、一部通電回路42A(一部通電回路42B,一部通電回路42C)によって電流を流しているヒータ21のうち、このヒータ21の一端21Nに生じるヒータ一端側電位Vhを、3本のヒータリード線23A,23B,23Cのうち、ヒータ21に電流を流している「一部のヒータリード線」以外のヒータリード線を通じて検知する。これにより、各ヒータリード線23A,23B,23Cについて、断線の有無を検知するのに用いる。例えば、一部通電回路42Aにより、FET41Aをオンさせて、ヒータリード線23Aを通じてヒータ21に電流を流したときには、ヒータリード線23B,23Cを通じて、一端21Nのヒータ一端側電位Vhを検知する。
この断線検知回路60は、後述する検知接続点68A,68B,68Cに生じる検知電位V1,V2,V3をそれぞれ検知する3つの個別リード線電位検知回路61A,61B,61Cを含んでいる。具体的には、個別リード線電位検知回路61Aは検知接続点68Aの検知電位V1を、個別リード線電位検知回路61Bは検知接続点68Bの検知電位V2を、個別リード線電位検知回路61Cは検知接続点68Cの検知電位V3を、それぞれ検知する。
これらの個別リード線電位検知回路61A,61B,61Cはいずれも、A/Dコンバータ62(62A,62B,62C)及び抵抗66,67からなり、いずれも同じ接続形態の回路である。
そこで、個別リード線電位検知回路61A,61B,61Cの説明は、個別リード線電位検知回路61Aを代表して説明し、個別リード線電位検知回路61B,61Cについては説明を簡単に行う。
図1に示すように、個別リード線電位検知回路61Aでは、抵抗66は、接続配線47Aのうち、グロープラグ通電制御装置40のFET41Aとヒータリード線23Aとの間にある検知ノード69Aに接続している。また、この抵抗66は、直列に接続した抵抗67を介して接地している。
さらに、抵抗66と抵抗67との間の検知接続点68Aは、A/Dコンバータ62A(62)と接続しており、このA/Dコンバータ62A(62)は、マイクロコンピュータ80の第1入力部84に接続している。これにより、このA/Dコンバータ62A(62)から出力されるデジタル電位信号sig21をマイクロコンピュータ80に入力することにより、この検知接続点68Aの検知電位V1を検知することができる。
なお、抵抗66の抵抗値R1及び抵抗67の抵抗値R2は、ヒータ21の抵抗値Rhよりも十分に大きく(R1,R2≫Rh)しておく。本実施形態ではさらに、R1=2・R2として、A/Dコンバータ62Aに入力される検知電位V1の範囲を調整している。
同様に、個別リード線電位検知回路61Bでも、抵抗66と抵抗67との間の検知接続点68Bの検知電位V2を、A/Dコンバータ62B(62)に入力してデジタル電位信号sig22を得、これをマイクロコンピュータ80の第2入力部85に入力することにより、この検知接続点68Bの検知電位V2を検知することができる。
さらに、個別リード線電位検知回路61Cでも、抵抗66と抵抗67との間の検知接続点68Cの検知電位V3を、A/Dコンバータ62C(62)に入力してデジタル電位信号sig23を得、これをマイクロコンピュータ80の第3入力部86に入力することにより、この検知接続点68Cの検知電位V3を検知することができる。
以下では、3本のヒータリード線23A,23B,23Cのうち、断線が生じるのは最大1本のみであるとして検討を進める。
ここで、一部通電回路42Aにより、FET41A,41B,41Cのうち、FET41Aのみをオンさせ、3本のヒータリード線23A,23B,23Cのうち、ヒータリード線23Aだけを用いてグロープラグ20のヒータ21に電流を流すと共に、他のヒータリード線23B,23Cを通じて、一端21Nのヒータ一端側電位Vhを検知する場合を考える。
もし、ヒータリード線23Aが断線していない場合には、このヒータリード線23Aを通じてヒータ21に電流が流れる。このとき、このヒータ21の一端21Nに生じるヒータ一端側電位Vhは、バッテリ電位Vbに対し、FET41Aに生じる電圧降下分だけ低い電位となる。したがって、もしヒータリード線23B,23Cがいずれも断線していない場合には、個別リード線電位検知回路61B,61Cの検知接続点68B,68Cに生じる検知電位V2,V3は、いずれもヒータ一端側電位Vhに対応した非断線時電圧Vs(本例では約1/3Vh)となる。なお、この場合、ヒータリード線23Aも断線していないことが判る。このヒータリード線23Aを通じてヒータ21に電流が流せているからである。
一方、ヒータリード線23Bあるいはヒータリード線23Cのいずれか一方、例えば、ヒータリード線23Bが断線している場合には、検知接続点68Cの検知電位V3はヒータ一端側電位Vhに対応した値(非断線時電圧Vs)になるが、断線しているヒータリード線23Bに対応する検知接続点68Bの検知電位V2は接地電位(断線時電圧Vt)となる。したがって、マイクロコンピュータ80により、検知電位V2,V3を検知すれば、ヒータリード線23B,23Cが断線しているか否かを検知できる。なお、上述の場合、検知電位V3がヒータ一端側電位Vhに対応した値になっていることから、ヒータリード線23Aが断線していないことも確かめられる。
このように、ヒータ21に電流を流しているヒータリード線23A以外のヒータリード線23B,23Cについて、断線があるか否かによって、検知接続点68B,68Cの検知電位V2,V3が大きく異なる。このため、A/Dコンバータ62B,62Cから出力されるデジタル電位信号sig22,sig23をマイクロコンピュータ80の第2,第3入力部85,86に入力して、検知接続点68B,68Cの検知電位V2,V3をモニタすることにより、ヒータリード線23A,23B,23Cの断線を検知することができる。
なお、ヒータリード線23Aが断線がしている場合には、ヒータリード線23Aを通じてヒータ21に電流を流すことができない。したがって、ヒータ一端側電位Vhも検知接続点68B,68Cの検知電位V2,V3も、接地電位となる。
また、FET41Bのみをオンさせ、ヒータリード線23Bを通じて電流を流している場合も、ヒータリード線23A,23Cについて同様に考えることができる。また、FET41Cのみをオンさせ、ヒータリード線23Cを通じて電流を流している場合も、ヒータリード線23A,23Bについて同様に考えることができる。
したがって、3本のヒータリード線23A,23B,23Cのうちいずれが断線しているのかは、マイクロコンピュータ80により一部通電回路42A,42B,42Cに指示をして、3つのFET41A,41B,41Cを1つずつ順にオンさせることによって、より確実に決めることができる。すなわち、3本のヒータリード線23A,23B,23Cのうち、ヒータ21に電流を流すヒータリード線を順に選択し、ヒータ21に電流を流すヒータリード線以外のヒータリード線に対応する検知接続点の検知電位VN(V1,V2,V3)を選択してモニタすることにより、各ヒータリード線23A,23B,23Cの断線の有無を検知することができる。
GCU10では、電池50から同時に3本のヒータリード線23A,23B,23Cを通じてヒータ21に通電を行っていないタイミングで、一部通電回路42A,42B,42Cのいずれかを作動させると共に、断線検知を行う。このタイミングとして、例えば、エンジンにおいて、グロープラグ20(ヒータ21)による加熱を要しない場合、具体的には、エンジンが十分暖まった状態となった場合が挙げられる。
その他、アフターグロー期間等、グロープラグ20による加熱を行う期間であっても、3つのFET41A等を同時にオンオフさせている場合(例えば、デューティ制御(PWM制御)を行っている場合。図2(a)参照)には、断線検知を行うことができる。図2(a)に示すように、例えば、本来グロー通電信号sig11,sig12,sig13のいずれもがローレベル、つまりFET41A,41B,41Cのいずれもがオフ状態であるべき期間内において、図2(b)にハッチングにより示すように、グロー通電信号sig11,sig12,sig13のうち、一部のグロー通電信号sig1Nを順にハイレベルとし、このタイミングで順に断線検知を行っても良い。
その他、図3にハッチングで示すように、各グロー通電信号sig11,sig12,sig13が共通してハイレベルとなる期間の前に、短時間だけ一部のグロー通電信号sig1Nについてのみハイレベルとする期間を順に設け(したがって、グロー通電信号sig1Nだけ他よりもハイレベルとなる期間がわずかに長くなる)、このタイミングで断線検知を行って良い。
さらには、エンジン始動当初等において、ヒータ21を急速昇温させるべく、FET41A,41B,41Cをオンし続ける場合にも、図4中にハッチングで示すように、その前に一部通電回路42A,42B,42Cを用いてFET41A,41B,41Cを短時間だけ順にオンさせ、このタイミングで各ヒータリード線23A,23B,23Cの断線の有無を検知しても良い。
次に、断線検知回路60において、マイクロコンピュータ80により、ヒータリード線23A,23B,23Cの断線の有無を検知する処理手順について、図5及び図6を用いて説明する。
以下の処理手順では、ヒータリード線23A,23B,23Cは、いずれも断線していないか、断線しているとしても、いずれか1本のみである場合を前提とする。また、ヒータ21が断線する場合は考慮しないものとする。さらに、以下の処理手順は、グロープラグ20(ヒータ21)による加熱を要しないために、ヒータ21の通電を要しないタイミングにおいて行うものとする。
まずステップS1において、断線の有無に関する情報のリセット、その他各種の初期設定を行う。またここで、グロー通電信号sig11,sig12,sig13をいずれもローレベルとする。
次いで、ステップS2では、断線検知のタイミングであるか否かを判断し、断線検知のタイミングとなるまで待つ。このタイミングとしては、例えば、エンジンの始動から所定の時間毎、エンジンが暖気されてグロープラグ20による加熱を行っていない期間、エンジンのキーオフした直後など、適宜のタイミングを予め設定しておくことができる。また、ECU90から、エンジンの状態を勘案して、断線検知を許可する信号を送信するようにしておき、この許可信号に基づいて、断線検知を行う、つまり、許可信号が入力されている期間を断線検知のタイミングとすることもできる。
次いで、ステップS3では、グロー通電信号sig11をハイレベルにする。これにより、3つのFET41A,41B,41Cのうち、FET41Aのみがオンとなり、電池50からFET41A及びヒータリード線23Aを通じてヒータ21に通電される。ON直後のノイズの影響を避けるため、その後1msec待つ(ステップS4参照)。
FET41Aをオンとすると、ヒータリード線23Aが断線していなければ、ヒータ21に電流が流れ、一端21Nのヒータ一端側電位Vhがバッテリ電位Vbに近い値となる。すると、検知接続点68B,68Cの検知電位V2,V3が、ヒータリード線23A等の断線の有無に応じて断線時電圧Vtまたは非断線時電圧Vsとなる。
そこで、ステップS5において、この検知電位V2,V3を、A/Dコンバータ62B,62Cを用いてデジタル電位信号sig22,sig23とし、第2,第3入力部85,86を通じてマイクロコンピュータ80に読み込む。
さらに、ステップS6では、検知電位V2,V3(デジタル電位信号sig22,sig23)が閾値電圧Vth(本例ではVth=1.5V)以上(V2,V3≧Vth)の大きさであるか否かを調べる。
ここで、Yes、即ちV2≧VthでかつV3≧Vth(V2≧Vth、and、V3≧Vth)の場合には、ヒータリード線23A,23B,23Cのいずれもが断線していないと判断して、ステップS7において、ECU90に向けて、3本のヒータリード線23A,23B,23Cとも断線していない旨の信号を送信し、ステップS1に戻る。
一方、No、即ちV2,V3の少なくともいずれかがVthより小さい(V2<Vth、or、V3<Vth)場合には、ヒータリード線23A,23B,23Cのいずれかに断線があるものと判断して、断線しているヒータリード線を特定するためにステップS8に進む。
次いで、ステップS8において、検知電位V2が閾値電圧Vth以上で、かつ検知電位V3が閾値電圧Vthよりも小さいか否か(V2≧Vth、and、V3<Vth)を調べる。
ここで、Yes、すなわちV2≧Vth、かつ、V3<Vthの条件を満たす場合には、ヒータリード線23A,23Bは断線していない(正常)が、ヒータリード線23Cが断線している(異常)と判断して、ステップS9において、ECU90に向けて、ヒータリード線23A,23Bはいずれも正常であり、ヒータリード線23Cに異常がある旨の信号を送信し、ステップS1に戻る。
一方、No、すなわちV2≧Vth、かつ、V3<Vthの条件を満たさない場合には、ヒータリード線23A,23B,23Cのうち、少なくともいずれかに断線があるものの、断線しているヒータリード線が特定できないので、さらにステップS10に進み、断線検知を継続する。
次いで、ステップS10において、検知電位V2が閾値電圧Vthよりも小さく、かつ検知電位V3が閾値電圧Vth以上(V2<Vth、and、V3≧Vth)であるか否かを調べる。
ここで、Yes、すなわちV2<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たす場合には、ヒータリード線23A,23Cは断線していない(正常)が、ヒータリード線23Bが断線している(異常)と判断して、ステップS11において、ECU90に向けて、ヒータリード線23A,23Cはいずれも正常であるが、ヒータリード線23Bに異常がある旨の信号を送信し、ステップS1に戻る。
一方、No、すなわちV2<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たさない場合(V2<Vth、and、V3<Vth)には、断線しているヒータリード線が、3本のヒータリード線23A,23B,23Cのなかで特定できないので、さらにステップS12に進み、断線検知を継続する。
ステップS12では、グロー通電信号sig11をローレベルにして、FET41Aをオフさせる一方、グロー通電信号sig12のみをハイレベル、つまりFET41Bをオンさせ、ヒータリード線23Bを通じて電池50からヒータ21に通電し、その後1msec待つ(ステップS13参照)。
グロー通電信号sig12のみをハイレベルにして、FET41Bをオンさせると、ヒータリード線23Bが断線していなければ、ヒータ21に電流が流れ、一端21Nのヒータ一端側電位Vhがバッテリ電位Vbに近い値となる。すると、検知接続点68A,68Cの検知電位V1,V3が、ヒータリード線23A等の断線の有無に応じて、断線時電圧Vtまたは非断線時電圧Vsとなる。
そこで、ステップS14において、この検知電位V1,V3を、A/Dコンバータ62A,62Cを用いてデジタル電位信号sig21,sig23とし、第1,第3入力部84,86を通じてマイクロコンピュータ80に読み込む。
さらに、ステップS15では、検知電位V1が閾値電圧Vthよりも小さく、かつ検知電位V3が閾値電圧Vth以上(V1<Vth、and、V3≧Vth)であるか否かを調べる。
ここで、Yes、すなわちV1<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たす場合には、ヒータリード線23B,23Cは断線していない(正常)が、ヒータリード線23Aが断線している(異常)と判断して、ステップS16において、ECU90に向けて、ヒータリード線23B,23Cはいずれも正常であるが、ヒータリード線23Aに異常がある旨の信号を送信し、ステップS1に戻る。
一方、No、すなわちV1<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たさない場合には、3本のヒータリード線23A,23B,23Cのうち、2本以上が断線している(これ以上の特定はできない)と判断してステップS17に進み、ECU90に向け、2本以上のヒータリード線が断線している旨の信号を送信し、ステップS1に戻る。
かくして、この処理手順によれば、所定の断線検知タイミングで、各ヒータリード線23A等について断線検知を行い、その結果をECU90に送信することができる。
なお、ECU90では、送信された結果に応じて、適宜の処理をすることができる。例えば、各ヒータリード線23A等に断線が検知された場合には、運転者に対して、整備を要する旨の警告を発することができる。
このように本実施形態に係るGCU10では、一部通電回路42A,42B,42Cと断線検知回路60とを備えているので、3本のヒータリード線23A,23B,23Cについて、断線の検知をすることができる。
しかも、一部通電回路42A,42B,42Cは、このグロープラグ通電制御装置40が備える3つのFET41A,41B,41Cのうち、一部のFETのみをオンすることで実現できる。また、断線検知回路60は、ヒータ一端側電位Vhを、ヒータ21に電流を流す「一部のヒータリード線」以外のヒータリード線を通じて検知すれば良いので、簡単な回路構成で足りる。
したがって、安価、簡易な構成で、断線検知機能を有するGCU10とすることができる。また、断線の検知によって、警告を発する等、適切な措置を促すことができる。
なお、本実施形態1に係るGCU10では、図1から容易に理解できるように、マイクロコンピュータ80を共用して、グロープラグ通電制御装置40、一部通電回路42A,42B,42C及び断線検知回路60を構成している。これにより、GCU10を安価に構成することができる。
(変形形態1)
次いで、上述の実施形態1の変形形態1について、図8及び図9を参照して説明する。
前述の実施形態1に係るGCU10では、このうちのグロープラグ通電制御装置40の各FET41A,41B,41Cを、これらに対応した一部通電回路42A,42B,42Cにより、個別にオンオフの切換えができるように構成した。
これに対し、本変形形態1に係るGCU110では、グロープラグ通電制御装置140において、一部通電回路142Aで一つのFET41Aについてオンオフを切り換えるようにしてある一方、一部通電回路142Bでは、二つのFET41B,41Cについて同時にオンオフを切り換えるように構成している。
但し、各々のヒータリード線23A,23B,23Cの断線の有無を検知する手法や、グロープラグ20及び断線検知回路60の構成、GCU110のマイクロコンピュータ180がECU90と接続している点は、実施形態と同様である。
したがって、実施形態とは異なる部分を中心に説明し、同様な部分は実施形態と同じ符号を用いながら、説明を省略または簡単化して行う。
本変形形態1に係るGCU110は、上述のグロープラグ通電制御装置140のほか、マイクロコンピュータ180及び前述した実施形態1の断線検知回路60を備える(図8参照)。このGCU110は、グロープラグ20と共に、断線検知機能付きグロープラグ通電システムGCU101をなしている。また、この断線検知機能付きグロープラグ通電システムGCU101のうち、グロープラグ通電制御装置140とグロープラグ20とは、グロープラグ通電システム110をなしている。
一部通電回路142A,142Bについて説明する。
前述したように、FET41Aは、一部通電回路142Aによってオンオフが切り換えられる。一方、FET41B,41Cは、一部通電回路142Bによって同時にオンオフが切り換えられる。
この一部通電回路142A,142Bは、いずれもトランジスタ43(143A,143B)及び抵抗44からなり、実質的に同じ接続形態の回路である。
一部通電回路142Aは、前述の実施形態1に係る一部通電回路42Aと、実質的に同じ回路である。
この一部通電回路142Aでは、マイクロコンピュータ180の第1出力部181から出力されるグロー通電信号sig111をハイレベルとすると、トランジスタ143Aがオン状態となってFET41Aはオン状態になる。これにより、電池50からFET41A、接続配線47A、グロープラグ20のヒータリード線23Aを通じて、ヒータ21に電流を流すことができる。なお、マイクロコンピュータ180の第1出力部181から出力されるグロー通電信号sig111をローレベルとすれば、これとは逆に、FET41Aをオフ状態にし、ヒータ21への通電を停止することができる。
一方、一部通電回路142Bは、上述の一部通電回路142Aと同様の回路構成を有しているが、2つのFET41B,41Cのゲート端子が、それぞれトランジスタ143Bのコレクタ端子と接続している点で異なる。
このため、この一部通電回路142Bでは、マイクロコンピュータ180の第2出力部182から出力されるグロー通電信号sig112をハイレベルとすると、トランジスタ143Bがオン状態になり、FET41B,41Cがいずれもオン状態になる。これにより、上述のFET41A等とは並列に、電池50からFET41B,41C、接続配線47B,47C、グロープラグ20のヒータリード線23B,23Cを通じて、ヒータ21に電流を流すことができる。
一方、断線検知回路60は、前述の実施形態1と同様であるので説明は省略する。
なお、グロー通電信号sig112をハイレベルとしたときには、一部通電回路142Bにより、FET41B,41Cがいずれもオンとなり、ヒータリード線23B,23Cを通じてヒータ21に電流が流れるので、ヒータリード線23Aを通じてのみ、一端21Nのヒータ一端側電位Vhを、従って検知電位V1を調べて断線の有無を検知する。
次いで、断線検知回路60において、マイクロコンピュータ180により、ヒータリード線23A,23B,23Cの断線の有無を検知する処理手順について、図9を用いて説明する。なお、実施形態1における処理手順と同様な部分は、説明を省略または簡素化して行う。
また、本変形形態1に処理手順は、前述した実施形態1における処理手順と同様に、ヒータリード線23A,23B,23Cは、いずれも断線していないか、断線しているとしても、いずれか1本のみである場合を前提とし、ヒータ21が断線する場合は考慮しないものとする。さらに、以下の処理手順は、グロープラグ20(ヒータ21)によるが加熱を要しないため、ヒータ21の通電を要しないタイミングにおいて行うものとする。
まずステップS101において、各種の初期設定を行い、グロー通電信号sig111,sig112をいずれもローレベルとする。次いで、ステップS102では、ステップS2と同様(図5参照)、断線検知のタイミングであるか否かを判断し、このタイミングになるまで待つ。
次いで、ステップS103では、グロー通電信号sig111をハイレベルにする。これにより、3つのFET41A,41B,41Cのうち、FET41Aのみがオンとなり、電池50からFET41A及びヒータリード線23Aを通じてヒータ21に通電される。ON直後のノイズの影響を避けるため、その後1msec待つ(ステップS104参照)。
FET41Aをオンとすると、ヒータリード線23Aが断線していなければ、ヒータ21に電流が流れ、一端21Nのヒータ一端側電位Vhがバッテリ電位Vbに近い値となる。すると、ヒータリード線23B,23Cにおける検知接続点68B,68Cの検知電位V2,V3が、ヒータリード線23A等の断線の有無に応じて断線時電圧Vtまたは非断線時電圧Vsとなる。
そこで、ステップS105において、この検知電位V2,V3を、A/Dコンバータ62B,62Cを用いてデジタル電位信号sig22,sig23とし、第2,第3入力部85,86を通じてマイクロコンピュータ80に読み込み、ステップS106に進む。
ステップS106〜ステップS111では、検知電位V2,V3と閾値電圧Vthとを比較して、ヒータリード線23A,23B,23Cの断線の有無を判断する。なお、このステップS106〜ステップS111は、図5に示すステップS6〜ステップS11の処理内容と同じであるので、詳細の説明は省略する。
一方、ステップS110で、No、すなわちV2<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たさない場合(V2<Vth、and、V3<Vth)には、ヒータリード線23Aが断線しているか、ヒータリード線23B及びヒータリード線23Cの2本が断線している場合であるので、ステップS112に進み、その旨の信号をECU90に向けて送信して、ステップS101に戻る。
なお、実施形態1と異なり、グロー通電信号sig112をハイレベル(グロー通電信号sig111をローレベル)として、ヒータリード線23B,23Cを通じてヒータ21に通電しないのは、このようにしても、ヒータリード線23Aが断線しているか、ヒータリード線23B及びヒータリード線23Cが断線しているかを判断できないからである。
かくして、この処理手順によれば、所定の断線検知タイミングで、各ヒータリード線23A等について断線検知を行い、その結果をECU90に送信することができる。
(実施形態2)
次いで、第2の実施形態について、図10及び図11を参照して説明する。
上述の変形形態1に示したGCU110では、一部通電回路142A,142Bにより、ヒータリード線23A等を通じてグロープラグ20のヒータ21に電流を流し、個別リード線電位検知回路61A,61B,61Cを用いて、各ヒータリード線23Aについて、断線検知を行った例を示した。
これに対し、本実施形態2のGCU210では、変形形態1と同じ一部通電回路142A,142Bを用いるが、断線検知回路260は、実施形態1の個別電位検知回路61Aを有さず、代わりにヒータ電流検知回路(ヒータ電流検知手段)270を備えている点で異なる。
本実施形態2のGCU210は、グロープラグ20とで断線検知機能付きグロープラグ通電システム201をなしている。また、この断線検知機能付きグロープラグ通電システム201のうち、グロープラグ通電制御装置240とグロープラグ20とは、グロープラグ通電システム211をなしている。
GCU210について説明する。
このGCU210は、一部通電回路142A,142Bを有するグロープラグ通電制御装置240、断線検知回路260及びヒータ電流検知回路270を備える(図10参照)。
グロープラグ通電制御装置240は、マイクロコンピュータ280のほか、FET41A,41B,41Cを含む。FET41A,41B,41Cのドレイン端子は、接続配線47A,47B,47Cを介してヒータリード線23A,23B,23Cに接続している。なお、マイクロコンピュータ280は、実施形態1等のマイクロコンピュータ80,180と同様、グロー通電信号sig211,sig212を出力する第1出力部281及び第2出力部282を有している。また、デジタル電位信号sig222,sig223を入力する第2入力部286及び第3入力部287を有している。そのほか、マイクロコンピュータ80,180と異なり、スイッチ開閉信号sig214を出力する第4出力部284、及び、電流値検知信号sig224を入力する第4入力部288を有している。
断線検知回路260は、前述した実施形態1と同様の個別リード線電位検知回路61B,61Cを有するが、前述したように、個別リード線電位検知回路61Aは有していない。この個別リード線電位検知回路61B,61Cに含むA/Dコンバータ62B,62Cの出力は、それぞれマイクロコンピュータ280の第2,第3入力部286,287に入力される。このうち、個別リード線電位検知回路61Bは、検知接続点68Bに生じる検知電位V2を、個別リード線電位検知回路61Cは検知接続点68Cに生じる検知電位V3を、それぞれ検知する。
ヒータ電流検知回路270は、電池50とFET41A,41B,41Cとの間に介在し、電池50からグロープラグ20のヒータ21に流す電流を検知するのに用いる。このヒータ電流検知回路270は、スイッチ部271A及び電流値検知部271Bを含む電流検知対応型FET(PROFET(商標名))271からなる。この電流検知対応型FET271のスイッチ部271Aは、前述したFET41A等と同様に、ソース端子、ゲート端子及びドレイン端子を有しており、ソース端子とゲート端子との間に電位差が生じると、スイッチ部271Aがオン状態となって、ソース端子とドレイン端子との間に電流が流れる。電流値検知部271Bは、スイッチ部271Aのソース端子−ドレイン端子間を流れる電流の大きさに応じた信号を出力する機能を有している。
ヒータ電流検知回路270では、電流検知対応型FET271のうち、スイッチ部271Aのゲート端子は、マイクロコンピュータ280の第4出力部284に接続している。このスイッチ部271Aのソース端子は電池50に接続し、ドレイン端子はグロープラグ通電制御装置240の第1接続点52に、それぞれ接続している。
このヒータ電流検知回路270では、マイクロコンピュータ280の第4出力部284から出力されるスイッチ開閉信号sig214をハイレベルとすると、電流検知対応型FET271のスイッチ部271Aはオン状態になる。したがって、FET41A等をオンとすれば、電池50から、オン状態にあるFET41A,41B,41C、接続配線47A,47B,47C、ヒータリード線23A,23B,23Cを通じて、ヒータ21に電流Iを流すことができる。
なお、マイクロコンピュータ280の第4出力部284から出力されるスイッチ開閉信号sig214をローレベルとすれば、電流検知対応型FET271のスイッチ部271Aがオフ状態となり、ヒータ21への通電を停止することができる。
次いで、このGCU210を用いて、マイクロコンピュータ280により、ヒータリード線23A,23B,23Cの断線の有無を検知する処理手順について、図11を用いて説明する。なお、実施形態1及び変形形態1における処理手順と同様な部分は、説明を省略または簡素化して行う。
なお、以下の処理手順では、ヒータリード線23A,23B,23Cは、いずれも断線していないか、断線しているとしても、いずれか1本のみである場合を前提とする。また、ヒータ21が断線する場合は考慮しないものとする。さらに、以下の処理手順は、グロープラグ20(ヒータ21)による加熱を要しないために、ヒータ21の通電を要しないタイミングにおいて行うものとする。
まずステップS201において、各種の初期設定を行い、グロー通電信号sig211,sig212をローレベルとする一方、スイッチ開閉信号sig214をハイレベルとする。これにより、電流検知対応型FET271のスイッチ部271Aがオンとなる。但し、FET41A等がオフであるので、電流は流れない。次いで、ステップS202では、ステップS2と同様(図5参照)、断線検知のタイミングであるか否かを判断し、このタイミングになるまで待つ。
次いで、ステップS203では、グロー通電信号sig211のみをハイレベルにする。これにより、3つのFET41A,41B,41Cのうち、FET41Aのみがオンとなる。すると、電池50から電流検知対応型FET271、FET41A、接続配線47A及びヒータリード線23Aを通じてヒータ21に通電される。ON直後のノイズの影響を避けるため、その後1msec待つ(ステップS204参照)。
ステップS203でグロー通電信号sig211をハイレベルにすると、ヒータリード線23Aが断線していなければ、電流検知対応型FET271のスイッチ部271Aのソース端子−ドレイン端子間に電流Ia(=I)が流れる。一方、ヒータリード線23Aが断線していれば、電流は流れない(Ia=I=0)。
そこで、ステップS205において、この電流Iaに応じた大きさの電圧を有し、電流検知対応型FET271の電流値検知部271Bから出力される電流値検知信号sig224を、第4入力部288を通じてマイクロコンピュータ280に読み込む。なお、第4入力部288に入力されたアナログの電流値検知信号sig224は、内臓しているA/Dコンバータを用いてデジタル値とし、これを用いて電流Iaの大きさを検知する。
次いで、ステップS206において、電流Iが零(Ia=I=0)であるか否かを調べる。
ここで、Yes、すなわちIa=I=0の場合には、ヒータリード線23Aまたはヒータ21が断線している(異常)と判断して、ステップS207において、ECU90に向けて、ヒータリード線23Aまたはヒータ21が断線している旨の信号を送信し、ステップS201に戻る。
一方、No、すなわちI=Ia≠0の場合には、ヒータリード線23Aを通じてヒータ21に電流が流れていることから、ヒータリード線23Aは断線していない(正常)と判断して、ステップS208において、ECU90に向けて、ヒータリード線23Aは断線していない(正常)である旨の信号を送信し、ステップS209に進む。
ヒータリード線23Aを通じてヒータ21に通電されている場合には、一端21Nのヒータ一端側電位Vhは、バッテリ電位Vbに近い値となる。したがって、検知接続点68B,68Cに生じる検知電位V2,V3は、ヒータリード線23B,23Cの断線の有無に応じて、実施形態1と同じく断線時電圧Vtまたは非断線時電圧Vsとなる。
そこで、ステップS209において、この検知電位V2,V3を、A/Dコンバータ62B,62Cを用いてデジタル電位信号sig222,sig223とし、第2,第3入力部286,287を通じてマイクロコンピュータ280に読み込む。
さらに、ステップS210では、検知電位V2及び検知電位V3(デジタル電位信号sig222,sig223)が閾値電圧Vth以上(V2,V3≧Vth)の大きさであるか否かを調べる。
ここで、Yes、即ちV2≧VthでかつV3≧Vth(V2≧Vth、and、V3≧Vth)の場合には、ヒータリード線23Aに加え、ヒータリード線23B,23Cが断線していないと判断して、ステップS211において、ECU90に向けて、3本のヒータリード線23A,23B,23Cとも断線していない旨の信号を送信し、ステップS201に戻る。
一方、No、即ちV2,V3の少なくともいずれかがVthより小さい(V2<Vth、or、V3<Vth)場合には、ヒータリード線23B,23Cのいずれかに断線があるものと判断して、断線しているヒータリード線を特定するためにステップS212に進む。
次いで、ステップS212において、検知電位V2が閾値電圧Vth以上で、かつ検知電位V3が閾値電圧Vthよりも小さい(V2≧Vth、and、V3<Vth)か否かを調べる。
ここで、Yes、すなわちV2≧Vth、かつ、V3<Vthの条件を満たす場合には、ヒータリード線23Aのほか、ヒータリード線23Bも断線していない(正常)が、ヒータリード線23Cが断線している(異常)と判断して、ステップS213において、ECU90に向けて、ヒータリード線23A,23Bはいずれも正常であるが、ヒータリード線23Cに異常がある旨の信号を送信し、ステップS201に戻る。
一方、No、すなわちV2≧Vth、かつ、V3<Vthの条件を満たさない場合には、ヒータリード線23B,23Cの少なくともいずれかに断線があるものの、断線しているヒータリード線が特定できないので、さらにステップS214に進み、断線検知を継続する。
次いで、ステップS214において、検知電位V2が閾値電圧Vthよりも小さく、かつ検知電位V3が閾値電圧Vth以上(V2<Vth、and、V3≧Vth)であるか否かを調べる。
ここで、Yes、すなわちV2<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たす場合には、ヒータリード線23Aのほか、ヒータリード線23Cも断線していない(正常)が、ヒータリード線23Bが断線している(異常)と判断して、ステップS215において、ECU90に向けて、ヒータリード線23A,23Cはいずれも正常であるが、ヒータリード線23Bに異常がある旨の信号を送信し、ステップS201に戻る。
一方、No、すなわちV2<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たさない場合(V2<Vth、and、V3<Vth)には、ヒータリード線23Aは断線していない(正常)が、ヒータリード線23B,23Cの2本が断線している(異常)と判断して、ステップS216において、ECU90に向けて、ヒータリード線23Aは正常であるが、ヒータリード線23B,23Cのいずれも異常がある旨の信号を送信し、ステップS201に戻る。
かくして、この処理手順によれば、所定の断線検知タイミングで、各ヒータリード線23A等について断線検知を行い、その結果をECU90に送信することができる。
本実施形態2に係るGCU210では、ヒータ21に流れる電流Iを検知するヒータ電流検知回路270を備えている。
したがって、このヒータ電流検知回路270及びFET41Aをオンさせた場合、このヒータ電流検知回路270に電流Iが流れる(I=Ia≠0)のであれば、ヒータ21が断線していないことが判るほか、これに接続するヒータリード線23Aが断線していないことが確認できる。一方、ヒータ電流検知回路270に電流Iが流れない(I=Ia=0)のであれば、ヒータ21あるいはヒータリード線23Aが断線していると判断できる。
かくして、この結果も併せて考慮することで、ヒータリード線23A,23B,23Cについて、より確実に、断線の有無を検知することができる。
(変形形態2)
次いで、上述の実施形態2の変形形態2について、図12及び図13を参照して説明する。
上述の実施形態2に示したGCU210では、例えば、FET41Aをオンとすると共に、電池50と各FET41A,41B,41Cとの間に介在させたヒータ電流検知回路270により、ヒータ21に流れる電流を測定して、各ヒータリード線23A等のほか、ヒータ21についても、断線検知を行った例を示した。
これに対し、本変形形態2のGCU310では、実施形態2と同様の一部通電回路142Bを用いるが、ヒータ電流検知回路270を用いず、また実施形態2のFET41Aに代えて、電流検知対応型FET371を用いることにより、この電流検知対応型FET371の電流値検知部371Bによるスイッチ別ヒータ電流検知手段を備えている点で異なる。
本変形形態2のGCU310は、グロープラグ20とで断線検知機能付きグロープラグ通電システム301をなしている。また、この断線検知機能付きグロープラグ通電システム301のうち、グロープラグ通電制御装置340とグロープラグ20とは、グロープラグ通電システム311をなしている。
まず、GCU310について説明する。
このGCU310は、グロープラグ通電制御装置340、断線検知回路260、及びスイッチ部371Aの電流値検知部371Bを備える(図12参照)。グロープラグ通電制御装置340は、マイクロコンピュータ380のほか、一部通電回路142B、FET41B,41C、及び、電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aを含む。
なお、マイクロコンピュータ380は、実施形態2のマイクロコンピュータ280と同様、グロー通電信号sig311,sig312をそれぞれ出力する第1出力部381及び第2出力部382を有している。また、デジタル電位信号sig322,sig323をそれぞれ入力する第2入力部386及び第3入力部387を有している。そのほか、電流値検知信号sig324を入力する第4入力部388を有している。
なお、一部通電回路142B及び断線検知回路260は、前述した実施形態2と同様であるので説明は省略する。
一方、電流検知対応型FET371(PROFET)は、実施形態2の電流検知対応型FET271と同様、スイッチ部371A及び電流値検知部371Bを有している。
この電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aは、前述した実施形態2の電流検知対応型FET271と同様、ソース端子、ゲート端子及びドレイン端子を有しており、ソース端子とゲート端子との間に電位差が生じると、スイッチ部371Aがオン状態となって、ソース端子とドレイン端子との間に電流が流れる。
この電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aのうち、ゲート端子は、マイクロコンピュータ380の第1出力部381に接続している。また、ソース端子はグロープラグ通電制御装置340の第1接続点52を通じて電池50に、ドレイン端子はヒータリード線23A(接続配線47A)に、それぞれ接続している。
マイクロコンピュータ380の第1出力部381から出力されるグロー通電信号sig311をハイレベルとすると、電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aはオン状態になる。
したがって、電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aをオンとすれば、電池50からこの電流検知対応型FET371、接続配線47A、ヒータリード線23Aを通じて、ヒータ21に電流を流すことができる。
なお、グロー通電信号sig311をローレベルとすれば、電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aがオフ状態となり、ヒータ21への通電を停止することができる。
一方、電流検知対応型FET371の電流値検知部371Bは、スイッチ部371Aのソース端子−ドレイン端子間を流れる電流Iaの大きさに応じた信号(sig324)を出力する機能を有している。この電流値検知部371Bで、この電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aを通じて、電池50からグロープラグ20のヒータ21に流れる電流Iaを検知することができる。
次いで、このGCU310を用いて、マイクロコンピュータ380により、ヒータリード線23A,23B,23Cの断線の有無を検知する処理手順について、図13を用いて説明する。なお、実施形態1,2及び変形形態1における処理手順と同様な部分は、説明を省略または簡素化して行う。
なお、以下の処理手順では、ヒータリード線23A,23B,23Cは、いずれも断線していないか、断線しているとしても、いずれか1本のみである場合を前提とする。また、ヒータ21が断線する場合は考慮しないものとする。さらに、以下の処理手順は、グロープラグ20(ヒータ21)による加熱を要しないために、ヒータ21の通電を要しないタイミングにおいて行うものとする。
まずステップS301において、各種の初期設定を行い、グロー通電信号sig311,sig312をいずれもローレベルとする。次いで、ステップS302では、ステップS2と同様(図5参照)、断線検知のタイミングであるか否かを判断し、このタイミングになるまで待つ。次いで、ステップS303において、グロー通電信号sig311をハイレベルとする。これにより、電流検知対応型FET371のスイッチ部371A及びFET41B,41Cのうち、電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aのみがオンとなる。すると、電池50から電流検知対応型FET371、接続配線47A及びヒータリード線23Aを通じてヒータ21に通電される。ON直後のノイズの影響を避けるため、その後1msec待つ(ステップS304参照)。
ステップS303でグロー通電信号sig311をハイレベルにすると、ヒータリード線23Aが断線していなければ、電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aのソース端子−ドレイン端子間に電流Iaが流れる。一方、ヒータリード線23Aが断線していれば、電流は流れない(Ia=0)。
そこで、ステップS305において、この電流Iaに応じた大きさの電流値検知信号sig324を、第4入力部388を通じてマイクロコンピュータ380に読み込む。なお、第4入力部388に入力されたアナログの電流値検知信号sig324は、内臓しているA/Dコンバータを用いてデジタル値とし、これを用いて電流Iaの大きさを検知する。
次いで、ステップS306において、電流Iaが零(Ia=0)であるか否かを調べる。
ここで、Yes、すなわちIa=0の場合には、ヒータリード線23Aが断線している(異常)と判断して、ステップS307において、ECU90に向けて、ヒータリード線23Aが断線している旨の信号を送信し、ステップS301に戻る。
一方、No、すなわちIa≠0の場合には、ヒータリード線23Aを通じてヒータ21に電流が流れていることから、ヒータリード線23Aは断線していない(正常)と判断して、ステップS308において、ECU90に向けて、ヒータリード線23Aは断線していない(正常)である旨の信号を送信し、ステップS309に進む。
ヒータリード線23Aを通じてヒータ21に通電されている場合には、一端21Nのヒータ一端側電位Vhは、バッテリ電位Vbに近い値となる。したがって、検知接続点68B,68Cに生じる検知電位V2,V3は、ヒータリード線23B,23Cの断線の有無に応じて、実施形態1等と同じく断線時電圧Vtまたは非断線時電圧Vsとなる。
そこで、ステップS309において、この検知電位V2,V3を、A/Dコンバータ62B,62Cを用いてデジタル電位信号sig322,sig323とし、第2,第3入力部386,387を通じてマイクロコンピュータ380に読み込む。
さらに、ステップS310では、検知電位V2及び検知電位V3(デジタル電位信号sig322,sig323)が閾値電圧Vth以上(V2,V3≧Vth)の大きさであるか否かを調べる。
ここで、Yes、即ちV2≧VthでかつV3≧Vth(V2≧Vth、and、V3≧Vth)の場合には、ヒータリード線23Aに加え、ヒータリード線23B,23Cも断線していないと判断して、ステップS311において、ECU90に向けて、3本のヒータリード線23A,23B,23Cとも断線していない旨の信号を送信し、ステップS301に戻る。
一方、No、即ちV2,V3の少なくともいずれかがVthより小さい(V2<Vth、or、V3<Vth)場合には、ヒータリード線23B,23Cのいずれかに断線があるものと判断して、断線しているヒータリード線を特定するためにステップS312に進む。
次いで、ステップS312において、検知電位V2が閾値電圧Vth以上で、かつ検知電位V3が閾値電圧Vthよりも小さい(V2≧Vth、and、V3<Vth)か否かを調べる。
ここで、Yes、すなわちV2≧Vth、かつ、V3<Vthの条件を満たす場合には、ヒータリード線23Aのほか、ヒータリード線23Bも断線していない(正常)が、ヒータリード線23Cが断線している(異常)と判断して、ステップS313において、ECU90に向けて、ヒータリード線23A,23Bはいずれも正常であるが、ヒータリード線23Cに異常がある旨の信号を送信し、ステップS301に戻る。
一方、No、すなわちV2≧Vth、かつ、V3<Vthの条件を満たさない場合には、ヒータリード線23B,23Cの少なくともいずれかに断線があるものの、断線しているヒータリード線が特定できないので、さらにステップS314に進み、断線検知を継続する。
次いで、ステップS314において、検知電位V2が閾値電圧Vthよりも小さく、かつ検知電位V3が閾値電圧Vth以上(V2<Vth、and、V3≧Vth)であるか否かを調べる。
ここで、Yes、すなわちV2<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たす場合には、ヒータリード線23Aのほか、ヒータリード線23Cも断線していない(正常)が、ヒータリード線23Bが断線している(異常)と判断して、ステップS315において、ECU90に向けて、ヒータリード線23A,23Cはいずれも正常であるが、ヒータリード線23Bに異常がある旨の信号を送信し、ステップS301に戻る。
一方、No、すなわちV2<Vth、かつ、V3≧Vthの条件を満たさない場合(V2<Vth、and、V3<Vth)には、ヒータリード線23Aは断線していない(正常)が、ヒータリード線23B,23Cの2本が断線している(異常)と判断して、ステップS316において、ECU90に向けて、ヒータリード線23Aは正常であるが、ヒータリード線23B,23Cのいずれも異常がある旨の信号を送信し、ステップS301に戻る。
かくして、この処理手順によれば、所定の断線検知タイミングで、各ヒータリード線23A等について断線検知を行い、その結果をECU90に送信することができる。
本変形形態2に係るGCU310では、電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aを通じてヒータ21に流れる電流Iaを検知する電流値検知部371Bを備えている。
したがって、この電流検知対応型FET371のスイッチ部371Aをオンさせれば、電流値検知部371Bによりヒータリード線23Aまたはヒータ21の断線の有無が判る。また、電流Iaが流れる(Ia≠0)のであれば、ヒータ21及びヒータリード線23Aが断線していないことも確認できる。
また、この結果を併せて考慮することで、ヒータリード線23A,23B,23Cについて、より確実に、断線の有無を検知することができる。
以上において、本発明を実施形態1,2及び変形形態1,2に即して説明したが、本発明は上述の実施形態及び変形形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で、適宜変更して適用できることはいうまでもない。
例えば、実施形態1では、A/Dコンバータ62A等から出力されるデジタル電位信号sig21等をマイクロコンピュータ80に入力することにより、検知接続点68A等の検知電位V1等を検知して、ヒータリード線23A等について断線検知を行った。
しかしながら、断線検知の測定の手法としては、A/Dコンバータ62A等の代わりに、コンパレータを用いることができる。この場合、例えば、適宜のしきい値を設定した上で、コンパレータにより、検査対象のヒータリード線を通じて測定できる電位としきい値との大小判断を行うことで、断線の有無に対応した信号を得ることができる。
また、実施形態1,2では、3本のヒータリード線23A,23B,23Cを備えるグロープラグ20に適用した例を示したが、ヒータリード線が2本、あるいは4本以上の場合にも適用できる。
実施形態1に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置の回路図である。 実施形態1,2及び変形形態1,2に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置において、グロープラグの通電をPWM制御によって行われる場合のグロー通電信号についてのタイミングチャートであり、(a)は断線検知を行っていない状態、(b)は断線検知を行っているときの状態を示す。 実施形態1,2及び変形形態1,2の変形例1に係るグロー通電信号についてのタイミングチャートであり、(a)は断線検知を行っていない状態、(b)は断線検知を行っているときの状態を示す。 実施形態1,2及び変形形態1,2の変形例2に係るグロー通電信号についてのタイミングチャートであり、(a)は断線検知を行っていない状態、(b)は断線検知を行っているときの状態を示す。 実施形態1に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置において、各ヒータリード線について断線の有無を検知する手法を説明したフローチャートである。 図5に続き、各ヒータリード線について断線の有無を検知する手法を説明したフローチャートである。 実施形態1,2及び変形形態1,2の変形例3に係るグロープラグ及びヒータリード線を示す説明図である。 変形形態1に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置の回路図である。 変形形態1に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置において、各ヒータリード線について断線の有無を検知する手法を説明したフローチャートである。 実施形態2に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置の回路図である。 実施形態2に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置において、各ヒータリード線及びヒータについて断線の有無を検知する手法を説明したフローチャートである。 変形形態2に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置の回路図である。 変形形態2に係る断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置において、各ヒータリード線について断線の有無を検知する手法を説明したフローチャートである。
符号の説明
10,110,210,310 GCU(断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置)
20,220 グロープラグ
21,221 ヒータ
21N,221N (ヒータの)一端
Vh ヒータ一端側電位(ヒータの一端に生じる電位)
222 通電端子
23A,23B,23C,223A,223B,223C ヒータリード線
40,140,240,340 グロープラグ通電制御装置
41A,41B,41C FET(通電スイッチ手段)
42A,42B,42C,142A,142B 一部通電回路(一部通電手段)
50 電池(電源)
60,260 断線検知回路(断線検知手段)
270 ヒータ電流検知回路(ヒータ電流検知手段)
371A スイッチ部
371B 電流値検知部(スイッチ別ヒータ電流検知手段)

Claims (3)

  1. 通電によって発熱するヒータ及び上記ヒータの一端に電気的に並列に接続する複数のヒータリード線を有するグロープラグに、または、
    通電によって発熱するヒータ及び上記ヒータの一端に電気的に接続する通電端子を有するグロープラグ、並びに、上記通電端子に電気的に並列に接続する複数のヒータリード線に、適用して、
    上記グロープラグの上記ヒータに、電源から上記複数のヒータリード線を通じて流す電流を、上記ヒータリード線毎に断続する複数の通電スイッチ手段、を備える
    グロープラグ通電制御装置であって、
    上記複数の通電スイッチ手段のうち一部の通電スイッチ手段のみをオンさせて、上記電源から、上記複数のヒータリード線のうち、上記一部の通電スイッチ手段に接続する一部のヒータリード線を通じて、上記グロープラグの上記ヒータに電流を流す一部通電手段と、
    上記一部通電手段によって電流を流している上記ヒータのうち、このヒータの上記一端に生じる電位を、上記複数のヒータリード線のうち、上記一部のヒータリード線以外のヒータリード線を通じて検知することにより、上記複数のヒータリード線について、断線の有無を検知する断線検知手段と、を備える
    断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置。
  2. 請求項1に記載の断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置であって、
    前記電源と前記複数の通電スイッチ手段との間に介在し、上記電源から前記ヒータに流れる電流を検知するヒータ電流検知手段、を備える
    断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置。
  3. 請求項1に記載の断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置であって、
    前記一部の通電スイッチ手段を通じて、前記ヒータに流れる電流を、通電スイッチ手段毎に検知するスイッチ別ヒータ電流検知手段、を備える
    断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置。
JP2007134161A 2007-05-21 2007-05-21 断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置 Expired - Fee Related JP4843560B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007134161A JP4843560B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2007134161A JP4843560B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2008286166A true JP2008286166A (ja) 2008-11-27
JP4843560B2 JP4843560B2 (ja) 2011-12-21

Family

ID=40146101

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2007134161A Expired - Fee Related JP4843560B2 (ja) 2007-05-21 2007-05-21 断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4843560B2 (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001839A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグの通電制御装置
JP2012180844A (ja) * 2012-06-26 2012-09-20 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグの通電制御装置
WO2022145639A1 (ko) * 2020-12-29 2022-07-07 한온시스템 주식회사 단선 감지부를 포함하는 고전압 히터 및 이를 이용한 단선 감지 방법

Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030370A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Canon Inc プリンタ
JPS6466478A (en) * 1987-08-24 1989-03-13 Devilbiss Health Care Inc Valve plate assembly for small-sized pump
JPH01174987A (ja) * 1987-12-29 1989-07-11 Fujitsu Ten Ltd 発熱体の断線検出方式
JPH0481578A (ja) * 1990-07-25 1992-03-16 Zexel Corp グロープラグの故障診断装置
JP2001037069A (ja) * 1999-07-15 2001-02-09 Anden 断線検出機能を有する負荷駆動装置

Patent Citations (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS6030370A (ja) * 1983-07-28 1985-02-15 Canon Inc プリンタ
JPS6466478A (en) * 1987-08-24 1989-03-13 Devilbiss Health Care Inc Valve plate assembly for small-sized pump
JPH01174987A (ja) * 1987-12-29 1989-07-11 Fujitsu Ten Ltd 発熱体の断線検出方式
JPH0481578A (ja) * 1990-07-25 1992-03-16 Zexel Corp グロープラグの故障診断装置
JP2001037069A (ja) * 1999-07-15 2001-02-09 Anden 断線検出機能を有する負荷駆動装置

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011001839A (ja) * 2009-06-17 2011-01-06 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグの通電制御装置
JP2012180844A (ja) * 2012-06-26 2012-09-20 Ngk Spark Plug Co Ltd グロープラグの通電制御装置
WO2022145639A1 (ko) * 2020-12-29 2022-07-07 한온시스템 주식회사 단선 감지부를 포함하는 고전압 히터 및 이를 이용한 단선 감지 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JP4843560B2 (ja) 2011-12-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7573275B2 (en) Temperature sensor control apparatus
JP5170907B2 (ja) 車両用被制御部品の制御装置
JP5069796B2 (ja) センサ・エレメントの機能可能性の検査装置
US8483905B2 (en) Energization control apparatus for controlled component for a vehicle
JP5526965B2 (ja) 電源制御装置及び故障検知方法
US20070036197A1 (en) Method and device for diagnosing an external temperature sensor
US20080099333A1 (en) Control circuit for multiple oxygen sensor heater elements
JP4843560B2 (ja) 断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置
US20030006228A1 (en) Steering-heater device for vehicle
CN109923011B (zh) 开关电路及其故障检测方法以及控制装置
JP4110603B2 (ja) ガス濃度センサに用いるヒータ制御系の故障判定装置
JPH06213846A (ja) 内燃機関の加熱排気酸素センサ装置
JP4843559B2 (ja) グロープラグ断線検知装置及び断線検知機能付きグロープラグ通電制御装置
JP3440785B2 (ja) 車両用ワイヤハーネスの異常検出装置及び車両用警報装置
JP2002276524A (ja) 故障検出回路
ES2241704T3 (es) Sistema de diagnostico para un calefactor electrico del colector de admision de aire de un motor diesel.
US11935338B2 (en) Automotive electronic control unit
JP2012162139A (ja) 車両用電源制御装置
JP2001037069A (ja) 断線検出機能を有する負荷駆動装置
EP2781927A1 (en) Method and apparatus to detect device functionality
KR100216252B1 (ko) 선저항을 이용한 점화신호 감지회로
JP2001250660A (ja) ヒータ制御方法
ITTO960378A1 (it) Circuito di controllo per un riscaldatore a resistenza variabile asso- ciato ad un sensore di ossigeno nei gas di scarico.
JP2007239646A (ja) 内燃機関用エアヒータシステム
JP2543106Y2 (ja) 警報器の信号入力回路

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20091116

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110913

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20111007

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4843560

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20141014

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees