JPS6030238B2 - ミシンの補助ベツド装置 - Google Patents

ミシンの補助ベツド装置

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JPS6030238B2
JPS6030238B2 JP3899478A JP3899478A JPS6030238B2 JP S6030238 B2 JPS6030238 B2 JP S6030238B2 JP 3899478 A JP3899478 A JP 3899478A JP 3899478 A JP3899478 A JP 3899478A JP S6030238 B2 JPS6030238 B2 JP S6030238B2
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JP
Japan
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shielding plate
support plate
auxiliary
auxiliary support
plate
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JP3899478A
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JPS54131445A (en
Inventor
勝 鳥居
正次 西村
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Brother Industries Ltd
Original Assignee
Brother Industries Ltd
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Publication date
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Publication of JPS54131445A publication Critical patent/JPS54131445A/ja
Publication of JPS6030238B2 publication Critical patent/JPS6030238B2/ja
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はミシンの補助ベッド装置に関するものであり、
更に詳しくは箱形ベッドの良好な外観を呈し、その箱形
ベッドがワンタッチ操作で大きく開放し得るとともにッ
ータッチ(二動作)操作で関鎖し得る補助ベッド‘こ関
するものである。
ミシンにおいては、縫製作業を容易にする目的で加工品
支持面をなるべく広くすることが望ましく、そのために
ベッドも相当の大きさのもとされることが多いが、この
ペット内に収容すべき機構部は比較的少ないのが普通で
ある。こうした事情から、「補助ベッドを附属品収納箱
とを兼用する」という着想に基づいてなされたいくつか
の従来技術が知られており、本出願人の昭和53王3月
18日出願に係る補助ベッド装置もその一つである。こ
れは従前の着想を更に発展させたものであり、ミシンフ
レーム部に、前方または後方と上方とに向かって開放さ
れた凹所を設け、この凹所の前方または後方を覆う起立
位置とこれを開放する倒伏位置とをとり得る遮蔽板、こ
の凹所の上方を覆う覆蓋位置とこれを開放する開放位置
とをとり得る補助支持板、遮蔽板と補助支持板とを連結
するりンク機構等を設けて、遮蔽板と補助支持板とが連
動して開閉するようにしたものである。
これにより、補助ベッドの閉鎖時には良好な箱形べッド
の外観がかもし出されるとともに、ワンタッチ操作によ
って大きく開放され得ることとなり、凹所内に部品収納
箱、速度加減用コントローラ等を取出し容易に収納し得
るとともに凹所内の各部に対する作業が極めて容易とな
ったが、反面補助支持板の回動操作時に遮蔽板の動きに
注意が殆んど払われなくなったため、開放位置にある補
助支持板の端部を手で秋持し覆蓋位置に向かって回動操
作する時、思にがけず下方から回動して来る遮蔽板との
間に指を挟まれる塵れが生じた。本発明は、本出願人が
先に出願した補助ベッド装置が有する上記の長所をその
まま享受しつつ、回敷操作をより安全に行ない得る理想
的な補助ベッド装置を完成することを目的としてなされ
たものである。
この目的を達成するため、本発明においては、前記補助
支持板及び遮蔽板のほかに、前記遮蔽板を前記起立位置
から倒伏位置に向かって付勢する付勢手段と、少なくと
も前記補助支持板の覆菱位置において前記遮蔽板を前記
付勢手段の作用に抗して起立位置に保持するための係止
手段と、前記補助支持板が前記凹所の上方を開放するた
めめ回動操作される時その回動操作に関連して前記係止
手段の作用を解放するための解放手段とを設けて、前記
補助支持板の回動操作によって前記遮蔽板が倒伏回動し
て前記凹所がワンタッチ操作で開放されるとともに、閉
鎖時にはこの補助支持板と遮蔽板とが独立して前記凹所
を閉鎖する位置に回動させられるようにしたのである。
以下、本発明の実施例を示す図面に基づき更に詳述する
。第1図は本発明の−実施例を含むミシンの概略図であ
り、このミシンフレーム1は水平なブラケットアーム2
を備えている。
ブラケットアーム2は両端部に頭部3と脚柱部4とを備
え、脚柱部4の下部がベース部5によって支持されてい
る。ベース部5からはベッド部6が上部ブラケットアー
ム2と水平に延びており、これらベース部6とベッド部
6の下方には底板部7が、またベッド部6を間にはさん
でベース部5に相対する位置には端壁部8がそれぞれ配
置されている。概略以上の各部から構成されたミシンフ
レーム1の前部には、第2図に示すように、上方と前方
とに向かって開放され凹所10が形成されている。
すなわち凹所10は、ベッド部6の前側壁11と、前側
壁11の一端部に隣接するベース部5の左端壁12と、
前側壁11の池端部に隣接する前記端整部8と、底板部
7の一部とによってそれぞれ後方、左右両側方、及び下
方を画定され、上方及び前方を開放されているのである
。上記凹所10の上方関口は補助支持板13によって覆
蓋される。
補助支持板13は、両端部の後潟縁近傍下面に取付用突
部14及びカム部体15、カム部16を備え、この突部
14及びカム部体15、カム部16を、ミシンフレーム
ーに固定された取付ブラケツト17,18に、それぞれ
ピン19及び段付ねじ20‘こよって枢着されており、
第2図に示す開放位置と第1図に示す覆蓋位置との間を
回動することが可能である。一方前記凹所10の前方開
□は遮蔽板21によって遮蔽される。
遮蔽板21は、第2図に示すように、両端部の下端縁近
傍内面に取付用突部22,23を備え、この突部22,
23をミシンフレームーに固定された取付ブラケット2
4,25にそれぞれピン26,27によって枢着されて
おり、第2図に示す倒伏位置と第1図に示す起立位置と
を間を回動することが可能である。また遮蔽板21上端
の中央部には上記補助支持板13を回動操作するための
指かけ用凹部28が形成されている。第2図乃至第4図
に示すように、遮蔽板21の一方の取付突部23が取付
ブラケツト25に枢着させられた上記ピン27には巻ば
ね(ねじりコイルばね)29が隊装されている。
この巻ばね29は、一端が遮蔽板21の内面に立設され
た係止突部30の貫通孔30aに挿入されるとともに、
他端がブラケット25と底板部7とに挟まれており、遮
蔽板21を起立位置から倒伏位置に向かって付勢する付
勢手段50となっている。また巻ばね29は比較的弾性
力が小さいため、遮蔽板21は倒伏位置まで比較的緩や
かに回動させられ、しかも巻ばね29がほぼ自然(自由
)状態となった時、この巻ばね29によって先端部21
aがミシンの載層面70よりも上方に位置するように保
持されるのである(第3図参照)。上記遮蔽板21は係
止手段55によって起立位置に保持される。
すなわち、遮蔽板21の係止突部3川こは係止ピン31
がほぼ水平方向に立設されているとともに、ベッド部6
の前側壁11に固定された前記取付ブラケット18の下
端部には、係止腕32が段付ピン33によって枢着され
ており、この係止腕32には係止ピン31と係合させら
れるべき係止部32a及び傾斜部32bが形成されてい
る。また係止腕32は、取付ブラケット18との間に上
下方向に配設された引はね(引張コイルばね)34によ
り、係止部32aが形成された端部が上方に付勢されて
おり、遮蔽板21が起立位置にある時には、この付勢力
によって係止部32aが係止ピン31に係合させられる
のである。すなわち本実施例においては、係止ピン31
、係止腕32及び引ばね34等が係止手段55を構成し
ているのであり、これによって遮蔽板21は、前記付勢
手段50の作用に抗して起立位置に保持されるのである
。遮蔽板21はこの起立位置においてその外面が前記ベ
ッド部6の外面とほぼ連続するようにされている。この
ように、遮蔽板21は上記係止手段55によって起立位
置に保持されるが、前記補助支持板13の覆蓋位置から
開放位置への回動操作に関連して作用する解放手段60
1こより、容易にこの状態から解放され得る。
すなわち、上記係止腕32は、係止腕32と同様に段付
ピン33の回りに回動可能に設けられた解放腕35の一
部に段付ネジ36によって固定されており、解放腕35
と一体となって回動さられる作動レバー37を形成して
いる。この解放腕35の先端は、前記引ばね34の作用
によって補助支持板13下面の前記カム部体15に積極
的に係合させられている。カム部体15は、補助支持板
13が覆蓋位置にある時ほぼ直立状態となる第1のカム
面15aと、段付ピン33の藤線を中心とする円弧状の
第2のカム面15bとを有する。従って作動レバー37
は、補助支持板13が覆蓋位置にある時最も左回り(第
3図において)の回動位置を占め、そのため係止部32
aと起立位置にある遮蔽板21の係止ピン31とが係合
可能であるが、補助支持板13が覆蓋位置から回動範囲
の中間位置まで回動操作される時、作動レバー37は引
ばね34の弾性力に抗して時計方向に回動させられ、そ
の結果係止部32aと係止ピン31との係合が解かれる
。このように、解放腕35及びカム部体15は前記係止
手段50の作用を解放する解放手段60を形成している
のである。補助支持板13は、取付ブラケツト181こ
固定された板ばね38と、補助支持板13が下面に備え
た前記カム部16とから成る保持手段65の作用によっ
て覆蓋位置に保持される。
すなわち、板ばね38の自由端は常時カム部161こ係
合させられており、しかもカム部16は補助支持板13
がほぼ中間位置にある時板ばね38を最も大きく榛ませ
、回動範囲の両端にある時最も少なく操ませるような形
状とされている。従って、補助支持板貴3は、覆蓋位置
または開放位置から回敷範囲の中間位置過ぎまで回動さ
せられると、開放位置または額蓋位置に向かって積極的
に回動させられる。補助支持板13が開放位置に回動さ
せられた時、カム部16の背面16aが板ばね38の上
面に丁度密着して安定状態となり、その結果補助支持板
軍3が安定に開放位置に保持されるのである。また、取
付ブラケットー81こは補助支持板13用の位置決め板
49が固定されており、この位瞳決め板49は、補助支
持板13が覆蓋位置に回動させられた時その下面に当接
して補助支持板畳3を位置決めする。
そしてこの状態においてはも補助支持板13の上面によ
って形成される補助加工品支持面40が、前記ベッド部
6の上面によって形成される主加工品支持面41および
ベッド部5の上面と連続するようにされているのである
。以上説明した付勢手段50、係止手段56、解放手段
60、保持手段65等はカバー42によって覆われてい
る。すなわちカバー42がねじ43によって取付ブラケ
ット25の上端部に取り付けられることによって各可動
部は可能な限り覆われており、凹所10内に収納される
部品収納箱、速度加減用のコントローラ等が各可動部と
干渉することが防止されている。また凹所IQの右方を
画定しているベッド部5の左側壁亀2と上記カバー42
とには通風ロー2a,42aが設けられるとともに、こ
れらに相対する端壁部8の上端と補助支持板13との間
には、第1図に示すように通風口44が形成されている
これは第2図に破線で示すようにベッド部5内に収容さ
れているミシンモータ45の放熱を助けるためである。
すなわちミシンモータ45は冷却用のファンを備えてお
り、このファンによつてべ−ド部5の右端壁に設けられ
た図示しない通風口から空気を吸引し、この空気によっ
て自身を冷却するのであるが、その結果暖められた空気
は通風口12a,42aから凹所10内へ流入し、開□
4から流出するのであり、凹所1川ま磯風ダクトを兼ね
ているのである。また凹所10の後方を画定しているベ
ッド部6の前側壁ilには「第2図に示すように、釜4
6へボビンケースを着脱するための開口47が形成され
、更に送り歯6a(第1図参照)を昇降させるための操
作つまみ48が配置されている。
本実施例の補助ベッド装置は以上説明したように構成さ
れているため、ミシンを使用しない時には、部品収納箱
、コントローラ等を凹所10内に収納して、補助支持板
13及び遮蔽板21を第1図に示むように閉じ合わせて
閉鎖し得る。またミシンの使用に際しては「ミシン本体
を使用場所に持ち運べば、部品収納箱「コントローう等
の必要部品も同時に運ばれるため、持ち運びが便利であ
り、しかもこれらを運び忘れる心配がない。ミシンを使
用場所へ持ち運んだ後、補助ベッドを開放して部品収納
箱、コントローラ等を取り出す。補助ベッドは、単に遮
蔽板21の凹所28に指をかけて覆蓋位置にある補助支
持板13を回動操作するのみで開放される。すなわち補
助支持板翼3を、第3図中実線にて示す覆蓋位置から保
持手段65の作用に抗して補助支持板13がピン19,
20(20のみ図示)の回りもこ時計方向に回動させる
と、解放腕35の一端がカム部体15の第1のカム面1
5aに係合させられた作動レバー37は「係止腕32を
上方に付勢する引ばね34の作用に抗して段付ピン33
の回りに時計方向に回動させられる。遮蔽板21は、補
助支持板13の回動初期において、係止ピン31が係止
腕32の係止部32aに係合させられている間は巻ばね
29の作用に抗して同図中実線にて示す起立位置に保持
されているが、補助支持板13が一定角度回動させられ
係止ピン31と係止部32aとの係合が解かれると、巻
ばね29の作用によってピン26,27(ピン27のみ
図示)の回りに緩やかに回動させられ、この巻ばね29
がほぼ自然状態となった時(正確には遮蔽板21の自重
と巻ばね29弾性力とがつり合った時)に静止させられ
る。この静止位置が遮蔽板21の倒伏位置であり、同図
中二点鎖線にて示すように、この時遮蔽板21の上端緑
21aはミシンの教導面70よりも僅かに上方となる。
こうして解放手段60‘こよって係止手段55が解放さ
れた後、補助支持板13を更に回動範囲の中間位置過ぎ
まで回動させると、補助支持板13は、保持手段65の
作用により開放位置に向かって積極的に回動させられた
後、同図中二点鎖線で示す開放位置に保持させられるこ
ととなる。
なお、この時作動レバー37は、端部が円弧状の第2の
カム面15bに係合させられているために全く回動させ
られず、同図中二点鎖線にて示す状態に維持される。こ
のように遮蔽板21及び補助支持板13はワンタッチ操
作にて開放され、しかも開放された後は第2図に示す状
態に維持されるため、凹所10内に収納されている部品
収納箱、コントローラ等を極めて簡単に取り出すことが
でき、取り出した後は、凹所10の奥に配置されている
釜46に対するボビンケースの着脱、操作つまみ48の
操作を容易に行なうことができるのである。
縫製作業を行なう時は補助ベッドを閉鎖するが、補助ベ
ッドの閉鎖は、補助支持板13と遮蔽板21とを別々に
行なうツータツチ操作である。
すなわち始めに補助支持板13を保持手段65の作用に
抗してピン19,20の回りに時計方向に回動させる。
補助支持板13は、中間位置過ぎまで時計方向に回動さ
せられた後は保持手段65の作用によって覆蓋位置に向
かって積極的に回動させられるが、それにつれて作動レ
バー37も引ばね34の作用によって段付ピン33の回
り‘こ反時計万向に回動させられ、補助支持板13の覆
蓋位置への復帰とほぼ同時に作用位置に復帰させられる
。この後、付勢手段50の作用に抗しつつ遮蔽板21を
閉じるのであるが、係止腕32の係止32aが形成され
た端部には傾斜部32bが形成されているため、係止ピ
ン31は遮蔽板21の回動につれて引ばね34の作用に
抗しつつ作動しバ−37を時計方向に回動させ係止腕3
2の係止部32aと係合する。以上の結果、補助支持板
13は覆蓋位置に「遮蔽板21は起立位置にそれぞれ確
実に保持されるのであり、こうして補助ベッドが閉鎖さ
れた状態においては、補助支持板13の上面によって形
成される補助加工品支持面41が前記主加工品支持面4
0と、また遮蔽板21の外面がベース部5の外面とそれ
ぞれ連続することとなって、極めて美麗な箱形ミシンの
外観を呈するのである。
以上の説明から明らかなように、本実施例の補助ベッド
装置においては、補助支持板13及び遮蔽板21がそれ
ぞれ作業者の意志によって閉鎖位置に回動させられ、し
かも補助支持板13が遮蔽板21よりも先に回動させら
れるため、閉鎖操作が極めて安全なものとなった。
すなわち、この補助ベッド装置においては、係止手段5
5は補助支持板13を覆蓋位置に回動させた後遮蔽板2
1を起立位置に向かって回動させた場合でなければ作用
せず、遮蔽板21を補助支持板13よりも先に閉じるこ
とは不可能である。このため、必然的に補助支持板13
を先に閉鎖位置まで回動操作することとなるが、この時
遮蔽板21は未だ倒伏位置にあり、作業者が補助支持板
13を回動操作する際に遮蔽板21との間に指を挟まれ
る度れは全くないのである。また、補助支持板13に続
いて遮蔽板21を回動操作する際には、この回動操作は
作業者の意志によって行なわれるものであり、しかもこ
の時には作業者の注意がごく自然に補助支持板13に払
われるため、遮蔽板21の閉鎖時に補助支持板13との
間に指を挟まれることがないのである。
補助支持板13の回動操作時には、この下方に位置する
遮蔽板21の動きには注意が払われ難く、そのために遮
蔽板21が補助支持板13と連動させられる場合には指
を挟まれる廉れがあったのであるが、本実施例によれば
こうした危娘が極めて良好に解消されるのである。次に
本発明の別の実施例について説明する。
本実施例は、補助支持板13と遮蔽板21とを任意の順
序で閉鎖し得る点が前記実施例とは異なる。すなわち、
本実施例においては、第5図及び第6図に示すように作
動レバー37′が、段付ピン33′によって枢着され段
付ピソ33′の車中線と直角な平面A内において回動可
能な係止腕32′と、この係止腕32′の一端にビン3
5aによって枢着され上記平面Aと直角な平面B内にお
いて回動可能な解放腕35′とから成り、解放腕35′
は、取付ブラケット18′との間に酉己設され引ばね3
4とは別の引ばね35bによって第6図において時計方
向に付勢されている。また、解放腕35′が係合させら
れているカム部体15′は、第7図乃至第9図に拡大し
て示すように中間部において解放腕35′を最も多く回
動させる第1のカム面15をと、ピン20′を中心とす
る円弧状のカム15b′と、第1のカム面15a′の側
方に形成されたガイド15c′とを有している。
このため、作動レバー37′は、補助支持板13′が覆
蓋位置にある時には引ばね35bの作用によって解放腕
35′が第1のカム面15a′の図中Sにて示す位置付
近に係合させられているがト補助支持板13′が回動操
作されるにつれて段付ピン33′の回り‘こ時計方向に
回動させられ、解放腕35′が第1のカム面15a′の
S′にて示す位置付近に係合するまで回動させられた時
、係止手段55′の作用を解放する。こうして係止手段
55′の作用が解放されると、遮蔽板21′は、付勢手
段50′の作用によって倒伏位置まで回動させられる。
この後さらに補助支持板13′を回動操作すると、作動
レバー37′は今度は反時計万向に回動させられるが、
この時解放腕35′はガイド15c′に案内されて引ば
ね35bの作用に抗してピン35aの回りに反時計方向
に回動させられ、各図中S″にて示す位置付近において
第1のカム面15a′から第2のカム面15b′に落ち
込み、これによって作動レバー37′が作用位置に復帰
させられる。
しかも、第2のカム面15b′は円弧状に形成されてお
り、作動レバ−37′は補助支持板13′とは無関係に
作用位置に維持されるため、補助支持板13′と遮蔽板
21′とを任意の順序で閉鎖し得るのである。すなわち
、補助支持板13′を覆蓋位置に回動操作した後遮蔽板
21′を起立位置に向かって回動操作することによって
補助ベッドを閉鎖することが可能であり、この閉鎖操作
が極めて安全であることは前述の通りである。
また、補助支持板13′が未だ開放位置にある状態で先
に遮蔽板21′を起立位置まで回動操作した後補助支持
板13′を覆蓋位置に向かって回動操作することも可能
である。この場合、補助支持板13′の回動操作時には
遮蔽板21′は静止状態にあり、しかも作業者は遮蔽板
21′がこの状態にあることを意識しながら補助支持板
13′を回動操作するため、この時遮蔽板21′との間
で指を挟まれることはまずないのである。なお、上記各
実施例においてはいずれも凹所10が補助ベッドの前方
に設けられており、これによってボビンケースに対する
ボビンの着脱が容易となったのであるが、このように凹
所10を補助ベッドの前方に設けることは不可欠なこと
ではなく。
これを後方に設けることもできる。また、付勢手段50
、係止手段55、解放手段60等にも種々の変更を加え
ることができるのは勿論である。本発明は以上詳記した
ようなものであるため、補助ベッド装置の内部に部品収
納箱は勿論コントローラ等を収納することも可能となり
、また極めて簡単なワンタッチ操作によって補助ベッド
を大きく開き、その内部から部品収納箱を容易に取り出
し、または収納することが可能となる。
また、これらを取り出した後には大きく閉口し得る空所
が生じることとなるため、この空所に奥に各種の操作ハ
ンドル、つまみ、ダイヤル、ボタン等を配置しておけば
、補助ベッド装置を閉鎖した状態ではこれらが表面に現
われず、シンプルで良好な箱形ベッドの外観を呈し、し
かもこれらの操作は大きく開いた開□から極めて容易に
行ない得る効果が生じる。特に補助ベッド装置をベッド
部の前部に設けた場合には、加工支持面を構成する補助
ベッドとしての価値が大きく、しかも釜に対するボビン
ケースの着脱が、従来に比較して十分に大きな閉口を介
して行ない得るために著しく容易となる。このように、
本発明に係る補助ベッド装置によれば、本出願人が先に
出願した発明の利点をそのまま享受した上で、さらにワ
ンタッチで極めて容易に開放し得るとともにッータッチ
で安全に閉鎖し得るという優れた効果が生ずるのである
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る補助ベッド装置を適用したミシン
において補助ベッドを閉鎖した時の斜視図、第2図は同
じじく開放した時の要部斜視図、第3図は第2図におけ
る×視図、第4図は第3図におけるW−W断面図(一部
省略)、第5図及び第6図は本発明の別の実施例を示す
それぞれ第3図及び第4図に相当する断面図、第7図及
至第9図はこの実施例におけるカム部材の形状を示すそ
れそれ正面図、右側面図、下面図である。 1:ミシンフレーム、2:ブラケツトアーム、3:頭部
、4:脚柱部、5:ベース部、6:ベッド部、7:底坂
部、8:端壁部、10:凹所、11:前側壁、12:端
壁部、13:補助支持板、14,22,23:取付突部
、15:カム部体、15a,15a′:第1のカム面、
15b,15b′:第2のカム面、15c:ガイド、1
6:カム部、17,18,24,25:取付ブラケツト
、19,20,26,27:ピン、21:遮蔽板、28
:指かけ用凹所、29:巻ばね、30:係止突部、31
:係止ピン、32:係止腕、32a:係止部、34:引
ばね、35:解放腕、37:作動レバー、38:板ばね
、40:補助加工品支持面、41:主加工品支持面、4
2:カバー、12a,42a:通風口、44:開□、4
5:モータ、46:釜、47:関口、48:操作用つま
み、50:付勢手段、55:係止手段、60:解放手段
、65:保持手段。 第1図 図 N 織 第3図 第4図 第5図 第6図 第7図 第8図 第9図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 ブラケツトアームを支持するベース部と、そのベー
    ス部から水平方向に延び上面が主加工品支持面を構成す
    るベツド部と、そのベツド部を間にして前記ベース部と
    相対する端壁部と、前記ベース部及びベツド部の下方に
    位置する底板部とから成るミシンフレームを有し、前記
    ベツド部の前側壁または後側壁と、その側壁に隣接する
    ベース部の一端壁と、前記端壁部および底板部とにより
    画定される凹所が形成されたミシンにおいて、前記凹所
    の上方を覆う覆蓋位置とこれを開放する開放位置とをと
    り得るようにミシンフレームに回動可能に取り付けられ
    、その覆蓋位置において上面が前記主加工品支持面とほ
    ぼ連続する補助加工品支持面を構成する補助支持板と、
    前記凹所の前方または後方を覆う起立位置とこれを開放
    する倒伏位置とをとり得るようにミシンフレームに回動
    可能に取り付けられ、その起立位置において外面が前記
    ベース部の外面とほぼ連続する遮蔽板と、その遮蔽板を
    前記起立位置から倒伏位置の向かつて付勢する付勢手段
    と、少なくとも前記補助支持板の覆蓋位置において、前
    記遮蔽板を前記付勢手段の作用に抗してその起立位置に
    保持するための係止手段と、前記補助支持板が前記凹所
    の上方を開放するために回動操作される時、その回動操
    作に関連して前記係止手段の作用を解放するための解放
    手段とを設け、前記補助支持板の開放操作により前記遮
    蔽板が倒伏回動するようにしたことを特徴とする補助ベ
    ツド装置。 2 前記付勢手段が巻ばねであり、前記係止手段が、前
    記遮蔽板の一部に係合可能な係止腕と、その係止腕を作
    用位置に付勢する引ばねとから成る特許請求の範囲第1
    項記載の補助ベツド装置。 3 前記解放手段が、前記補助支持板に固設されたカム
    部体と、そのカム部体に係合する解放腕とから成る特許
    請求の範囲第1項または第2項に記載の補助ベツド装置
    。 4 前記係止手段が、前記遮蔽板の一部に係合可能な係
    止腕と、その係止腕を作用位置に付勢するばねとから成
    るとともに、前記解放手段が、前記補助支持板に固設さ
    れたカム部体と、前記係止腕と一体に回動し前記ばねの
    作用により前記カム部体に係合する解放腕とから成り、
    前記補助支持板が前記覆蓋位置に回動された時にのみ前
    記遮蔽板が前記起立位置に保持される特許請求の範囲第
    1項に記載の補助ベツド装置。 5 前記付勢手段が、前記遮蔽板と前記底板部とにこれ
    らの各端部においてそれぞれ係止させられた巻ばねから
    成り、前記遮蔽板が前記倒伏位置に回動されてこの巻ば
    ねがほぼ自然状態となつた時、前記遮蔽板の先端部がミ
    シン載置面よりも上方に位置する特許請求の範囲第1項
    乃至第4項のいずれかに記載の補助ベツド装置。 6 前記係止手段が、前記遮蔽板の一部に係合可能な係
    止腕と、その係止腕を作用位置に付勢する第1のばねと
    から成るとともに、前記解放手段が、前記補助支持板に
    固設されたカム部体と、前記係止腕にその係止腕の回動
    平面Aに直角な回動平面B内で回動可能に取付けられ、
    前記ばねの作用により前記カム部体に係止する解放腕と
    、その解放腕を前記回動平面B内で一方向に回動するよ
    うに付勢する第2のばねとから成り、前記補助支持板が
    一旦前記解放位置まで回動された後はその補助支持板の
    回動状態に無関係に前記遮蔽板が前記起立位置に回動係
    止され得る特許請求の範囲第1項に記載の補助ベツド装
    置。
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JP4743642B2 (ja) * 2007-12-25 2011-08-10 日本電波工業株式会社 発振モジュール

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