JPS6029881A - 光学的文字読取装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 本発明は、帳票上に記録された文字の傾きを補正する機
能を有する光学的文字読取装置に関する。

〔発明の技術的背景とその問題点〕

光学的文字読取装置（以下ＯＣＲと称する）において、
帳票上の文字を読取る場合、文字行が傾いた状態で人力
されることがある。ＯＣＲでは、傾きを有する文字行が
入力された場合、文字認識処理において誤りが生ずるな
どの問題がある。

このような問題を解消するために、従来のＯＣＲには文
字行の傾きを検出し、その傾きを補正する機能を有する
ものがある。この傾き補正方式としては、各種の方式が
開発されている。

即ち、帳票の基準辺の傾きに基づいて文字行の傾きを補
正する判断方式、また帳票上の行両端にｔｔ５Ｊｔたス
キューマークのアドレスの差かう文字行のスキュー量を
めるスキューマーク方式、さらにバッファ内に文字行イ
メージを格納した後そのバッファ内をスキャンして文字
位置の変位を測定するバッファスキャン方式等がある。

しかしながら、上記のような従来の傾き補正方式では、
以下のような欠点がある。即ち、上記判断方式では、帳
票の基準辺ｌこ基づいて傾き補正が行なわれるため、例
えば帳票に対する不良裁断または破損等が発生した場合
、傾き補正が不正確になる。また、スキューマーク方式
では、予めスキューマークを帳票上に設ける必要がある
ため、帳票に対して大きな制約が生ずることになる。さ
らに、バッファスキャン方式では、バッファ内のスキャ
ン処理は通常多大なアクセス時間を要するため、ＯＣＲ
全体の処理速度が低下する問題がある。

〔発明の目的〕

本発明は上記の事情に鑑みてなされたもので、その目的
は、帳票の基準辺が不良の場合でも、簡単で確実に文字
行のスキュー量を測定してその傾きを補正でき、文字認
識を確実に行なうことができる光学的文字読取装置を提
供することにある。

〔発明の概要〕

本発明では、光電変換部から帳票上の文字情報に対応す
る画像信号を一時格納するバッファ手段が設けられる。

このバッファ手段に画像信号が格納される際、画像信号
に基づいて帳票上に予め設定されるブロックの水平射影
がメモリに記載される。制御部では、メモリ内の水平射
影に基づいてその中心アドレスの平均変位量から上記文
字情報のスキュー量が算出される。この算出されたスキ
ュー量及びバッファ手段に画像信号が格納される際のア
ドレス情報に基づいて、座標変換手段では上記画像信号
に対する座標軸変換を行ないその結果得られたアドレス
を出力する。ラインバッファでは、座標変換手段からの
アドレスに応じて上記バッファ手段から出力される画像
信号が格納される。これにより、傾きが補正された状態
の画像信号がラインバッファに格納されることになる。

〔発明の実施例〕

以下図面を参照して本発明の一実施例について説明する
。第１図は一実施例に係るＯＣＲの部分的構成を示すブ
ロック図である。第１図において、１０は光電変換部で
、ラインセンサ１１により帳票１２上を走査して得られ
る文字情報（光信号）を電気信号である画像信号Ｉに変
換する。バッファ１３は光電変換部ＩＯからの画像信号
Ｉ（１行分の文字に相当する）をＸアドレスカウンタ１
４から与えられるＸアドレスに応じて一時的に格納する
。一方、バッファ１３に画像信号工が格納される際、ブ
ロック射影メモリｚｓ（ｚｓ、〜１５ｎの各メモリから
なる〕は帳票Ｉ２上において予め設定されるブロック毎
の画像信号Ｉに対する水平射影を格納する。この場合、
ブロック射影メモリＩ５は、ＸアドレスカウンタＩ６か
らのＹアドレス及ヒデコーダ１７からＸアドレスに基づ
いて一定間隔で発生するアドレス信号に応じて水平射影
を格納する。さらに制御部１８はブロック射影メモリ１
５から出力される水平射影に基づいて帳票１２上の文字
行のスキュー量を算出する。座標変換回路１９は、制御
部１Ｂから与えられるスキュー量情報及びＸアドレスカ
ウンタＩ４、ＸアドレスカウンタＩ６からの各アドレス
に基づいてバッファ１３内の画像信号工に対する座標軸
変換処理を行なう。ラインバッファ２０は座標変換回路
１９からの座標軸変換処理によるアドレスに応じてバッ
ファ１３から出力される画像信号工を格納する。

このような構成のＯＣＲにおいて、その動作を説明する
。いま仮に帳票１２の基準辺が、第２図に示すように本
来のＸ、ｌこ対して所定の傾きを有するＸ、のように裁
断されているとする。

このような帳票１２において、１行分の文字（第２図に
示すように１〜９までの数字）が光電変換部１ｏから画
像信号工に変換されてバッファ１３に格納される。この
とき、予め設定される帳票１２上の各ブロック（第２図
のＡ　−Ｄ）毎の画像信号Ｉに対する水平射影（第２図
のａ〜ｄ）が、ブロック射影メモリ１５に格納される。

この場合、ブロック射影メモリ１５は上記のようにデコ
ーダ１７からＸアドレスに基づいて一定間隔で発生する
アドレス信号及びＸアドレスカウンタ１６からのＸアド
レスに応じて１行分の水平射影ａ　−ｄを順次格納する
ことになる。ここで、Ｘアドレスカウンタ１６は例えば
Ｘアドレスカウンタ１４からのオーバフロー信号ＯＦに
よりカウント動作するように構成されている。制御部１
８では、ブロック射影メモリ１５から出力される水平射
影ａ〜ｄに基づいて文字行のスキュー量が算出される。

この場合、スキュー量算出方法は各射影ａ、ｄの中心Ｘ
アドレスの平均変位に基づいて行なわれる。即ち、文字
行である画像信号Ｉに傾きが存在すれば、各水平射影ａ
〜ｄのＸアドレスが傾きに応じて変化することを利用し
てスキュー量算出が行なわれる。

座標変換回路Ｉ９では、制御部１８から与えられるスキ
ュー量情報及びＸ、Ｘアドレスカウンタ１４．１６から
の各アドレスに基づいて座標軸変換処理が行なわれる。

即ち、第２図に示すような文字行が傾きに応じて座標変
換され、この座標変換に応じたアドレスＣＡが座標変換
回路１９からラインバッファ２０に与えられる。

これにより、ラインバッファ２ｏには、アドレスＣＡに
応じてバッファ１３内の傾きを有する画像信号工が水平
に座標変換された状態で格能される。

このようにして、帳票１２上の文字行に相当する画像信
号工がバッファ１３内に一時的に格納される際、同時に
その画像信号Ｉのブロック毎の水平射影ａ　−ｄがブロ
ック射影メモリ１５に格納される。この水平射影ａ〜ｄ
に基づいてスキュー量が検出され、結果的に傾き補正が
なされた状態の画像信号Ｉがラインバッファ２゜に格納
される。したがって、上記のように傾いて裁断された基
準辺Ｘ、を有する帳票１２の場合でも、帳票１２上の文
字行は傾きが補正された正常な状態でラインバッファに
格納される。

このため、帳票１２の基準辺に対する裁断範囲が広がり
、基準辺の破損等の発生に対しても確実に文字行の読取
りが行なわれる。また、上記のような従来のバッファス
キャン方式に対してスキュー量検出が簡単であるため、
ＯＣＲ全体の処理速度は低下することはない。また、ス
キューマーク方式に対して、スキューマークを設ける必
要がないため、帳票の設計等における制約を大幅に減少
することができる・ 〔発明の効果〕 以上詳述したように本発明によれば、基準辺が傾いた不
良状態の帳票の場合でも、簡単で確実に文字行のＸｊ−
ｘ−量を検出してその傾きを補正することができる。し
たがって、結果的に帳票に対する文字読取処理を常に確
実に行なうことができるものである。

【図面の簡単な説明】 第１図は本発明の一実施例に係る光学的文字読取装置の
部分的構成を示すブロック図、第２図は第１図の装置の
動作を説明するための帳票の一例を示す図である。 １０・・・光電変換部、１２・・・帳票、１３・・・バ
ッファ、１５・・・ブロック射影メモリ、１８・・・制
御部、１９・・・座標変換回路、２ｏ・・・ラインバッ
ファ。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 帳票上に記録された文字情報を画像信号に変換する光電
   変換部と、この光電変換部から出力される画像信号を一
   時的に格納するバッファ手段と、このバッファ手段に上
   記画像信号が格納される際にその画像信号に基づいて上
   記帳票上に予め設定されるブロックの水平射影を記憶す
   るメモリと、このメモリから出力される上記ブロックの
   水平射影に基づいてその中心アドレスの平均変位量から
   上記文字情報のスキュー量を算出する制御部と、この制
   御部から出力される上記スキュー量および上記バッファ
   手段に画像信号が格納される際のアドレス情報に基づい
   て上記画像信号に対する座標軸変換を行ないその結果得
   られたアドレスを出力する座標変換手段と、この座標変
   換手段から与えられるアドレスに応じて上記バッファ手
   段から出力される画像信号を格納する・ラインバッファ
   とを具備したことを特徴とする光学的文字読取装置。