JPS6029836B2 - 油圧ベ−ンポンプ - Google Patents
油圧ベ−ンポンプInfo
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- JPS6029836B2 JPS6029836B2 JP3801376A JP3801376A JPS6029836B2 JP S6029836 B2 JPS6029836 B2 JP S6029836B2 JP 3801376 A JP3801376 A JP 3801376A JP 3801376 A JP3801376 A JP 3801376A JP S6029836 B2 JPS6029836 B2 JP S6029836B2
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- JP
- Japan
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- vane
- discharge
- pump
- vane pump
- lower chamber
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Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の対象及び利用分野〕
本発明は、油圧べーンポンプに関するものであり、産業
用自動車等の油圧力源として利用出来る。
用自動車等の油圧力源として利用出来る。
〔従釆技術及び問題点とその技術的分解析〕従釆補助圧
力源を有するタイプのべーンポンプとして、特公昭47
−23494号公報に記載がされたものがある。
力源を有するタイプのべーンポンプとして、特公昭47
−23494号公報に記載がされたものがある。
このものは、前記補助圧力源を前記べーンポンプに内蔵
したもので、流量調整によってべーンの押出圧力を一定
にする可変流量調整装置付ポンプである。すなわち、前
記べーンポンプの吐出作動、非作動に関係なく、補助圧
力源は作動状態にある。この為に、ベーンポンプの回転
数が低回転の場合、ポンプの吐出圧(流量)が出にくし
、。また、べ−ンに作用する加圧力が低いので、べ−ン
のカムリング内面に対する押圧力が弱い為、始動時に於
ける要望設定圧力が得られない。〔技術的課題〕 そこで、本発明はその始動時吐出性を改良する為に、始
動時において、ベーン下部室に補助圧力源から、圧油を
供給することにより、ベーンをカムリングに確実に接触
させる様にし、一端、吐出した後は不必要なエネルギー
損失を防ぐ為に、補助圧力源を停止させる様にすること
を、その技術的課題とするものである。
したもので、流量調整によってべーンの押出圧力を一定
にする可変流量調整装置付ポンプである。すなわち、前
記べーンポンプの吐出作動、非作動に関係なく、補助圧
力源は作動状態にある。この為に、ベーンポンプの回転
数が低回転の場合、ポンプの吐出圧(流量)が出にくし
、。また、べ−ンに作用する加圧力が低いので、べ−ン
のカムリング内面に対する押圧力が弱い為、始動時に於
ける要望設定圧力が得られない。〔技術的課題〕 そこで、本発明はその始動時吐出性を改良する為に、始
動時において、ベーン下部室に補助圧力源から、圧油を
供給することにより、ベーンをカムリングに確実に接触
させる様にし、一端、吐出した後は不必要なエネルギー
損失を防ぐ為に、補助圧力源を停止させる様にすること
を、その技術的課題とするものである。
前記技術的議題を解決する為に講じた技術的手段は、ベ
ーンポンプの始動を検知して作動し、前記べーンポンプ
の吐出を検知して不作勤状態になり、補助圧力源が前記
べーンポンプ始動時に、補助圧力源からの圧油を、ベー
ン下部室に導き、前記べーンポンプ始動時にべ−ンの遠
D力と補助圧力との合力がべ−ンに作用するようにした
ことをである。
ーンポンプの始動を検知して作動し、前記べーンポンプ
の吐出を検知して不作勤状態になり、補助圧力源が前記
べーンポンプ始動時に、補助圧力源からの圧油を、ベー
ン下部室に導き、前記べーンポンプ始動時にべ−ンの遠
D力と補助圧力との合力がべ−ンに作用するようにした
ことをである。
本発明は、次の特有の効果を生じる。
すなわち、ベーンポンプの始動時又は、低速連続回転時
(エンジンのアィドリング回転数、600〜90仇pm
)における、ベーンボンプの所望の高い吐出圧が確保出
来、車両用のパワーステアリング等油圧源に、通常作動
時はもちろんのこと、特に、低速回転瞬時にも使用出来
るようになった。〔実施例〕以下、前記技術的手段の一
具体例を示す実施例について説明する。
(エンジンのアィドリング回転数、600〜90仇pm
)における、ベーンボンプの所望の高い吐出圧が確保出
来、車両用のパワーステアリング等油圧源に、通常作動
時はもちろんのこと、特に、低速回転瞬時にも使用出来
るようになった。〔実施例〕以下、前記技術的手段の一
具体例を示す実施例について説明する。
第1図及び第2図は、全てのべーン下部室に高圧室に高
圧油を導いているタイプについての実施例である。
圧油を導いているタイプについての実施例である。
シャフト2は、ケーシングーに軸受12及び8を介して
係承され、エンジン或いは、モー夕等の駆動手段により
、駆動され、ロータ3は、シャフト2とスプラィン等で
一体的に結合され、複数のべーン5が半径方向に出没可
能な状態で挿入されている半径方向スリット31が設け
られており、その下部はべ−ン下部室32を形成してい
る。
係承され、エンジン或いは、モー夕等の駆動手段により
、駆動され、ロータ3は、シャフト2とスプラィン等で
一体的に結合され、複数のべーン5が半径方向に出没可
能な状態で挿入されている半径方向スリット31が設け
られており、その下部はべ−ン下部室32を形成してい
る。
4はカムリングであり、その内面41はカム形状をして
おり、この面上をべーン5が摺動回転する。
おり、この面上をべーン5が摺動回転する。
このカムリング4を両側から挟み込む様な状態で配置さ
れているのがサイドプレート6及び7である。サイドプ
レート6には、ロータ3に面する側に円周溝61が設け
られている。円周溝61は、ロータ3のべ−ン下部室3
2と蓮題する一方、サイドプレート6に設けられた通路
62とも達適している。サイドプレート7にも、ロータ
3に面する側に円周溝71が設けられている。
れているのがサイドプレート6及び7である。サイドプ
レート6には、ロータ3に面する側に円周溝61が設け
られている。円周溝61は、ロータ3のべ−ン下部室3
2と蓮題する一方、サイドプレート6に設けられた通路
62とも達適している。サイドプレート7にも、ロータ
3に面する側に円周溝71が設けられている。
この円周溝71は、絞り通路72を介して、流体室10
と蓬通し、この流体室10‘ま吐出領域Aに蓮適してい
る。通路101はサイドプレート6に設けられた円周溝
63を介して、通路62と蓬通しィンレット104に閉
口している。103は電動モータ102により、必要な
時のみに、作動する補助圧力源103である車両用に本
発明を用いた場合に、イグニツションがオンになった時
、スウイツチ105がオンになり、バッテリー115に
より竜動モ−夕102は作動し、補助圧力源103を作
動させ、更に本発明の作用・効果によりポンプが吐出し
た後は、吐出流量を検知して、スウィッチ105が元の
オフ状態にもどり、電動モーター02及び、補助圧力源
103は作動せず不必要なエネルギー損失を防ぐもので
ある。
と蓬通し、この流体室10‘ま吐出領域Aに蓮適してい
る。通路101はサイドプレート6に設けられた円周溝
63を介して、通路62と蓬通しィンレット104に閉
口している。103は電動モータ102により、必要な
時のみに、作動する補助圧力源103である車両用に本
発明を用いた場合に、イグニツションがオンになった時
、スウイツチ105がオンになり、バッテリー115に
より竜動モ−夕102は作動し、補助圧力源103を作
動させ、更に本発明の作用・効果によりポンプが吐出し
た後は、吐出流量を検知して、スウィッチ105が元の
オフ状態にもどり、電動モーター02及び、補助圧力源
103は作動せず不必要なエネルギー損失を防ぐもので
ある。
尚、ケーシング1には、油タンク(図示せず)から、油
を吸入する為の吸入口9及び、アクチュェー夕(図示せ
ず)に油を供給する為の吐出口11が設けられている。
を吸入する為の吸入口9及び、アクチュェー夕(図示せ
ず)に油を供給する為の吐出口11が設けられている。
吐出両域Aは、流体室10及び吐出口11の双方に通じ
ている。又、第3図は、1図及び2図の実施例を模式的
に示したものである。上記構成に於て第1の実施例(第
1図〜第3図)の作動を説明するとポンプ始動時には、
ポンプが回転すると、スウィッチ105がオンになり、
電動モータ102が作動し、補助圧力源103からの圧
油がインフレット104、通路101円周溝63、通路
62、円周溝61を経由して、べーン下部室3に至る。
ている。又、第3図は、1図及び2図の実施例を模式的
に示したものである。上記構成に於て第1の実施例(第
1図〜第3図)の作動を説明するとポンプ始動時には、
ポンプが回転すると、スウィッチ105がオンになり、
電動モータ102が作動し、補助圧力源103からの圧
油がインフレット104、通路101円周溝63、通路
62、円周溝61を経由して、べーン下部室3に至る。
ここで、ベーン下部室32は、サイドプレート7の円周
溝71、絞り通路72を介して、流体室10‘こ通じて
いるが、絞り通路72の為に、ベーン下部室32の油圧
は、上昇しその油圧力と遠心力が油の粘性力に打ち勝ち
、ベーン5がカムリング4の内面41に押し付けられる
。従って、その状態で、べ−ン5が摺動回転すれば、吸
入、吐出作用を行なうことになる。その吐出が行なわれ
ると、吐出流量を検知して、スゥィッチ105がオフ状
態に戻り、電動モータ102及び補助圧力源103は、
不作動状態になる。その後べーンポンプが回転中は、室
10の吐出圧が通路72を通って室32に至り、吐出圧
がべーン5に直接に直接左右する事のないようにしてあ
る。依って、電動モーター02及び、補助圧力源103
はポンプの始動時のみに作動し、役割を果たした後は、
不必要なエネルギー損失のない様停止される。
溝71、絞り通路72を介して、流体室10‘こ通じて
いるが、絞り通路72の為に、ベーン下部室32の油圧
は、上昇しその油圧力と遠心力が油の粘性力に打ち勝ち
、ベーン5がカムリング4の内面41に押し付けられる
。従って、その状態で、べ−ン5が摺動回転すれば、吸
入、吐出作用を行なうことになる。その吐出が行なわれ
ると、吐出流量を検知して、スゥィッチ105がオフ状
態に戻り、電動モータ102及び補助圧力源103は、
不作動状態になる。その後べーンポンプが回転中は、室
10の吐出圧が通路72を通って室32に至り、吐出圧
がべーン5に直接に直接左右する事のないようにしてあ
る。依って、電動モーター02及び、補助圧力源103
はポンプの始動時のみに作動し、役割を果たした後は、
不必要なエネルギー損失のない様停止される。
尚、スゥィッチ105をオフ→オン状態にするには、ィ
グニッション或いは、ポンプ回転をキャッチすれば良い
。次に、第4図は第3図の絞り通路72をスウィッチ1
05と同様に作動する切換弁72で暦換えた別の第2実
施例を示すものである。
グニッション或いは、ポンプ回転をキャッチすれば良い
。次に、第4図は第3図の絞り通路72をスウィッチ1
05と同様に作動する切換弁72で暦換えた別の第2実
施例を示すものである。
第4図の場合は、第1〜3図の実施例中の絞り通路72
の効果がべーン5をカムリング4に押圧するに不十分な
ものに於いては、ベーン下部室32と流体室10を切換
弁72によって遮断すれば所望の油圧力が得られる。べ
−ンポンプの吐出油圧が発生した後はスゥィッチ105
及び切襖換弁72′は共に元の状態に戻るものである。
6図は吐出領域A、吸入領域Bの各々に存在するべーン
の下部室に、それぞれ高圧油、吸入圧を導いているタイ
プについての第3実施例である。
の効果がべーン5をカムリング4に押圧するに不十分な
ものに於いては、ベーン下部室32と流体室10を切換
弁72によって遮断すれば所望の油圧力が得られる。べ
−ンポンプの吐出油圧が発生した後はスゥィッチ105
及び切襖換弁72′は共に元の状態に戻るものである。
6図は吐出領域A、吸入領域Bの各々に存在するべーン
の下部室に、それぞれ高圧油、吸入圧を導いているタイ
プについての第3実施例である。
サイドプレート6のロータ3に面する側に、吸入領域B
に存在するべーン下部室32に通じる2つの孤状溝64
及び、吐出領域Aに存在するべ−ン下部室32に通じ2
つの弧状溝61′が設けられている。
に存在するべーン下部室32に通じる2つの孤状溝64
及び、吐出領域Aに存在するべ−ン下部室32に通じ2
つの弧状溝61′が設けられている。
孤状溝64は、通路66を介して、ケーシングー内に設
けられた部分溝109に通じ、更に通路110を介して
、ィンレット107に通じている。2つの孤状溝64は
通路113により、互いに蓮適している。
けられた部分溝109に通じ、更に通路110を介して
、ィンレット107に通じている。2つの孤状溝64は
通路113により、互いに蓮適している。
又、孤状溝61′は、通路62′を介して、ケーシグー
内の部分溝108に通じ、通じている。2つの孤状溝6
1′は、通路114により、互いに蓮適している。
内の部分溝108に通じ、通じている。2つの孤状溝6
1′は、通路114により、互いに蓮適している。
116及び、117は、補助圧力源103とィンレツト
107及び、104′とを結ぶラインに設けられたチェ
ック弁であり、補助圧力源103の不作動時にィンレッ
ト107及び104′とを蓮通させない為のものである
。
107及び、104′とを結ぶラインに設けられたチェ
ック弁であり、補助圧力源103の不作動時にィンレッ
ト107及び104′とを蓮通させない為のものである
。
サイドプレート7のロータ3に面する側には、サイドプ
レート6の孤状溝64及び、61′に対応する位置に、
孤状溝73及び、71′が各々2つず)設けられている
。孤状溝71′は、絞り通路72を介して、流体室10
に通じ、一方、孤状溝73は、絞り通路65を介して、
ロータ3の内孔67に通じている。内孔67は、図示し
てない通路により、吸入領域B或いは吸入口9に通じて
いる。第7図は、第5図及び第6図で示される第3実施
例を模式的に示したものである。次に、第3実施例(第
5図〜7図)の作動を説明すると始動時には、ポンプが
回転すると、スゥィッチ105がオンになり、電動モー
タ102が作動し、補助圧力源103の圧油が、一方で
はチェック弁116、ィンレツト107、通路110、
通路113、部分溝109、通路66及び、2つの孤状
溝64を介して、吸入領域Bにあるべーン5の下部室3
2に至り、絞り通路65の効果を以つて、吸入領域Bに
あるべ−ン下部室32の油圧を上昇させると共に、他方
では、同じ圧油がチェック弁117、ィィンレット10
4、通路112,111,101′,114、部分溝1
08、通路62′及び、2つの孤状溝61′を介して、
吐出領域Aにあるべーン5の下部室32に至り、絞り通
路72の効果を以つて、吐出領域Aにあるべーン下部室
32の油圧をも上昇させる。
レート6の孤状溝64及び、61′に対応する位置に、
孤状溝73及び、71′が各々2つず)設けられている
。孤状溝71′は、絞り通路72を介して、流体室10
に通じ、一方、孤状溝73は、絞り通路65を介して、
ロータ3の内孔67に通じている。内孔67は、図示し
てない通路により、吸入領域B或いは吸入口9に通じて
いる。第7図は、第5図及び第6図で示される第3実施
例を模式的に示したものである。次に、第3実施例(第
5図〜7図)の作動を説明すると始動時には、ポンプが
回転すると、スゥィッチ105がオンになり、電動モー
タ102が作動し、補助圧力源103の圧油が、一方で
はチェック弁116、ィンレツト107、通路110、
通路113、部分溝109、通路66及び、2つの孤状
溝64を介して、吸入領域Bにあるべーン5の下部室3
2に至り、絞り通路65の効果を以つて、吸入領域Bに
あるべ−ン下部室32の油圧を上昇させると共に、他方
では、同じ圧油がチェック弁117、ィィンレット10
4、通路112,111,101′,114、部分溝1
08、通路62′及び、2つの孤状溝61′を介して、
吐出領域Aにあるべーン5の下部室32に至り、絞り通
路72の効果を以つて、吐出領域Aにあるべーン下部室
32の油圧をも上昇させる。
従つて、全てのべーン5がカムリング4に押圧され、そ
の結果吸入、吐出作用を行なう。一端、吐出すれば、既
に説明した様に、電動モーター02及び、補助圧力源1
03は停止し、チェック弁116及び、117はインレ
ツト107と104′を互いに蓮通させない状態に戻る
。次に第8図は第4実施例を示すもので、第3実施例中
の絞り通路65及び72を切換弁72″に層換えること
により、吸入領域Bのべーン下部室32と吸入領域Bを
遮断すると共に、吐出領域Aのべーン下部室32を吐出
領域Aを遮断する。
の結果吸入、吐出作用を行なう。一端、吐出すれば、既
に説明した様に、電動モーター02及び、補助圧力源1
03は停止し、チェック弁116及び、117はインレ
ツト107と104′を互いに蓮通させない状態に戻る
。次に第8図は第4実施例を示すもので、第3実施例中
の絞り通路65及び72を切換弁72″に層換えること
により、吸入領域Bのべーン下部室32と吸入領域Bを
遮断すると共に、吐出領域Aのべーン下部室32を吐出
領域Aを遮断する。
これにより、べ−ン5をカムリング4に押圧し、ポンプ
が吐出する為の所望の油圧力がべーン下部室32に発生
し、一端、吐出した後は、スゥィッチ105及び、切換
弁72″は元の状態に戻る。以上、ベーン下部室に高圧
油を導くタイプ及び、吸入圧を、吐出領域では、高圧油
を導くタイプについて説明してきたが、ベーン下部室に
高圧油を導かないで、回転による遠心力のみでべ−ンの
カムリングに対する接触力を保持しているタイプのポン
プにおいても、本発明の内容を容易に応用することがで
きる。本発明はべーンポンプの初期作動に於けるべーン
の飛出しを容易になす装置に関するものである。
が吐出する為の所望の油圧力がべーン下部室32に発生
し、一端、吐出した後は、スゥィッチ105及び、切換
弁72″は元の状態に戻る。以上、ベーン下部室に高圧
油を導くタイプ及び、吸入圧を、吐出領域では、高圧油
を導くタイプについて説明してきたが、ベーン下部室に
高圧油を導かないで、回転による遠心力のみでべ−ンの
カムリングに対する接触力を保持しているタイプのポン
プにおいても、本発明の内容を容易に応用することがで
きる。本発明はべーンポンプの初期作動に於けるべーン
の飛出しを容易になす装置に関するものである。
従来のべーンポンプにおいては、スプリング、ローカー
アーム等の機械的な力を利用した構造のものを除けば、
その始動時には、回転による遠心力のみでべーンをカム
リングの内面に押し付け、適当な接触力を得ようとする
ものがほとんどであった。
アーム等の機械的な力を利用した構造のものを除けば、
その始動時には、回転による遠心力のみでべーンをカム
リングの内面に押し付け、適当な接触力を得ようとする
ものがほとんどであった。
この様なポンプでは、遠心力が油の粘性に打ち勝つまで
回転が上がらないことには、ベーンがカムリングに接触
せず、吸入、吐出作用を行なわないことになる。従って
、ポンプの低速回転時に、所望の流量を必要とする油圧
装置に、この種のポンプを使用することは、できない。
又、他の装置として遠心力を大きくするには、ベーンの
質量或いは、重心位置までの距離を大きく、とすること
が容易に考えられるが、これは、構造的に大きくなり、
得策でないと共に、油の粘性が大きくなる低温時の始動
吐出性を考慮すると、唯、単に塩心力を大きくする方策
は確実性に欠ける。そこで、本発明は、上記油圧べーン
ポンプの始動時の吐出性の緒欠点を改良するものである
。即ち、ポンプの始動時に、補助圧力源から、ベーン下
部室に圧油を導入することにより、発生する油圧力と、
従来品と同様の遠心力との合力に以って、油の粘性に打
ち勝つて、べ−ンをカムリング内面に押し付け、吸入、
吐出作用を確実に行なえ、又、ポンプの低速回転、低温
時でも使用可能となるようにした装置を提供するもので
ある。
回転が上がらないことには、ベーンがカムリングに接触
せず、吸入、吐出作用を行なわないことになる。従って
、ポンプの低速回転時に、所望の流量を必要とする油圧
装置に、この種のポンプを使用することは、できない。
又、他の装置として遠心力を大きくするには、ベーンの
質量或いは、重心位置までの距離を大きく、とすること
が容易に考えられるが、これは、構造的に大きくなり、
得策でないと共に、油の粘性が大きくなる低温時の始動
吐出性を考慮すると、唯、単に塩心力を大きくする方策
は確実性に欠ける。そこで、本発明は、上記油圧べーン
ポンプの始動時の吐出性の緒欠点を改良するものである
。即ち、ポンプの始動時に、補助圧力源から、ベーン下
部室に圧油を導入することにより、発生する油圧力と、
従来品と同様の遠心力との合力に以って、油の粘性に打
ち勝つて、べ−ンをカムリング内面に押し付け、吸入、
吐出作用を確実に行なえ、又、ポンプの低速回転、低温
時でも使用可能となるようにした装置を提供するもので
ある。
第1図は本発明の第1実施例を示すもので、第2図の1
−1断面図、第2図は第1図のローロ断面図、第3図は
第1実施例を模式的に描いた油圧回路図、第4図は第1
実施例と同様のタイプのべーンポンプについての第2実
施例の模式的の模式的油圧回路図、第5図は第1図に相
当する第3実施例で第6図のV−V断面図、第6図は第
2図に相当する第3実施例で、第5図のW−の断面図、
第7図は第3実施例を模式的に描いた油圧回路図、第8
図は第4実施例の模式的油圧回路図である。 103:補助圧力源、3:ロータ、5:べーン、32:
べーン下部室、105:スウィッチ、72:絞り通路。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第7図 第6図 第8図
−1断面図、第2図は第1図のローロ断面図、第3図は
第1実施例を模式的に描いた油圧回路図、第4図は第1
実施例と同様のタイプのべーンポンプについての第2実
施例の模式的の模式的油圧回路図、第5図は第1図に相
当する第3実施例で第6図のV−V断面図、第6図は第
2図に相当する第3実施例で、第5図のW−の断面図、
第7図は第3実施例を模式的に描いた油圧回路図、第8
図は第4実施例の模式的油圧回路図である。 103:補助圧力源、3:ロータ、5:べーン、32:
べーン下部室、105:スウィッチ、72:絞り通路。 第1図第2図 第3図 第4図 第5図 第7図 第6図 第8図
Claims (1)
- 1 ドライブシヤフトと一体的に回転するロータの複数
の半径方向スリツトに出没可能に挿入された複数のベー
ンがカムリングのカム曲面に接して摺動回転し、吸入、
吐出作用を行なう油圧ベーンポンプにおいて、前記ベー
ンの内、少なくとも吸入領域と吐出領域にあるベーンを
油圧により前記カム曲面に押しつけるためのベーン下部
室を設け、前記油圧ベーンポンプの始動を検知して作動
して前記ベーン下部室に油圧を供給し且つ前記油圧ベー
ンポンプの吐出流量を検知して作動を停止する補助圧力
源を設けたことを特徴とする油圧ベーンポンプ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3801376A JPS6029836B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 油圧ベ−ンポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3801376A JPS6029836B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 油圧ベ−ンポンプ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52121805A JPS52121805A (en) | 1977-10-13 |
JPS6029836B2 true JPS6029836B2 (ja) | 1985-07-12 |
Family
ID=12513684
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3801376A Expired JPS6029836B2 (ja) | 1976-04-05 | 1976-04-05 | 油圧ベ−ンポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029836B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5859987U (ja) * | 1981-10-20 | 1983-04-22 | 豊田工機株式会社 | ベ−ンポンプ |
JPS61255289A (ja) * | 1985-05-07 | 1986-11-12 | Mitsubishi Motors Corp | ベ−ン付勢機構付きベ−ンポンプ |
-
1976
- 1976-04-05 JP JP3801376A patent/JPS6029836B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52121805A (en) | 1977-10-13 |
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