JPS602957B2 - パラレルギヤツプ溶接の検査方法及びその装置 - Google Patents

パラレルギヤツプ溶接の検査方法及びその装置

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JPS602957B2
JPS602957B2 JP8702280A JP8702280A JPS602957B2 JP S602957 B2 JPS602957 B2 JP S602957B2 JP 8702280 A JP8702280 A JP 8702280A JP 8702280 A JP8702280 A JP 8702280A JP S602957 B2 JPS602957 B2 JP S602957B2
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JP
Japan
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welding
time
electrodes
radiant energy
parallel
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JP8702280A
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恵俊 山本
弥 島田
実保 弘田
一道 町田
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はパラレルギャップ溶接の検査方法及びその装置
、特に二層に重ねた被溶接材の一面に、平行な一対の露
桐を位置させ、これらの電極にシリーズ通電して行なう
パラレルギャップ溶接の溶接部の良否をその溶接と同時
に検査する方法と、検査装置とに関するものである。
パラレルギャップ溶接は、通常、電子部品のリード線接
続等に用いられることが多く、他の種類の溶接に比べて
溶接良否の判定、特に非破壊判定は難しいとされていた
そこで一般には、溶接工程とは別の検査工程を設け、そ
こで被溶接材に生じる黒化帯の幅、あるいは溶接部の割
れ等の外観を顕微鏡による目視で観測し、あらかじめ経
験に基づいて定められた外観目視検査基準と比較して、
その溶接の良否を判定していた。
しかしながらこの種の従来検査方法によると、溶接工程
とは別の検査工程が必要とされると共に、検査に経験が
必要なだけでなく、多くの時間を要し、作業性が患いだ
けでなく、検査工の眼の疲労が激しく、衛生上からの欠
点も生じ、更に定量的な検査方法でない為に検査結果の
バラツキが大きく、確実性に乏しいものであった。
本発明は前述した従来の議題に鑑み為されたものであり
、その目的は、溶接と同時に溶接良否の検査を行ない、
検査の為の時間を不要として作業性を向上させると共に
、衛生上での弊害を除去し、更には定量的かつ確実に検
査が行なえるパラレルギャップ溶接の検査方法及びその
装置を提供することにある。
上記目的を達成する為に、本発明は、二層に重ねた被溶
接材の一面に平行な一対の電極を位置させ、これらの電
極にシリーズ通電して行なうパラレルギャップ溶接にお
いて、電極間隙の被熔接材から放射する赤外線放射エネ
ルギーの増加率急変時刻、ピーク値到達時刻、常態値復
帰時刻の内の適宜時刻を測定し、通電開始時から前記各
時刻の内の任意時刻迄の時間によって溶接の良否を判定
することを特徴とし、更には二に重ねた被溶接材の一面
に平行な一対の電極を位置させ、これらの電極にシリー
ズ通電して行なうパラレルギャップ溶接において、電極
間隙の被溶接材から放射する赤外線放射エネルギーを検
出する手段と、放射エネルギーを波形処理し、放射エネ
ルギーを波形処理し、放射エネルギー急変時点、ピーク
値到達時点、常態値復帰時点の内の適宜時点を検出して
送出する手段と、通電開始からそれらの時点迄の時間を
計測する手段と、それらの時間をあらかじめ設定した時
間と比較して溶接の良否を判定する手段とを備えたこと
を特徴とする。
以下、図面に基づいて本発明の好適な実施例を説明する
第1図は、本発明を実施する為の一つの装贋を示す一部
ブロックダイヤグラムを用いた系統図である。
プリント基板としてのべーク板10上に、箔膜12がプ
リント配線されており、こ箔膜12上に、被溶接材とし
てICの電子部品等に用いるリード線14が位置させて
ある。
又このリード線14上には、箔膜12とりード線14と
をシリーズ通電してパラレルギャップ溶接を施す為の一
対の電極16,18が平行に位隠させてある。又図中2
川ま、パラレルギャップ溶接機の電源及び制御装置であ
る。又一対の電極16,18上方には、パラレルギャッ
プ溶接中にリード線14、表面より発生する赤外線の全
放射エネルギーを収束するレンズ22が設けてあり、こ
のレンズ22で収束された赤外線の全放射エネルギーは
、検出器24にて検出、測定され、増幅器26で増幅さ
れる。この増幅器26は、リード線14の表面状態が一
定の場合に、リード線14から発生する全赤外線放射エ
ネルギーをリード線14の表面温度に換算するりニアラ
ィザー28に連結されている。このリニアラィザー28
からの出力は波形処理器30に送られ、赤外線の全放射
エネルギーが急激に変化する時点が検出され、カウンタ
ー32によって、電極16,18への通電開始信号Pの
入力時から波形処理器30での検査時刻迄の時間ちが検
出、測定される。なお図中34は、カウンター32から
出力される時間t,を表示する表示器である。一方、パ
ラレルギャップ熔接において良品熔接と判定される場合
の、通電開始から赤外線の全放射ェネギーが急激に変化
する時点迄の時間をあらかじめ測定し、おの基準となる
時T2を基準時間設定回路36に入力しておく。その後
、カウンター32によって検出された時間t.と、基準
時間設定回路36で設定される時間Lとを比較し、差動
増幅する差動増幅回路38によって、t,がT2と大幅
に異なる場合にその溶接自体を不良品溶接と判定し、警
報器4川こて警報を発する様に形成してある。なお、電
極16,18間隙のリード線から放射する赤外線エネル
ギーのピーク値到達時刻を用いて溶接の良否を判定する
場合は、前記した波形処理器301こて赤外線エネルギ
ーがピークになる時点を検出し、カウンター32にて通
電開始信号Pの入力時から波形処理器30での検出時刻
迄の時間t2を検出、測定すると共に、基準時間設定回
路36に、逐電開始から赤外線の全放射エネルギーがピ
ーク値に到達する迄の基準の時間T2を入力し、これら
t2とT2との比較を差動増幅回路38にて行なって、
溶接の良否を判定するものである。
又、リード線14から放射する赤外線エネルギーの常態
値復帰時刻を用いて溶接の良否を判定する場合は、波形
処理器30‘こて赤外線エネルギーが溶接前である常態
値に復帰する時点を検出し、カウンター32にて通電開
始信号Pの入力時から波形処理時刻迄の時間t3を検出
、測定すると共に、基準時間設定回路36に、通電開始
から赤外線の放射エネルギーが常態値に復帰する迄の基
準の時間Tを入力し、これらt3とT3との比較を差動
増幅回転38にて行なって、溶接の良否を判定するもの
である。第2図は、本発明の作用を説明する為の時間一
赤外線放射エネルギー曲線図である。
図において17の実線は外観目視検査で良溶接とされる
サンプルであり、18の一点鎖線は入熱不足気味のサン
プル、19の破線は入熱過大気味のサンプルである。
ここで箔膜12としてニッケル、リード線14として金
メッキ付コバールを用いてパラレルギャップ溶接を行な
った場合を例に説明すると、リ−ド線14の温度上昇に
伴ない、リード線14表面の金メッキ層にコバールの成
分である鉄、ニッケル、コバルトが拡散して表面状態に
変化が生じ、表面が赤外線放射率の高い黒化帯に変質す
る為、赤外線放射エネルギーが急激に上昇し、第2図A
,、B,、C,の変曲点が生じる。
又A2、B2、C2は、リード線14温度が一定となり
、放射エネルギーがピーク値に達して平衝状態となった
点であり、A3、B3C3は、通電終了後にリード線1
4温度が常温に戻り、放射エネルギーが常態値に復帰し
た点である。ここで良溶接のものに比べて入熱不足のも
のは、変曲点B,が遅れて発生し、黒化帯生成時期が遅
く、かつその幅も狭いものとなる。
又逆に入熱過大のものは、変曲点C,が早く発生し、黒
化帯生成時期が早く、かつその幅も広いものとなるが、
リード線14の溶け落ちが生じたりする。又同様に、赤
外線放射エネルギーがピーク値に達する時期ん、母、C
2を比較しても同機に時期の相違が生じる。これらより
、通電開始から、赤外線放射エネルギーの増加率急変点
である変曲点A,、B、C,までの時間、あるいはピー
ク値に達する点ん、B、C2迄の時間等を比較すること
によって、熔接の良否判定が行なえることになる。又通
電開始から、リード線14の温度が常温に戻る点、即ち
赤外線放射エネルギーの常態値復帰点A3、B3、C3
迄の時間を測定すると、良溶接のものに比べて、入熱不
足のもの及び入熱過大のものは共に時間が短くなる。入
熱不足のものはリード線14への入熱量が少な.いから
であり、入熱過大のものはIJ−ド線14の溶け落ち、
飛散等による加熱体積減少の為からである。これより、
通電開始から、赤外線放射エネルギーの常態値復帰点A
3、B3、C3迄の時間を比較することによって、溶接
の良否判定が行なえるこになる。第3図は、箔腰12と
IJード線14とをパラレルギャップ溶接した場合の断
面模式図であり、42は金メッキ憎、14は溶融層、4
6は接合層を各々示すものである。溶接現象としては、
電極16,18間隙に相当するりード線14表面が黒化
すると共に、金、ニッケル、鉄、コバルト組成の溶融層
44たる黒化帯を形成すると共に、箔膜12とりード線
14が接合層46によって接合されているものである。
。本発明は、溶接と同時に、あるいは溶接終了後直ちに
溶接の良否判定が行なえるので、検査の為別工程が不要
であると共に検査時間の著しい短縮が図れ、検査の作業
性を著しく向上させると共に、衛生上での弊害も防止し
、更には定量的かつ確実な検査が行なえるものである。
なお、赤外線放射エネルギーの増加率急変点、あるいは
ピーク値到達点を用いて溶接の良否を判定する装置にあ
っては、差動増幅回路38での判定結果を、パラレルギ
ャップ溶接機の電源及び制御装鷹20に入力させて、基
準時間設定回路36での設定時間によって電極16,1
8への通電を制御する様に形成することで、全品が良溶
接となる様にした溶接装置の提供も可能である。
又以上の説明において、被溶接材をリード線14として
説明したが、リードフレーム等他のものでも良いし、具
体例として挙げた材質等も、他の材質を用いることが可
能なことは言う迄もない。
以上説明した様に本発明は、被溶接材から放射する赤外
線放射エネルギーが特定の状態に達する迄の時間を測定
することで、溶接の良否判定が行なえるので、検査時間
の著しい短縮、作業性の向上が図れると共に、衛生上で
の弊害がなく、更には定量的かつ確実な検査が行なえる
等多くの優れた効果を奏するものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明を実施する為の装置を示す系統図、第2
図は本発明の作用を説明する為の曲線図、第3図は溶接
部の断面嬢式図である。 各図中同一部材には同一符号を付し、10はべーク板、
12は箔膜、14はリード線、16,18は電極、22
はしンズ、24は検出器、26は増幅器、28はリニア
ラィザー、3川ま波形処理器、32はカウンター、36
は基準時間設定回略、38は差動増幅回路である。 第1図 第3図 第2図

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 二層に重ねた被溶接材の一面に平行な一対の電極を
    位置させ、これらの電極にシリーズ通電して行なうパラ
    レルギヤツプ溶接において、電極間隙の被溶接材から放
    射する赤外線放射エネルギーの増加率急変時該、ピーク
    値到達時該、常態値復帰時該の内の適宜時該を測定し、
    通電開始時から前記各時刻の内の任意時刻迄の時間によ
    って溶接の良否を判定することを特徴としたパラレルギ
    ヤツプ溶接の検査方法。 2 二層に重ねた被溶接材の一面に平行な一対の電極を
    位置させ、これらの電極にシリーズ通電して行なうパラ
    レルギヤツプ溶接において、電極間隙の被溶接材から放
    射する赤外線放射エネルギーを検出する手段と、放射エ
    ネルギーを波形処理し、放射エネルギー急変時点、ピー
    ク値到達時点、常態値復帰時点の内の適宜時点を検出し
    て送出する手段と、通電開始からそれらの時点迄の時間
    を計測する手段と、それらの時間をあらかじめ設定した
    時間と比較して溶接の良否を判定する手段とを備えたこ
    とを特徴とするパラレルギヤツプ溶接の検査装置。
JP8702280A 1980-06-26 1980-06-26 パラレルギヤツプ溶接の検査方法及びその装置 Expired JPS602957B2 (ja)

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