JPS6029563A - 気体吸蔵固体収納容器、これを用いた熱交換器及びヒ−トポンプ - Google Patents
気体吸蔵固体収納容器、これを用いた熱交換器及びヒ−トポンプInfo
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- JPS6029563A JPS6029563A JP13034183A JP13034183A JPS6029563A JP S6029563 A JPS6029563 A JP S6029563A JP 13034183 A JP13034183 A JP 13034183A JP 13034183 A JP13034183 A JP 13034183A JP S6029563 A JPS6029563 A JP S6029563A
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
皮査全1
゛ 本発明は気体吸蔵固体を当該気体を効率良く吸蔵、
放出できるようにした容器並びにこれを利用した熱交換
器及びヒートポンプに関する。
放出できるようにした容器並びにこれを利用した熱交換
器及びヒートポンプに関する。
良米且遺
ある種の固体は一定の条件の下で気体を吸収及び放出す
る。その際発熱及び吸熱を伴なう。これを利用して蓄熱
、昇温、増熱、冷却等を行うことができる。例えば、金
属水素化物と水素である。
る。その際発熱及び吸熱を伴なう。これを利用して蓄熱
、昇温、増熱、冷却等を行うことができる。例えば、金
属水素化物と水素である。
その他シリカゲル、ゼオライト、Na、S、 Nal
と水蒸気ないしアンモニア等がある。その代表的なもの
が金属水素化物と水素である。この金属水素化物の場合
、熱交換器及びヒートポンプとしての利用だけでなく、
燃焼用エネルギーとして利用する水素の貯蔵用としても
用いられるのは既に知られている。以下本明細書いおい
ては、用途が広い固体である金属水素化物とこれに吸蔵
される気体である水素について説明するが、本発明はこ
の金属水素化物と水素にのみ限定されるものではなくこ
れらと同様な性質をもつあらゆる物質にそのまま適用で
きるものである。
と水蒸気ないしアンモニア等がある。その代表的なもの
が金属水素化物と水素である。この金属水素化物の場合
、熱交換器及びヒートポンプとしての利用だけでなく、
燃焼用エネルギーとして利用する水素の貯蔵用としても
用いられるのは既に知られている。以下本明細書いおい
ては、用途が広い固体である金属水素化物とこれに吸蔵
される気体である水素について説明するが、本発明はこ
の金属水素化物と水素にのみ限定されるものではなくこ
れらと同様な性質をもつあらゆる物質にそのまま適用で
きるものである。
金属水素化物となる金属及び合金は既に多くのものが知
られている。一般的にはこれらの金属又は合金を粉末に
して使用している。これを熱交換器等として高効率で使
用する際には、金属水素化物の粉体に水素を吸蔵する際
に発生する熱及び水素を放出する際に吸収される熱を熱
媒体に効率よく伝達する必要がある。それには流体であ
る熱媒体と粉末との十分な接触を計らなければならない
。しかし、粉末と熱媒体とを直接接触させることは困難
である。そこで、金属等の熱伝導体を介在させることが
考えられている。一方、水素が金属水素化物に容易に出
入できるように、できるだけ均一な気体通路が必要であ
る。この通路に粉末が侵入しないように、水素のみを通
す発泡金属をセパレータとして用いることが行われてい
る。また、金属水素化物と水素の反応には圧力の増加が
伴なう。従って、金属水素化物を用いた熱交換器等は金
属水素化物と水素との十分な接触ができると同時に圧力
に耐える構造でなければならない。これらを考慮して、
従来は第1図に示すように、内管1を発泡金属とした管
体2の中に金属水素化物の粉末3を充填し、内管1を水
素の通路とした個々の単体4を、第2図に示すように熱
媒体容器5に入れ、この容器に熱媒体を出入する入口6
及び出ロアを形成したものが用いられていた。また他の
例としては熱媒体の通路を有する蛇管を設けたプレート
8と、金属水素化物の粉体3と、発泡金属板9とを第3
図のように積層させたものを第4図に示すように、水素
の出入口41を有する大きな耐圧容器40の中に入れた
ものが知られている。これらの従来の熱交換器では、前
者にあっては水素の通路が中心にあるため金属水素化物
と水素の接触面積が少ない欠点があり、その−ヒ、多数
の単体4を入れた熱媒体容器5内において各単体4と熱
媒体との熱交換を均等に、かつ、効率よく行うためには
複雑な設計を要し用途に応じた容量の変更は困難であっ
た。また後者においても、耐圧容器40を要するために
容量を変更することは困難であるという欠点があった。
られている。一般的にはこれらの金属又は合金を粉末に
して使用している。これを熱交換器等として高効率で使
用する際には、金属水素化物の粉体に水素を吸蔵する際
に発生する熱及び水素を放出する際に吸収される熱を熱
媒体に効率よく伝達する必要がある。それには流体であ
る熱媒体と粉末との十分な接触を計らなければならない
。しかし、粉末と熱媒体とを直接接触させることは困難
である。そこで、金属等の熱伝導体を介在させることが
考えられている。一方、水素が金属水素化物に容易に出
入できるように、できるだけ均一な気体通路が必要であ
る。この通路に粉末が侵入しないように、水素のみを通
す発泡金属をセパレータとして用いることが行われてい
る。また、金属水素化物と水素の反応には圧力の増加が
伴なう。従って、金属水素化物を用いた熱交換器等は金
属水素化物と水素との十分な接触ができると同時に圧力
に耐える構造でなければならない。これらを考慮して、
従来は第1図に示すように、内管1を発泡金属とした管
体2の中に金属水素化物の粉末3を充填し、内管1を水
素の通路とした個々の単体4を、第2図に示すように熱
媒体容器5に入れ、この容器に熱媒体を出入する入口6
及び出ロアを形成したものが用いられていた。また他の
例としては熱媒体の通路を有する蛇管を設けたプレート
8と、金属水素化物の粉体3と、発泡金属板9とを第3
図のように積層させたものを第4図に示すように、水素
の出入口41を有する大きな耐圧容器40の中に入れた
ものが知られている。これらの従来の熱交換器では、前
者にあっては水素の通路が中心にあるため金属水素化物
と水素の接触面積が少ない欠点があり、その−ヒ、多数
の単体4を入れた熱媒体容器5内において各単体4と熱
媒体との熱交換を均等に、かつ、効率よく行うためには
複雑な設計を要し用途に応じた容量の変更は困難であっ
た。また後者においても、耐圧容器40を要するために
容量を変更することは困難であるという欠点があった。
0
さらに両者とも熱媒体容器5または耐圧容器1中を必要
とし、これらの熱容量相当分逆サイクル時の熱損失を生
じる欠点を有していた。
とし、これらの熱容量相当分逆サイクル時の熱損失を生
じる欠点を有していた。
免乳豊1カ
本発明の目的は上記欠点を防止した気体吸蔵固体収納容
器、熱交換器及び、これらを利用したヒートポンプを提
供することである。
器、熱交換器及び、これらを利用したヒートポンプを提
供することである。
他の目的は固体粉末に対する気体の吸収、放出及び、そ
の際生じる熱の授受を効率良く行うことのできる気体吸
蔵固体収納容器、熱交換器及び、これらを利用したヒー
トポンプを提供することである。
の際生じる熱の授受を効率良く行うことのできる気体吸
蔵固体収納容器、熱交換器及び、これらを利用したヒー
トポンプを提供することである。
魚貝Jと4石
第1の本発明は、上下に平行に配置された金属板とこの
上下の金属板の側部を覆う側部材とからなる中空の偏平
なケースと、該ケース内中央に上下の金属板と平行に所
定間隔を設けて取り付けられる発泡材料からなる2枚の
セパレータと、上金属板と上セパレータとの空間並びに
下金属板と下セパレータとの空間に充填させた気体吸蔵
固体粉末と、いずれかの側部材に設けたセパレータ間に
気体を導く気体流入口と、該気体流入口を設けた以外の
金属材料よりなる側部材の外側に設けた熱媒体を通す流
路とを有することを特徴とする気体吸蔵固体収納容器で
ある。
上下の金属板の側部を覆う側部材とからなる中空の偏平
なケースと、該ケース内中央に上下の金属板と平行に所
定間隔を設けて取り付けられる発泡材料からなる2枚の
セパレータと、上金属板と上セパレータとの空間並びに
下金属板と下セパレータとの空間に充填させた気体吸蔵
固体粉末と、いずれかの側部材に設けたセパレータ間に
気体を導く気体流入口と、該気体流入口を設けた以外の
金属材料よりなる側部材の外側に設けた熱媒体を通す流
路とを有することを特徴とする気体吸蔵固体収納容器で
ある。
第2の本発明は上記気体吸蔵固体収納容器を必要容量に
応じて積層させ、上下に断熱材を介して補強板を設け、
この補強板同士を固着し、各容器の熱媒体を通す流路を
連結して熱交換器としたものである。
応じて積層させ、上下に断熱材を介して補強板を設け、
この補強板同士を固着し、各容器の熱媒体を通す流路を
連結して熱交換器としたものである。
第3の発明は第1発明の充填した気体吸蔵固体の平衡分
解圧特性の異なる2個の気体吸蔵固体収納容器を夫々の
気体流入口同士を連結しヒートポンプを構成させたもの
である。
解圧特性の異なる2個の気体吸蔵固体収納容器を夫々の
気体流入口同士を連結しヒートポンプを構成させたもの
である。
第4の発明は第3発明のものを必要容量に応じて複数積
み重ねたものである。
み重ねたものである。
支麓1
第5図が気体吸蔵固体収納容器10の外観であり、七金
属板11、下金属板12が長方形のものである。四つの
側面には夫々側部材13.14を設けて偏平なケースと
されている。少なくとも側部材13の一方には水素の出
し入れのための気体流入口15が設けられている。他の
側部材14には熱媒体を通すための流路16.16を形
成させである。第6図は側部材13を外して内側を見た
拡大図である。側部材14の内側には一定の間隔で突出
した2木の突条17.17が形成され、この突条間に2
枚の表面から裏面にかけて連続した気泡を有する発泡金
属(アルミニウムの発泡体を用いた)からなるセパレー
タ18.18が取り付けられる。このセパレータ間に挿
入された波型のプレート19はスペーサーであると同時
に伝熱フィンの機能を有するものである。このプレート
は必ずしも必要なものではない。本実施例においてはこ
のケースは側部材13を除いて、アルミニウム合金の型
材で一体成形によって構成させである。熱媒体の波路も
側部材と一体とされているが、これは後にパイプを溶接
等により取り付けてもよい。気体流入口15はセパレー
タ18.18間に連結されているのはいうまでもない。
属板11、下金属板12が長方形のものである。四つの
側面には夫々側部材13.14を設けて偏平なケースと
されている。少なくとも側部材13の一方には水素の出
し入れのための気体流入口15が設けられている。他の
側部材14には熱媒体を通すための流路16.16を形
成させである。第6図は側部材13を外して内側を見た
拡大図である。側部材14の内側には一定の間隔で突出
した2木の突条17.17が形成され、この突条間に2
枚の表面から裏面にかけて連続した気泡を有する発泡金
属(アルミニウムの発泡体を用いた)からなるセパレー
タ18.18が取り付けられる。このセパレータ間に挿
入された波型のプレート19はスペーサーであると同時
に伝熱フィンの機能を有するものである。このプレート
は必ずしも必要なものではない。本実施例においてはこ
のケースは側部材13を除いて、アルミニウム合金の型
材で一体成形によって構成させである。熱媒体の波路も
側部材と一体とされているが、これは後にパイプを溶接
等により取り付けてもよい。気体流入口15はセパレー
タ18.18間に連結されているのはいうまでもない。
上側のセパレータ18と上金属板11との空間及び下側
のセパレータ18と下金属板12どの空間には金属水素
化物が充填される。この金属水素化物を充填した後、側
部材13を、その周辺を溶接等により密閉して取り付け
ることにより本実施例気体吸蔵固体収納容器lOが完成
する。
のセパレータ18と下金属板12どの空間には金属水素
化物が充填される。この金属水素化物を充填した後、側
部材13を、その周辺を溶接等により密閉して取り付け
ることにより本実施例気体吸蔵固体収納容器lOが完成
する。
本実施例の側部材13は第7図に示すように、気体流入
口15を一体成形し、ケースの前記側部材13が設けら
れる開口部に嵌入させ、その周辺を溶接等により密閉さ
せることができるように形成させている。この側部材1
3の内部には先端にセパレータ18.18を押える間隔
をもって突出させた突片21.21を設け、この突片2
1.21間に水素を通す通路20を形成したものとして
いる。
口15を一体成形し、ケースの前記側部材13が設けら
れる開口部に嵌入させ、その周辺を溶接等により密閉さ
せることができるように形成させている。この側部材1
3の内部には先端にセパレータ18.18を押える間隔
をもって突出させた突片21.21を設け、この突片2
1.21間に水素を通す通路20を形成したものとして
いる。
次に、この容器の使用法であるが、水素を貯蔵する際に
は、流路16を連結し、ここに水等の冷却用熱媒体を流
し、気体流入口から所定圧力以上で水素を充填する。水
素はセパレータ18.18で形成される空間に入る。セ
パレータ18は発泡金属であり、水素を通すので水素は
内部の金属水素化物と反応してこれに吸蔵される。この
とき発生する熱を流路を通る水により取り去ることによ
り、低い圧力で迅速に反応させることができる。
は、流路16を連結し、ここに水等の冷却用熱媒体を流
し、気体流入口から所定圧力以上で水素を充填する。水
素はセパレータ18.18で形成される空間に入る。セ
パレータ18は発泡金属であり、水素を通すので水素は
内部の金属水素化物と反応してこれに吸蔵される。この
とき発生する熱を流路を通る水により取り去ることによ
り、低い圧力で迅速に反応させることができる。
一方、この気体吸蔵固体収納容器10から水素を取り出
す際には、流路に加熱流体を流し、ケースを加熱させ、
金属水素化物を加熱させると金属水素化物は水素を放出
する。かくして、本実施例を水素貯蔵容器として利用す
ることができる。
す際には、流路に加熱流体を流し、ケースを加熱させ、
金属水素化物を加熱させると金属水素化物は水素を放出
する。かくして、本実施例を水素貯蔵容器として利用す
ることができる。
また、本実施例は気体流入口に第8図に示すようにバル
ブ23を介して水素タンク24を接続することにより熱
エネルギーの貯蔵装置として使用することができる。す
なわち、あらかじめ気体吸蔵固体収納容器lOを加熱し
金属水素化物に吸蔵されていた水素を水素タンク24に
貯蔵しバルブ23を閉めておき、熱を必要とするときに
バルブ23を開いてやると、水素は気体吸蔵固体収納容
器10に戻り、金属水素化物と反応して発熱する。その
熱を流路を通る水等の熱媒体によって取り出して使用す
る。
ブ23を介して水素タンク24を接続することにより熱
エネルギーの貯蔵装置として使用することができる。す
なわち、あらかじめ気体吸蔵固体収納容器lOを加熱し
金属水素化物に吸蔵されていた水素を水素タンク24に
貯蔵しバルブ23を閉めておき、熱を必要とするときに
バルブ23を開いてやると、水素は気体吸蔵固体収納容
器10に戻り、金属水素化物と反応して発熱する。その
熱を流路を通る水等の熱媒体によって取り出して使用す
る。
一個の気体吸蔵固体収納容器lOで容量が不足のときは
第9図に示すように、気体吸蔵固体収納1 容器10を積み重ねて使用する。その際気体流入口を同
一方向に向けるのは当然である。また積み重ねられた気
体吸蔵固体収納容器10の上下に断熱材25.25を配
置し、さらに断熱材25.25を挟むように補強板26
.26を当て、補強板同士を4木の固着具としてのタイ
ボルト27によって固着させる。さらに各気体吸蔵固体
収納容器lOの流路16は夫々直列又は並列に連結する
。
第9図に示すように、気体吸蔵固体収納1 容器10を積み重ねて使用する。その際気体流入口を同
一方向に向けるのは当然である。また積み重ねられた気
体吸蔵固体収納容器10の上下に断熱材25.25を配
置し、さらに断熱材25.25を挟むように補強板26
.26を当て、補強板同士を4木の固着具としてのタイ
ボルト27によって固着させる。さらに各気体吸蔵固体
収納容器lOの流路16は夫々直列又は並列に連結する
。
図中パイプ28はあらかじめ気体吸蔵固体収納容器lO
に水素を吸蔵させるためのもので、必要に応じて、気体
吸蔵固体収納容器lOとして気体流入口15.15aを
相対する2つの側部材13双方に有するものを使用し、
一方の気体流入口にこのパイプ28を接続する。気体吸
蔵固体収納容器10の個数は必要な容量に応じて任意に
選択することができる。1個の気体吸蔵固体収納容器l
Oで使用する場合でも断熱材25と補強板26とを用い
ることが望ましい。使用形態は前述の1個の場合と格別
具なることはなく水素貯蔵容器として、さらに熱エネル
ギー貯蔵装置のための熱交換器2 として使用できる。上記補強板によって内部で発生する
ガス圧による変形を防止している。
に水素を吸蔵させるためのもので、必要に応じて、気体
吸蔵固体収納容器lOとして気体流入口15.15aを
相対する2つの側部材13双方に有するものを使用し、
一方の気体流入口にこのパイプ28を接続する。気体吸
蔵固体収納容器10の個数は必要な容量に応じて任意に
選択することができる。1個の気体吸蔵固体収納容器l
Oで使用する場合でも断熱材25と補強板26とを用い
ることが望ましい。使用形態は前述の1個の場合と格別
具なることはなく水素貯蔵容器として、さらに熱エネル
ギー貯蔵装置のための熱交換器2 として使用できる。上記補強板によって内部で発生する
ガス圧による変形を防止している。
次に、第10図に示すように、2個の気体吸蔵固体収納
容器1O110の気体流入口15.15間士を連結すれ
ばヒートポンプとなる。尚、図中15aはこのヒートポ
ンプの使用の初期に所定量の水素を充填するための気体
流入口であり、その先端に逆止弁15bが取り付けられ
使用時には密閉される。この場合、双方の内蔵させた金
属水素化物は夫々平衡分解圧特性の異なるものを使用し
なければならない。
容器1O110の気体流入口15.15間士を連結すれ
ばヒートポンプとなる。尚、図中15aはこのヒートポ
ンプの使用の初期に所定量の水素を充填するための気体
流入口であり、その先端に逆止弁15bが取り付けられ
使用時には密閉される。この場合、双方の内蔵させた金
属水素化物は夫々平衡分解圧特性の異なるものを使用し
なければならない。
このヒートポンプについて第11図の使用例のブロック
図と、第12図の使用した金属水素化物の夫々の平衡分
解圧特性を示すグラフに基すいて簡単に説明する。今、
気体吸蔵固体収納容器lOa、気体吸蔵固体収納容器i
obを図示のように、気体流入口15.15間士を連結
し、熱源27、冷却水28、熱源29とバルブ30〜3
7を介して夫々接続し、熱交換器38に熱を取り出すも
のとする。グラフには夫々の気体吸蔵固体収納容器の金
属水素化物を単にlOa、10bで表わす。まず、バル
ブ30.31.34.35を開き、熱源27で気体吸蔵
固体収納容器10aを加熱させ(A)、水素を気体吸蔵
固体収納容器10bに送り吸収させる(B)。このとき
気体吸蔵固体収納容器10bで発生した熱は冷却水28
で冷却する。次に前記各バルブを閉め、他のバルブ32
.33.36.37を開け、熱源29で加熱する(C)
。気体吸蔵固体収納容器lObに吸蔵された水素は気体
吸蔵固体収納容器10aに移り金属水素化物に吸蔵され
る。このとき発熱する(D)。
図と、第12図の使用した金属水素化物の夫々の平衡分
解圧特性を示すグラフに基すいて簡単に説明する。今、
気体吸蔵固体収納容器lOa、気体吸蔵固体収納容器i
obを図示のように、気体流入口15.15間士を連結
し、熱源27、冷却水28、熱源29とバルブ30〜3
7を介して夫々接続し、熱交換器38に熱を取り出すも
のとする。グラフには夫々の気体吸蔵固体収納容器の金
属水素化物を単にlOa、10bで表わす。まず、バル
ブ30.31.34.35を開き、熱源27で気体吸蔵
固体収納容器10aを加熱させ(A)、水素を気体吸蔵
固体収納容器10bに送り吸収させる(B)。このとき
気体吸蔵固体収納容器10bで発生した熱は冷却水28
で冷却する。次に前記各バルブを閉め、他のバルブ32
.33.36.37を開け、熱源29で加熱する(C)
。気体吸蔵固体収納容器lObに吸蔵された水素は気体
吸蔵固体収納容器10aに移り金属水素化物に吸蔵され
る。このとき発熱する(D)。
この発熱温度は熱源27.29の温度より高い。
これを熱交換器38で取り出して適宜利用する。
熱源27.29は共通に使用することができ、例えば太
陽熱を利用することができる。このヒートポンプの原理
及び、使用する金属水素化物の種類によりこの他の様々
なサイクルが可能であるのはすでに知られた通りである
。
陽熱を利用することができる。このヒートポンプの原理
及び、使用する金属水素化物の種類によりこの他の様々
なサイクルが可能であるのはすでに知られた通りである
。
第10図の例は1個の気体吸蔵固体収納容器10同士を
連結したが、容量が不足の場合は夫々の気体吸蔵固体収
納容器lOを第9図に示すように積層させて大容量のヒ
ートポンプ装置として使用することができる。
連結したが、容量が不足の場合は夫々の気体吸蔵固体収
納容器lOを第9図に示すように積層させて大容量のヒ
ートポンプ装置として使用することができる。
これらの使用にあたって各気体吸蔵固体収納容器、熱交
換器の取り付は位置は任意であり、横に配置してもよい
。
換器の取り付は位置は任意であり、横に配置してもよい
。
1吋皇羞1
以上詳細に説明したように、本発明によればケースを偏
平にし、気体通路を中央にしてその両側に気体吸蔵固体
を充填させであるので、気体吸蔵固体の層を薄く均一に
することができ、気体(水素)の拡散を効率良く行うこ
とができる。
平にし、気体通路を中央にしてその両側に気体吸蔵固体
を充填させであるので、気体吸蔵固体の層を薄く均一に
することができ、気体(水素)の拡散を効率良く行うこ
とができる。
また、熱の授受は−L下偏平に配置された気体吸蔵固体
の夫々と両面において接触する上下の金属板と連結され
た側部材に設けられた熱媒体を通す流路を通じて行われ
るのできわめて効率が良い。
の夫々と両面において接触する上下の金属板と連結され
た側部材に設けられた熱媒体を通す流路を通じて行われ
るのできわめて効率が良い。
また実施例のように、セパレータを側部材に接触させる
ことにより、また、セパレータ間に配置されるプレート
を側部材等と一体成形することにより効率をより向上さ
せることができる。すなわち5 、本発明においては、気体通路を中心として上下の金属
板が成熱又は放熱のフィンを構成することになる。
ことにより、また、セパレータ間に配置されるプレート
を側部材等と一体成形することにより効率をより向上さ
せることができる。すなわち5 、本発明においては、気体通路を中心として上下の金属
板が成熱又は放熱のフィンを構成することになる。
さらに、本発明は気体吸蔵固体収納容器を偏平の箱状の
ものとしたので、様々な用途で、様々の容量にその使用
個数を増減することで対応することができ、大容量のも
のから小容量のものまで容量をきわめて容易に変更する
ことができる。
ものとしたので、様々な用途で、様々の容量にその使用
個数を増減することで対応することができ、大容量のも
のから小容量のものまで容量をきわめて容易に変更する
ことができる。
そのうえ、熱媒体を通す流路、気体通路及び気体流入口
を含めた全体が一体的に形成されているので、従来のよ
うに全体をそれ自体熱交換等の用に供しない大きな容器
で包み込む必要がなく、コスト低減を計ることができる
とともに、全体として少なくとも従来の容器相当分の熱
容量を小さくすることができ、熱交換器及びヒートポン
プとしての熱損失の低減を計ることができる。すなわち
、いずれの使用形態をとるにしてもシステム全体として
の効率アップを計ることができる。
を含めた全体が一体的に形成されているので、従来のよ
うに全体をそれ自体熱交換等の用に供しない大きな容器
で包み込む必要がなく、コスト低減を計ることができる
とともに、全体として少なくとも従来の容器相当分の熱
容量を小さくすることができ、熱交換器及びヒートポン
プとしての熱損失の低減を計ることができる。すなわち
、いずれの使用形態をとるにしてもシステム全体として
の効率アップを計ることができる。
さらに、全体として小型とすることができ、省スペース
、省資材であり、かつ、量産効果をも計6 れるので総合的に経済効果が大である。
、省資材であり、かつ、量産効果をも計6 れるので総合的に経済効果が大である。
第1図は従来の熱交換器に使用する単体の斜視図、第2
図はそれを使用した熱交換器の一部断面して内部を示す
斜視図、第3図は従来の他の例の単体の一部断面にした
斜視図、第4図はそれを使用した熱交換器の斜視図、第
5図は本発明の実施例の気体吸蔵固体収納容器の斜視図
、186図は第5図の一部の拡大図、第7図は気体流入
口の部分の側部材の断面図、第8図は使用態様の一例を
示す側面図、第9図は第5図のものを積層させたものの
側面図、第1θ図はヒートポンプとした例の側面図、第
11図はヒートポンプの使用を示すブロック図、第12
図はヒートポンプとして使用する場合の種類の異なる金
属水素化物の平衡分解圧特性を示すグラフ。 、14:側部材、15:気体流入口、16二流路18:
セパレータ、19ニブレート。
図はそれを使用した熱交換器の一部断面して内部を示す
斜視図、第3図は従来の他の例の単体の一部断面にした
斜視図、第4図はそれを使用した熱交換器の斜視図、第
5図は本発明の実施例の気体吸蔵固体収納容器の斜視図
、186図は第5図の一部の拡大図、第7図は気体流入
口の部分の側部材の断面図、第8図は使用態様の一例を
示す側面図、第9図は第5図のものを積層させたものの
側面図、第1θ図はヒートポンプとした例の側面図、第
11図はヒートポンプの使用を示すブロック図、第12
図はヒートポンプとして使用する場合の種類の異なる金
属水素化物の平衡分解圧特性を示すグラフ。 、14:側部材、15:気体流入口、16二流路18:
セパレータ、19ニブレート。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (1)上下に平行に配置された金属板とこの上下の金属
板の側部を覆う側部材とからなる中空の偏平なケースと
、該ケース内中央に」1下の金属板と平行に所定間隔を
設けて取り付けられる発泡材料からなる2枚のセパレー
タと、ト金属板と上セパレータとの空間並びに下金属板
と下セパレータとの空間に充填させた気体吸蔵固体粉末
と、いずれかの側部材に設けたセパレータ間に気体を導
く気体流入口と、該気体流入口を設けた以外の金属材料
からなる側部材の外側に設けた熱媒体を通す流路とを有
することを特徴とする気体吸蔵固体収納容器。 (2’)l下の金属板を四角形とした特許請求の範囲第
1項記載の気体吸蔵固体収納容器。 (3)上下の金属板と、相対する側部の側部材とをアル
ミニウムの型材で一体形成させた特許請求の範囲第2項
記載の気体吸蔵固体収納容器。 (4)セパレータを発泡金属で構成させ、熱媒体を通す
流路を形成した側部材と互いに接触させた特許請求の範
囲第1項、第2項又は第3項記載の気体吸蔵固体収納容
器。 (5)熱媒体を通す流路を側部材に一体成形で形成させ
た特許請求の範囲第3項記載の気体吸蔵固体収納容器。 ≦ (ff)上下に平行に配置された金属板とこの上下の金
属板の側部を覆う側部材とからなる中空の偏平なケース
と、該ケース内中央に上下の金属板と平行に所定間隔を
設けて取り付けられる発泡材料からなる2枚のセパレー
タと、上金属板と上セパレータとの空間並びに下金属板
と下セパレータとの空間に充填させた気体吸蔵固体粉末
と、いずれかの側部材に設けたセパレータ間に気体を導
く気体流入口と、該気体流入口を設けた以外の金属材料
からなる側部材の外側に設けた熱媒体を通す流路とを有
する気体吸蔵固体収納容器を、気体流入口を同一方向に
向けて積層させ、最上段のものの下金属板と最下段のも
のの下金属板とに断熱材を介して補強板を設は双方の補
強板を固着具で固着させ、各流路を連結したことを特徴
とする熱交換器。 ? (材)上下に平行に配置された金属板とこの上下の金属
板の側部を覆う側部材とからなる中空の偏平なケースと
、該ケース内中央に上下の金属板と平行に所定間隔を設
けて取り付けられる発泡材料からなる2枚のセパレータ
と、下金属板と上セパレータとの空間並びに下金属板と
下セパレータとの空間に充填させた気体吸蔵固体粉末と
、いずれかの側部材に設けたセパレータ間に気体を導く
気体流入口と、該気体流入口を設けた以外の金属材料か
らなる側部材の外側に設けた熱媒体を通す流路とを有す
る気体吸蔵固体収納容器2個を相互の気体流入口を連結
し、一方の気体吸蔵固体収納容器内の気体吸蔵固体粉末
と、他方のものの気体吸蔵固体粉末とを平衡分解圧特性
を異なるものとしたヒートポンプ。 (8)上下に平行に配置された金属板とこの上下の金属
板の側部を覆う側部材とからなる中空の偏平なケースと
、該ケース内中央に上下の金属板と平行に所定間隔を設
けて取り付けられる発泡材料からなる2枚のセパレータ
と、下金属板と上セパレータとの空間並びに下金属板と
下セパレータとの空間に充填させた気体吸蔵固体粉末と
、いずれかの側部材に設けたセパレータ間に気体を導く
気体流入口と、該気体流入口を設けた以外の金属材料か
らなる側部材の外側に設けた熱媒体を通す流路とを有す
る気体吸蔵固体収納容器の、夫々の気体吸蔵固体粉末の
平衡分解圧特性が異なるもの2個の相互の気体流入口を
連結したヒートポンプを同一気体吸蔵固体粉末を有する
もの同士を積層させ、上下に断熱材を介して補強板を配
置し、上下の補強板を固着具で固着したことを特徴とす
るヒートポンプ装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13034183A JPS6029563A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 気体吸蔵固体収納容器、これを用いた熱交換器及びヒ−トポンプ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13034183A JPS6029563A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 気体吸蔵固体収納容器、これを用いた熱交換器及びヒ−トポンプ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6029563A true JPS6029563A (ja) | 1985-02-14 |
Family
ID=15032064
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13034183A Pending JPS6029563A (ja) | 1983-07-19 | 1983-07-19 | 気体吸蔵固体収納容器、これを用いた熱交換器及びヒ−トポンプ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6029563A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04122961U (ja) * | 1991-04-05 | 1992-11-05 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 水素吸蔵放出式熱交換器 |
JP2008107075A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Denso Corp | 吸着モジュールおよび吸着モジュールの製造方法 |
DE112008001029T5 (de) | 2007-06-06 | 2010-02-04 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Wasserstoffgasspeichervorrichtung |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5819954A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-05 | Toshiba Corp | デ−タ処理装置 |
-
1983
- 1983-07-19 JP JP13034183A patent/JPS6029563A/ja active Pending
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5819954A (ja) * | 1981-07-29 | 1983-02-05 | Toshiba Corp | デ−タ処理装置 |
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH04122961U (ja) * | 1991-04-05 | 1992-11-05 | 株式会社豊田自動織機製作所 | 水素吸蔵放出式熱交換器 |
JP2008107075A (ja) * | 2006-09-29 | 2008-05-08 | Denso Corp | 吸着モジュールおよび吸着モジュールの製造方法 |
DE112008001029T5 (de) | 2007-06-06 | 2010-02-04 | Kabushiki Kaisha Toyota Jidoshokki | Wasserstoffgasspeichervorrichtung |
US8287629B2 (en) | 2007-06-06 | 2012-10-16 | Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha | Hydrogen gas storage device |
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