JPS6029398Y2 - クランクシヤフトの位相決め搬送装置 - Google Patents

クランクシヤフトの位相決め搬送装置

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Publication number
JPS6029398Y2
JPS6029398Y2 JP15208881U JP15208881U JPS6029398Y2 JP S6029398 Y2 JPS6029398 Y2 JP S6029398Y2 JP 15208881 U JP15208881 U JP 15208881U JP 15208881 U JP15208881 U JP 15208881U JP S6029398 Y2 JPS6029398 Y2 JP S6029398Y2
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JP
Japan
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crankshaft
pin
journal
bar
workpiece
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Expired
Application number
JP15208881U
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English (en)
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JPS5855825U (ja
Inventor
勉 丸山
Original Assignee
本田技研工業株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はクランクシャフトを回転アンバランス測定位置
から肉盛り肉削り加工するバランス加工位置まで搬送す
る間に、該加工を行うに必要な姿勢にクランクシャフト
を自動的に回転位相流めできるようにした装置に関する
エンジンのクランクシャフトはエンジン振動の低減等を
図るために回転バランスが良好であることが必要である
良好な回転バランスを得るために、回転アンバランス測
定位置においてクランクシャフトを回転させてアンバラ
ンス量を測定し、次いでバランス加工位置にクランクシ
ャフトを搬送バーで搬送して溶接トーチによる肉盛り加
工やドリルによる肉削り加工が行われる。
該肉盛り加工、肉削り加工はクランクシャフトのジャー
ナル部とピン部とを結合するウェイト部の側面に行われ
るため、バランス加工位置ではジャーナル部に対してピ
ン部が横向きとなった水平姿勢にクランクシャフトをし
ておき、これによりウェイト部の側面と下向きに配設さ
れた溶接トーチ等の加工手段とが上下方向に対向するよ
うにしておくことが必要である。
アンバランス測定位置においてアンバランス量を測定す
べくクランクシャフトをジャーナル部を中心として回転
させ、測定完了後、該回転を停止した際、ジャーナル部
に対するピン部の向きは任意な向きとなっているため、
上記肉盛り、肉削り加工を行えるように従来において、
測定位置にてクランクシャフトを低速で再度回転させ、
ピン部の位置がジャーナル部に対して横向き位置となっ
た回転位相時にこれを近接スイッチで検出して回転を停
止させ、この後、上記搬送バーによってクランクシャフ
トをこの姿勢を維持したままバランス加工位置に搬送す
ることが行われていた。
以上の如き従来技術においては、アンバランス測定位置
のアンバランス測定手段には測定完了後バランス加工を
行える回転位相にクランクシャフトを搬送前子めしてお
く位相決め手段を付設しなければならず、従って装置が
構造複雑で高価になること、及びアンバランス測定位置
ではアンバランス測定時間と位相決め時間との作業時間
が必要で、作業時間が長くなる問題点があった。
本考案は以上の如き従来の問題点に鑑み、これを有効に
解決するために威されたものである。
本考案の目的は、回転アンバランス測定位置からバラン
ス加工位置までクランクシャフトを搬送バーで搬送する
際に、該バランス加工を行うに必要な姿勢にクランクシ
ャフトを自動的に回転位相法めすることができ、以って
装置の簡略化、作業時間の短縮化を図ることができるク
ランクシャフトの位相決め搬送装置を提供する処にある
本考案は該目的を達成するために、バランス加工位置に
上面にクランクシャフトを支持する受は部材を備える昇
降部材を設けるとともに、該昇降部材にアンバランス測
定位置とバランス加工位置との間の待機位置まで延びる
位置決めバーを結合一体化し、昇降部材とともに該位置
決めバーが上昇することにより、搬送バーにジャーナル
部が載置されたクランクシャフトのピン部を該位置決め
バーでジャーナル部を中心として上方へ回動させ、これ
により上記待機位置でのジャーナル部に対するピン部の
位置を上向き位置とし、又、待機位置とバランス加工位
置との間に搬送バーで搬送されてくるクランクシャフト
の該上向きピン部と当接する姿勢転換部材を設けること
により、該姿勢転換部材でジャーナル部に対してピン部
が横向きに転倒した水平姿勢にクランクシャフトの姿勢
を転換し、バランス加工位置に搬送されてきたクランク
シャフトを上記受は部材で該姿勢を維持したまま支持し
て上記昇降部材により上昇させ、以って肉盛り肉削りの
バランス加工を行うにしたことを特徴とする。
以下に本考案に係る装置の好適−実旋例を添付図面に基
づいて詳述する。
第1図は装置の平面図、第2図は同側面図で、第2図中
Aはアンバランス測定位置、Bは待機位置、Cはバラン
ス加工位置、Dは払い出し位置であり、これらの位置A
−Dは搬送バー1によるクランクシャフト(以下ワーク
と称す)Wの搬送順序に配置されている。
第1図の通り搬送バー1は平行に2本あり、これらのバ
ー1,1は連動し、第2図で示した通り水平に前進aし
、次いで下降すし、更に水平に後退cした後、上昇dす
る。
搬送バー1の上面にはV字溝によるワーク受は部2が形
成され、該受は部2は等ピッチで3個2a。
2b、2cあり、該ピッチは上記位置A−Dの各間隔と
同じである。
バランス加工位置Cには昇降部材3が設けられ、該昇降
部材3に機台4に取り付けられたシリンダ5のピストン
ロッド5aが連結され、該ピストンロッド5aの伸び挙
動、縮み挙動により昇降部材3はガイドロッド6の案内
作用で昇降動する。
又、バランス加工位置CにはワークWに肉盛り加工、肉
削り加工する溶接トーチ、ドリルの加工手段7′が下向
きに設置され、図面では溶接トーチのみが示されている
昇降部材3の上面にはワークWを支持する受は部材8と
9とが設けられ、受は部材8はV字溝でワークWのジャ
ーナル部W0を支持し、受は部材9は上面でワークWの
ピン部W2を支持する。
昇降部材3には位置決めバー10の基端が結合一体化さ
れ、昇降部材3とともに昇降動する該位置決めバー10
は上記待機位置Bまで延び、先部にローラ11が回転自
在に取り付けられている。
該ローラ11の取付位置は第3図で示す通り搬送バー1
の上記受は部2aと一致する待機位置Bから加工位置C
側へ適宜量ずれている。
以上の位置決めバー10は第1図の通り搬送バー1と平
行に2本設けられている。
又、待機位置BにはワークWをV字溝で支持する仮受は
部材12が上記機台4に起立固定され、該仮受は部材1
2も第1図の通り平行に2個ある。
待機位置Bとバランス加工位置Cとの間には姿勢転換部
材13が設けられ、該姿勢転換部材13は保持部材14
を介して装置の機枠等の不動部材15に垂下固定されて
いる。
次に作動について述べる。
アンバランス測定位置Aの測定手段16でアンバランス
量が測定されたワークWはジャーナル部W□が受は部2
aに載せられて待機位置Bまで搬送バー1の前進aによ
り送られてくる。
この時、ワークWは測定位置Aでアンバランス量測定の
ためジャーナル部W□を中心として回転せしめられてい
るため、ジャーナル部W□に対するピン部W2の位置は
任意な位置となっている。
次いで昇降部材3とともに位置決めバー10が上昇し、
これにより位置決めバー10の先部はピン部W2に当接
し、第3図の実線によって示したジャーナル部材Wlの
真下にピン部W2が存在しているときにはジャーナル部
W1を中心としてピン部W2は位置決めバー10の押上
刃で時計方向或は反時計方向に回動せしめられていずれ
の場合にも上方へ回動し、ジャーナル部W□に対するピ
ン部W2の位置は上向き位置になる。
時計方向へ回動はジャーナル部W1に対しピン部W2が
測定位置A側に偏在している場合に威され、反時計方向
への回動はジャーナル部W1に対しピン部W2が加工位
置C側に偏在している場合に威される。
第3図実線の通りジャーナル部W1の真下にピン部W2
が位置しているときには、位置決めバー10にはジャー
ナル部W□を支持している受は部2aの位置からずれて
前記ローラ11が取り付けられているため、ピン部W2
に該ローラ11から位置決め、バー10の押上刃が付与
され、この結果ジャーナル部W1を中心とするピン部W
2の上方への回転が威されて該ピン部W2は上向きとな
る。
従ってアンバランス測定位置Aでアンバランス測定が威
されてワークWが任意な回転位相で停止していても、待
機位置Bでは位置決めバー10によるジャーナル部W1
に対するピンW2の位置決め作用により必ずピン部W2
を上向きとすることができる。
この後、昇降部材3及び位置決めバー10は下降し1、
次いで搬送バー1も下降すし、これによりワークWのジ
ャーナル部W1は受は部2aから前記仮受は部材12に
受は渡される。
該受は渡しが行われてもワークWの回転バランスは略々
得られているためピン部W□の上向き状態は維持される
この後搬送バー1は後退cし、更に上昇dして受は部2
aでアンバランス測定が完了した次のワークのジャーナ
ル部を支持し、一方、待機位置Bに達している受は部2
bは搬送バー1の上昇dによりワークWのジャーナル部
W□を仮受は部材12から受は取る。
該受は取り時にもピン部W2の上向きは維持される。
次いで搬送バー1は前進aし、該前進によりワークWは
バランス加工位置Cに搬送されるが、該搬送時、待機位
置Bと加工位置Cとの間に設けられている姿勢転換部材
13に上向きのピン部W2が当接する。
このためワークWは第4図の鎖線の通りジャーナル部W
□に対してピン部W2が横向きに転倒した水平姿勢とな
り、該水平姿勢でワークWは加工位置Cに第5図の通り
搬送されてくる。
この後、昇降部材3が上昇し、これによりワークWはジ
ャーナル部W1が前記受は部材8で支持され、又、ピン
部W2が受は部材9で横向きに支持されたままの状態で
昇降部材3とともに上昇せしめられ、この時、ジャーナ
ル部W1とピン部W2とを結合するウェイト部W3の側
面W、が上向きとなった回転位相にワークWはなってお
り、肉盛り肉削り加工の予備が整っている。
待機位置Bから加工位置CにワークWを搬送すべく搬送
バー1が前進aした際、測定位置Aの次のワークは待機
位置Bに送られ、又、昇降部材3が上昇した際には該ワ
ークは位置決めバー10の上述と同じ作動によりピン部
が上向きとなった姿勢に転換される。
昇降部材3が上昇限に達すると第1図で示されたワーク
Wの軸両端部W5.W6が進退自在なりランプ部材で挟
着クランプされ、これによってワークWの支持が威され
る。
次いで上記ウェイト部W3の側面W、に溶接トーチやド
リルの加工手段7によって測定位置Aで測定されたアン
バランス量に応じた肉盛り加工や肉削り加工が威され、
又、必要に応じてワークWを角度180°回動させてウ
ェイト部W3の反対側の側面を同様に加工し、ワークW
を良好な回転バランスとする。
該バランス加工作業が行われている間に昇降部材3は下
降し、更に搬送バー1も下降すし、且つ搬送バー1は後
退cしている。
バランス加工作業終了後、搬送バー1が上昇dし、更に
昇降部材3も上昇腰上昇した昇降部材3がクランプ部材
によるクランプが解除されたワークWを受は取り、引き
続き昇降部材3が下降することにより加工位置Cに達し
ている搬送バー1の受は部2cにワークWのジャーナル
部W□が載置される。
この後、搬送バー1が前進aしてワークWを払い出し位
置りに搬送し、図示しない払出手段によりバランス加工
済みのワークWを搬送バー1から払い出す。
搬送バー1の前進aにより次のワークは姿勢転換部材1
3により水平姿勢に上述と同じ作動で転倒せしめられ後
、加工搬送位置Cに送られ、搬送バー1の間欠的な前進
a1下降b1後退c1上昇d及び昇降部材3の昇降動に
より、ワークWの位相決め搬送、バランス加工、払い出
しが自動的に繰り返される。
以上の説明で明らかな如く本考案によれば、回転アンバ
ランス測定位置からバランス加工位置にクランクシャフ
トを搬送している際に、バランス加工を行うに必要な姿
勢にクランクシャフトを自動的に回転位相決めするこが
でき、従って従来と異なりアンバランス測定手段に回転
位相決め手段を付設することが不要となり、このため装
置の簡略化、コストダウンを達威し、又、クランクシャ
フトの搬送時間を回転位相決め時間とすることができる
ため、作業時間を短縮でき、以って作業性の向上を達成
できるようになる。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案の一実旋例を示すもので、第1図は装置の
平面図、第2図は同側面図、第3図、第4図、第5図は
作動を示す図である。 尚図面中、Aはアンバランス測定位置、Bは待機位置、
Cはバランス加工位置、1は搬送バー、3は昇降部材、
8,9は受は部材、10は位置決めバー、13は姿勢転
換部材である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. アンバランス測定位置から待機位置、バランス加工位置
    にクランクシャフトを搬送する搬送バーと、上記バラン
    ス加工位置に昇降自在に設けられ、且つ上面にクランク
    シャフトを支持する受は部材を備える昇降部材と、該昇
    降部材と結合されて上記待機位置まで延び、昇降部材と
    ともに上昇することにより上記搬送バーにジャーナル部
    が載置されたクランクシャフトのピン部に当接して該ピ
    ン部をジャーナル部を中心として上方へ回動させる位置
    決めバーと、上記待機位置とバランス加工位置との間に
    設けられ、該加工位置に搬送バーの移動とともに搬送さ
    れるクランクシャフトのピン部と当接してジャーナル部
    に対する該ピン部の向きを横向きとする姿勢転換部材と
    からなり、上記昇降部材の上昇により上記受は部材でジ
    ャーナル部に対しピン部を横向き状態としたまま支持し
    てクランクシャフトを上昇させることを特徴とするクラ
    ンクシャフトの位相決め搬送装置。
JP15208881U 1981-10-12 1981-10-12 クランクシヤフトの位相決め搬送装置 Expired JPS6029398Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15208881U JPS6029398Y2 (ja) 1981-10-12 1981-10-12 クランクシヤフトの位相決め搬送装置

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JP15208881U JPS6029398Y2 (ja) 1981-10-12 1981-10-12 クランクシヤフトの位相決め搬送装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5855825U JPS5855825U (ja) 1983-04-15
JPS6029398Y2 true JPS6029398Y2 (ja) 1985-09-05

Family

ID=29944754

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15208881U Expired JPS6029398Y2 (ja) 1981-10-12 1981-10-12 クランクシヤフトの位相決め搬送装置

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JPS5855825U (ja) 1983-04-15

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