JPS6028995Y2 - 帳票読取機の帳票収容枚数確認機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、帳票上の文字及びマークを読取る装置にお
いて、誤った操作による帳票の紛失を防止する帳票読取
機の帳票収容枚数確認機構に関する。

従来のこの種帳票読取機は第１図に示したごとく、給紙
部１から送出された帳票１０は読取部２で帳票上の文字
及びマークを読取り、その結果に従って収容選択片３を
動かして帳票をＲ収容部４又はＡ収容部５に収容する。

このような帳票の移送において、読取部２から収容選択
片３までの移行時又は収容選択片３からＲ収容部４ある
いはＡ収容部５までの移行時に、帳票が途中で引っ掛っ
たり、また帳票送行路から外れたとき、読取部２からの
帳票が途中で紛失することがあった。

そしてその紛失を知る方法はなかった。

このため図のＡ点で帳票に連続番号を打つ方法が考えら
れたが、各収容部に選択収容された多数の帳票を後に連
続番号合わせを行なわないかぎり紛失の確認はできない
。

この考案は、上記した従来の問題点を除去するものであ
り、読取部２から送出された帳票の枚数が正しく収容部
に収容されたことを確認する機構を提供することを目的
とする。

この考案は上記目的を遠戚するために、読取部２の各収
容部に対する指令の数（指令数）を計数する指令数カウ
ンタと、各収容部の帳票収容枚数を計数する収容数カウ
ンタとを設け、これら二つのカウンタの内容を比較して
、一致する場合は紛失がなく、不一致の場合は操作途中
で帳票の紛失があったことを知るようにしたものである
。

次にこの考案の一実施例を第２図により説明する。

第２図において、読取部２には各収容部Ｒ及びＡに対応
する指令数カウンタ６及び７が設けられ、読取部２の読
取結果に従ってＡ収容部５に帳票を収容するときはカウ
ンタ７が、Ｒ収容部４に帳票を収容するときはカウンタ
６が枚数をカウントする。

一方、Ａ収容部５には収容数カウンタ９が、Ｒ収容部４
には収容数カウンタ８が設けられており、それぞれの収
容数をカウントする。

これらのカウンタ６．７と８，９とを読取操作終了後、
あるいはその途中で任意に比較することによって、帳票
の紛失の有無が確認できる。

また、ジャム等が発生した場合でも、その帳票がどの収
容部に入るものかをこのカウンタの表示により容易に知
ることができる。

なお、上記したカウンタを適当な形の表示手段で操作者
に指示するように構成できることはいうまでもない。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の帳票読取機の概要図、第２図はこの考案
による帳票読取機の概要図。 １・・・・・・給紙部、２・・・・・・読取部、３・・
・・・・収容選択片、４，５・・・・・・収容部、６，
７・・・・・・指令数カウンタ、８，９・・・・・・収
容数カウンタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 帳票上の文字及びマークを読取り、読取結果に応じた帳
   票収容部に帳票を収容する帳票読取機において、帳票読
   取部で読取られた帳票の収容先を指示する指令を収容先
   毎に計数する第１の計数器と、前記帳票収容部に前記第
   １の計数器に対応して設けられた帳票の収容枚数を計数
   する第２の計数器と、前記第１の計数器と前記第２の計
   数器を対応するもの同士比較する比較手段とを具備し、
   帳票の収容枚数を収容先毎に確認することを特徴とする
   帳票読取機の帳票収容枚数確認機構。