JPS6028874B2 - ビスピロロピラジン化合物、その製造方法及び顔料としてそれを使用する方法 - Google Patents

ビスピロロピラジン化合物、その製造方法及び顔料としてそれを使用する方法

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JPS6028874B2
JPS6028874B2 JP52150280A JP15028077A JPS6028874B2 JP S6028874 B2 JPS6028874 B2 JP S6028874B2 JP 52150280 A JP52150280 A JP 52150280A JP 15028077 A JP15028077 A JP 15028077A JP S6028874 B2 JPS6028874 B2 JP S6028874B2
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bispirolopyrazine
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義一 源田
宣夫 富田
勝 伊藤
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Nippon Soda Co Ltd
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Nippon Soda Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明はビスピロロピラジン化合物に係り、更に詳しく
は、一般式(1)(式中、R,、R2は水素原子、メチ
ル基、フリール基、フェニル基、又は 置換フェニル基
を、Xは、炭素環式芳香族残基を表わす)で示される新
規の価値あるピースピロロピラジン化合物に関する。
一般式(1)におけるR.、R2は、水素原子、メチル
基、フリール基、フェニル基、又は低級アルキル、ハロ
ゲン、シアノ、低級アルコキシ、ニトロ基などの置換基
を有する置換フェニル基であり、Xは一般式(m)OC
N−X−NC○ (m) で示される炭素環式芳香族ジィソシアネートの残基Xで
ある。
この芳香族ジィソシアネートとしては、例えば次の化合
物があげられる。216−ピリジンジイソシアネート、
3・6ーアクリジンジイソシアネート、Pーフエニルジ
イソアシアネート、1・8ーナフタレンジイソシアネー
ト、1・4−ナフタレンジイソシアネート、1・4ージ
フエニルメタンジイソシアネート、2・4−トルイレン
ジイソシアネート、2・6ートルイレンジイソシアネー
ト、3・3ージメチル−4・4′ージフエニルジイソシ
アネート、3・3−ジクロル−4・4′ージフヱニルジ
イソシアネート並びにこれら化合物の炭素環上にメチル
、エチル、tーブチルのようなアルキル基、メトキシ、
ェトキシのような置換ヒドロキシル基、ハロゲン、カル
ボキシル基、ニトロ基、シアノ基などの置換基を有する
芳香族ジイソシアネート類。
更に本発明は、一般式(1)で示されるビスピロロピラ
ジン化合物を製造する方法に関する。即ち、このものは
、一般式(0)で示される、7ーアミノ−2・3−ジ置
換−5−オキソピロロ〔3・4b〕ピラジン(式中、R
,、R2は、前記載の意味を有する)と前記一般式OC
N−X−NCOで示される炭素環式芳香族ジィソシアネ
ートを反応させることにより得られる。
本発明に使用すを一般式(ロ)で示される、7ーアミノ
ー2・3−ジ置換−5ーオキソピロロ〔3・4b〕ピラ
ジンは、ジアミノマレオニトリル(DAMN)から誘導
される5・6−ジ置換−2−シアノピラジン−3ーカル
ボキシアミドを、常温又は加熱下に、低級脂肪族アルコ
キシドの存在のもとに低級脂肪族アルコール中に溶解さ
せ、酢酸などのほとんど水分を有しない酸で中和すれば
高収率で製造することができる。なお、一般式(ロ)で
示される化合物は、次のような互変異性体として示すこ
ともできる。
本発明に係る一般式(1)で示されるビスピロロピラジ
ン化合物の製造方法は、一般式(D)で示される、7ー
アミノー2・3ージ置換−5ーオキソピロロ〔3・4b
〕ピラジンと一般式(m)で示されるジィソシアネート
を、次の反応式によって反応することより成る。この付
加反応は、比較的低温で進行するが、反応温度は、40
00以上、特に50〜18000とすることが望ましい
又、この付加反応は、通常、有機溶媒中で行うと良い。
付加反応に用いる有機溶媒は該付加反応に関与しない不
活性な溶媒であり、例えば、塩化ベンゼン、トルヱン、
キシレン、ベンゼン、ジクロルエタン、ニトロベンゼン
、アセトソ、アセトニトリル、四塩化炭素、エチレング
リコールジメチルェステルなどの芳香族炭化水素、ハロ
ゲン化炭化水素、ニトロ化炭化水素、アルキルシアン、
ェステルなどがある。反応は、該有機溶媒中のみでも進
行するが、触媒添加をすれば更に反応は促進される。触
媒としては、低級アルキル三級ァミンが通常最も有効で
あり、例えば、トリェチルアミン、トリメチルアミン等
がある。触媒の使用量は使用済煤により左右されるが、
通常、一般式(ロ)で示される7−アミノ−2・3−ジ
置換−5ーオキソピロロ〔3・4b〕ピラジンの仕込量
に対し0.1〜1の重量%である。このようにして製造
された一般式(1)で示されるビスピロロピラジン化合
物は、鮮明な深黄色〜燈黄色の色調を呈する場合が多く
、その融点は大部分が300℃以上であり、また、その
耐候堅牢度、耐酸性、耐アルカリ性、鮮明度、着色力等
の顔料適性においても、広く使用されている多数の高級
顔料に比肩し得る優れたものである。このため本発明に
係る化合物を天然又は、合成ビヒクルと混練し、要すれ
ば顔料助剤を添加することによって印刷インキ、塗料等
を製造することができる。又、ゴム、合成樹脂等中に分
散させることによって、これら基材を着色することも可
能である。以下、実施例及び試験例をあげ、本発明を更
に詳細に説明する。
実施例 1 500の【4類フラスコに7−アミノ−2・3−ジフエ
ニル−5ーオキソピロロ〔3・4b〕ピラジン10夕、
1・8ーナフタレンジイソシアネート3.52及び、ク
ロルベンゼン400叫を仕込み、110〜12000で
、1糊時間反応させた。
その後、反応液を10000まで冷却し、同温度で析出
した燈黄色結晶を猿取しアセトン、メタノール、エタノ
ール、クロルベンゼンの各々50の【で良く洗浄ののち
乾燥して、深燈黄色を呈する物質19.0夕を得た。こ
のものの物性は次の通りであった。融点:30000以
上 元素分析値:(%) C48日3ぶ,。
04(分子量 810)としてC日N 分析値 70.984.0017.02 計算値 71.113.7017.28 赤外線吸収スペクトル:(KBr、抑−1)3300、
3000、2760、175ふ 1660、1530、
1410、1350、1160、106Q 860 7
70などNbss:(m/e)810 以上の結果より生成物は次の構造を有するビスピロロピ
リジン化合物であった。
実施例 2 500私4類フラスコに、7ーアミノー213ージフエ
ニル−5−オキソピロロ〔3・4b〕ピラジン15夕、
トリレンオルソジイソシアネート微粉末10夕、クロル
ベンゼン35の‘仕込み、120〜130qoで2日間
反応させた。
反応液を11℃まで冷却し、同温度で、析出した燈黄色
結晶を櫨取し、クロルベンゼン、エタノール、メタノー
ルの各々30泌で洗浄ののち、乾燥して深燈黄色を呈す
る物質25.9夕を得た。このものの物性は、次の通り
であった。融点:300oo以上 元素分析値:(%) C52日36N,。
04(分子量864)としてC日N 分析値 72.394.2115.99 計算値 72.224.1716.20 赤外線吸収スペクトル:(KBr、伽‐1)3280、
2920、1755、1660、1500、1380、
1330、1200、112595い820などNねs
s:(m/e)864 以上の結果より生成物は次の構造を有するビスピロロピ
ラジン化合物であった。
実施例 3 500の‘4類フラスコに、7−アミノ−2・3−ジメ
チル−5ーオキソピロロ〔3・4b〕ピラジン10夕、
トルイレンジイソシアネート(トルイレンー2・4−ジ
イソシアネート:トルイレン−2・6−ジィソシアネー
ト=8:2の混合物)4.9夕、アセトン300の‘、
トリエチルアミン2夕を仕込み、還流下に2畑時間反応
させた。
その後、反応液を熱時猿過し、結晶を楠集、アセトン、
エタノール、メタノールの各々20の‘で洗浄ののち乾
燥して、深黄色を呈する粉末16.59を得た。このも
のの物性は次の通りであった。融点:30000以上 元素分析値:(%) C25日22N,。
04(分子量526)としてC日N 分析値 56.884.0026.70 計算値 57.034.1826.62 赤外線吸収スペクトル:(KBr、抑‐1)3310、
175ふ 1660、1520、1330、1200、
1125、970、770などN聡S:(m/e)52
6 以上の結果より生成物は次の構造を有するビスピロロピ
ラジン化合物であった。
※原料、トルイレンジイソシアネートが2・4一体、2
・6一体比率8:2のため濃品として得られた。
S 霊 柵 J J 皮 S 入 1ン 1い dリ 三 ○ ○ 1リ \ * ★ ■ ・ 蓮 ■ ・ \ ト ■ Q 血潮 Z 8 ヤ 龍 蟻因 雛藩) ※ ※ ※ 試験例 1 実施例1〜23で得られた化合物についてJIS.K5
101(顔料試験法)の方法に従って顔料適性試験(耐
溶剤性、耐酸性、耐アルカリ性、着色力)を行った。
この結果は次の表の通りであった。顔料適性試験表※該
当番号の実施例で得られた化合物 ※※5段階、最高5級 試験例 2 実施例で得た生成物の一部についてJIS.K5101
の顔料試験法の方法に従って顔料としての適性試験(耐
日光堅牢度、耐光性)を行った。
試験に用いた試験片は次のようにして作成した。
化合物1.0夕と4号アマニ油1.5夕とをフ−パーマ
ラーで、500回練和して濃色印刷インキを調製した。
また濃色インキ0.2夕と白色エキステンダーィンキ(
酸化亜鉛50.0%含有)5.0夕を混合練和して淡色
印刷インキを調製した。この両インキをテスト印刷紙(
ケント紙)上に525cその面積に綾色したものを用い
た。この顔料適性試験の結果は、次の表の通りであった
。顔料適性試験表 ※ 該当番号の実施例で得られた化合物 ※※ 快晴の日(1日5時間)30日間照射※※※ フ
ェードメーターで5餌時間照射8段階、最高8級(ブル
ースケールに よる)

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は水素原子、メチル基、フリー
    ル基、フエニル基、又は置換フエニル基を、Xは炭素環
    式芳香族残基を表わす)で示されるビスピロロピラジン
    化合物。 2 置換フエニル基の置換基が低級アルキル基、ハロゲ
    ン原子、シアノ基、低級アルコキシ基又はニトロ基であ
    る特許請求の範囲第1項に記載の化合物。 3 一般式(II) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は、水素原子、メチル基、フリ
    ール基、フエニル基、又は置換フエニル基を表わす)で
    示される7−アミノ−2・3ジ置換−5−オキソピロロ
    〔3・4b〕ピラジンと、一般式(III)OCN−X−
    NCO (III) (式中、Xは炭素環式芳香族残基を表わす)で示される
    ジイソシアネートとを反応させることを特徴とする一般
    式(I)▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2及びXは上記のとほり)で示さ
    れるビスピロロピラジン化合物の製造方法。 4 一般式(I) ▲数式、化学式、表等があります▼ (式中、R_1、R_2は水素原子、メチル基、フリー
    ル基、フエニル基、又は置換フエニル基を、Xは炭素環
    式芳香族残基を表わす)で示されるビスピロロピラジン
    化合物を顔料として、ビヒクルに混和することによる分
    散塗料、印刷インクの製造、又はゴム、合成樹脂に配合
    することによる着色に使用する方法。
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