JPS6028847A - 自動車ボデ−の塗装装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、自動車のボデーを塗装するための塗装装置に
関し、特に、ボデーの下部位置のコーナ部を含む塗装面
を効果的に塗装Ｊるものに関りる。

（従来技術） 従来より、この秤の自動車ボデー用塗装Ｌ！！装置とし
て、塗装ラインの床面には搬送装置および噴霧されて落
ちる余剰塗料を回収する回収溝がシーノられている関係
から、塗装ラインの側方に塗装ガンを配設し、該塗装ガ
ンをラインの搬送方向に沿って水平に移動させることに
より、ボデーの塗装面を自動的に塗装づるようにしたも
のがよく知られている。

しかしながら、上記従来の塗装装置では、塗装ガンを塗
装ラインと平行に水平に移動させるため、大きな設備ス
ペースが必要になり、自動中ボデーを搬送する搬送装置
等に対する干渉度が大きいという欠点があった。

また、１個の塗装ガンの塗布Ｗ！曲が狭いので、ボデー
塗装面の全体を短時間で塗装覆るためには複数の塗装ガ
ンを上下に配置した多頭ガンで塗装する必要があり、設
備コス１へか高くなる嫌いがあった。

さらに、塗装ガンが塗装ラインの側方に配置されている
ため、ボデーの下部位置のコーナ部（サイドシル部分）
が死角になり易く、該］−す部を確実に塗装づ°るのが
困難であった。

（発明の目的） 本発明の目的は、塗装ラインに沿って流れる自動車ボデ
ーに対して１個の塗装ガンでもってボデーの下側コーナ
部をも確実に塗装でさるようにし、かつ塗装装置の設備
スペースを縮小してその搬送装置等への干渉度を低減で
きるにうにすることにある。

（発明の構成） 上記目的の達成のため、本発明の解決手段は、塗装ライ
ン上の自動車ボデー塗装位置の側方部にボデーと所定間
隔をあけて上下方向に延びるガイド部材を立設し、該ガ
イド部材に沿って上下移動可能に案内されるアーム支持
体を設け、該アーム支持体に上下方向に揺動可能に支持
され、先端部に塗装ガンを備えたアーム部材を設け、上
記アーム支持体を上下に往復移動させるアーム支持体駆
動装置を設け、上記アーム部材にレバ一部材を一体的に
突設し、該レバ一部材を上記塗装ガンがアーム部材の下
降移動に伴って自動車のボデー下側に潜り込むように案
内して回動さＵる案内部材を設けたものである。

このことにより、案内部材の案内によるレバ一部材の揺
動により該レバ一部材と一体のアーム部材が上昇端位胃
から下降移動りるに伴って略垂直状態から略水平状態に
なるように変化してその先端部の塗装ガンが自動車のボ
デー下側へ移動づるようにし、この塗装ガンの上下の往
復移動によって自動車のボデーの塗装面を上下方向に塗
装するようにしたものである。

（発明の効果） したがって、本発明によれば、上下移動するノアーム部
材の先端部の塗装ガンがアーム部材の下降移動に伴って
自動車ボデーの下側へ潜り込むように移動してボデーの
塗装面を塗装づるので、１個の塗装ガンでもってボデー
の下部位置のコーナ部を確実にかつ容易に塗装゛するこ
とができ、安価な設備でもって自動車ボデーに対する塗
装品質の向上を図ることができる。また、塗装装置が塗
装ガンを上下に往復移動させて塗装を行う垂直型のもの
であるので、その床面に対づる占イ１スペースが小ざく
なり、自動車ボデーの搬送装置等への干渉を低減するこ
とができる。

（実施例） 以下、本発明の技術的手段の具体例としての実施例を図
面に基づいて詳細に説明づる。

第１図および第２図は本発明の実施例に係る塗装装置の
全体構成を示し、１は自動車ボデーの塗装工程における
搬送ラインを形成りる搬送コンベアであって、該コンベ
ア１上に、下部位置のコーナ部Ｂ＋　（サイドシル部分
）を含む表面を塗装面Ｂ２とする自動車のボデーＢを載
置して搬送するようにしている。

上記搬送コンベア１において自動車ボテ−塗装位置の左
右側方の床面にはそれぞれ左側ｆＪｓｇ機（図示せず）
および右側塗装機２が設置され、該８塗装機２は取付台
３を備えている。該取付台３には上下方向に延びる丸棒
状のガイド部材４が上記ボデーＢと所定の間隔をあ【ノ
て取りイが１りられ、該ガイド部材４には第３図に拡大
詳示するようにリニアボールベアリング５を介してアー
ム支持体６が摺動可能にかつ回転不能に支持され、よっ
て該アーム支持体６はガイド部材４に沿って上下移動可
能に案内される。上記アーム支持体６には」−記搬送コ
ンベア１の移動方向と平行に水平に延びる固定シャフト
７がボルト８止めされて取りイｑ番ノられ、該固定シャ
フト７にはベアリング９，９゜・・・を介してボス部材
１ｏが回転自在にかつ抜出し不能に外嵌合され、該ボス
部材１ｏの一端部（アーム支持体６と反対側の端部）に
は中空状の７一ム部祠１１がボルト１２止めされて取り
イリリられている。づなわち、該アーム部材１１はアー
ム支持体６にボス部Ｕ１０およびベアリング９，９゜・
・・を介して上下方向に揺動可能に支持されている。

上記アーム部材１１の先端部には第４図に拡大詳示する
ように上記固定シ１ｔフト７と平行に延びるガンシャフ
ト１３がベアリング′１４．１４を介して回転自在に支
承され、該ガンシャフト１３のアーム部材１１外側に延
びる一端部にはガン支持体１５が一体に固定され、該ガ
ン支持体１５には上記コンベア１上のボデーＢ側へ向い
た塗装ガン１６が取り付けられている。よって、上記ガ
ン支持体１５はアーム部材１１の先端部に該アーム部材
１１と同方向く上下方向）に揺動可能に取り付けられ、
また塗装ガン１６はアーム部材１１の先端部に取り付け
られている。

また、上記固定シャフト７のアーム部材１１支点部内に
臨む先端部には固定スプロケット１７が回転不能にキー
１８結合されている。つまり、該固定スプロケット１７
はその中心線をアーム部材１１の揺動中心と合致せしめ
てアーム支持係６に固定きれている。一方、上記アーム
部材１１先端部内のガンシャフト１３にはガンスプロケ
ット１９が回転不能にキー２０結合されている。つまり
、該ガンスプロケット１９はその中心線をガン支持体１
５の揺動中心と合致せしめて該ガン支持体１５に固定さ
れている。そして、上記固定スプロケット１７とガンス
ブロケッ１−１９との間にはチェーン部材２１が両スプ
ロケッｈ１７，１９を互いに逆方向に回転可能にクロス
状（８字状）に捲き掛【プされ、該チェーン部材２１は
そのり］」ス部分が互いに摺動可能なスライドパー２１
ａ　、２１ａで構成されている。

一方、上記ガイド部材４に対しアーム部材１１と反対側
〈第２図右側）の取付台３には、各々上下に対応しかつ
上記固定シャフト７と平行に延びる第１　Ｊ′３．Ｊ：
び第２の駆動軸２２．２３が回転自在に支承されている
。該両脇動軸２２．２３の上−■・に対応するガイド部
４４４側端部〈一端部）にはそれぞれ第１および第２の
スプロケット２４．２５が回転一体に取り付（プられ、
上記上側の第１スプロケツト２４の外周上端部の高さ位
置は上記アーム支持係６の路上背端位置に、下側の第２
スプロケツト２５の外周下端部の高さ位置は同じくアー
ム支持係６の略下降端位置にそれぞれ対応するように設
定されている。そして、この両スプロケット２４．２５
の間にはレシプロ用ヂ゛エーン２６が捲き掛けされ、該
チェーン２６の一部にはレシプロ用ガイドローラ２７が
軸支され、該ガイドローラ２７は上記アーム支持係６の
固定シャフト７と反対側面に形成した水平方向に延びる
ガイド溝２８内を転勤可能に設けられている。また、上
記第１駆動袖２２上方の取付台３には該第１駆動軸２２
と平行に延びる第３駆動軸２９が回転自在に支承され、
該第３駆動軸２９の一端部には第４スプロケツト３０が
固定され、該第４スプロケツト３０は上記第１駆動軸２
２の他端部に取り付けた第３スプロケツト３１にチェー
ン３２を介して駆動連結されている。一方、上記第３駆
動軸２９の他端部には第５および第６の２つのスプロケ
ット３３．３４が取り付けられ、上記第５スブロケツ１
〜３３は取付台３上面に固定した電動モータ３５輪チェ
ーン３６を介して駆動連結されている。しかして、電動
モータ３５の作動により第１および第２のスプロケッ１
〜２４．２５間でレシプロ用チェーン２６を回行さＵ゛
、該チェーン２６に取り付（〕たレシプロ用ガイドロー
ラ２７とアーム支持係６のガイド溝２８との係合によっ
て該アーム支持係６およびアーム部材１１を上下に往復
移動させるようにしたアーム支持体駆動装置３７が構成
されている。

さらに、上記アーム部材１１と一体のボス部材１０の他
端部（アーム支持体６側端部）にはレバ一部材３８が一
体的に突設され、該レバ一部０３８の先端部には上記固
定シャフト７ど平行に延びる支持軸３９を介して案内用
ローラ４０が回転自在に支持されている。また、上記ガ
イド部材４の側方には、上記レバ一部ｖＪ３８の先端の
案内用ＩＩ−ラ４０が転勤案内される上下方向に延びる
レール材よりなる案内部材４１が配設され、該案内部材
４１の上下端部はそれぞれ水平方向に延びる第１および
第２の幅寄せ用シリンダ４２．４３を介して取付台３に
支持されている。そして、この案内部材４１はレバ一部
材３８の揺動中心としての固定シＶフト７との距離が上
部では大きく、下部になるにしたがって小さくなるよう
に弯曲状に形成されており、アーム支持体駆動装置３７
の作動によるアーム支持体６およびアーム部材１１の下
降移動に伴ってレバ一部材３８を案内部材４１で案内し
て第１図時８１回り方向に回動させることにより、塗装
ガン１６を自動車ボデー１３の下側に潜り込ませるよう
に構成されている。尚、上記第３駆動軸２９の第６スプ
ロケツ１へ３４は第１図に示すようにチェーン４４．４
５おにびスプロケット４６を介して左側塗装機の駆８槻
椙に駆動連結されている。

次に、上記塗装装置の作動について説明づるに、作動開
始時、各塗装機２のアーム支持体６　Ｊ３よび該アーム
支持体６に軸支されたアーム部材１１は所定の位置で待
機しており、それに対応してアーム部材１１先端の塗装
ガン１６も所定の位置に保持されている。

この状態において、搬送コンベア゛１により自動車ボデ
ーＢが塗装ｖｓ２付近の塗装位置に搬送されてくると、
この移動する自動車ボデーＢの塗装面Ｂ２に向【ノて上
記塗装ガン１６から塗料が噴射される。また、この塗料
噴射の開始と同時に、アーム支持体部ｉ１＋装置３７の
電動モータ３５が作動してレシプロ用チェーン２Ｇを第
１および第２のスプロケッ１〜２４．２５の間で回行さ
せ、このチェーン２６の同行に伴い、該チェーン２６に
取りイ・」けられたレシプロ用ガイドローラ２７とアー
ム支持体６との係合にＪ：って該アーム支持体６おＪ：
びアーム部材１１が上下に１１復移８りる。ぞし−（、
上記アーム部材１１には弯曲した案内部材４１により案
内されて回！Ｊ１８Ｊるレバ一部材３８が一体的に取り
（＝Ｊりられているため、このレバ一部材３８の案内部
材４１から交番プる案内作用によりアーム部材１１は上
下に往復移動すると同時にその上昇端位置では略垂直状
態に、下降端位置には略水平状態にそれぞれなるように
鉛直面内で揺動づることになる。このようなアーム部材
１１の上下移動および揺動によってその先端の塗装ガン
１６は自動車ボデー８の塗装面Ｂ２側方の上部位置と下
部位置との間を上下に往復移動し、この往復移動する塗
装ガン１６から噴射された塗料が移動する自動車ボデー
Ｂの塗装面Ｂ２に上下方向のジグザグ状軌跡をもって塗
布される。この塗装ガン１６からの塗料噴射は自動車ボ
デー８が塗装ガン１６位置を通過すると終了し、以上に
よって１台の自動車ボデーＢに対づる塗装が行われる。

また、搬送コンベア１で搬送される自動車ボデーＢの車
種が変ったときには、それに応じて幅寄せ用シリンダ４
２．４３が伸縮作動して案内部材４１と固定シャフト７
との距離が変更され、このことにより塗装ガン１６の移
動軌跡が変って車種の切換えに対処づる。

したがって、この場合、上記のようにアーム部材１１が
上下移動しながら鉛直面内で揺動するため、このアーム
部材１１が下降端位置へ移動したときにはアーム部材１
１先端の塗装ガン１６は自動車ボデーＢの下側に潜り込
んだ状態となり、このことにより１個の塗装ガン１６で
もって自動車ボデーＢの塗装面Ｂ２の下部位置の−」−
す部（３１を確実に塗装することができ、よって安価な
設備でもってボデーＢに対震る塗装品質を高めることが
できる。

また、上記アーム部材１１の支点部内にはアーム支持体
６に固定シャフト７を介して一体に固定された固定スプ
ロケット１７が配設されている一方、アーム部０１１の
先端部内には塗装ガン１６にガンシｔ？］１−１３を介
して一体に固定されたガンスプロケット１９が配設され
、該両スブロウツ１〜１７．１９はクロス状に捲き掛（
）されたチ〕−ン部材２１によって連結されているため
、」−記アーム部材１１の揺動に伴って上記固定スプロ
ケット１７Ｊ３にびガンスプロケツ１へ１９がそれぞれ
アーム部材１１に対し相対的に回動することによりアー
ム部材１１と塗装ガン１６とのなり角度θが、アーム部
材１１が略垂直状態になる上昇端位置では大きく、アー
ム部材１１が下降移動するにつれて小さくなるように変
化する。この塗装ガン１６のアーム部材１１に対する角
劇変化によって該ガン１６の塗料噴射中心輪は自動中ボ
デーＢの４１装面Ｂ２と常に略直角をな１ように（ｑ１
動し、このことによって塗装ガン１６から噴射された塗
料は効率よくボデーＢの塗装面Ｂ２に衝突してその塗着
効果が高まり、よって塗装品質をより一層向上させるこ
とができる。

また、このＪ：うに、塗装ガン１６はその塗料噴射中心
線が常に自動車ボデーＢの塗装面Ｂ２と略直角になるよ
うに該塗装面Ｂ２に沿って上下移動するので、塗装ガン
１６がその移動範囲のうちの下側にあって上記ボデーＢ
の塗装面Ｂ２の小半径弯曲部分に対向しているとぎの移
Ｏ」ストロークは押し縮められて、同移動範囲の上側に
あって塗装面Ｂ２の大半径弯曲部分に対向しているとき
の移動スト〇−りよりも短くなり、その分上記移動範囲
下側での塗料の噴射時間が長くなる。その結果、自動車
ボデー８の塗装面Ｂ２のうち下部コーナ部Ｂ＋を厚膜に
塗装づることができ、該下部コーナ部Ｂ＋の耐蝕性を向
上させることができる。

さらに、塗装ガン１６が上下に往復移動して自動車ボデ
ーＢの塗装面Ｂ２を塗装りるため、装置全体の床面に対
づる占有面積が小さくて済み、設備スペースの縮小化を
図ることができ、搬送コンベア１等に対する干渉度を低
減することができる。

尚、上記実施例では、アーム支持体６を往復移動させる
アーム支持体駆動装置３７として、電動モータ３５によ
ってレシプロ用チェーン２６を回行駆動Ｊるようにした
ものを用いたが、電動モータ３５に代えてシリンダ装置
を利用してもよく、上記実施例と同様の作用効果を秦４
ることかできる。

また、上記実施例では、塗装ガン１６をアーム部材１１
に対し揺動可能としたが、揺動不能に一体的に固定し°
Ｃもよい。しかし、塗装ガン１６の塗装噴射中心線をボ
デーＢの塗装面Ｂ２と直角に保って塗料の４和効果を高
め得る点では上記実施例の如く揺動可能とする方が好ま
しい。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の実施例を示し、第１図は一部破断正面図
、第２図は側面図、第３図は第２図のｍ−ＩＩＩ線拡線
断大断面図４図は第１図のＩＶ　−ＩＶ線線入大断面図
ある。 ４・・・ガイド部材、６・・・アーム支持体、１１・・
・アーム部材、１６・・・塗装ガン、３７・・・アーム
支持体駆動装置、３８・・・レバ一部材、４１・・・案
内部祠、Ｂ・・・自動車ボデー、Ｂ１・・・コーナ部、
Ｂ２・・・塗装面。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）自動車ボデーの下部位置のコーナ部を含む塗装面
   を塗装する塗装装置であって、自動車ボデー塗装位置の
   側方部にボデーと所定間隔をあけて設けられた上下方向
   に延びるガイド部材と、該ガイド部材に沿って上下移動
   可能に案内されるアーム支持体と、該アーム支持体に上
   下方向に揺動可能に支持されたアーム部Ｉと、該アーム
   部材の先端部に取り付けられた塗装ガンと、上記アーム
   支持体を上下に往復移動させるアーム支持体駆動装置と
   、上記アーム部材に一体的に突設されたレバ一部材と、
   上記塗装ガンがアーム部材の下降移動に伴って自動車ボ
   デーの下側に潜り込むように上記レバ一部材を案内して
   回動させる案内部材とを備えてなることを特徴とづる自
   動車ボデーの塗装装置。