JPS6028522B2 - 分離用中空繊維の製造法 - Google Patents

分離用中空繊維の製造法

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JPS6028522B2
JPS6028522B2 JP3729575A JP3729575A JPS6028522B2 JP S6028522 B2 JPS6028522 B2 JP S6028522B2 JP 3729575 A JP3729575 A JP 3729575A JP 3729575 A JP3729575 A JP 3729575A JP S6028522 B2 JPS6028522 B2 JP S6028522B2
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は隔膜による分離装置に使用する中空繊維状のガ
ス又は液体分離用隔膜とその製造方法に係わり、特にガ
スの種類によりガス透過性の異なる中空繊維状乾燥膜及
びその製造法に関する。
高分子膜の工業的応用は1960年功eb,Somir
ajanがセルローズアセテートの超薄膜を開発してか
ら急速にひろまり海水の淡水化だけにとゞまらないで各
種の分離濃縮工程に広く実用化されている。.これは特
殊な方法で作ったセルロ−スアセテート又は他の高分子
膜の片側の塩その他の溶質を溶解している原水に、浸透
圧以上の高圧を加えると水だけが透過され、原水中の塩
、その他の溶質は透過されずに原水中は濃縮されるので
ある。この膜はいわゆる異方性構造をもち表面が繊密な
薄い層で水だけを通し、その下に機械的強度を持たせる
ための多孔質支持層がある。これらの高分子膜の応用分
野には次のようなものがある。
即ち、{1)食品工業での水分、塩類の除去、蛋白質、
糠類、果汁、卵白、スープ、ビール、酒、コーヒ、等の
濃縮、蛋白質、酵素の分離精製、糖液の精製、■ 医学
、製薬工業でのビールス、バクテリヤ、酵素、ビタミン
の分離、パィロジェンの除去、血液透析、低食塩食料の
製造、医薬品中間体の分離、精製濃縮、‘3} 各種産
業排水の処理法、たとえばメッキ排水中の各種金属など
有価物の回収と水の再使用、溶存有機物例えばでん粉加
工、大豆加工排水からの有価物回収と水の再利用など、
‘41 乾燥膜としてガスの透過性の相違を利用し、空
気からの酸素・窒素の分離、石油脱硫に用いたあとの水
素の回収、天然ガスからのヘリウムの回収、シリコーン
膜を用いたメルカプタン、アミンなどの悪臭成分の除去
、■ 呼吸不全にか)わる低酸素血症、炭酸ガス蓄積の
対症療法としての肺のガス交換改善のための医療用ガス
交換器等がある。
而して、ガス分離に使用されている高分子膜には均質膜
を用いたものと、非対称膜を用いたものとがあるが、何
れの場合もガスの透過速度は膿面積と透過差圧に比例し
ており、効率的なガス分離をするには透過面積と差圧を
大にする必要がある。
透過膜が平面だと高圧下に膜を支持する為には膜そのも
のを厚くすると共に全圧による変形を防ぐための多孔質
の支持層が必要である。これらの条件は中空繊維を用い
ることで解決される。
即ち小径の中空繊維では大きな耐圧力があり、又同一重
量のフィルム量で表面形を大きくさせることができる。
中空繊維を級糸する方法には一般に高分子組成物を溶剤
又は熱により液状にし、特殊の口金を通して押し出して
紡糸する。
用いる口金は大別して二種類あり二重管タイプのもので
その外管に液状高分子組成物を、その内管に高分子組成
物の非溶剤又はェャを、夫々流出させ中空状態を維持さ
せるものと、数本の糸条を接近して紡糸させ、口金直下
で互に密着させ、糸条のとり囲む内側に空洞を形成させ
る方法とがある。後者は溶融紙糸タイプに使用され、前
者は溶剤を用いた紡糸原液を用いる乾式又は湿式紡糸法
に使用されている。水素(日2)またはヘリウム(He
)の分離でポリエチレンテレフタレート又はナイロン6
のフィルムが秀れた分離係数を示すことが報告されてい
る。即ちポリエチレンテレフタレートのHeの透過係数
は25q0においてて10.8×10‐11cc弧/地
,sec,抑Hg,比では5.9×10‐11cc.伽
/地,sec・伽Hg,であるが、N2が0.06×1
0‐11cc.弧/c椎,sec・cのHg,であるた
め分離係数即ちHe/N2及び伍/N2は180及び9
8と云はれている。これらの膜でのガスの透過は高分子
膜へガス成分が溶解惨透して行なわれていると云われガ
スと高分子膜との物理化学的性質によることが多い。こ
のような高分子膜は均質膜と云われている。これに対し
非対称膜と云われているものでは表面の繊密な層には毛
細管の集合のような膜があり、この毛細管の径の大きさ
が気体分子の平均目由行程よる4・さくて、この毛細管
中を移動する速度が気体分子量の平方根に逆比例すると
云う現象を利用してガス分離をはかるものである。この
方式によるガス分離膜では1枚の膜による分離係数は、
均質膜ほどよくならないが、ガス透過性が格段に向上す
るので直列に何段か通過させることにより総合した分離
性能は均質膜より向上させることが容易である。
窒素と水素との分離を例にとり説明すると、従来知られ
ているポリエチレンテレフタレート(厚さ200〃の場
合)の均質膜においては、水素のガス透過速度は3×1
0‐9cc/地,sec,節Hgで、分離係数Q/N2
は鰍である。これに対して本発明の実例では4段直列に
したときの水素ガス透過速度は1.9×10‐3cc/
地,sec,肌Hgで分離係数比/N2は134という
値が得られた。これから逆算すると本発明の実例におけ
る1段あたりの分離係数は3.40となり、その理論値
3.74に近いことがわかる。そして4段直例で使用し
たときの綜合的性能では、ポリエチレンテレフタレート
均質膜よりすぐれた分離係数をもち、かつ6×1び情も
の透過速度をもっていることになる。本発明者等はこの
ような透過性が秀れた中空膜の開発研究に従事し、その
開発に成功し、且その膜が透過ガスの分子量の平方根の
逆数に実質的に比例する分離性能をもつことを確認した
のである。
非対称性中空繊維の製造につき、一般に知られている基
本的な方法は特開昭47−401び号公報にみられる。
これはセルロースェステル溶液を成型オリフイスから押
出して中空フィラメント構造を形成させ、‘1)セルロ
ースェステル溶媒に富んだ蒸発帯城を0.01〜1.の
砂間通過させてのち■氷水温度に保持した水凝固格に直
薮浸潰させる方法である。特公昭47一4089び号公
報には環状オリフィスを有する紡糸口金から繊維形成性
重合体溶液を押出すと共に、内部凝固浴として作用する
液を押出物中に中空斜状心棒を通じて同時に注入する方
法が記載されている。
そしてこの場合、外部周囲体は冷却によりゲル化したの
ち凝固することで形成される。従って重合体溶液の押出
口が空中であれ、液中であれその流体の温度は重合体溶
液の温度よりかなり低いものである。持開昭49−64
573号公報にも類似の方法が託されている。
この場合は膨潤剤を含有する高分子物質溶液とゲル化溶
液とを二重ノズルの内外口より同時に押出すことを特徴
としている。押出す先については「下部に設けた容器1
0内のゲル化溶液9中へ」という記載があり、空気中を
通過する時間は明示されていないが、該公開公報の実施
態様を説明した第1図によれば、ノズル2と、下方に設
けられたゲル化溶液9との間にはなにがしかの空間があ
ることは明らかに認められる。このように高分子物質溶
液は液に入る前に0.01秒〜1.0秒か又はとも角空
中を通過するか、あるいは直接凝固液中に吐出される場
合も溶液よりも相当低い温度の液中に押出すことが不可
欠の条件とされている。
本発明者らはこのような分離用中空繊維膜の中で、特に
ガス分離用に適したものを求めて鋭意検討し、これ迄に
分離膜用として一般的に又は漠然と知られていたことを
含めて製造条件の各因子がガス分離性能に及ぼす影響を
定量的に解明し、その結果として本発明を完成した。
以下本発明の構成につき説明する。
本発明において使用するセルロース誘導体としては酢酸
セルローズ、酢酸−酪酸セルローズ、プロピオン酸セル
ローズ、エチルセルローズ等であり、特にアセトン可溶
性の酢酸セルローズが好ましい。
又溶剤としてはアセトン単独でもよいが、他の溶剤例え
ばジメチルホルムアミド、ホルムアミド、2ーメトキシ
エチルアセテート、1,4ジオキサン、1,3−ジオキ
ソラン等を混合したものでもよく、更に微細な孔をつく
る目的でこれらに膨潤剤又は無機塩類例えば次亜塩素酸
カリ等を入れてもよい。
混合溶剤系としてはアセトン、ホルムアミドの混合系又
はアセトン、1,4ジオキサンの混合系などが好ましい
。これらの溶剤にセルロース誘導体を溶解し、溶液粘度
が繊維形成が容易な粘度300ポイズ〜1500ポイズ
(20qo)になるような組成である22〜3箱重量%
の濃度にした溶液を静暦し充分脱泡したのち、二重管構
造の外管部分にギャポンプで定量になるように送り、同
時に内管部分に前記溶剤と混和する水系注入液又は気体
を定量ポンプなどで送り級糸速度10〜20の/分とい
う高速度で織糸するものである。紡糸を容易にするには
溶液粘度を一定範囲内にする必要があり300ポイズ以
下では繊維形成能がなくて紡糸時の僅かな張力変動で切
断し、連続して級糸できない。1500ポィズ以上にな
ると口金前での原液圧力が極めて大きくなり通常の紙糸
用ギャポンプでは送液が困難になると共に吐出後の繊維
の延伸がさかない為、紡糸がうまくいかなかった。本発
明の実施態様の一部を例示した第1図について説明する
に、溶剤にとかし脱泡したアセテートドープはタンクー
からギヤポンプ2により口金3の外警部4を通して凝固
液14の中へ級糸される。
注入液はタンク5から定量ポンプ61こより口金の中管
部7を通して繊維の中心部に送りこまれ中空部を形成す
る。この際注入液に換え又は共にして気体を使用しても
よい。
紡糸され凝固された繊維8はガイド9を経てボビン13
の外周にまかれ一定長になったらとり出し湿った状態を
保つたま)次工程すなわち温水浸糟処理以降に移す。凝
固浴槽10には11(補給凝固水入口)より溶剤を含ま
ない一定温度の水を補充し、サイホン12によりその一
部を排出し裕中の溶剤濃度が大にならないようにしてあ
る。本発明においては上記のようにセルロース誘導体の
溶液(ドーブ)は水系凝固液中に直接に押し出されて中
空繊維を形成する。
この点において先行技術の大部分を占める空中押出し方
式と顕著に異なる。後述する実施例1と比較例1〜4と
の対比により、本発明では口金位置が水中、即ち空中で
の蒸発時間ゼロのケースが特にガス透過速度においてす
ぐれた結果を示し、その値は先行技術に比べて数百倍以
上であることが示されている。セルロース誘導体溶液の
温度は常温付近でよく、一方それが押し出される水系凝
固液の温度は0℃から4500迄の範囲にあればよい。
従って両者の温度はほゞ同一範囲であり、特公昭47一
40890号公報に記載されたような高温度の重合体溶
液を低温度の気体又は液体中に押し出して冷却により外
部周囲帯のゲル化を起すものとは発明思想を異にしてい
る。本発明の場合は温度でなく、もっぱらアセトンなど
の溶媒が水系凝固液中に溶解放散することにもとづくゲ
ル化→凝固作用が働いているものと考えられる。水系凝
固液の温度が5000をこえると得られる中空繊維のガ
ス透過性能が低下することがわかった。従って本発明で
は水系凝固液の温度としては0〜45午0が好適な範囲
である。二重管口金の内管から吐出する水系柚入液の温
度は000より高い方がよくたとえば常温付近が用いら
れる、注入液量を変えることにより内外蚤比の異なる中
空繊維を製造できる。また空気、窒素等の気体を注入し
てもよいことは既述の通りである。注入液及び凝固液と
しては水を主成分とするものを用い、これに必要に応じ
て各種の酸、塩基、塩類又は界面活性剤等を添加して使
用する。
これらの級糸速度10〜20の/分で級糸した中空繊維
は好ましくは凝固液中に10分以上おいた後30〜10
00Cの温水に3分以上浸潰してのち取り出し、たとえ
ば中空繊維の外部の水はふきとり、中空部分に含まれる
水は高圧の空気又は窒素ガス等を用いてふきとばすなど
の方法で中空繊維の内外に付着した水を除去し、直ちに
凍結、真空乾燥する。その方法の具体例を示すと−4ぴ
0以下に冷却した冷媒(セルロース誘導体の非溶剤であ
り、かつ水ととげ合わないもの例えばガソリン、フルオ
ルジクロルメタン、ベンタン、シクロベンタン、へキサ
ン、ヘプタン)中に浸潰して急速に冷結させ、次いで一
30o以下好ましくは−350以下に冷却した凍結乾燥
器中に入れ、0.5側Hg以下の高真空で1幼時間以上
乾燥させる。かくして本発明では外径が0.5〜3柵で
外径/内径の比が1.1〜3の値を有する非対称性中空
繊維が得られる。本発明の分離用中空繊維の性能を後記
する実施例1のものについて説明するとその外径/内径
の比は1.32であり、窒素ガスの透過速度は2.04
×10‐3cc/のsec・肌Hgである。
先行技術において得られている非対称酢酸セルロース膜
の窒素ガス透過速度は、たとえば「プラスチックス誌」
24奪12号19ページによると0.06〜0.31×
10‐5cc/地sec・肌Hgという程度であること
が知られるから本発明の中空繊維は先行技術に比べて数
百倍〜数千倍の透過速度をもったものであることがわか
る。またこの中空繊維について、種々のガスの透過速度
を求め、窒素の透過速度との比、即ち分離係数を求めた
結果、後記表2に示すように理論値すなわち分子量の平
方根の逆数比と実質的に一致し、本発明の中空繊維は種
々の気体の透過速度がそれぞれの気体の分子量の平方根
の逆数に実質的に比例する性能を有していることがわか
る。以下、実施例について本発明の詳細を述べる。実施
例 1、比較例 1−4酢酸セルロース(イーストマン
コダック社製E400−25)26重量%、アセトン4
9重量%、ホルムアミド25重量%からなる溶液(ドー
プ)を第1図の装置で表1の条件で紙糸及び温水浸溝を
おこない、一50℃のガソリンに浸潰して急速凍結後、
−40午0で0.01肌Hg、2岬時間真空乾燥した。
得られた乾燥中空繊維膜を耐圧容器内に入れ、中空部か
らとり出した透過ガスの流量を測定する方法でガス透過
性能を測定した。得られた中空繊維の外径、内径及び純
窒素の透過速度を表1に併記した。表 I 庄 凝固液し水)温度 2℃ 口金の孔径は1岬,中管の外径は0.3町N2透過速度
の単位比〆め.斑c.肌Hg実施例1と比較例4とで得
た中空繊維について種々のガスの透過速度を求め窒素の
それとの比、即ち分離係数を求めた結果は表2の如くで
ある。
透過ガス測定時の供孫舎圧を10k9/地まで上げたが
膜には何らの損傷もなく、透過性と供V給圧とは直線関
係を示した。表 2 柱 理論値とは各分子量の平方根の逆数比である。
比較例1、比較例4及び実施例1の中空繊維の断面の1
0,00M音の走査電顕写真を第2,3図及び第4図に
示す。
これをみると分離作用をすると考えられる外表面の繊密
層Aが、第2,3,4図の順にうすくなっており、これ
ら繊密層を支持し機械的強度を維持する多孔質層Bの構
造も同じ順に多孔性及び孔の均一性がよくなっているこ
とが判る。実施例 2−6、比較例 5 酢酸セルロース(ダイセル製、RO−CA5430、酢
化度54%、粘度3硯砂)24重量%、アセトン51重
量%、1,4ージオキサン25重量%をよく混合し溶解
・炉週・脱泡後第1図の装置を用いて5℃の凝固液(水
)中に浸潰した口金から常温の注入水と共に押出し13
.5仇/分の速度で級糸した。
表3で示した温度の温水に15分時浸債後、実施例1と
同様に真空乾燥した。得られた乾燥中空繊維の直径とガ
スの透過性能を表3に示す。表 3 実施例 7‐9、比較例 6 実施例1と同じ抜糸ドープを表4に示す温度の凝固液(
水)中に浸潰した二重管級糸口金の外管から、常温の注
入水を内管から押し出して14.8肌/分の速度で級糸
し、70oの温水に10分間浸潰したのち繊維の内外部
の水を除去し、一60℃に冷却したガソリンに3分間浸
潰し急速凍結した。
次に−40℃に冷却した真空乾燥器に入れ−40qoの
ま)0.02側Hgで48時間乾燥した。この乾燥膜の
ガス透過性能を窒素及びアルゴンで求め、分離係数〜/
N2を算出した。その結果は表4の通りである。表 4 実施例 10−11 実施例1と同じ級糸ドープで注入水の量をかえ内外径比
のことなる中空繊維を紙糸し、70ooの温水に1び分
間以上浸潰したのち繊維の内外部の水を除去し、一55
qoに冷却したペンタンに2分間浸潰し急速凍結した。
次に−40℃に冷却した真空乾燥器に入れ‐40qoの
ま)0.01肋Hgで2鮒時間乾燥した。この乾燥膜の
ガス透過性能をN2及びふで求め分離係数Ar/N2を
算出した。これらの結果は表5の如くである。表 5 洋 紡糸速度 ;10.5h/分一定口金位置
;水 中 〃注入水温度 ;5 ℃ 〃 凝固液(水)温度;5 ℃ 〃 実施例 12−13 酢酸セルロース(ダイセル製 RO−CA5430、酢
化度54%、粘度3栃砂)1塁重量%、セルロースアセ
テートプロピオネート(イーストマンコダック社製、E
AP−482一20)6%、アセトン44重量%、1,
4−ジオキサン21重量%と過塩素酸マグネシウム10
%水溶液11重量%をよく混合し、溶解、炉週、脱泡し
たのち第1図の装置で級糸速度135爪/分、口金位置
水中、注入温度5℃、バス温度3℃で紙糸し、7000
の溢水に1雌ご間浸潰した後次の条件で凍結乾燥し、ガ
スの透過性能を測定した所表6の如くであった。
実施例13は性能のバラッキが多く実用に供し得ないも
のがあった。表 6実施例 14 酢酸セルロース(イーストマンコダック社製E−425
)2の重量%、セルロースアセテートブチレート(イー
ストマンコダック社製EAB−500)6重量%、アセ
トン4巽重量%、ホルムアミド25重通%をよく混合、
溶解、脱泡して得た溶液(紙糸ドープ)を用い、第1図
のこ重管タイプ口金の内管7に注入水の代りに常温の空
気を注入して織糸し、70℃の溢水に浸潰し、一55q
oに冷却したガソリンに2分間浸潰し急速凍結させ、次
に−40qoに冷却した真空乾燥機に入れ0.05肋日
#の真空度で2独特間乾燥した。
この乾燥膜のガスの透過性能を測定した。その結果は表
7の如くである。表 7 注;口金位置 水中、凝固液(水)温度5℃
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の中空繊維を級糸するのに使用される一
つの例を示す級糸装置の断面説明図、第2図及び第3図
は本発明以外の、又第4図は本発明の膜の断面の拡大写
真である。 第2〜4図におけるAは繊密質層を、又B‘ま多孔質層
を示す。1・・…・続糸原液(タンク)、2・・・・・
・紡糸ギャポンプ、3・・・…級糸口金、4・・・…糠
糸口金外管部、5……注入凝固液(タンク)、6…・・
・定量ポンプ、7・・・・・・薮糸口金内警部、8・・
・・・・中空繊維、9・・・・・・ガイド、10・・・
・・・凝固液槽、11・・・・・・補給凝固水入口、1
2・・・・・・凝固水排出サイホン、13・・・.・・
ボビン、14…・・・凝固液。 様1図 第2図 第3図 第4図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 セルロース誘導体を溶剤に溶解して22〜33重量
    %の固形分含量を有する溶液に調整し、この溶液を二重
    管タイプの紡糸口金の外管から、又水系注入液又は気体
    を内管から夫々0〜45℃の水系凝固液中に直接に、か
    つ同時に押し出して紡糸速度10〜20m/分で中空繊
    維を形成させ、次いで乾燥させることなしに、30〜1
    00℃の温水中に浸漬して後とり出し、中空繊維の内外
    の水を除去し直ちに凍結させ、真空乾燥させて、外径0
    .5〜3mmで且つ外径/内径の比が1.1〜3の値を
    有する非対称性中空繊維を得ることを特徴とする分離用
    中空繊維の製造方法。
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