JPS602829A - コンロ - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はコンロに関するものであり、複数個の炎孔と二
次空気孔を有したバーナと受皿及びバーナ上方に被加熱
物（以下鍋という）を載置するゴトクを有したコンロに
於て、ゴトクの爪の一部でバーナの外周から燃焼部へ供
給される二次空気量を抑制する手段に関するものである
。

従来例の構成とその問題点 従来この種のコンロはバーナの中央に二次空気孔を有し
、二次空気孔の下方に受皿を設け、バーナの上方に鍋を
載置するゴトクを設け、ゴトク上に鍋等を載置して使用
される。バーナの燃焼部への二次空気は、ゴトク上に鍋
を載置した時にゴトク上面とゴトクの爪の保持部間に生
じる空隙部分が排気通路と二次空気供給通路となって、
供給される。この二次空気量は、ゴトク上面とゴトクの
爪の保持部間の空隙の大きさによって異なり、バーナで
の燃焼量は一定で、排気ガスは、ドラフト力で流れてい
るため、空隙が大きくなっても、空隙にしめる排気ガス
通路の大きさは変化しない。

従って、空隙が大きくなることは、二次空気供給通路が
大きくなり、バーナの外側へ供給される二次空気量は増
加する。この現象は、使用される鍋の大きさに比して、
ゴトクの爪の保持部の枠と受皿が大きく、ゴトク上に鍋
を載置した時鍋と受皿間が前述した二次空気供給通路と
外って、さらに二次空気量を増化させる。この二次空気
量が増加するのは、燃焼によって生じたドラフト力が一
定で、二次空気供給通路の面積が犬きくなって、二次空
気供給通路の抵抗が小さくなるからである。

燃焼のドラフト力のほとんどがバーナの外側へ供給され
る二次空気へ作用するため、バーナの中央に設けた二次
空気孔へ供給する二次空気へ作用するドラフト力が小さ
くなって、中央へ供給される二次空気量か少なくなる。

従って、バーナ中央で空気不足が生じ、燃焼不良を生じ
る課題がある。

また、同時に燃焼ガスが鍋底から鍋側面を伝わって流れ
る時、・・−すの外側から供給される二次空気量が増加
するため、燃焼ガスは多量の二次空気で希釈されて高温
状態から温度が下る。従って、鍋と燃焼ガス間の温度差
か小さくなって、鍋と燃焼熱間の熱効率は下る課題も生
じていた。

以上の燃焼不良と熱効率の低下の課題を解決するため、
ゴトク」二面とゴトクの爪の保持部間に生じる空隙の大
きさが検討されていた。しかし、使用される鍋の大きさ
に比し大きいゴトクと受皿を有ｆるコンロにおいては、
ゴトク上面とゴトクの爪の保持部間の空隙がゴトク上面
と受皿間の空隙となり、ゴトク上面と受皿間の空隙量を
規制する方法がなく対策が得られていない。

以上の従来例を第５図〜第８図に示し、以下図に従い説
明する。

第５図において、１はコンロ、２はバーナ、３は燃焼炎
、４は燃焼部の中央部、６はバーナ１の中央に設けた二
次空気孔、６はゴトクで複数本の重子を固定保持する保
持部８より構成され、９はゴトク６上に載置された鍋、
１０は二次空気孔５の下方に設けた受皿で、受皿１０は
二次空気供給孔１１を有し、二次空気供給孔１１はバー
す１と二次空気抑制板１２によって、ゴトク６のゴトク
上面２１から直接開口部が見えないように覆われている
。１３は保持部８とゴトク６上に載置した鍋９（ゴトク
上面２１）で構成される空隙Ａで、１４はバーナ２で燃
焼中に発生する排気ガス通路、１５は空隙１３から排気
ガス通路１４を取り除いた二次空気供給通路Ａ、１６は
排気ガス通路１４中を流れる排気ガス流、１７は二次空
気供給通路Ａ１５中を流れる二次空気流人、１８は鍋９
（ゴトク上面）と受皿１ｏで構成された空隙Ｂで、１９
は空隙Ｂ１８中に生じた二次空気供給通路Ｂで、２０は
二次空気供給通路Ｂ１９に生じた二次空気流Ｂ１２１は
ゴトク６のゴトク上面、２２はバーナ２の炎孔で、コン
ロ１上面は全面に鍋９が載置きれるように、ゴトク６と
受皿１０７−構成されている。

このフン口１の使用状態は、ノ・−す２へ態別が供給き
れ、燃焼炎３を形成してゴトク６上に載置した鍋９を加
熱する。この時の燃焼に必要な二次空気と排気カスの流
れと燃焼状態について説明する。バーナ２の中央部４へ
の二次空気は二次空気供給孔１１より吸引し、二次空気
孔５から供給される。バーナ２の外側（燃焼炎３を介し
て中央部４と反対位置）への二次空気は空隙Ａ１３及び
空隙Ｂ１８に生じた二次空気流Ａ１７及び二次空気流Ｂ
２０によって供給される。以上のようにしてバーナ２へ
供給される二次空気は、中央部４へ供給される二次空気
量と外側より供給される二次空気量は一定の割合をもっ
てハシンスしでいなければ燃焼不良を生じる。即ち、外
側のみ二次空気が供給され、中央部４へは供給きれない
と中央部４か空気不足と々って燃焼しない現象で、反対
に中央部４のみの二次空気供給でも同様である。バーナ
２の中央部４と外側への二次空気量を比較してみると、
二次空気孔６の通路面積と空隙Ａ１３と空隙Ｂ１８を合
わせた通路面積は、空隙Ａ１３と空隙Ｂ１８を合わせた
通路面積のほうが大きい状態でコンロは構成されている
。従って排気によって生じたドラフト力は二次空気孔５
に比較し、二次空気供給通路Ａ１５及び二次空気供給通
路Ｂ１９を合わせた通路から供給される二次空気量の方
がはるかに多い。このことは逆に言えば二次空気供給通
路人１５及び二次空気供給通路Ｂ１９の大きさを小さく
すると中央部４へ二次空気孔６から供給される二次空気
量は増すことを示す。従って、コンロ１の構成において
、中央部４へ燃焼に必要な二次空気量を確保するため、
二次空気供給通路Ａ１５と二次空気供給通路Ｂ１８の大
きさを小さくする方向で検討された。ゴトク６の保持部
８の大きさは、角型又は丸型形状で一般に最も多く使用
される鍋９の大きさ程度に構成される。しかし、コンロ
１の上面がすべてゴトク６と受皿１０で構成きれたコン
ロ１では鍋９と保持部８間で排気ガス通路１４を確保し
、二次空気供給通路Ａ１５をなくす構成が望ましいこと
が解っていた。しかし、二次空気供給通路Ｂ１Ｂが太き
いため、二次空気供給通路Ａ１５をなくした効果が得ら
れない。よって中央部４への二次空気量はほとんど変化
せず、中央部４の燃焼が空気不足で燃焼し、燃焼炎３が
伸び、鍋９に接触して一酸化炭素が発生する現象が生じ
る。この−酸化炭素が発生する現象は鍋９とバーナ２の
間隔をはなせば解決するため、空隙Ａ１３は排気ガス通
路１４と二次空気供給通路人１６を有する構成となって
いた。

以上のように、コンロ１の上面全面にゴトク６と受皿１
０を設けたものにおいては、バーナ２の外側へ供給され
る二次空気量を規制することができなかった。従って、
排気ガスは燃焼に必要な以上の二次空気によって希釈さ
れ、鍋９を加熱する排気ガスの温度は下り、鍋９への伝
熱量は減少して熱効率は小さくなる欠点があった。また
、燃焼によって生じたドラフト力は、二次空気供給路Ａ
１５及び二次空気供給路Ｂ１８の通路の大きさが二次空
気孔６に比し太きいだめに、はとんどが二次空気流人１
了と二次空気流Ｂ２０の供給に使用される。残りのわず
かなドラフト力で二次空気孔５より二次空気が供給され
るため、中央部４での燃焼が空気不足によって不完全燃
焼と寿って一酸化炭素が発生する欠点があった。

発明の目的 本発明は、このような従来の二次空気の供給過多による
熱効率の低下とバーナの中央部への二次空気供給量を向
上するものである。コンロ燃焼部の二次空気供給通路の
大きざをゴトクの一部を持って制御し、コンロ燃焼部の
二次空気孔より中央部へ供給される二次空気量と外側へ
供給される二次空気量を制御して、二次空気孔より供給
される二次空気量を増して従来の欠点を解消すると同時
に、コンロの上面全面にゴトク機能と受皿機能を設け、
煮こぼれした時の受皿の掃除を容易にすることを目的と
するものである。

発明の構成 以上の目的を達成するため、本発明は鍋を載置するゴト
ク上面と受皿間の空隙をゴトク上面とゴトクの爪を保持
する保持部間の空隙を全周にわたって保持して前記ゴト
クの爪と一体化して、二次空気制御板により受皿とゴト
ク保持部間の二次空気通路を閉塞した構成によって、二
次空気供給通路の大きさを小ざくし、燃焼によって生じ
たドラフト力を相対的に二次空気孔に多く作用させた。

従って、二次空気孔から供給される二次空気量を増加き
すことかでき、従来の欠点である熱効率の低下と不完全
燃焼が解消できるのである。

実施例の説明 本発明の実施例を第１図〜第４図に示す。なお図中にお
いて、従来例と同一部品については同一番号を付し、説
明を省略する。

図において、２３はゴトク６の爪７の一部を、ゴトク６
の上面と受皿１０間に設けた二次空気制御板で、ゴトク
６の上面と受皿１ｏ間に構成される空隙は、ゴトク６の
上面と保持部８間の空隙容積と同一の構成である。

この構成における燃焼状態は、従来例と同一であるため
省略し、異なる排気ガスの流れと二次空気の流れについ
て説明する。

バーナ２の中央部４への二次空気は、二次空気供給孔１
１から二次空気孔５を流れ供給される。

バーナ２の外側への二次空気は、ゴトク６に載置きれた
鍋９の底とゴトク６の爪７を保持する保持部８間の空隙
１３が排気ガス通路１４と二次空気供給通路１５になっ
て、二次空気供給通路１５より二次空気流１７で示すよ
うに供給される。従って、バーナ２の外側へ二次空気を
供給する部分は、二次空気供給通路１５のみである。従
って、二次空気孔５から供給される二次空気量は、二次
空気供給通路１６、即ち、空隙１３を小さくすると、二
次空気孔５と二次空気供給通路１５の大きさの割合が小
さくなって、二次空気孔５へ作用するドラフト力が増し
て多くなる。まだ、同時に二次空気供給通路１５が小さ
くなることは、二次空気供給通路１５より供給される二
次空気量が減る。従って、従来の欠点であるノ・−す２
の中央部４へ供給される二次空気量が少くて、空気不足
による不完全燃焼が解消でき、燃焼炎３の空気不足によ
る伸びがなくなって、短かくなるため、バーナ２へ鍋９
をより近つけることができる。このバーナ２へ鍋９を近
づけることは、空隙１３の大きさをバーナ２の外側への
二次空気の供給と排気ガスの流れのみから決定すれば良
いことに外る。従って、バーナ２の外側へ供給される二
次空気量は、燃焼に必要な最小二次空気量で設定できる
だめ、余分な二次空気で排気ガスが稀釈され、排気ガス
温度が低下して熱効率が下る欠点が解消できる効果を奏
する。

発明の効果 以上、鍋を載置するゴトク上面と受皿間の空隙を、ゴト
ク上面とゴトクの爪を保持する保持部間の空隙を残して
閉塞した構成にすることにより、バーナの中央部へ供給
される二次空気量は増す。

従って、バーナ中央部の二次空気不足は解消して、二次
空気不足による不完全燃焼及びそれに伴う一酸化炭素の
発生がなくなる。まだ、二次空気不足が解消されること
で、燃焼炎が短かくなって、短かくなる量だけ、バーナ
とゴトク上面の鍋までの距離を小さくできるため、ゴト
クの上面から保持部までの距離が小さくなってゴトクに
鍋を載置した時、安定感が得られる。同時にノ・−す゛
から鍋までの距離が小さくなって、鍋をより高温の排気
ノｊスで加熱すると同時に、バーナの外側から供給され
る二次空気量を制御し、二次空気量を少なく供給して、
排気ガスが二次空気で稀釈されて温度が下ることがなく
なって、鍋へ伝わる熱量が増し、熱効率が向上する効果
を有するコンロを提供できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例であるコンロの燃焼　部の断
面図、第２図はゴトクの平面図、第３図は同ゴトクのＡ
−Ｂ断面図、第４図は同ゴトクの斜視図、第５図は従来
例の燃焼部の断面図、第６図は同ゴトクの平面図、第７
図は同ゴトクのＢ−Ｃ断面図、第８図は同ゴトクの斜祈
、図である。 １・・−・コンロ、２・・−・・・バーナ、５・印・二
次空気孔、６・−・・ゴトク、７・・・・・−爪、８・
・・・保持部、９・・・・・被加熱物、１０・・・・−
受皿、１３・・・・、空隙、２１・−・ゴトク上面、２
２・・・・・・炎孔、２３　・・−二次空気制御板。 代理人の氏名　弁理士　中　尾　敏　男　ほか１名１１ 第２図 第３図 第４図 第６図 第７図 第８図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 複数個の炎孔を円周上に配し、二次空気孔を前記円周の
   中心又は中心と炎孔間に設けたバーナを有し、前記二次
   空気孔の下方に受皿を設け、前記バーナの上方に被加熱
   物を載置する複数本の爪と前記型を固定保持する保持部
   からなるゴトクを有する構成とし、前記被加熱物を載置
   するゴトク上面と前記受皿の間の空隙をゴトク上面と前
   記保持部間の空隙を全周にわたって形成するように前記
   ゴトクの爪と一体化した二次空気制御板をもって前記保
   持部と受皿間を閉塞した構成のコンロ。