JPS6027930B2 - 非円型歯車式流量計 - Google Patents
非円型歯車式流量計Info
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- JPS6027930B2 JPS6027930B2 JP49141673A JP14167374A JPS6027930B2 JP S6027930 B2 JPS6027930 B2 JP S6027930B2 JP 49141673 A JP49141673 A JP 49141673A JP 14167374 A JP14167374 A JP 14167374A JP S6027930 B2 JPS6027930 B2 JP S6027930B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotating body
- tooth
- circular gear
- pitch line
- gear
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H55/00—Elements with teeth or friction surfaces for conveying motion; Worms, pulleys or sheaves for gearing mechanisms
- F16H55/02—Toothed members; Worms
- F16H55/08—Profiling
- F16H55/084—Non-circular rigid toothed member, e.g. elliptic gear
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H35/00—Gearings or mechanisms with other special functional features
- F16H35/02—Gearings or mechanisms with other special functional features for conveying rotary motion with cyclically varying velocity ratio
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16H—GEARING
- F16H35/00—Gearings or mechanisms with other special functional features
- F16H2035/003—Gearings comprising pulleys or toothed members of non-circular shape, e.g. elliptical gears
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- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
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- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19642—Directly cooperating gears
- Y10T74/1967—Rack and pinion
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- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
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- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/1987—Rotary bodies
- Y10T74/19884—Irregular teeth and bodies
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- Y10—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC
- Y10T—TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER US CLASSIFICATION
- Y10T74/00—Machine element or mechanism
- Y10T74/19—Gearing
- Y10T74/19949—Teeth
- Y10T74/19963—Spur
- Y10T74/19972—Spur form
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Rotary Pumps (AREA)
- Measuring Volume Flow (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は互いに滑べることなく展転する一対の曲線をピ
ッチ線とし、該曲線に設歯した非円型歯車式流量計に於
て、歯車式ポンプ機構の欠点である噛合歯面間の閉じ込
み現象を除き円滑なる回転子の回転を与えることにより
流量計としての再現性に優れ、精度の高い計量機能を発
揮する工業計器を提供することにある。
ッチ線とし、該曲線に設歯した非円型歯車式流量計に於
て、歯車式ポンプ機構の欠点である噛合歯面間の閉じ込
み現象を除き円滑なる回転子の回転を与えることにより
流量計としての再現性に優れ、精度の高い計量機能を発
揮する工業計器を提供することにある。
非円型歯車式流量計は計量精度が高いとされるが回転体
の回転容積に対する吐出流量の比（以下吐出率と称す）
が大きくなる程、吐出流量に対する洩れ量が相対的に４
・さし、値となるため器差すなわち誤差が小さくなり計
量精度が高くなる。
の回転容積に対する吐出流量の比（以下吐出率と称す）
が大きくなる程、吐出流量に対する洩れ量が相対的に４
・さし、値となるため器差すなわち誤差が小さくなり計
量精度が高くなる。
吐出率の大なる回転体はピッチ線の形状が偏平となる程
大きくなり、またそのピッチ線の長径部の歯の有効アデ
ンダムの大きい程大なる値となる。しかしピッチ線に対
して歯型のモヂュールが大きい場合は噛合歯面の歯末部
の階べり量が大きくなる。更に非円型歯車を回転子とす
る流量計では回転子のピッチ線の偏平度すなわち該曲線
の長径と短径の比が大きい程、大型歯型の場合の回転時
の閉じ込み量が増大し、かつ前述の大きい猪べり量を受
けるため噛合い部の歯面に傷が発生する。この様な現象
の生じない程度の小さいモヂュールの歯型をピッチ線上
に設歯するならば長径部の有効アデンダムは小さくなり
、吐出率が著しく減少する。ピッチ線に対し大型の歯型
を設歯した回転子とするには閉じ込みのない歯型に設計
することによりこれが可能となる。本発明は閉じ込み現
象の生じない歯型の回転子を用うるにあるが、閉じ込み
現象を正円歯車の場合と非円型歯車の場合とを比較説明
する。非円型歯車回転体は正円歯車ポンプ機構の場合と
異なり非円型ピッチ線の回転中心○，および０２に対し
被計測流体の流れによってそれぞれの回転子に交互に回
転モーメントが与えられる。
大きくなり、またそのピッチ線の長径部の歯の有効アデ
ンダムの大きい程大なる値となる。しかしピッチ線に対
して歯型のモヂュールが大きい場合は噛合歯面の歯末部
の階べり量が大きくなる。更に非円型歯車を回転子とす
る流量計では回転子のピッチ線の偏平度すなわち該曲線
の長径と短径の比が大きい程、大型歯型の場合の回転時
の閉じ込み量が増大し、かつ前述の大きい猪べり量を受
けるため噛合い部の歯面に傷が発生する。この様な現象
の生じない程度の小さいモヂュールの歯型をピッチ線上
に設歯するならば長径部の有効アデンダムは小さくなり
、吐出率が著しく減少する。ピッチ線に対し大型の歯型
を設歯した回転子とするには閉じ込みのない歯型に設計
することによりこれが可能となる。本発明は閉じ込み現
象の生じない歯型の回転子を用うるにあるが、閉じ込み
現象を正円歯車の場合と非円型歯車の場合とを比較説明
する。非円型歯車回転体は正円歯車ポンプ機構の場合と
異なり非円型ピッチ線の回転中心○，および０２に対し
被計測流体の流れによってそれぞれの回転子に交互に回
転モーメントが与えられる。
非円型歯車回転体は第１図に於て軸○，を回転軸とする
非円型歯車１のピッチ線２および軸０２を回転軸のする
非円型歯車３のピッチ線４が互に滑べることなく展転す
るごとくケーシング５に各ピッチ線が係合されるよう収
装され、流体の矢印方向の流れによって、図に於て歯車
回転体１は右廻りに、歯車回転体３は左廻りに回転し、
ピッチ線２および４の接点Ｐは鎚○，と軸〇２を結ぶ線
○，０２上にある。歯車回転体１は歯車回転体３により
も大きい回転モーメントが作用することは図より明らか
である。第１図の拡大説明図第２図に示すごとく歯車相
互の噛合部は記号イ，ハで接し、斜影線で示した両歯車
で囲まれる。閉鎖空間である閉じ込み城を形成する。そ
の容積を記号Ａで示す。核に於て前述の歯車に加えられ
る回転モーメントで両歯車回転体が矢印方向に回転する
際、歯車回転体３の回転モーメントは歯車回転体１より
よ小さくかつ第３図に示す回転位置まで回転する場合閉
じ込み容積Ａは縮小する煩向にある。閉じ込み域を形成
する噛合部イ点は軸０，、および軸Ｑを結ぶ線○，０２
に対し、閉じ込み城を形成する他の噛合点ハ点よりも離
れた位置から該線に近付かんとするため非圧縮性の液体
、水等の流体を閉じ込んだまま空間Ａは縮小せんとする
。歯車回転体３は点イ、ハで支えられたまま軸０，と０
２を支点とする回転運動によってあたかもテコの作用で
ピストンシリンダー内の水をピストンで押し込むごとき
現象が起る。そのため歯車回転体３は歯車回転体１の回
転で押しつけられ自由回転（図に於て左廻りの回転）が
不可能となる。しかし液体によって歯車回転体１には強
い回転モーメントが作用し無理に回転するから接触点イ
およびハ点には強力な接触荷重が加わる。インポリュー
ト歯型では接触点イに於ける糟べり量が大きいため低速
回転時即ち微少流量でも擦過傷（スコーリング）が生じ
、潤滑性の低い水用流量計ではスコーリソグ傷が著しく
なる。この傷は通水時の経過に伴って進行し、歯型が漸
次変形し、器差特性曲線が変化し性能が低下する。閉じ
込み現象すなわちスコーリングによる傷発生は歯車回転
体の回転に対して前記閉じ込み域の容積が縮少せんとす
る場合の噛合部にのみ発生し、閉じ込み容積が拡大する
場合は発生しない。
非円型歯車１のピッチ線２および軸０２を回転軸のする
非円型歯車３のピッチ線４が互に滑べることなく展転す
るごとくケーシング５に各ピッチ線が係合されるよう収
装され、流体の矢印方向の流れによって、図に於て歯車
回転体１は右廻りに、歯車回転体３は左廻りに回転し、
ピッチ線２および４の接点Ｐは鎚○，と軸〇２を結ぶ線
○，０２上にある。歯車回転体１は歯車回転体３により
も大きい回転モーメントが作用することは図より明らか
である。第１図の拡大説明図第２図に示すごとく歯車相
互の噛合部は記号イ，ハで接し、斜影線で示した両歯車
で囲まれる。閉鎖空間である閉じ込み城を形成する。そ
の容積を記号Ａで示す。核に於て前述の歯車に加えられ
る回転モーメントで両歯車回転体が矢印方向に回転する
際、歯車回転体３の回転モーメントは歯車回転体１より
よ小さくかつ第３図に示す回転位置まで回転する場合閉
じ込み容積Ａは縮小する煩向にある。閉じ込み域を形成
する噛合部イ点は軸０，、および軸Ｑを結ぶ線○，０２
に対し、閉じ込み城を形成する他の噛合点ハ点よりも離
れた位置から該線に近付かんとするため非圧縮性の液体
、水等の流体を閉じ込んだまま空間Ａは縮小せんとする
。歯車回転体３は点イ、ハで支えられたまま軸０，と０
２を支点とする回転運動によってあたかもテコの作用で
ピストンシリンダー内の水をピストンで押し込むごとき
現象が起る。そのため歯車回転体３は歯車回転体１の回
転で押しつけられ自由回転（図に於て左廻りの回転）が
不可能となる。しかし液体によって歯車回転体１には強
い回転モーメントが作用し無理に回転するから接触点イ
およびハ点には強力な接触荷重が加わる。インポリュー
ト歯型では接触点イに於ける糟べり量が大きいため低速
回転時即ち微少流量でも擦過傷（スコーリング）が生じ
、潤滑性の低い水用流量計ではスコーリソグ傷が著しく
なる。この傷は通水時の経過に伴って進行し、歯型が漸
次変形し、器差特性曲線が変化し性能が低下する。閉じ
込み現象すなわちスコーリングによる傷発生は歯車回転
体の回転に対して前記閉じ込み域の容積が縮少せんとす
る場合の噛合部にのみ発生し、閉じ込み容積が拡大する
場合は発生しない。
スコーリング爆発生とその進行による噛合歯面の変形は
容積式流量計としての精度と再現性を劣化させるのであ
るから非円型歯車の傷発生問題‘つ解決は極めて重要で
ある。正円歯車を流量計の計量機能を有する回転体とし
た場合は、両歯車回転体は常に同じ回転モーメントを受
けて回転するため前述の非円型歯車の場合のごとき閉じ
込み現象を生ずることはない。（但し正円歯車ポンプ装
置の場合は常に一方の駆動軸側にトルクが加えられるた
め閉じ込み現象が生ずるが、被計測流体の流れによって
廻される場合はこの様な強い噛合歯面への荷重は加える
ことはない。）非円型歯車式流量計の歯車回転体の閉じ
込みは特異な現象であり、歯型が大きくなるに従って、
また回転体の康平度が大きくなる程、顕著となる。従釆
この様な閉じ込みを軽減するため歯型のピッチ線より歯
末部分を欠除した所謂欠歯歯車を回転体とする側がある
が、流量計の吐出側と流入側とを遮断するための歯車回
転体相互の噛合が減殺されるため内部洩れが多くなり、
特に低粘度流体の計量精度は著しく低下する欠点がある
。本発明は低粘度流体の計量を目的とする非円型歯車式
流量計にして、閉じ込み現象に起因する歯面のスコーリ
ング傷発生を解消するため回転体となる非円型歯車の歯
型の軸方向の任意部分の歯面に背隙状の閉じ込み防止溝
又は空隙を設けた構造となし、水等液体の被計測流体の
計器内部で起る内部洩れを小さくし、しかも歯車回転子
の回転を滑めらかにしたことを特徴とする。
容積式流量計としての精度と再現性を劣化させるのであ
るから非円型歯車の傷発生問題‘つ解決は極めて重要で
ある。正円歯車を流量計の計量機能を有する回転体とし
た場合は、両歯車回転体は常に同じ回転モーメントを受
けて回転するため前述の非円型歯車の場合のごとき閉じ
込み現象を生ずることはない。（但し正円歯車ポンプ装
置の場合は常に一方の駆動軸側にトルクが加えられるた
め閉じ込み現象が生ずるが、被計測流体の流れによって
廻される場合はこの様な強い噛合歯面への荷重は加える
ことはない。）非円型歯車式流量計の歯車回転体の閉じ
込みは特異な現象であり、歯型が大きくなるに従って、
また回転体の康平度が大きくなる程、顕著となる。従釆
この様な閉じ込みを軽減するため歯型のピッチ線より歯
末部分を欠除した所謂欠歯歯車を回転体とする側がある
が、流量計の吐出側と流入側とを遮断するための歯車回
転体相互の噛合が減殺されるため内部洩れが多くなり、
特に低粘度流体の計量精度は著しく低下する欠点がある
。本発明は低粘度流体の計量を目的とする非円型歯車式
流量計にして、閉じ込み現象に起因する歯面のスコーリ
ング傷発生を解消するため回転体となる非円型歯車の歯
型の軸方向の任意部分の歯面に背隙状の閉じ込み防止溝
又は空隙を設けた構造となし、水等液体の被計測流体の
計器内部で起る内部洩れを小さくし、しかも歯車回転子
の回転を滑めらかにしたことを特徴とする。
吐出率大なる回転体は断面積が小さく、側面とケーシン
グ内部との接触面積が小となり摩擦抵抗も小さくなる。
グ内部との接触面積が小となり摩擦抵抗も小さくなる。
歯車回転体のピッチ線は特公昭３８一１１６３号公報１
頁に記載される式により扇平な曲線を求め、該曲線に対
し長径部分に有効アデンダムの大きいモヂュールの歯を
設歯することにより、長径部の歯先を通る歯先円周が大
きくなり、しかも歯先円周に沿う長径歯の歯頂幅が広く
歯車回転体とケーシング内面との間の洩れを防ぐ効果が
大きくなる。第４図に於てラック工具６のピッチ線７に
対して工具圧力角１４．５ｏを有する切削刃で歯車回転
体１のピッチ線２の曲率の大なる部分を切削するラック
工具の切削刃８を図示のごとく階段状にマイナス転位し
たアデンダムの大きい歯型９が得られ外周円の大きな歯
車回転体となる。しかしこれと係合して噛合う短径部の
歯型の歯元では干渉した歯型１０となる。短径部のピッ
チ線２の点Ｑに於ける法線Ｑ０３で示す曲率半径１ １
は長いがピッチ線２が長径側に向って曲率が増加するた
め短径部の歯型を切削する切削刃１２の先端でえぐられ
空隙を先じた歯型となる。吐出率の大きい歯車回転体と
するためにはピッチ線に対して大きいモヂュールの歯型
とするが、閉じ込みも大きくなる。第５図に示すごとく
ラック工具６の該当部の歯型を工具圧力２０ｏとするこ
とにより歯元の干渉を小さくし好ましい噛合いが得られ
る。以下実施例について説明する。第６図は非円型歯車
回転体の歯に閉じ込み防止溝を設けた斜視図を示す。非
円型歯車のピッチ線２に設歯される歯型は片側を曲線２
００、他の面を曲線２０１で噛合歯面が形成される。歯
面２０１の側に回転体の鞠方向に背隙状の閉じ込み防止
溝２０２を設ける。流量計の計量室内に噛合せて収装し
た閉じ込み防止溝を有する回転体を第７図に示す。両歯
車回転体の歯型は図に示す矢印の方向に互に反対方向に
回転する際、記号Ａで示す閉じ込み空間を生じ、該空間
は回転に伴い漸次縮小するが背際状の逃げ溝部２０２に
よって閉じ込まれる非圧縮性流体（水）は矢印方向に逃
げるから閉じ込み圧が生じない。閉じ込み域Ａの歯型４
００および歯型２００の歯面で流入側および吐出側とを
遮断し、これらの噛合が外れる側に次の歯面が接して同
様に遮断するから洩れが防がれる。歯型２０２および歯
型４０１との間の隙き間が逃げ溝となり閉じ込み圧力解
放の効果を発揮する。また閉じ込み防止のための背隙状
の空隙を歯型の歯元に設ける場合効果があり、回転体相
互の噛合運動機館が損なわれない範囲で背際状の空隙を
設けたことは有効である。本発明は流量計の非円型歯車
回転体の吐出率を大きくするため回転体のピッチ線に扇
平な曲線を用いるためおよびその長径部に有効アデンダ
ムの大きいモヂュールの歯型を設歯するために起る閉じ
込み現象を軽減する閉じ込み防止溝および空隙を回転体
の歯に設けることを特徴とし、非円型歯車式流量計の器
差特性および再現性を高める優れた利点を具備するもの
である。
頁に記載される式により扇平な曲線を求め、該曲線に対
し長径部分に有効アデンダムの大きいモヂュールの歯を
設歯することにより、長径部の歯先を通る歯先円周が大
きくなり、しかも歯先円周に沿う長径歯の歯頂幅が広く
歯車回転体とケーシング内面との間の洩れを防ぐ効果が
大きくなる。第４図に於てラック工具６のピッチ線７に
対して工具圧力角１４．５ｏを有する切削刃で歯車回転
体１のピッチ線２の曲率の大なる部分を切削するラック
工具の切削刃８を図示のごとく階段状にマイナス転位し
たアデンダムの大きい歯型９が得られ外周円の大きな歯
車回転体となる。しかしこれと係合して噛合う短径部の
歯型の歯元では干渉した歯型１０となる。短径部のピッ
チ線２の点Ｑに於ける法線Ｑ０３で示す曲率半径１ １
は長いがピッチ線２が長径側に向って曲率が増加するた
め短径部の歯型を切削する切削刃１２の先端でえぐられ
空隙を先じた歯型となる。吐出率の大きい歯車回転体と
するためにはピッチ線に対して大きいモヂュールの歯型
とするが、閉じ込みも大きくなる。第５図に示すごとく
ラック工具６の該当部の歯型を工具圧力２０ｏとするこ
とにより歯元の干渉を小さくし好ましい噛合いが得られ
る。以下実施例について説明する。第６図は非円型歯車
回転体の歯に閉じ込み防止溝を設けた斜視図を示す。非
円型歯車のピッチ線２に設歯される歯型は片側を曲線２
００、他の面を曲線２０１で噛合歯面が形成される。歯
面２０１の側に回転体の鞠方向に背隙状の閉じ込み防止
溝２０２を設ける。流量計の計量室内に噛合せて収装し
た閉じ込み防止溝を有する回転体を第７図に示す。両歯
車回転体の歯型は図に示す矢印の方向に互に反対方向に
回転する際、記号Ａで示す閉じ込み空間を生じ、該空間
は回転に伴い漸次縮小するが背際状の逃げ溝部２０２に
よって閉じ込まれる非圧縮性流体（水）は矢印方向に逃
げるから閉じ込み圧が生じない。閉じ込み域Ａの歯型４
００および歯型２００の歯面で流入側および吐出側とを
遮断し、これらの噛合が外れる側に次の歯面が接して同
様に遮断するから洩れが防がれる。歯型２０２および歯
型４０１との間の隙き間が逃げ溝となり閉じ込み圧力解
放の効果を発揮する。また閉じ込み防止のための背隙状
の空隙を歯型の歯元に設ける場合効果があり、回転体相
互の噛合運動機館が損なわれない範囲で背際状の空隙を
設けたことは有効である。本発明は流量計の非円型歯車
回転体の吐出率を大きくするため回転体のピッチ線に扇
平な曲線を用いるためおよびその長径部に有効アデンダ
ムの大きいモヂュールの歯型を設歯するために起る閉じ
込み現象を軽減する閉じ込み防止溝および空隙を回転体
の歯に設けることを特徴とし、非円型歯車式流量計の器
差特性および再現性を高める優れた利点を具備するもの
である。
非円型歯車回転体は非円型の扇平なピッチ線に対し該ピ
ッチ線の長径部の歯型のアデンダムの大きい歯型とする
ためピッチ線に対して歯型中心線を長径部でプラス転位
、短径部でマイナス転位した歯型となし、長径と短径の
ピッチ線の中間部の歯型はその中心線が漸変的すなわち
曲線的にピッチ線に対してプラス転位からマイナス転位
に変化させた擬似インポリュート歯型城は段階的に転位
量を与えた形状のインポリュート曲線の歯型は勿論、サ
ィクロィド曲線その他の応用も可能であり、噛合時の閉
じ込み圧を除去するための防止溝域は空隙は類似の形状
で差支えない。またピッチ曲線上のモヂュールの異なる
歯型等も適宜選択し得るものであり、大きいモヂュール
の歯型の噛合う歯元側に背隙状の空隙を設け閉じ込み圧
を除去することも可能であり、二個の回転体は流体の流
れにより交互に回転モーメントが与えられるから常に噛
合う歯の一面で遮断され洩れを防ぐことができる。
ッチ線の長径部の歯型のアデンダムの大きい歯型とする
ためピッチ線に対して歯型中心線を長径部でプラス転位
、短径部でマイナス転位した歯型となし、長径と短径の
ピッチ線の中間部の歯型はその中心線が漸変的すなわち
曲線的にピッチ線に対してプラス転位からマイナス転位
に変化させた擬似インポリュート歯型城は段階的に転位
量を与えた形状のインポリュート曲線の歯型は勿論、サ
ィクロィド曲線その他の応用も可能であり、噛合時の閉
じ込み圧を除去するための防止溝域は空隙は類似の形状
で差支えない。またピッチ曲線上のモヂュールの異なる
歯型等も適宜選択し得るものであり、大きいモヂュール
の歯型の噛合う歯元側に背隙状の空隙を設け閉じ込み圧
を除去することも可能であり、二個の回転体は流体の流
れにより交互に回転モーメントが与えられるから常に噛
合う歯の一面で遮断され洩れを防ぐことができる。
第１図は非円型歯車式流量計の回転体の回転を示す説明
図、第２図は第１図に示した回転体の歯の噛合いを示す
拡大図、第３図は第２図の噛合状態より更に回動した場
合の噛合いを示す説明図、第４図は吐出率大なる非円型
歯車回転体切削の場合に生ずる歯元干渉を示す説明図、
第５図は第４図に示す干渉を解決する切削理論の説明図
、第６図は本発明に係る閉じ込み防止溝を有する歯型の
実施例の説明図および第７図は第６図に示す実施例の閉
じ込み防止溝の効果を示す説明図である。 １，３・・・・・・非円型歯車回転体、２，４・・・・
・・ピッチ線、５・・・・・・ケーシング、６・・・・
・・ラック工具、７・・・・・・ラック工具のピッチ線
、８，１２・・・・・・ラック工具の切刃、９・・・・
・・回転体の歯型、１０・・・…回転体の歯元干渉部、
１１…・・・ピッチ線の曲線半径、２００，２０１，４
００，４０１…・・・回転体の歯型、２０２・・・・・
・回転体の閉じ込み防止溝。 第１図第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図
図、第２図は第１図に示した回転体の歯の噛合いを示す
拡大図、第３図は第２図の噛合状態より更に回動した場
合の噛合いを示す説明図、第４図は吐出率大なる非円型
歯車回転体切削の場合に生ずる歯元干渉を示す説明図、
第５図は第４図に示す干渉を解決する切削理論の説明図
、第６図は本発明に係る閉じ込み防止溝を有する歯型の
実施例の説明図および第７図は第６図に示す実施例の閉
じ込み防止溝の効果を示す説明図である。 １，３・・・・・・非円型歯車回転体、２，４・・・・
・・ピッチ線、５・・・・・・ケーシング、６・・・・
・・ラック工具、７・・・・・・ラック工具のピッチ線
、８，１２・・・・・・ラック工具の切刃、９・・・・
・・回転体の歯型、１０・・・…回転体の歯元干渉部、
１１…・・・ピッチ線の曲線半径、２００，２０１，４
００，４０１…・・・回転体の歯型、２０２・・・・・
・回転体の閉じ込み防止溝。 第１図第２図 第３図 第４図 第５図 第６図 第７図
Claims (1)
- １ 長径および短径を有しかつ滑べることなく互に輾転
する一対の非円型曲線をピツチ線とする非円型歯車回転
体をそれぞれ長径および短径を係合させてケーシング内
に収装して構成される流量計において、前記回転体のピ
ツチ線の長径部歯型の歯末高さが長径部と短径部との中
間の歯型よりも大きい歯型となした非円型歯車の軸方向
の任意の部分の歯面に背隙状閉じ込み防止溝又は空隙を
設けたことを特徴とする非円型歯車式流量計。
Priority Applications (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49141673A JPS6027930B2 (ja) | 1974-12-10 | 1974-12-10 | 非円型歯車式流量計 |
| US05/639,455 US4036073A (en) | 1974-12-10 | 1975-12-10 | Elliptic gear wheel |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP49141673A JPS6027930B2 (ja) | 1974-12-10 | 1974-12-10 | 非円型歯車式流量計 |
Related Child Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP19212383A Division JPS5990017A (ja) | 1983-10-14 | 1983-10-14 | 非円型歯車式流量計 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5167877A JPS5167877A (en) | 1976-06-11 |
| JPS6027930B2 true JPS6027930B2 (ja) | 1985-07-02 |
Family
ID=15297522
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP49141673A Expired JPS6027930B2 (ja) | 1974-12-10 | 1974-12-10 | 非円型歯車式流量計 |
Country Status (2)
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| JP (1) | JPS6027930B2 (ja) |
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-
1975
- 1975-12-10 US US05/639,455 patent/US4036073A/en not_active Expired - Lifetime
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5167877A (en) | 1976-06-11 |
| US4036073A (en) | 1977-07-19 |
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