JPS623689Y2 - - Google Patents

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JPS623689Y2
JPS623689Y2 JP2303180U JP2303180U JPS623689Y2 JP S623689 Y2 JPS623689 Y2 JP S623689Y2 JP 2303180 U JP2303180 U JP 2303180U JP 2303180 U JP2303180 U JP 2303180U JP S623689 Y2 JPS623689 Y2 JP S623689Y2
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JP
Japan
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rotor
helical gear
end plate
rotors
fluid
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JP2303180U
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JPS56126528U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、ハスバ歯車のような捩れた歯形を
有する回転子を備えた流量計の端面構造に関す
る。
この種の捩れた歯形の回転子は、その捩れ歯形
のため流体を回転子の捩れ方向に沿つた形で移送
するが、一旦移送された流体は一対の回転子の噛
み合い運動によつて絶えず閉じ込められる傾向に
あり、ついには一対の回転子の側面部分で閉じ込
まれてしまう傾向を生ずる。この傾向は明らかに
圧力損矢となつて表われ回転子に対しては勿論の
こと器差への悪影響となる。
この考案はこの回転子の閉じ込み圧力を解消し
高精度の流量計測が行えるようにした流量計の端
面構造を提供するにある。
以下にこの考案の一実施例を図面と共に説明す
る。
1,1は捩れ歯形2,2を備えた一対の回転子
で、例えばハスバ歯車と同一の歯形を形成する。
3は流量計aを構成するケーシングで流入口4、
流出口5を形成してある。6,6は一対の回転子
1,1の回転軸、7,7は一対の回転子1,1の
側面に対向して設けた端面板である。8,8は軸
受部である。
回転軸6,6を立体的に示すと第3図の如く互
いに捩れており、たとえばケーシング内で矢標Q
の如く流体が流れた場合、回転軸6,6は矢標
X,Yの方向に捩れ噛合いながら回転する。この
回転によつて流れ後方の互いに噛合する歯m,n
に囲まれた部分gの流体はZ方向に押出される。
端面板7が平板の場合、Z方向の流体の逃げ場が
なく、歯側面に対する圧力の増加がX,Y方向の
回転が反力となり回転抗力を増大し、精度の低下
と圧力損失の増大とをもたらす。この歯車噛の図
示しない反対面側においても同様の作用が生ず
る。これら上記の回転抗力は回転軸に対し捩れモ
ーメントを与える。第4図は上述の現象による回
転子側面の動きを示したものである。流れはQ方
向から流入した場合の回転子の回転を順次とA,
B,C,D,Eの如く表示したもので、得に、噛
込部分に着目したものである。従つてAでは回転
子の回転方向はX,Y方向でqAは第3図におけ
る流体qのAにおける閉じ込みに関連する流れ部
分をしめす。AではこのqAが相互の回転子歯面
内に閉じ込められようとしている状態であり、B
では流体qBが閉じ込められCでは閉じ込み圧が
最大となる。Dでは次の回転子歯面内に閉じ込め
られる上記Aの状態、EはBの状態をあらわすも
のであり、以下同様の運動を繰返えす。本案は、
上記A〜Eにおいて示された捩り回転子が噛合回
転する場合に噛合に伴なつて閉じ込められた流体
を周囲流体圧力との変化を起こさせないように逃
がすような凹部を端面板7に穿穴したもので、且
つ流入口から流出口迄の流体の漏れ量は回転子側
面と端面板平面間で定められた微小間隙からのみ
となり凹部からの漏れをなくしたものである。
しかして、この端面板7は第2図に示すように
一枚の円板状体であつて、回転子1,1の回転軸
6,6が通る中央部分より片側をケーシング3へ
の取付輪郭部9と回転子1の外径半径RLと他方
の回転子1のピツチ円半径Riとが描く軌跡、即
ち円弧11,11と円弧13,13と回転子軸の
穴12,12で囲まれる部分に相当する平面を残
して凹部を形成する。尚、この円弧13,13回
転子軸の穴12,12の一部を回転軸6,6を通
る中心線よりLなる距離の所に適当な半径rをと
ることにより形成される突起部14,14を設け
るようにしてもよい。さらに又、必要に応じて両
回転子軸の穴12,12の切欠円弧の外方には扇
形状の凹部16,16を形成するようにしてもよ
い。17はケーシング3へ端面板7を固着するた
めの取付用孔である。
この考案は以上述べたようにその回転子1,1
の側面に対し互いに相対向した位置を保つて端面
板7,7が配設されているので、流量計測に際し
て一対の回転子1,1が回転して計測した後の流
体が一対の回転子1,1の流出側Oの歯形2,2
によつて形成される閉込み側Oaにおいて閉じ込
まれても端面板7,7には凹部10,16内に突
起部14,14が設けられているので流入口Iか
ら流入した流体は端面板7の所で流体の閉込みは
ない。
なお、流入側Iの膨張側Iaに於いては膨張す
るが同じ理由によつて流体が流入するので負圧と
はならない。
この考案は叙上のようになるので流体の閉じ込
み及び膨張による負圧現象を無くすことができる
ので圧損を減少できて器差精度を向上できると共
に回転子の損傷を無くすことができるなどの幾多
の効果を奏する。また、この考案によれば端面板
構造を構成するだけで良いので構造が簡単である
などの効果をも有する。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案に係る流量計の軸受部端面構
造の一実施例を示す断面説明図、第2図は同上の
端面板の平面構造を示す説明図、第3図は回転子
の部分斜視図、第4図は流体の流れによる回転子
の動きの説明図である。 1,1……捩れ歯形2,2を備えた一対の回転
子、3……流量計aのケーシング、7,7……軸
受部8,8に設けた端面板、14,14……突起
部。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 流入口と流出口とを有するケーシングと端面板
    とで構成される計量室内に流量に比例して回転す
    る一対の回転子を収納した容積流量計において、
    上記回転子にハスバ歯車のような捩れ歯車を用
    い、上記端面板の上記回転子端面に対向する面を
    平面となし、該平面の軸間にあつて、両軸心を結
    ぶ線の半面を残し、他の半面は少なくとも互いに
    噛合する歯車の一方の捩れ歯車の外径半径と他方
    の捩れ歯車のピツチ円半径とが描く軌跡で囲まれ
    る部分に相当する平面と上記ケーシングへの取付
    輪郭部以外の平面を凹部としたことを特徴とする
    流量計の端面構造。
JP2303180U 1980-02-26 1980-02-26 Expired JPS623689Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2303180U JPS623689Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2303180U JPS623689Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS56126528U JPS56126528U (ja) 1981-09-26
JPS623689Y2 true JPS623689Y2 (ja) 1987-01-28

Family

ID=29619147

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2303180U Expired JPS623689Y2 (ja) 1980-02-26 1980-02-26

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JPS56126528U (ja) 1981-09-26

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