JPH11166844A - オリフィス装置 - Google Patents
オリフィス装置Info
- Publication number
- JPH11166844A JPH11166844A JP36747897A JP36747897A JPH11166844A JP H11166844 A JPH11166844 A JP H11166844A JP 36747897 A JP36747897 A JP 36747897A JP 36747897 A JP36747897 A JP 36747897A JP H11166844 A JPH11166844 A JP H11166844A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- diameter
- pipe
- housing
- rotating ring
- fluid
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】
【課題】広い流速範囲にわたって容易に測定することが
でき、また、堆積物を容易に除去することのできるオリ
フィス装置を提供する。 【解決手段】流体５を輸送する配管１の途中に設けられ
絞り孔を有するオリフィス装置において、絞り孔の口径
を配管の外部から操作して変化させる口径変更手段を備
えた構成とする。更に具体的には、口径変更手段は、配
管に取り付けられた流体密のハウジング８と、このハウ
ジング内に固定された固定リング９と、この固定リング
上を滑動し内周と外周にギア歯を形成された回動リング
１０と、固定リングの側面に軸支され回動リングの内周
のギア歯に噛合する複数の羽根ギア１１と、この羽根ギ
アのそれぞれに結合され相互に重なり合うように設けら
れた複数の羽根１２と、前記ハウジングに軸支され回動
リングの外周のギア歯に噛合する駆動ギア１３と、ハウ
ジングの外に設けられ駆動ギアを駆動する駆動手段１４
とを備えた構成とする。
でき、また、堆積物を容易に除去することのできるオリ
フィス装置を提供する。 【解決手段】流体５を輸送する配管１の途中に設けられ
絞り孔を有するオリフィス装置において、絞り孔の口径
を配管の外部から操作して変化させる口径変更手段を備
えた構成とする。更に具体的には、口径変更手段は、配
管に取り付けられた流体密のハウジング８と、このハウ
ジング内に固定された固定リング９と、この固定リング
上を滑動し内周と外周にギア歯を形成された回動リング
１０と、固定リングの側面に軸支され回動リングの内周
のギア歯に噛合する複数の羽根ギア１１と、この羽根ギ
アのそれぞれに結合され相互に重なり合うように設けら
れた複数の羽根１２と、前記ハウジングに軸支され回動
リングの外周のギア歯に噛合する駆動ギア１３と、ハウ
ジングの外に設けられ駆動ギアを駆動する駆動手段１４
とを備えた構成とする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、配管内の流体の流
速や流量を測定するために用いられるオリフィス装置に
関する。
速や流量を測定するために用いられるオリフィス装置に
関する。
【０００２】
【従来の技術】配管内の流体の流速や流量を測定するた
めには、従来、図３に示すようなオリフィス装置を用い
ている。すなわち、配管１の途中に配管１の内径よりも
小さい絞り孔を有する円板状のオリフィスプレート２を
取り付け、その上流側と下流側に圧力取り出し管３を接
続し、この圧力取り出し管３の先に差圧計４を接続して
いる。配管内の流体５の流速は、この差圧の平方根に所
定の係数をかけた値として求まり、流量は流速に配管口
径を掛けて求まる。
めには、従来、図３に示すようなオリフィス装置を用い
ている。すなわち、配管１の途中に配管１の内径よりも
小さい絞り孔を有する円板状のオリフィスプレート２を
取り付け、その上流側と下流側に圧力取り出し管３を接
続し、この圧力取り出し管３の先に差圧計４を接続して
いる。配管内の流体５の流速は、この差圧の平方根に所
定の係数をかけた値として求まり、流量は流速に配管口
径を掛けて求まる。
【０００３】しかしながらこのようなオリフィス装置は
次のような問題点を持っている。すなわち、流速が小さ
いときは十分な差圧が生じない。そのようなとき、いっ
そう小さい絞り孔のオリフィスプレートを用いれば十分
な差圧を得ることができるが、２種類のオリフィスプレ
ートを取り付けたり、運転中にオリフィスプレートを交
換することは難しい。また、流体内にゴミや不純物が含
まれると、オリフィスプレートの上流側に堆積物６を生
じる。この堆積物は差圧と流速の関係において誤差とし
て表れる。この堆積物は、流体を逆方向に流すことによ
ってある程度除去できるが、十分に除去するには、フラ
ンジ７をはずして清掃しなければならない。この清掃
は、プラントの停止と多くの工数を要する場合が多い。
次のような問題点を持っている。すなわち、流速が小さ
いときは十分な差圧が生じない。そのようなとき、いっ
そう小さい絞り孔のオリフィスプレートを用いれば十分
な差圧を得ることができるが、２種類のオリフィスプレ
ートを取り付けたり、運転中にオリフィスプレートを交
換することは難しい。また、流体内にゴミや不純物が含
まれると、オリフィスプレートの上流側に堆積物６を生
じる。この堆積物は差圧と流速の関係において誤差とし
て表れる。この堆積物は、流体を逆方向に流すことによ
ってある程度除去できるが、十分に除去するには、フラ
ンジ７をはずして清掃しなければならない。この清掃
は、プラントの停止と多くの工数を要する場合が多い。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】そこで本発明は、広い
流速範囲にわたって容易に測定することができ、また、
堆積物を容易に除去することのできるオリフィス装置を
提供することを目的とする。
流速範囲にわたって容易に測定することができ、また、
堆積物を容易に除去することのできるオリフィス装置を
提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に本発明のオリフィス装置は、流体を輸送する配管の途
中に設けられ絞り孔を有するオリフィス装置において、
絞り孔の口径を配管の外部から操作して変化させる口径
変更手段を備えた構成とする。更に具体的には、口径変
更手段は、配管に取り付けられた流体密のハウジング
と、このハウジング内に固定された固定リングと、この
固定リング上を滑動し内周と外周にギア歯を形成された
回動リングと、固定リングの側面に軸支され回動リング
の内周のギア歯に噛合する複数の羽根ギアと、この羽根
ギアのそれぞれに結合され相互に重なり合うように設け
られた複数の羽根と、前記ハウジングに軸支され回動リ
ングの外周のギア歯に噛合する駆動ギアと、ハウジング
の外に設けられ駆動ギアを駆動する駆動手段とを備えた
構成とする。
に本発明のオリフィス装置は、流体を輸送する配管の途
中に設けられ絞り孔を有するオリフィス装置において、
絞り孔の口径を配管の外部から操作して変化させる口径
変更手段を備えた構成とする。更に具体的には、口径変
更手段は、配管に取り付けられた流体密のハウジング
と、このハウジング内に固定された固定リングと、この
固定リング上を滑動し内周と外周にギア歯を形成された
回動リングと、固定リングの側面に軸支され回動リング
の内周のギア歯に噛合する複数の羽根ギアと、この羽根
ギアのそれぞれに結合され相互に重なり合うように設け
られた複数の羽根と、前記ハウジングに軸支され回動リ
ングの外周のギア歯に噛合する駆動ギアと、ハウジング
の外に設けられ駆動ギアを駆動する駆動手段とを備えた
構成とする。
【０００６】このような構成のオリフィス装置において
は、流体の速度が大きいときは絞り孔の口径を大きく
し、速度が小さいときは口径を小さくして、適正な差圧
を生じさせることができる。また、使用によって生じる
堆積物は、絞り孔の口径を一時的に大きくして流し去る
ことができる。これらをすべて配管の外から行うことが
できる。
は、流体の速度が大きいときは絞り孔の口径を大きく
し、速度が小さいときは口径を小さくして、適正な差圧
を生じさせることができる。また、使用によって生じる
堆積物は、絞り孔の口径を一時的に大きくして流し去る
ことができる。これらをすべて配管の外から行うことが
できる。
【０００７】
【発明の実施の形態】本発明の実施の形態を図１および
図２を参照しつつ説明する。図１は配管１の管軸方向に
沿う断面図、図２は図１のＩＩ−ＩＩ矢視平面図であ
る。これらの図に示すように、流体５を輸送する配管１
の途中に、流体５が漏れないように流体密にハウジング
８が取り付けられている。このハウジング８は、外形は
円環状で中心軸に沿う断面はコ字状である。このハウジ
ング８内には固定リング９が取り付けられ、この固定リ
ング９の一側面の外周寄り円周上複数点にピンが植設さ
れている。そして、この固定リング９のピンと係合する
複数の円弧状のスリットが形成されこの一側面上を滑動
する回動リング１０が設けられている。この回動リング
１０の内周と外周にはギア歯が形成されている。固定リ
ング９の同じ一側面の内周寄り円周上には、回動リング
１０の内周のギア歯に噛合する複数の羽根ギア１１の軸
が取り付けられ、この羽根ギア１１には長方形の羽根１
２が偏心取り付けられている。羽根１２は、隣り合うも
のが重なり合うように設けられている。また、ハウジン
グ８を貫通する軸の内端には、回動リング１０の外周の
ギア歯に噛合する駆動ギア１３が取り付けられ、外端に
はハンドル１４が取り付けられている。
図２を参照しつつ説明する。図１は配管１の管軸方向に
沿う断面図、図２は図１のＩＩ−ＩＩ矢視平面図であ
る。これらの図に示すように、流体５を輸送する配管１
の途中に、流体５が漏れないように流体密にハウジング
８が取り付けられている。このハウジング８は、外形は
円環状で中心軸に沿う断面はコ字状である。このハウジ
ング８内には固定リング９が取り付けられ、この固定リ
ング９の一側面の外周寄り円周上複数点にピンが植設さ
れている。そして、この固定リング９のピンと係合する
複数の円弧状のスリットが形成されこの一側面上を滑動
する回動リング１０が設けられている。この回動リング
１０の内周と外周にはギア歯が形成されている。固定リ
ング９の同じ一側面の内周寄り円周上には、回動リング
１０の内周のギア歯に噛合する複数の羽根ギア１１の軸
が取り付けられ、この羽根ギア１１には長方形の羽根１
２が偏心取り付けられている。羽根１２は、隣り合うも
のが重なり合うように設けられている。また、ハウジン
グ８を貫通する軸の内端には、回動リング１０の外周の
ギア歯に噛合する駆動ギア１３が取り付けられ、外端に
はハンドル１４が取り付けられている。
【０００８】このような構成のオリフィス装置の動作は
次の通りである。すなわち、ハンドル１４を操作して駆
動ギア１３を回すと、回動リング１０が回転する。回動
リング１０が回転すると、羽根ギア１１が回転し、羽根
１２が配管１の中心軸に直交する平面内で回転する。隣
り合う複数の羽根１２の重なり合いによって形成される
包絡線がこのオリフィス装置の絞り孔の口径となるの
で、上記操作によって絞り孔口径を変えることができる
ことになる。このようにして、配管の外部からの操作に
よって絞り孔口径を変えることができる。なお、固定リ
ング９と回動リング１０の係合は、くさび状の溝によっ
てもよい。また、ハンドル１４はステッピングモータ等
でもよく、その回転量と絞り孔口径との関係や差圧−流
速特性は予め把握しておくものとする。
次の通りである。すなわち、ハンドル１４を操作して駆
動ギア１３を回すと、回動リング１０が回転する。回動
リング１０が回転すると、羽根ギア１１が回転し、羽根
１２が配管１の中心軸に直交する平面内で回転する。隣
り合う複数の羽根１２の重なり合いによって形成される
包絡線がこのオリフィス装置の絞り孔の口径となるの
で、上記操作によって絞り孔口径を変えることができる
ことになる。このようにして、配管の外部からの操作に
よって絞り孔口径を変えることができる。なお、固定リ
ング９と回動リング１０の係合は、くさび状の溝によっ
てもよい。また、ハンドル１４はステッピングモータ等
でもよく、その回転量と絞り孔口径との関係や差圧−流
速特性は予め把握しておくものとする。
【０００９】
【発明の効果】本発明のオリフィス装置においては、流
体の速度が大きいときは絞り孔の口径を大きくし、速度
が小さいときは口径を小さくして、適正な差圧を生じさ
せることができる。また、オリフィス装置の使用によっ
て生じる堆積物は、絞り孔の口径を一時的に大きくして
流し去ることができる。これらをすべて配管の外から行
うことができる。このようにして、本発明によれば簡易
に測定範囲を変えることができ、また、堆積物を容易に
除去することができる。
体の速度が大きいときは絞り孔の口径を大きくし、速度
が小さいときは口径を小さくして、適正な差圧を生じさ
せることができる。また、オリフィス装置の使用によっ
て生じる堆積物は、絞り孔の口径を一時的に大きくして
流し去ることができる。これらをすべて配管の外から行
うことができる。このようにして、本発明によれば簡易
に測定範囲を変えることができ、また、堆積物を容易に
除去することができる。
【図１】本発明の実施の形態のオリフィス装置を示す断
面図
面図
【図２】図１のＩＩ−ＩＩ矢視を示す平面図
【図３】従来のオリフィス装置を示す断面図
１…配管、２…オリフィスプレート、３…圧力取り出し
管、４…差圧計、５…流体、６…堆積物、７…フラン
ジ、８…ハウジング、９…固定リング、１０…回動リン
グ、１１…羽根ギア、１２…羽根、１３…駆動ギア、１
４…ハンドル。
管、４…差圧計、５…流体、６…堆積物、７…フラン
ジ、８…ハウジング、９…固定リング、１０…回動リン
グ、１１…羽根ギア、１２…羽根、１３…駆動ギア、１
４…ハンドル。
Claims (2)
- 【請求項１】流体を輸送する配管の途中に設けられ絞り
孔を有するオリフィス装置において、前記絞り孔の口径
を配管の外部から操作して変化させる口径変更手段を備
えたことを特徴とするオリフィス装置。 - 【請求項２】口径変更手段は、配管に取り付けられた流
体密のハウジングと、このハウジング内に固定された固
定リングと、この固定リング上を滑動し内周と外周にギ
ア歯を形成された回動リングと、前記固定リングの側面
に軸支され前記回動リングの内周のギア歯に噛合する複
数の羽根ギアと、この羽根ギアのそれぞれに結合され相
互に重なり合うように設けられた複数の羽根と、前記ハ
ウジングに軸支され前記回動リングの外周のギア歯に噛
合する駆動ギアと、前記ハウジングの外に設けられ前記
駆動ギアを駆動する駆動手段とを備えたことを特徴とす
る請求項１記載のオリフィス装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36747897A JPH11166844A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | オリフィス装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP36747897A JPH11166844A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | オリフィス装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH11166844A true JPH11166844A (ja) | 1999-06-22 |
Family
ID=18489409
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP36747897A Pending JPH11166844A (ja) | 1997-12-05 | 1997-12-05 | オリフィス装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH11166844A (ja) |
Cited By (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014109497A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Hino Motors Ltd | ガス流量計測装置 |
| CN104019851A (zh) * | 2014-05-07 | 2014-09-03 | 合肥江航飞机装备有限公司 | 用于气体孔板式流量计的定径孔转换机构 |
| CN104956189A (zh) * | 2013-01-25 | 2015-09-30 | 流体处理有限责任公司 | 用于直接流量测量的可旋转孔板 |
| US10712221B2 (en) | 2016-12-21 | 2020-07-14 | Fimcim S.P.A. | Differential pressure meter |
| CN112524493A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-03-19 | 广东石油化工学院 | 一种利用管道流体传输控制信号的装置 |
-
1997
- 1997-12-05 JP JP36747897A patent/JPH11166844A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2014109497A (ja) * | 2012-12-03 | 2014-06-12 | Hino Motors Ltd | ガス流量計測装置 |
| CN104956189A (zh) * | 2013-01-25 | 2015-09-30 | 流体处理有限责任公司 | 用于直接流量测量的可旋转孔板 |
| CN104019851A (zh) * | 2014-05-07 | 2014-09-03 | 合肥江航飞机装备有限公司 | 用于气体孔板式流量计的定径孔转换机构 |
| US10712221B2 (en) | 2016-12-21 | 2020-07-14 | Fimcim S.P.A. | Differential pressure meter |
| CN112524493A (zh) * | 2020-12-29 | 2021-03-19 | 广东石油化工学院 | 一种利用管道流体传输控制信号的装置 |
| CN112524493B (zh) * | 2020-12-29 | 2023-08-22 | 广东石油化工学院 | 一种利用管道流体传输控制信号的装置 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A711 | Notification of change in applicant |
Effective date: 20040319 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A712 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Effective date: 20041130 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Effective date: 20041207 Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050412 |