JPS6027854B2 - 自動遠心クラツチ - Google Patents

自動遠心クラツチ

Info

Publication number
JPS6027854B2
JPS6027854B2 JP51017710A JP1771076A JPS6027854B2 JP S6027854 B2 JPS6027854 B2 JP S6027854B2 JP 51017710 A JP51017710 A JP 51017710A JP 1771076 A JP1771076 A JP 1771076A JP S6027854 B2 JPS6027854 B2 JP S6027854B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
roller
input coupling
plate
outer race
input
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP51017710A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS52100045A (en
Inventor
進 仁井
利明 西岡
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Original Assignee
Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Kawasaki Heavy Industries Ltd filed Critical Kawasaki Heavy Industries Ltd
Priority to JP51017710A priority Critical patent/JPS6027854B2/ja
Publication of JPS52100045A publication Critical patent/JPS52100045A/ja
Publication of JPS6027854B2 publication Critical patent/JPS6027854B2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • One-Way And Automatic Clutches, And Combinations Of Different Clutches (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 原動機軸を流体式トルクコンバータを介して後車軸へ連
結した小型雪上車(スノーモービル)を−3000にも
達する寒冷状態で始動する際は、トルクコンバータ内部
の作動油粘度が上昇しているため、入力側ポンプホイー
ルが大きい抵抗となり、始動性が低下する問題が避けら
れない。
この問題を解決するため原動機軸とトルクコンバータの
間に自動遠心式摩擦クラッチを配置し、始動時トルクコ
ンバータを切り離すことが考えられる。ところが従釆の
自動遠心クラッチは遠心力を操作力に変換する方法は異
なっても動力伝達部には普通摩擦板が用いられるので、
伝達容量に比し形状、重量共に大きくなり、コスト高に
なり易く、適用できる機種が限定されるという問題があ
った。本発明は上記各問題を解決するため、例えば小型
雪上車等の原動機軸とトルクコンバータの間に装着する
に適した自動遠心クラッチとして、駆動側の入力カップ
IJングと被動側のァゥタレースの間に設けた換形空間
内の遠心力の作用でローラを喰い込ませるようにしたロ
ーラ喰い込み式目動遼心クラッチを提供しようとするも
ので、図面により説明をすると次の通りである。第1図
に於て横置き原動機の出力軸(原動機軸)1の先端に入
力カップリング2がスプラィン3の部分で噛み合い、入
力カップリング2の円板状フランジ部の両側にリベット
4でサイドプレート5,6が取付けてあり、サイドプレ
ート5,6の半径方向外側にアウターレース7が配置さ
れている。
8はローラである。
ローラ8は第2図のように入力カップリング2の外周に
設けた数個の斜面9とアウターレース7の内面10の間
の襖形の空間内にあり、斜面9は入力カップリング2の
軸方向、即ち第2図で見てカップリング2の円周上の接
線方向に対し裸角度Qだけ額斜して、矢印で示す入力カ
ップリング2の回転方向側が広い裸形空間を形成してい
る。ローラ8から見て入力カップリング2の回転方向側
、即ち前側の補助ローフ12は、両端にやや4・径の藤
部13を備え、鞠部13はサイドプレート5,6に設け
たガイド用長孔14は回転及び摺動自在に支持されてい
る。長孔14は入力カップリング2の回転数が増すにつ
れて補助ローラ12が遠心力によりローラ8側へ出すよ
うに、ローラ8側に行くにつれて入力カップリング2の
中心からの距離が増すように頚斜している。低い始動回
転時ローラ8をアウターレース内面10から離しておく
ために、ローラ8は点Pに於てローラ保持プレート15
から矢印方向の弾力を受けている。
プレート15はスリーブ16により両サイドプレート5
,6の間隔を保持しているボルト17にプレート15と
一体抱持片18により回転自在に支持されており、プレ
ート15の後端には入力カップリング2の直径方向の穴
19に装着した圧縮スプリング20が当接し、このスプ
リング20がプレート15に反時計万向のモーメントを
与え、これによりプレート15の前端部分が点Pに於て
ローラ8を矢印方向に押圧する。点Pはローラ8の中心
より外側(カップリング2の半径方向に見て外側)にあ
り、従ってローラ8は補助ローラ12側に押されるだけ
でなく斜面9側、即ちアウターレース内面10から離れ
る方向に常時力を受ける。スプリング20は入力カップ
リング2が低速回転をする始動時、補助ローラ12、ロ
ーラ8の遠心力に対抗して始動期間中のみローラ8をア
ゥターレース内面10から離し得る程度に弱く設定され
ている。なお第1図中入力カップリング2をベアリング
23を介して支持している固定ハウジング24には、リ
ヤケース25がボルトにより固定され、リャケース25
にはボルト26により筒軸27とカバー28が共締めさ
れている。筒軸27とカバー28に固定されたベアリン
グ29にタービン軸30が支持され、タービン軸30の
スプラィン31部分には後車軸駆動用のスプロケットが
固定される。タービン軸30の左端部はスプラィン32
を備え、そこにタービンホイール33が鉄合し、べアリ
ング34′を介してハウジング34に支持されている。
35はハウジング34をアウターレース7に固定するボ
ルト、36は多数のボルト37によりハウジング34に
固定されたポンプホイール「 38はステータホイール
、39は一方向クラッチである。
原動機軸1が回転していない時は、第3図の如くローラ
8とアウターレース内面10の間には隙間40ができ、
入力カップリング2とアウターレース7は切り離されて
おり、動力伝達は行われない状態になっている。
即ち補助ローラー2及びローラ8には遠心力が作用しな
いためスプリングの強力を受けたプレート15によりロ
ーラ8は補助ローラ12側及び入力カップリング2の斜
面9脚に押圧されて、補助ローラー2はその鞠部13が
長孔14の前端(第3図左端)に圧接した位置で停止し
、ローラ8は補助ローラ12のストッパー作用により隙
間40を残した第3図の位置に停止する。この状態はス
ターター等を利用して外部から原動機を低速(例えば5
00〜100仇pm)で駆動する始動期間中も継続し、
即ち上記始動期間中は補助ローラ12に作用する遠心力
のローラ8側に向う分力よりも、プレート15による押
し戻し力が大きく、従ってローラ8はアウターレース内
面1Q}こ接触しない第3図の状態を保つ。エンジンが
起動しアィドリング状態(例えば1500〜200仇p
m)に達すると入力カップリング2も同一回転をするの
で補助ローラ12に大きい遠心力が生じ、頃斜した長孔
14の作用により生ずるローラ8側に向う押圧力が、ス
プリング20‘こよりプレート15がローラ8を押す力
に打ち勝ち、ローラ8は後方(カップリング2の回転と
反対方向)に移動し、襖角度Qの関係を有する斜面9と
アウターレース内面10との周の裸形空間内に喰い込み
、入力カップリング2からアウターレース7側に動力伝
達を開始する。
アィドリング回転数から更に回転を上げると、トルクコ
ンバータのタービン軸30から動力を取り出し後輪を駆
動することができ、その間継続して第4図の噛み合い状
態を維持する。以上説明したように、ローラが襖形空間
内に喰い込む形式の本発明による自動遠心クラッチは伝
達容量の割に大中に小型軽量化することがき、例えば小
型雪上車の原動機麹とトルクコンバータの間に装着する
と遠心クラッチとトルクコンバータの組み合わされた装
置ユニットがコンパクトにまとまる利点がある。
して始動時にはトルクコンバータを確実に切り離すこと
ができるため始動トルクが低減し、一30ooというよ
うな寒冷地帯に於ても始動が容易になる。図示のクラッ
チ構造を採用するとo−ラ8に作用する遠心力ばかりで
なく、補助ローラー2による遠心力の作用でクラッチの
接続する回転数範囲が安定する。構造簡単なため製造も
容易である。本発明はスノーモービルや農業用機械、軽
車両等の動力断続用としても使用することができる。
本発明は、入力カップリング2と、アワタレース7と、
複数個のローラ8を備え、入力カップリング2の外周に
その接線方向より傾斜した複数個の斜面を設けてアウタ
レース内面との間に入力カップリング2の回転方向側前
方に開いた核形空間を作り、上記空間内にローラを収容
し、上記入力カップリング側壁の長孔14に補助ローラ
12を支承し、長孔14を入力カップリング2の回転数
が増すにれて補助ローラ12が遠心力によりローラ側へ
張出すべ〈後方にゆくにつれて入力カップリング2の中
心から距離が増すように煩斜して形成し、ローラ後側の
入力カップリング側壁にもうけたボルト17にローラ保
持プレート15を支承し、入力カップIJング2の直径
方向の穴19に装着したスプリング20をプレート15
の一端に当接して他端をローラに押圧し、プレート他端
とローラ8の接触位置がローラ8の中心より外側となる
ようにして所定回転数を越えた回転教範因のみでローラ
8を撲形空間内に喰い込ませることを特徴とする自動遠
心クラッチである。したがって次の効果を奏することが
できる。ローラ8は中心よりも外側の点Pをローラ保持
プレート15で押圧されるようになっているので、断動
作すべき低速時や始動時にはローラ8とアウタレース7
の内面10との間に隙間40が確実に形成され、ローラ
8を空回転させることなく動力を切離すことができ、ロ
ーラ8の摩耗を防止できる。
ローラ8は断続時には回転するが、ローラ8を押圧する
補助ローラ12が円筒形をなし鞠部13で回転自在にガ
イド用長孔14に軸支されているので、ロ−ラ8の回転
にともなって補助ローラ12が回転しながらローラ8を
押圧することができ、ローラ8の摩耗や破損を防止する
ことができる。
本発明に於てローラという単語は遠心力により斜面9と
アウターレース内面10間の挟形空間内に喰い込むこと
のできるローラ状部村やボールも含む意味に使用される
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明による自動遠0クラッチとトルクコンバ
ータを組合わせた部分の縦断面図、第2図は第1図のロ
ーロ断面図、第3図はクラッチオフ状態のローラ位置を
示す第2図A部分の拡大図、第4図はクラッチィン状態
のローラ位置を示すA部分の拡大図である。 1……原動機軸、2……入力カップリング、5,6・・
・・・・サイドプレート(側壁)、7・・・・・・アウ
ターレース、8・・・・・・ローラ、9・・・・・・斜
面、10・・・・・・アウターレース内面、12・・・
・・・補助ローラ、14・・・・・・ガイド用長孔、1
5・・・・・・ローラ保持プレート、17…・・・ボル
ト(支軸)、19・・・・・・穴、20……スプリング
。 第1図 第4図 第2図 第3図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 入力カツプリング2と、アウタレース7と、複数個
    のローラ8を備え、入力カツプリング2の外周にその接
    線方向より傾斜した複数個の斜面を設けてアウターレー
    ス内面との間に入力カツプリング2の回転方向側前方に
    開いた楔形空間を作り、上記空間内にローラ8を収容し
    、上記入力カツプリング側壁の長孔14に補助ローラ1
    2を支承し、長孔14を入力カツプリング2の回転数が
    増すにつれて補助ローラ12が遠心力によりローラ側へ
    張出すべく後方にゆくにつれて入力カツプリング2の中
    心から距離が増すように傾斜して形成し、ローラ後側の
    入力カツプリング側壁にもうけたボルト17にローラ保
    持プレート15を支承し、入力カツプリング2の直径方
    向の穴19に装着したスプリング20をプレート15の
    一端に当接して他端をローラに押圧し、プレート他端と
    ローラ8の接触位置がローラ8の中心より外側となるよ
    うにして所定回転数を越えた回転数範囲のみでローラ8
    を楔形空間内に喰い込ませることを特徴とする自動遠心
    クラツチ。
JP51017710A 1976-02-18 1976-02-18 自動遠心クラツチ Expired JPS6027854B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51017710A JPS6027854B2 (ja) 1976-02-18 1976-02-18 自動遠心クラツチ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP51017710A JPS6027854B2 (ja) 1976-02-18 1976-02-18 自動遠心クラツチ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS52100045A JPS52100045A (en) 1977-08-22
JPS6027854B2 true JPS6027854B2 (ja) 1985-07-01

Family

ID=11951305

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP51017710A Expired JPS6027854B2 (ja) 1976-02-18 1976-02-18 自動遠心クラツチ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS6027854B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7191881B2 (en) 2003-12-08 2007-03-20 Honda Motor Co., Ltd One-way clutch device and motorcycle using the same

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4536354B2 (ja) * 2003-02-13 2010-09-01 Nskワーナー株式会社 回転作動型ワンウェイクラッチ
CN100453840C (zh) * 2003-02-13 2009-01-21 Nsk沃纳株式会社 旋转动作型单向超越离合器
JP4562369B2 (ja) * 2003-02-13 2010-10-13 Nskワーナー株式会社 回転作動型ワンウェイクラッチ
JP4570346B2 (ja) * 2003-02-13 2010-10-27 Nskワーナー株式会社 回転作動型ワンウェイクラッチ
JP4536355B2 (ja) * 2003-02-13 2010-09-01 Nskワーナー株式会社 回転作動型ワンウェイクラッチ
JP4562368B2 (ja) * 2003-02-13 2010-10-13 Nskワーナー株式会社 回転作動型ワンウェイクラッチ
WO2004072504A1 (ja) * 2003-02-13 2004-08-26 Nsk-Warner K.K. 回転作動型ワンウェイクラッチ
JP2005308148A (ja) * 2004-04-23 2005-11-04 Nsk Warner Kk 回転作動型ワンウェイクラッチ
JP4694158B2 (ja) * 2004-06-30 2011-06-08 Nskワーナー株式会社 回転作動型ワンウェイクラッチ
JP5018106B2 (ja) * 2007-01-26 2012-09-05 株式会社ジェイテクト プーリユニット
JP2010221758A (ja) * 2009-03-19 2010-10-07 Nissan Motor Co Ltd 車両用操舵装置のクラッチ

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7191881B2 (en) 2003-12-08 2007-03-20 Honda Motor Co., Ltd One-way clutch device and motorcycle using the same

Also Published As

Publication number Publication date
JPS52100045A (en) 1977-08-22

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US5025902A (en) Bidirectional differential clutch
US6958024B2 (en) Automotive V-belt nonstage transmission
JPS6027854B2 (ja) 自動遠心クラツチ
US7762065B2 (en) Stator support structure for a torque converter
US5117954A (en) Overrunning clutch
US3967438A (en) Rotary mower spindle assembly
US5168702A (en) Thin torque converter
JPS6323007B2 (ja)
EP0554517A1 (en) Overrunning clutch system
US2663397A (en) Centrifugal and one-way clutch
ZA200602799B (en) Two-wheeled motor vehicle and power unit
US5119919A (en) Overrunning clutch for preventing "dancing phenomenon"
US4106605A (en) Centrifugal and one way clutches in series with friction clutch
US8113089B2 (en) Engine starting apparatus
US8398521B2 (en) Mechanical torque converter
US4117677A (en) Stator for a torque converter
US6024197A (en) Support structure for clutch hub
EP0028140B1 (en) Automatic transmissions
US6116024A (en) Torque converter employing a mechanical diode
US3436977A (en) Two-speed automatic transmission
JP3472003B2 (ja) クラッチ内蔵形回転部品
JP4167473B2 (ja) トルクコンバータ
JP3567592B2 (ja) 一方向クラッチ及びそれを有するスタータ
JP4282973B2 (ja) 小型車両用動力伝達装置
JPS5813087Y2 (ja) エンジンの一方向クラツチ