JPS6027775Y2 - 自動二輪車用内燃機関の排気浄化装置 - Google Patents

自動二輪車用内燃機関の排気浄化装置

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JPS6027775Y2
JPS6027775Y2 JP5355280U JP5355280U JPS6027775Y2 JP S6027775 Y2 JPS6027775 Y2 JP S6027775Y2 JP 5355280 U JP5355280 U JP 5355280U JP 5355280 U JP5355280 U JP 5355280U JP S6027775 Y2 JPS6027775 Y2 JP S6027775Y2
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JP
Japan
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exhaust
internal combustion
combustion engine
valve
secondary air
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JP5355280U
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JPS56154516U (ja
Inventor
保男 池ノ谷
洋一 石田
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本田技研工業株式会社
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【考案の詳細な説明】 A 考案の目的 (1)産業上の利用分野 本考案は自動二輪車において、その走行用内燃機関の排
気系に二次空気を供給し、そこを流れる排ガス中の未燃
有害成分の燃焼を促進するようにした、内燃機関の排気
浄化装置、特に排気系に二次空気供給系を連通し、この
二次空気供給系の途中にリード弁装置を介装し、排気系
内に生じる排気脈動圧に応動してそのリード弁装置を開
弁させ、排気浄化用の二次空気を排気系に供給するよう
にした形式のものに関する。
(2)従来の技術 前記形式の排気浄化装置では、前記二次空気供給系のリ
ード弁装置内のリード弁は排気脈動圧で開閉を繰返し、
その都度打音を発生するため、これが騒音の原因になる
ことがあり、それに対し上記打音を効果的に防止するた
めに、例えば実開昭53−95011号公報に示される
ようにリード弁装置の弁面内にリード弁を弾性緩衝体を
介して支持させたものが知られている。
(3) 考案が解決しようとする問題点前記従来のも
のでは、リード弁装置と排気系とを連通ずる、二次空気
供給系の下流側通路を通して排ガスがリード弁近傍まで
吹き返すことがあり、そのためにリード弁装置が過熱さ
れてその構成部品、特に熱に弱い前記弾性緩衝体の劣化
を著しく早める不具合がある。
本考案は排気系から前記下流側通路を経てリード弁に向
けて吹き返す排ガスを、走行風を利用して効果的に冷却
して前記不具合を解消し得る、自動二輪車用内燃機関の
排気浄化装置を提供することを目的とする。
B 考案の構成 (1)問題点を解決するための手段 前記目的を達成するために本考案は、車体フレームの上
部に支持される燃料タンクおよびシートと、車体フレー
ムの前後部に支承される前、後車輪とによって囲まれる
空間内に、前記車体フレームに支持される内燃機関を収
容し、この内燃機関の前面に排気ポートを開口し、この
排気ポートに排気管からマフラへと連なる排気系を接続
し、この排気系に、途中に排気脈動圧応動式のり一ド弁
装置を介装した二次空気供給系を接続し、前記内燃機関
の運転時に前記リード弁装置の開弁により二次空気を排
気系に供給するようにした、自動二輪車用内燃機関の排
気浄化装置において、前記リード弁装置は、前記内燃機
関のへラドカバー上部に設けられる弁面と、この弁面内
に弾性緩衝体を介して支持されその弁面内を上、下流室
に画成するリード弁とを備え、前記上流室に、前記二次
空気供給系の大気に開口する上流側通路を、また前記下
流室に、前記二次空気供給系の、排気系に連通ずる下流
側通路をそれぞれ接続し、前記下流側通路は、前記へラ
ドカバーにその前面に沿うように設けられていることを
特徴としている。
(2)作用 二次空気供給系のり一ド弁より下流側通路は、車両走行
中その走行風が絶えず当る、前記へラドカバーの前面に
沿うように設けられていることから、その走行風によっ
て極めて効果的に冷却され、該下流側通路を吹き返す高
温の排ガス効率よく冷却してリード弁装置の排ガスによ
る過熱を防止する。
(3)実施例 以下、図面により本発明の1実施例について説明すると
、第1図において自動二輪車■の車体フレームF上部に
は燃料タンクTおよびシートSが支承され、またその前
、後には前、後車輪Wf、 Wrが支承されており、そ
れらによって囲まれる空間C内において、車体フレーム
Fには後車輪Wrの駆動用内燃機関Eが支持されている
第2図において機関本体1のシリンダヘッド2には、そ
の後半部にピストン3上の燃焼室4に連通ずる吸気ポー
ト5が、またその前半部に前記燃焼室4に連通ずる排気
ポート6が形成され、前記吸気ポート5は、機関本体1
の後面に開口し、また排気ポート6は、機関本体1の前
面に開口している。
吸気ポート5には機関本体1の後方に配設されるキャブ
レタ7、エアクリーナ8等の吸気系が接続され、また前
記排気ポート6には排気管9から、マフラー10へと連
なる排気系Exが接続され、マフラー10の途中には排
気浄化用触媒コーンバータ11が介装されてる。
またシリンダヘッド2には通常のように吸、排気ポート
5,6の、燃焼室4側開目端を開閉する、吸、排気弁1
2.13が設けられ、それらは弁ばね14と動弁機構1
5との協働によって開閉作動される。
前記シリンダヘッド2の上部には、パツキン材16を介
してヘッドカバー17が被着されている。
前記排気ポート6と前記エアクリーナ8の空気清浄室間
には、前記へラドカバー17の略中央を前後方向にのび
る二次空気供給系Aが接続されており、この供給系Aの
途中にリード弁装置りと空気制御弁36が介装される。
リード弁装置りの弁面18は、弁面基板1B、と、弁面
本体18□とより構成され、前記基板18□はへラドカ
バー17の上面左右中央部に形成した取付面19上にパ
ツキン20を介して載置され、その上に前記弁面本体1
8゜が被覆重合され、それらは複数体の取付ボルト51
(第4.5図)によってヘッドカバー17の上面に固着
される。
弁面基板18.と弁面本体18゜間には、断面コ字状を
なす、耐熱ゴム等よりなる弾性緩衝体25を介して左右
一対のり−ド弁21が並列挟着され、それらのリード弁
21の上方にはそれらに対する左右の上流室22が形成
され、また各リード弁21の下方にはそれらに対応する
左右の下流室23が形成されている。
各リード弁21の弁座体24は、方形状に形成されて、
その中央部に弁孔26が穿設され、各弁孔26を介して
各上流室22と各下流室23とが連通されている。
各弁座体24の、前記下流室23に対面する下面にはリ
ード座面27が形成され、このリード座面27に、前記
各弁孔26をそれぞれ開閉し得るリード28が重合され
、さらにその上にこのリード28の開度を制限するリー
ドストッパ29が重合され、それらリード28およびリ
ードストッパ29の基端は弁座体24に止めねじ30に
よって止着される。
弁面18には左右の上流室22に通じる流入口31が開
口される。
左右の上流室22を区画する隔壁32の自由端縁32′
は先細り状に形成されて前記流入口31の中心部に間隙
を存して相対向しており、この隔壁32の先細り状端縁
32′と、弁面18の壁面とによって、前記流入口31
を左右の上流室22に分岐連通させる分岐路34□、3
4゜が形成される。
そして流入口31からの二次空気は前記分岐路341,
342によって略等分に分けられて左右の上流室22に
分流される。
前記流入口31には、オリフィス50を設けた接続管4
0を介して前記二次空気供給系Aの上流側通路35が接
続され、この上流側通路35は、その途中に空気制御弁
36を介して前記エアクリーナ8の空気清浄室内に連通
されている。
前記空気制御弁36は従来公知のもので、通常は閉じて
おり、内燃機関Eの運転時に吸気系内の吸気負圧に応動
して開弁される。
前記へラドカバー17には、その前面に沿ってそれと一
体に二次空気供給系Aの2本の下流通路37が形成され
、これらの通路37は排気ポート6に向ってそれぞれ延
ひている。
各下流通路37の上端は下流室23の流出口33に連通
され、その下端は、前記へラドカバー17の下面に開口
している。
またシリンダヘッド2には、排気ポート6に連通する通
路38が形成され、この通路38は、前記下流側通路3
7に、後述の接続ジヨイント39を介して接続される。
二次空気分配通路37と通路38とは略等径に形成され
る。
したがって排気ポート5内に生じる排気脈動圧によって
生じる吸引力はリード弁21を開弁じ、上流室22内の
二次空気を、前記下流側通路37および通路38を通し
て排気ポート6内に導入することができる。
前記接続ジヨイント39はフェノール樹脂等の熱伝導度
の低い材料によりベット状に形成され、その中空部内壁
は耐熱性金属箔または板41で内張すして構成されてい
る。
接続ジョント39の大径頭部42は、シリンダヘッド2
の上面に形成した、前記通路38に連通する凹所43に
、0リング44を介して気密状に嵌着され、その小径ピ
ン部45は、シリンダヘッド2の上面より上方に突出さ
れる。
尚、大径頭部42は前記凹所43に圧入その他の手段に
より気密状に固着してもよい。
一方前記へラドカバー17には、前記接続ジヨイント3
9の小径ピン45に対応して前記下流側通路37に連通
ずる挿入孔46が形成され、向見へラドカバー17をシ
リンダヘッド2上に組付ける際に前記接続ジヨイント3
9の小径ピン部45に前記挿入孔46をOリング47を
介して嵌挿すれば、下流側通路37は、通路38に接続
ジヨイント39を介して気密に接続される。
尚、接続ジヨイント39はシリンダヘッド2に対するヘ
ッドカバー17の位置決め作用をもなす。
向見へラドカバー17の、下流側通路37の背面側には
、その通路37を囲むように空隙48が形成され、前記
下流側通路37の外周面の前部には冷却フィン49が一
体的に突設されており、その下流側通路37が一層効果
的に冷却されるようになっている。
次に上記のように構成される実施例の作用について説明
する。
いま内燃機関が運転されると、排気ポート6に排気脈動
圧が発生し、この脈動圧は通路38、接続ジヨイント3
9および下流側通路37を通って一対のリード弁21に
達してそれらを開弁じ、さらに機関Eの運転による空気
制御弁39の開弁でエアクリーナδ内の清浄空気の一部
を、上流側通路35を通して弁面18内の上流室22に
導き、さらに各リード弁21の弁孔26を通って下流室
22内に流入させ、そこより各下流側通路37および通
路38を通して各排気ポート6に導入する。
ところで前述のように排気脈動圧がリード弁21に作用
すれば、それに応動してリード29が開閉作動し、その
都度そのリード29がリード座面27に衝接し、その際
打音を生じるが、この打音は弾性緩衝体25によって吸
収されて消音される。
各排気ポート6内に導入した二次空気は排ガス内に混入
し、排気ポーおよび排気管9内において排ガス中に混在
するHC,CO等の未燃有害成分を酸化させる。
さらに二次空気の混入した排ガスはマフラー10内に流
入し、そこに内蔵される触媒コンバータ11の反応を促
進し、その中の未燃有害成分を最終的に浄化した後、大
気に放出される。
また、リード弁21はそれらに対応する排気ポート6内
の排ガス脈動による正、負圧によって開閉されるので、
瞬時には排気ポート6内の排ガスが下流側通路37を逆
流してリード弁21に達することがあり、か)る場合に
は下流側通路37およびリード弁装置りは、排ガス熱に
よって過熱され、リード弁装置りの各構成部品、特に熱
に弱い弾性緩衝体25の劣化をはやめる虞があるが、前
記下流側通路37はへラドカバー17の前面に沿わせで
あるので自動二輪車の走行風で下流側通路37は効果的
に冷却されてその温度上昇が緩和される。
C考案の効果 以上のように本考案によれば、二次空気供給系Aの、リ
ード弁21より下流側通路37は、車両走行中モの走行
風が絶えず当る、ヘッドカバ−17前面に沿うように設
けられるので、その走行風によって極めて効果的に且つ
確実に冷却され、その結果、排系Exから下流側通路3
7に吹き返す高温の排ガスを効率よく冷却することがで
きて、リード弁装置りの排ガスによる過熱を防止でき、
該装置りの構成部品、特に熱に弱い、リード弁21弾性
支持用の弾性緩衝体25の劣化を最少限に抑え該リード
弁装置りの耐久性向上に著しく寄与し得るものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案装置を装備した自動二輪車の側面図、第
2図は内燃機関頭部の縦断側面図、第3図はその平面図
、第4図はり一ド弁装置の横断平面図、第5図は第4図
V−V線に沿う断面図、第6図は第2図Vl−VI線に
沿う断面図である。 A・・・・・・二次空気供給系、C・・・・・・空間、
E・・・・・・内燃機関、Ex・・・・・・排気系、F
・・・・・・車体フレーム、L・・・・・・リード弁装
置、S・・・・・・シート、T・・・・・・燃料タンク
、Wf・・・・・・前車輪、Wr・・・・・・後車輪、
6・・・・・・排気ポート、9・・・・・・排気管、1
0・・・・・・マフラー17・・・・・・ヘッドカバー
18・・・・・・弁面、20・・・・・・弾性緩衛体
、21・・・・・・リード弁、22・・・・・・上流室
、23・・・・・・下流室、35・・・・・・上流側通
路、37・・・・・・下流側通路。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 車体フレームFの上部に支持される燃料タンクTおよび
    シートSと、車体フレームFの前後部に支承される前、
    後車輪Wf、 Wrとによって囲まれる空間Cに、前記
    車体フレームFに支持される内燃機関Eを収容し、この
    内燃機関Eの前面に排気ポート6を開口し、この排気ポ
    ート6に排気管9からマフラ10へと連なる排気系Ex
    を接続し、この排気系Exに、途中に排気脈動圧応動式
    のり一ド弁装置りを介装した二次空気供給系Aを接続し
    、前記内燃機関Eの運転時に前記リード弁装置りの開弁
    により二次空気を排気系Exに供給するようにした、自
    動二輪車用内燃機関の排気浄化装置において、前記リー
    ド弁装置りは、前記内証内燃機関のへラドカバー1フ上
    部に設けられる弁面18と、この弁面18内に弾性緩衝
    体25を弁して支持されその弁面18内を上、下流室2
    2,23に画成するリード弁21とを備え、前記上流室
    22に、前記二次空気供給系Aの、大気に開口する上流
    側通路35を、また前記下流室23に、前記二次空気供
    給系Aの、排気系Exに連通ずる下流通路37をそれぞ
    れ接続し、前記下流側通路37は、前記ヘッドカバー1
    7にその前面に沿うように設けられることを特徴とする
    、自動二輪車用内燃機関の排気浄化装置。
JP5355280U 1980-04-19 1980-04-19 自動二輪車用内燃機関の排気浄化装置 Expired JPS6027775Y2 (ja)

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