JPS6027652A - 電気絶縁性SiC焼結体及びその製造方法 - Google Patents
電気絶縁性SiC焼結体及びその製造方法Info
- Publication number
- JPS6027652A JPS6027652A JP58132706A JP13270683A JPS6027652A JP S6027652 A JPS6027652 A JP S6027652A JP 58132706 A JP58132706 A JP 58132706A JP 13270683 A JP13270683 A JP 13270683A JP S6027652 A JPS6027652 A JP S6027652A
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- Japan
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- sintered body
- sic
- powder
- electrically insulating
- sic sintered
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- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の利用分野〕
本発明は新規な電気絶縁性8iC焼結体に係り、特に熱
伝導性のより緻密な焼結体からなる電気絶縁性SiC焼
結体に関する。
伝導性のより緻密な焼結体からなる電気絶縁性SiC焼
結体に関する。
半導体工業の進歩は目ざましく、大規模集積回路等に使
用される基板には集積密度の高いLSIや多数の半導体
素子が高密度に搭載されるようになって来た。このため
、基板には熱放散性の良い林料が要求されている。
用される基板には集積密度の高いLSIや多数の半導体
素子が高密度に搭載されるようになって来た。このため
、基板には熱放散性の良い林料が要求されている。
従来、こうした基板材料としてはアルミナ焼結体が使用
されているが、アルミナは熱放散性があまり良くないの
で、要求に対して不満足である。
されているが、アルミナは熱放散性があまり良くないの
で、要求に対して不満足である。
一方、SiC焼結体は熱膨張係数が3.7 X 10−
’/Cで、アルミナの熱膨張係数的8 X 10−’
/l:’に比べて小さく、シリコンの熱膨張係数3.8
X 10−’/Cに極めて近い。また、その熱伝導率
は0.1〜0、3 cat/ cm−8ec ・Cとア
ルミナの約3倍以上の値を有し、半導体装置用基板材料
として有望であった。しかしながら、従来のSiC焼結
体は、緻密な焼結体を得るのにAt、B又はそれらの化
合物を焼結助剤として添加するため、その電気抵抗率が
高々1030mと低く、絶縁基板として使用できなかっ
た。
’/Cで、アルミナの熱膨張係数的8 X 10−’
/l:’に比べて小さく、シリコンの熱膨張係数3.8
X 10−’/Cに極めて近い。また、その熱伝導率
は0.1〜0、3 cat/ cm−8ec ・Cとア
ルミナの約3倍以上の値を有し、半導体装置用基板材料
として有望であった。しかしながら、従来のSiC焼結
体は、緻密な焼結体を得るのにAt、B又はそれらの化
合物を焼結助剤として添加するため、その電気抵抗率が
高々1030mと低く、絶縁基板として使用できなかっ
た。
最近、Ee又はその化合物全添加することにより電気絶
縁性と高熱伝導性を合せ有するSiC焼結体が見出され
た。これは室温における熱伝導率が0..4 cab/
cm・亀・C以上、熱膨張係数が3〜4 X 10−6
/l:’ 、曲げ強さが50kg/(転)2、抵抗率が
107Ωm 以上と極めて優れた特性を有することが明
らかになっている。しかし、この材料は添加したBeO
がSiCの結晶粒間に単結晶状に第2相として析出しS
iCマトリクス中に点在しているため、サブミクロンの
微細配線パターンを形成する際にはメタライズが難しく
ガるという問題があった。又、BeOが第2゛相として
出ない位の量の添加では、充分焼結体の密度が上らず、
抵抗率も小さいという問題があった。
縁性と高熱伝導性を合せ有するSiC焼結体が見出され
た。これは室温における熱伝導率が0..4 cab/
cm・亀・C以上、熱膨張係数が3〜4 X 10−6
/l:’ 、曲げ強さが50kg/(転)2、抵抗率が
107Ωm 以上と極めて優れた特性を有することが明
らかになっている。しかし、この材料は添加したBeO
がSiCの結晶粒間に単結晶状に第2相として析出しS
iCマトリクス中に点在しているため、サブミクロンの
微細配線パターンを形成する際にはメタライズが難しく
ガるという問題があった。又、BeOが第2゛相として
出ない位の量の添加では、充分焼結体の密度が上らず、
抵抗率も小さいという問題があった。
本発明の目的は、上記のような従来のSiC焼結体の欠
点をなくL4SjC以外のBeO等の第2相がtlとん
ど見られず、且、緻密で高熱伝導性、電気絶縁性を有す
るSiC焼結体を提供するにある。
点をなくL4SjC以外のBeO等の第2相がtlとん
ど見られず、且、緻密で高熱伝導性、電気絶縁性を有す
るSiC焼結体を提供するにある。
本発明は、焼結原料粉としてあらがじめ焼結助剤となる
136j−固溶しているSiC粉末を用いれば、極く微
量のBel、か含有されないにもかかわらず原料粉自体
が自己焼結性を示し、緻密で熱伝導性電気絶縁性の良好
な焼結体が得られるという実験事実に基づいている。固
溶しているBeiは、50〜5000TPが好ましく、
緻密な焼結体が得られる。又、1ooopより多い場合
は焼結温度によってSiCマトリックス中に13e化合
物が第2相として析出するが、より高い温度で焼結すれ
ば固溶させることができる。本発明は加圧又は無加圧焼
結のいずれでも適用できる。本発明の焼結体は実質的に
ほぼ全部SiC粒子中にBet−固溶させたSiC単相
にするのがよい。
136j−固溶しているSiC粉末を用いれば、極く微
量のBel、か含有されないにもかかわらず原料粉自体
が自己焼結性を示し、緻密で熱伝導性電気絶縁性の良好
な焼結体が得られるという実験事実に基づいている。固
溶しているBeiは、50〜5000TPが好ましく、
緻密な焼結体が得られる。又、1ooopより多い場合
は焼結温度によってSiCマトリックス中に13e化合
物が第2相として析出するが、より高い温度で焼結すれ
ば固溶させることができる。本発明は加圧又は無加圧焼
結のいずれでも適用できる。本発明の焼結体は実質的に
ほぼ全部SiC粒子中にBet−固溶させたSiC単相
にするのがよい。
実施例l
5jOz粉にカーボン粉及び種々の量のBertran
dite、 phenacite、 Beryl等のB
e含有鉱石の粉末を加えて混合し、この混合粉末を直接
通電法によって加熱してSiCインゴツ)1−作製した
。これを鉄ボールを使ったボールミルで粉砕したのち酸
洗により粉砕過程で混入した鉄のような不純物を除去し
1分級して、平均粒径2μmのSiC粉末全得た。これ
らのSiC粉末を1000 kg/cm” の圧力を加
えて金型成形したのち黒鉛製ダイスニ入れI X 10
−5〜I X 10−” Tarrの真空中でホットプ
レスした。ホットプレス時の圧力は300 kg /c
m”で、加熱は室温から2050cまで約2hで昇温し
%2050Cで1時間保持したのち加熱電源を切って放
冷した。得られた焼結体の特性は第1表に示すように、
SiC中のBe含有量が50’ip1以上で相対密度9
0%以上の緻密な焼結体が得られた。又、Be含有量が
100OPより多くなると、焼結体中にBeが主にBe
00形で析出しSiCマトリクス中に第2相を形成した
。
dite、 phenacite、 Beryl等のB
e含有鉱石の粉末を加えて混合し、この混合粉末を直接
通電法によって加熱してSiCインゴツ)1−作製した
。これを鉄ボールを使ったボールミルで粉砕したのち酸
洗により粉砕過程で混入した鉄のような不純物を除去し
1分級して、平均粒径2μmのSiC粉末全得た。これ
らのSiC粉末を1000 kg/cm” の圧力を加
えて金型成形したのち黒鉛製ダイスニ入れI X 10
−5〜I X 10−” Tarrの真空中でホットプ
レスした。ホットプレス時の圧力は300 kg /c
m”で、加熱は室温から2050cまで約2hで昇温し
%2050Cで1時間保持したのち加熱電源を切って放
冷した。得られた焼結体の特性は第1表に示すように、
SiC中のBe含有量が50’ip1以上で相対密度9
0%以上の緻密な焼結体が得られた。又、Be含有量が
100OPより多くなると、焼結体中にBeが主にBe
00形で析出しSiCマトリクス中に第2相を形成した
。
実施例2
平均粒径2μmの9iC粉末に10〜5000pの範囲
でBeak添加し混合したのち、黒鉛ルツボに入れてフ
タをし真空中2300C1h加熱し反応させた。混合粉
は団粒となったため実施例と同様にして、粉砕、酸洗1
分級して平均粒径2μmのSiC粉末を得た。これらS
iC粉末のうち一部はBek、主に遊離Be0O形で固
溶しない状態で含んでいるものも見られた。しかし、B
eO添加量が1’500!P以下の場合は13eの形で
すべてSiC中に固溶していることが確認された。この
ようなSiC粉末を実施例1と同様にしてホットプレス
焼結し焼結体を得た。得られた焼結体の特性は実施例1
の場合と同様、SiC粉中に固溶しているBe量が特に
1000p以下の時に低い焼結温度でも相対密度が90
%以上でBe含有析比相のない焼結体が得られた。これ
ら焼結体の熱伝導率はいずれも0.4 cat/cma
S IIC以上、電気抵抗は109Ωα以上と良好な
特性を示した。
でBeak添加し混合したのち、黒鉛ルツボに入れてフ
タをし真空中2300C1h加熱し反応させた。混合粉
は団粒となったため実施例と同様にして、粉砕、酸洗1
分級して平均粒径2μmのSiC粉末を得た。これらS
iC粉末のうち一部はBek、主に遊離Be0O形で固
溶しない状態で含んでいるものも見られた。しかし、B
eO添加量が1’500!P以下の場合は13eの形で
すべてSiC中に固溶していることが確認された。この
ようなSiC粉末を実施例1と同様にしてホットプレス
焼結し焼結体を得た。得られた焼結体の特性は実施例1
の場合と同様、SiC粉中に固溶しているBe量が特に
1000p以下の時に低い焼結温度でも相対密度が90
%以上でBe含有析比相のない焼結体が得られた。これ
ら焼結体の熱伝導率はいずれも0.4 cat/cma
S IIC以上、電気抵抗は109Ωα以上と良好な
特性を示した。
以上の進抄、本発明によれば、緻密で熱伝導性電気絶縁
性が良好でSiCマ) IJクス中に析出物のないSi
C焼結体を製造することができる。
性が良好でSiCマ) IJクス中に析出物のないSi
C焼結体を製造することができる。
第1頁の続き
0発 明 者 浅井治
日立市幸町3丁目1番1号株式
%式%
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、SiC粉末焼結体を製造する方法において、−該S
iC粉がBeを固溶していることを特徴とする電気絶縁
性SiC焼結体の製造方法。 2、特許請求の範囲第1項において、SiC粉中に固溶
しているBe量は50〜s o o opであることを
特徴とする電気絶縁性SiC焼結体の製造方法。 3、SiC粉末の粒子内に13eが固溶していることを
特徴とする電気絶縁性SiC焼結体。 4、特許請求の範囲第3項において、前記Beは50〜
50001plであることを特徴とする電気絶縁性Si
C焼結体。 5、Be量含み、該BeがSiC結晶粒中に固溶し、単
一の相からなることを特徴とする電気絶縁性SiC焼結
体。 6、特許請求の範囲第5項において、13eの含有量は
50〜5000Fであることを特徴とする5電気絶縁性
SiC焼結体。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58132706A JPS6027652A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 電気絶縁性SiC焼結体及びその製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58132706A JPS6027652A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 電気絶縁性SiC焼結体及びその製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6027652A true JPS6027652A (ja) | 1985-02-12 |
Family
ID=15087655
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58132706A Pending JPS6027652A (ja) | 1983-07-22 | 1983-07-22 | 電気絶縁性SiC焼結体及びその製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6027652A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012010682A (ja) * | 2010-07-05 | 2012-01-19 | Tominaga Jushi Kogyosho:Kk | 水耕栽培装置 |
-
1983
- 1983-07-22 JP JP58132706A patent/JPS6027652A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2012010682A (ja) * | 2010-07-05 | 2012-01-19 | Tominaga Jushi Kogyosho:Kk | 水耕栽培装置 |
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