JPS6027604A - 塩酸中に含まれる弗素分の除去方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は塩酸中に含まれる弗素分の除去方法、特にフロ
ン類を合成する際、副生ずる弗素分を含有する無水塩酸
中から弗素分を有効且容易に除去せしめる方法に係るも
のである。

無水塩酸はゴムの老化防止剤、農薬の中間体等の用途と
して有用でアシ、従来その製造法としては例えばＨ２と
０１２　Ｋよる合成塩化水素ガスを精製、液化する方法
がある。

一方、各種有機ハロゲン化物の合成の隙、無水塩酸が副
生する場合があり、これ全利用することにより、プラン
ト全体の利用効率を高く出来ると共に、無水塩酸の製造
コストを安１ｉｌ＋ｉなものに出来る利点があｚｏ しかしながらこの様な場合、その殆んどのものが不要若
しくは有害な不純物を含Ｘ７でいる。

この様な副生塩酸として例えばフロン類を合成する際、
副生ずる弗素分を含有した無水」＝　ｔ１ｉ７がある。

本発明者は、かかる塩酸中から弗累分を有効に除去する
手段を見出すことを目的として神々研究、検討した結果
、塩化アルミニウムを脱弗剤として用いることにより前
記目的ケ達成し得ることを見出した。

かくして本発明は、液化された塩化水素中に含まれる弗
素分に対し、塩化アルミニウムを反応せしめて弗累分を
アルミニウムの弗化物上して除去することを特徴とする
塩酸中に含まれる弗素分の除去方法を提供するにある。

本発明は、塩化水素がガス状であり、この中に弗素分が
含まれている除、これを直ちに塩化アルミニウムと反応
せしめても十分な脱弗素を一行なうことは出来ないが、
塩化水素が液化されているときに限シ、脱弗素反応が十
分進行することを見出したことに基づいている。

本発明において、塩酸中に含まれる弗素分としては、一
般にＨＦ　Ｏ形であるが、これに限る訳でなく、例えば
フロロホスゲン等の形態を有するものでも差し支えない
。

又、用いられる塩化アルミニウムの量は、含まれる弗素
分をＦ−に換算してＦ−に対し、無水塩化アルミニウム
（ＡｌＣｌ２）を１〜４モル倍程度用いるのが適当であ
る。使用址が前記１光囲に満たない場合には、十分な脱
弗素効果が期待出来ず、逆に前記範囲を超える場合には
最早やそれ以上の効果′を期待出来ず、単に分離操作に
負担がかかる虞れがあるので何れも好ましくない。

用いられる塩化゛γアルミニウムしては、無水物である
と塩酸中の水分の増加がない等の理由により最も、好ま
しいが、含水塩を用いることも出来る。

塩化アルミニウムは通常粉末状で用いる刀が反応性の点
から好寸しい。

カクシて塩酸中の弗素分は不溶性のアルミニウムの弗化
物を生成し、かがる弗化物ｉＩｉ例えυ゛沖過塩酸を蒸
発させる等の手段により、ノ島醇中から分離せしめるこ
とが可ｎととなる。

次に本発明を実施例により説明する。

フロン１１５の製造工程から副生じた処のＨｌ・２０　
ｐｐｍを含む無水塩酸７６２に７−１シ、５１′均校径
２００〜１０００μの無水塩化アルミニウム、粉末を０
２２添加し、十分攪拌後、鳩化水素台・蒸発気仕させて
生成した弗化“アルミニウム・すｒ上載を分離せしめた
。得られたり１（水塩酸中の弗素分はアリザリンコンブ
レクソンを用いた溶媒抽出吸光光度法により定腋した処
、６　ｐｐｍ残留しているに過ぎなかった。

Ｇ

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、液化された塩化水素中に含まれる弗素分に対し、塩
   化アルミニウムを反応せしめて弗素分をアルミニウムの
   弗化物として除去することを特徴とする塩酸中に含まれ
   る弗素分の除去方法。 ２、塩化アルミニウムの使用量は、含まれる弗累分をＦ
   −に換陶し、Ｆ″　に対し、ＡＩＣ！１３１〜２モル倍
   である請求の範囲（１）の方法。