JPS6027237Y2 - 軸の防振支持装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 空気調和機において、第１図および第２図に示すような
アウターロータモータ３を使用する送風機２を塔載する
場合がある。

アウターロータモータ３のケーシングにはネジ１０を介
してファン９が固定され、その両端から突出する軸４は
防振ゴム５を介して金具７を用いてネジ８にて桁６に固
定されている。

軸４の固定端はその外周の１部を切り欠いて非円断面と
し、この断面形状と同じ形状の防振ゴム５の孔５ａ内に
挿入されており、防振ゴム５の外形は丸形となっている
。

しかして、軸４の回転トルクが増大したとき防振ゴム５
の孔５ａの角部は軸４を支え切れず軸４が回転する場合
がある。

その際軸４から取り出している配線１７が捩られること
となり、配線切れを誘発する恐れがあり、また、防振ゴ
ム５の外形が丸形のため、軸４と防振ゴム５とが一緒に
回転する場合がある。

本考案は上記不具合を解消するために提案されたもので
あって、その１実施例が第３図および第４図に示されて
いる。

第３図において第１図および第２図に示す部材と同一の
部材には同じ符号が付されている。

板状の金具１３．ａは、軸４の端部断面形状と同一形状
の穴５ａを有する。

防振ゴム１２ａの外形は、角部１９を有する形状である
。

金具１３ａは、防振ゴム１２ａを成形する際に、その１
側に焼付は又は接着することにより防振ゴム１２ａと一
体化されている。

軸４の回転トルクが増大した場合でも金具１３ａは軸４
の端部の角部を支え、かつ防振ゴム１２ａの外形が角部
１９を有するのでそれ自体桁６、金具７に対し゛回転す
ることがないから軸４の回転を防止できる。

第５図は他の実施例を示し、板状金具１３ｂの外形輪廓
を６角形としたものである。

第６図は本考案の他の実施例を示し、軸４の端部断面形
状と同一形状にプレス加工した管１４ａを防振ゴム１２
ｃの巾全体に亘って焼付は又は接着した例である。

′第７図に示す他の実施例においては、軸４の端部断面
形状と同一形状に加工した孔を有する６角状外形のボス
１４ｂを防振ゴム１２ｄの巾全体に亘り焼付は又は接着
している。

第８図に示す実施例においては防振ゴム１２ｅの金具１
３ａの周囲に環状の溝１６を設け、溝１６が防振効果を
促進し、防振効果の低下を防ぐようにしたものである。

第９図に示す実施例においては、防振ゴム１２ｆの金具
１３ａを焼付は又は接着する部分を突出させ金具１３ａ
に伝達される振動を、突出させた部分で吸収させ防振効
果の低下を防ぐようにしたものである。

本考案は以上、実施例について具体的に説明したように
、防振ゴムに金具を焼付は又は接着し、この金具に設け
た穴に軸を嵌合させたので、軸の回転トルクが増大して
も、この金具によって軸の回転を阻止できる。

また、防振ゴムの外形を角部を有するようにしたので防
振ゴムが軸と共に回転することを防止できる。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の空気調和機に用いられた送風機の１例を
示す側面図、第２図は第１図の■−■線に沿う断面図、
第３図は本考案が適用された送風機の側面図、第４図な
いし第９図はそれぞれ本考案の実施例を示し、イは側面
図、口はイにおけるＡ−Ａ線に沿う断面図である。 軸・・・・・・４、金具・・・・・・・・・１３ａ、１
３ｂ、１４ａ、１４ｂ１孔・・・・・・５ａ、防振ゴム
・・・・・・１２ａ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 回転トルクを受ける軸を回転を阻止して防振支持する軸
   の防振支持装置において、前記軸の固定端を非円断面外
   形とし、同軸の非円断面外形とほぼ同一形状の穴を有す
   る金具を角状外形を有する防振ゴムの前記軸挿入孔内ま
   たはその側面に焼付けまたは接着し、前記防振ゴムを介
   して前記軸を固定支持することを特徴とする軸の防振支
   持装置。