JPS6026946Y2 - 衝撃工具の空打防止装置 - Google Patents

衝撃工具の空打防止装置

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Publication number
JPS6026946Y2
JPS6026946Y2 JP55381U JP55381U JPS6026946Y2 JP S6026946 Y2 JPS6026946 Y2 JP S6026946Y2 JP 55381 U JP55381 U JP 55381U JP 55381 U JP55381 U JP 55381U JP S6026946 Y2 JPS6026946 Y2 JP S6026946Y2
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JP
Japan
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striker
impact
ring
prevention device
force
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Expired
Application number
JP55381U
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English (en)
Other versions
JPS57118185U (ja
Inventor
満伸 久保
Original Assignee
芝浦メカトロニクス株式会社
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Filing date
Publication date
Application filed by 芝浦メカトロニクス株式会社 filed Critical 芝浦メカトロニクス株式会社
Priority to JP55381U priority Critical patent/JPS6026946Y2/ja
Publication of JPS57118185U publication Critical patent/JPS57118185U/ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気ハンマ、ノ\ンマドリル等の衝撃工具の
全村防止装置に関する。
電気ハンマ、ハンマドリル等の衝撃工具は、中空のスト
ライカ内部にピストンを挿入し、ストライカ内のエアク
ッションを介して工具端部を打撃するように構成されて
いる。
そして、工具が被加工体に接していない状態で打撃を行
う、いわゆる空打ちによる本体内部の破損を防止するた
めに、従来からキャッチングカラーと称されるところの
弾性大なる把持リングが使用されている。
第2図、第3図は従来から使用されている把持リングの
一例を示す横断面図および縦断面図であり、図示される
ように、把持リング20の内周面21は先細のテーパー
状に形成されており、また側面には長手方向のスリット
22が形成されている。
また、把持リング20はストライカ3の打撃力を自らの
弾性により吸収してその頭部3aを把握、保持する構造
であるために、第4図、第5図に示されるようにストラ
イカ3を把持するために外周方向へ広がることのできる
ように把持リング20と本体1の内周面1aとの間には
適当な広がりしろとしての空隙23が設けられている。
したがって、把持リング20は本体1の内周面1aとの
間に空隙23を介して遊嵌される状態にあり、この状態
のままではストライカ3の往復動の中心線と把持リング
20の中心線とが一致しないために、把持リング20の
内周面が局部的に摩耗する等して損傷を早め、割れなど
の破損を生じ易いという問題があった。
また、ストライカ3の打撃エネルギーの吸収力を高める
ために把持リング20の変位幅を大きくすると疲労によ
る割れなどの破損を生じ易いという問題があり、これに
対してテーパー角度を浅くして、かつ弾性率の大きなも
のにすれば割れなどの破損をある程度防止することがで
きるが、反面、ストライカ3を把持リング20から離脱
させるのに相当大きな力が必要となり、工具先端を被加
工物に強く打ち当てる等して強引に押し込まねばならな
いため作業性がきわめで低下するという問題があった。
そして、以上のような全村防止構造に係る問題が衝撃工
具の打撃力を制限する大きな要因となっていた。
本考案はこのような事情に鑑み、従来の構造における把
持リングの割れ等の破損による短寿命および離脱力の問
題点が上述した点にあることに着目してなされたもので
あり、ストライカの打撃力を確実に吸収することができ
、かつ割れ等の破損が生じにくく長寿命であり、しもス
トライカの離脱が容易な構造の衝撃工具の全村防止装置
を提供することを目的としている。
以下に本考案を図面に示された一実施例に基づいて説明
する。
第1図は本考案の衝撃工具の一例としてのハンマドリル
の構造を一部縦断面にて示す図であり、第6図、第7図
は全村防止部分を要部拡大した横断面図および縦断面図
、第8図はストライカを把持した状態を示す図である。
第1図において、1はハンマドリル本体であり、2はシ
リンダである。
シリンダ2の内部には中空形状のストライカ3が摺動自
在に嵌合されている。
ストライカ3の内部にはピストン4がほぼ気密な状態で
嵌合されており、ピストン4の先端部の空気室5のエア
クッション作用を介してストライカ3を駆動するように
なされている。
また、6は動力源の電動機であり、減速ギヤで減速した
後にクランク7、コンロット8、ピストン4を介してス
トライカ3を往復駆動させることにより工具9の端部を
打撃するよう構成されると共に、他方では中心に六角形
状の孔を有するギヤ10を介して工具9に回転力を付勢
するように構成されている。
シリンダ2の前端部にはストライカ3の頭部3aを把持
する把持リング11が配設されており、把持リング11
はその内周の傾斜面11aおよび外周の傾斜面11bの
双方ともにほぼ同じ傾斜の先細の漏斗状で、はぼ一様の
肉厚となるように形成されており、かつ側面には長手方
向のスリットlieが形成されている。
把持リング11の外周の傾斜面11bと本体1の内周面
1aとの隙間1bにはウレタンゴム等の合成樹脂で形成
される環状の衝撃吸収材12が嵌入され、衝撃吸収材1
2の側面には長手方向のスリット12aが形成されてい
る。
以上の構成によれば、把持リング11は本体1の内周面
1aに衝撃吸収材12を介して位置固定されていること
から、その中心は衝撃工具の使用姿勢に拘らずストライ
カ3の往復運動の中心線と一致するように配設されるた
めに、全村時においてストライカ3の頭部3aがが把持
リング11の内周面11aに対して局部的に偏って衝突
することがなくなり、局部的損傷による破損がきわめて
生じにくくなる。
さらに、ストライカ3の打撃力は把持リング11と衝撃
吸収材12とに分散されて吸収されるために、把持リン
グ11の変位幅を小さくしても相当大きな打撃力を吸収
可能であり、変位幅が小さいことから疲労による破損を
生じにくい。
また、ストライカ3と把持リング11との離脱力に着目
した場合、把持リング11の外周の傾斜面11bと本体
1の内周面1aとの間には衝撃吸収材12が嵌入されて
いるために、把持リング11の内周の傾斜面11aのテ
ーパー角度を大きくしても把持リング11の変位幅を小
さくすることができ、かつ大きな把持力を得ることがで
きる。
このため、ストライカ3と把持リング1とを嵌入深さの
浅いテーパー嵌合にして双方の離脱力を大幅に低減させ
ることができる。
特に、第8図に示されるように、把持リング11の内周
の傾斜面11aの傾斜角度をストライカの頭部3aの傾
斜角度より大きくすることにより、ストライカ3の離脱
時には把持リング11の弾性による押出力fが作用する
ため、双方の離脱力をより低減させることができる。
また、把持リング11はほぼ一様な肉厚で形成されてい
るために、把持リング11の内外周の応力の発生状態を
それぞれ近づけることができ、かつ一様な分布状態にす
ることができるため、応力状態の偏寄による疲労を減少
させることができる。
一方、把持リング11の外周に配設される環状の衝撃吸
収材12にはストライカ3の打撃力の吸収に伴なって半
径方向の圧縮力と周方向の引張力とが作用することにな
るが、環状の衝撃吸収材12の側面に長手方向のスリッ
ト12aを形成することにより、衝撃吸収材12に作用
する衝撃力を主に半径方向の圧縮力のみとすることがで
き、長寿命化が図れる。
特に衝撃吸収材12をウレタンゴム等の合成樹脂で形成
する場合においては、引張力を伴なうと劣化が著しいと
いうこの種の材料の欠点を十分に補うことがで、き、か
つ、圧縮力に強いという特長を十分に活用することがき
る。
また、把持リング11の外周はは先細の傾斜面11bで
あるため、本体1の内周面1aとの隙間1bを大きくと
ることができることから、ここに嵌入される衝撃吸収材
12の半径方向(圧縮方向)の肉厚をを大きくして圧縮
強度および衝撃吸収力を高めることができる。
そして、当然ながら衝撃吸収材12のスリット12aは
縦割りの溝のみに限定されるものでなく、長手方向に傾
斜した割溝等の態様にて実施してもよい。
以上説明の通り本考案によれば、把持リング等の構成部
品の長寿命化が図れると共に、ストライカの離脱力を低
減させることができることから、打撃力を制限する要因
についての性能が大幅に改善されるために、ストライカ
の打撃力をより増大させることも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の衝撃工具の一例としてのハンマドリル
の構造を一部縦断面にて示す図、第2図、第3図はそれ
ぞれ従来の把持リングの構造を示す横断面図および縦断
面図、第第4図、第5図はそれぞれ従来の把持リングが
ストライカを把持した状態を示す横断面図および縦断面
図、第6図、第7図は本考案による全村防止部分の要部
を示す横断面図および縦断面図、第8図は把持リングが
ストライカを把持し状態を示す縦断面図である。 1・・・・・・本体、2−−−−−−シリンダ、3・・
・・・・ストライカ、9・・・・・・工具、11.50
・・・・・・把持リング、12・・・・・・衝撃吸収材
、12a・・・・・・・・・スリット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)シリンダ内を往復動して工具の端部を打撃するス
    トライカを備える衝撃工具において、衝撃工具の全村時
    に前記ストライカの頭部を把持する把持リングを前記シ
    リンダ前端部に配設し、前記把持リングを先細の漏斗状
    になし、かつ側面には長手方向のスリットを形成すると
    共に、前記把持リングの外周の傾斜面と本体内周との隙
    間に環状の衝撃吸収材を配設したことを特徴とする衝撃
    工具の全村防止装置。
  2. (2)環状の衝撃吸収材の側面に長手方向のスリットを
    形成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の衝撃工具の全村防止装置。
JP55381U 1981-01-08 1981-01-08 衝撃工具の空打防止装置 Expired JPS6026946Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55381U JPS6026946Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 衝撃工具の空打防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP55381U JPS6026946Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 衝撃工具の空打防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57118185U JPS57118185U (ja) 1982-07-22
JPS6026946Y2 true JPS6026946Y2 (ja) 1985-08-14

Family

ID=29799126

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP55381U Expired JPS6026946Y2 (ja) 1981-01-08 1981-01-08 衝撃工具の空打防止装置

Country Status (1)

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JP (1) JPS6026946Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0521337Y2 (ja) * 1986-03-28 1993-06-01

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Publication number Publication date
JPS57118185U (ja) 1982-07-22

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