JPS6026945Y2 - 衝撃工具の空打防止装置 - Google Patents

衝撃工具の空打防止装置

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Publication number
JPS6026945Y2
JPS6026945Y2 JP18652780U JP18652780U JPS6026945Y2 JP S6026945 Y2 JPS6026945 Y2 JP S6026945Y2 JP 18652780 U JP18652780 U JP 18652780U JP 18652780 U JP18652780 U JP 18652780U JP S6026945 Y2 JPS6026945 Y2 JP S6026945Y2
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JP
Japan
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striker
grip ring
ring
impact
prevention device
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Expired
Application number
JP18652780U
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English (en)
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JPS57110190U (ja
Inventor
満伸 久保
Original Assignee
芝浦メカトロニクス株式会社
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Publication date
Application filed by 芝浦メカトロニクス株式会社 filed Critical 芝浦メカトロニクス株式会社
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、電気ハンマ、ノ\ンマドリル等の衝撃工具の
全村防止装置に関する。
電気ハンマ、ハンマドリル等の衝撃工具は、中空のスト
ライカ内部にピストンを挿入し、ストライカ内のエアク
ッションを介して工具端部を打撃するように構成されて
いる。
そして、工具が被加工体に接していない状態で打撃を行
う、いわゆる空打ちによる本体内部の破損を防止するた
めに、従来からキャッチングカラーと称されるところの
第2図に示されるような弾性大なる把持リング50が使
用されている。
第2図中の2−1は把持リング50の横面図、2−2は
縦断面図であり、図示されるように把持リング50の内
周面51は先細のテーパー状に形成されており、また側
面には長手方向のスリット52が形成されている。
また、把持リング50はストライカ3の打撃力を自らの
弾性により吸収してその頭部3aを把持、保持する構造
であるために、第3図に示されるようにストライカ3を
把持するために外周方向へ広がることのできるように把
持リング50と本体1の内周面1aとの間には適当な広
がりしろとしての空隙53が設けられている。
したがって、把持リング50は本体1の内周面1aとの
間に空隙53を介して遊嵌される状態にあり、この状態
のままではストライカ3の往復動の中心線と把持リング
50の中心線とが一致しないために、把持リング50の
内周面が局部的に摩耗する等して損傷を早め、割れなど
の破損を生じ易いという問題があった。
また、ストライカ3の打撃エネルギーの吸収力を高める
ために把持リング50の変位幅を大きくすると疲労によ
る割れなどの破損を生じ易いという問題があり、これに
対してテーパー角度を浅くして、かつ弾性率の大きなも
のとすれば割れなどの破損をある程度防止することがで
きるが、反面、ストライカ3を把持リング50から離脱
させるのに相当大きな力が必要となり、工具先端を被加
工物に強く打ち当てる等して強引に押し込まねばならな
いため作業性が極めて低下するという問題があった。
そして、以上のような全村防止構造に係る問題が衝撃工
具の打撃力を制御する大きな要因となっていた。
本考案はこのような事情に鑑み、従来の構造における把
持り、ングの割れ等の破損による短寿命および離脱力の
問題点が上述した点にあることに着目してなされたもの
であり、ストライカの打撃力を確実に吸収することがで
き、かつ割れ等の破損が生じにくく長寿命であり、しか
もストライカの離脱が容易な構造の衝撃工具の全村防止
装置を提供することを目的としている。
以下に本考案を図面に示された実施例に基づいて説明す
る。
第1図は本考案の衝撃工具の一例としてのハンマドリル
の構造を一部縦断面にて示す図であり、第4図は全村防
止部分の要部拡大図、第5図は他の実施による全村防止
部分の要部拡大図である。
第1図において、1はハンマドリル本体であり、2はシ
リンダである。
シリンダ2の内部には中空形状のストライカが摺動自在
に嵌合されている。
ストライカ3の内部にはピストン4がほぼ気密な状態で
嵌合されており、ピストン4の先端部の空気室5のエア
クッション作用を介してストライカ3を駆動するように
なされている。
また、6は動力源の電動機であり、減速ギヤで減速した
後にクランク7、コンロット8、ピストン4を介しスト
ライカ3を往復駆動させることにより工具9の端部を打
撃するよう構成されると共に、他方では中心に六角形状
の孔を有するギヤ10を介して工具9に回転力を付勢す
るように構成されている。
シリンダ2の前端部には第4図に示されるように、スト
ライカ3の頭部3aを把持する把持リング11が配設さ
れ、ており、把持リング11の内周面11aは先細のテ
ーパー状に形成され、かつ側面には長手方向のスリット
11bが形成されている。
把持リング11の外周面11Cと本体1の内周面1aと
の間には、ウレタンゴム等の合成樹脂で形成される環状
の衝撃吸収材12が嵌入されており、この衝撃吸収材1
2の側面にも長手方向のスリット12aが形成されてい
る。
以上の構成によれば、把持リング11は本体1の内周面
1aに衝撃吸収材12を介して位置固定されていること
から、その中心は衝撃工具の使用姿勢に拘らずストライ
カ3の往復運動の中心線と一致するように配設されるた
めに、全村時においてストライカ3の頭部3aが把持リ
ング11の内周面11aに対して局部的に偏って衝突す
ることがなくなり、局部的損傷による破損がきわめて生
じにくくなる。
さらに、ストライカ3の打撃力は把持リング11と衝撃
吸収材12とに分散されて吸収されるために、把持リン
グ11の変位幅を小さくしても相当大きな打撃力を吸収
可能であり、変位幅が小さいために疲労による破損を生
じにくい。
また、ストライカ3と把持リング11との離脱力に着目
した場合、把持リング11と本体1の内周面1aとの間
には衝撃吸収材12が嵌入されているために、把持リン
グ11の内周面11aのテーパー角度を大きくしても把
持リング11の変位幅を小さくすることができ、かつ大
きな把持力を得ることができる。
このため、ストライカ3と把持リング11とを嵌入深さ
の浅いテーパー嵌合にして双方の離脱力を大幅に低減さ
せることができる。
一方、把持リング11の外周に配設される環状の衝撃吸
収材12にはストライカ3の打撃力の吸収に伴なって半
径方向の圧縮力と周方向の引張力とが作用することにな
るが、環状の衝撃吸収材12の側面に長手方向のスリッ
ト12aを形成することにより、衝撃吸収材12に作用
する衝撃力を主に半径方向の圧縮力のみとすることがで
き、長寿命化が図れる。
特に衝撃吸収材12をウレタンゴム等の合成樹脂で形成
する場合においては、引張力を伴なうと劣化が著しいと
いうこの種の材料の欠点を十分に補うことができ圧縮力
に強いという特長を十分に活用することができる。
そして、当然ながら衝撃吸収材12のスリット12aは
縦割りの溝のみに限定されるものでなく、長手方向に傾
斜した割溝等の態様にて実施してもよい。
また、第5図は他の実施例を示す図であり、把持リング
21は内周面21aと外周面21cの双方ともほぼ同じ
傾斜の先細のテーパー状で、はぼ一様の肉厚となるよう
に形成されており、かつ側面には長手方向のスリット2
1bが形成されている。
把持リング21の外周面21cと本体1の内周面1aと
の間には、ウレタンゴム等で形成される環状の衝撃吸収
材22が嵌入され、衝撃吸収材22の側面には長手方向
のスリット22aが形成されている。
以上の構成によれば、把持リング21の外周面21とと
本体1の内周面1aとの空隙が大きくとれるため、ここ
に嵌入される衝撃吸収材22の半径方向(圧縮方向)の
肉厚を大きくして圧縮強度および衝撃吸収材を高めるこ
とができる。
しかも、把持リング21の内外周に作用する応力発生状
態を近づけるとかでき、かつほぼ一様な分布状態にする
ことができるため、応力状態の偏寄による疲労を減少さ
せることができる。
以上説明の通り、本考案によれば把持リングの外周と本
体内周との空隙に環状の衝撃吸収材を配設、嵌入して把
持リングを固定することができ、しかも衝撃吸収材と把
持リングとでストライカの打撃力を吸収するようにした
ため把持リングの変位幅が小さくて十分であり、かつス
トライカの把持を浅いテーパー嵌合にすることができる
等のすぐれた効果を得ることができる。
したがって、把持リング等の構成部品を長寿命すること
ができると共に、ストライカの離脱力を低減させること
ができるために、ストライカの打撃力をより増大させる
ことも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の衝撃工具の一例としてのハンマドリル
の構造を一部縦断面にて示す図、第2図は従来の把持リ
ングの構造例を示す図であって、2−1は横断面図、2
−2は縦断面図、第3図はその把持状態を示す図であっ
て3−1は横断面図、3−2は縦断面図、第4図は本考
案による全村防止部分の要部拡大図であって4−1は横
断面図、4−2は縦断面図、第5図は他の実施による全
村防止部分の要部拡大図であって5−1は横断面図、5
−2は縦断面図である。 1・・・・・・本体、2−−−−−−シリンダ、3・・
・・・・ストライカ、9・・・・・・工具、11,21
.50・・・・・・把持リング、12.22・・・・・
・衝撃吸収材、12a、22a・・・・・・スリット。

Claims (2)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)シリンダ内を往復動して工具の端部を打撃するス
    トライカを備える衝撃工具において、衝撃工具の全村時
    に前記ストライカの頭部を把持する把持リングを前記シ
    リンダ前端部に配設し、前記把持リングの内周面は先細
    のテーパー状になし、かつ側面には長手方向のスリット
    を形成すると共に、前記把持リングの外周には環状の衝
    撃吸収材を配設したことを特徴とする衝撃工具の全村防
    止装置。
  2. (2)環状の衝撃吸収材の側面に長手方向のスリットを
    形成したことを特徴とする実用新案登録請求の範囲第1
    項記載の衝撃工具の全村防止装置。
JP18652780U 1980-12-26 1980-12-26 衝撃工具の空打防止装置 Expired JPS6026945Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18652780U JPS6026945Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26 衝撃工具の空打防止装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18652780U JPS6026945Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26 衝撃工具の空打防止装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57110190U JPS57110190U (ja) 1982-07-07
JPS6026945Y2 true JPS6026945Y2 (ja) 1985-08-14

Family

ID=29988545

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP18652780U Expired JPS6026945Y2 (ja) 1980-12-26 1980-12-26 衝撃工具の空打防止装置

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JPS57110190U (ja) 1982-07-07

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