JPS6026844B2 - パルプ粒子の製造方法 - Google Patents
パルプ粒子の製造方法Info
- Publication number
- JPS6026844B2 JPS6026844B2 JP51016956A JP1695676A JPS6026844B2 JP S6026844 B2 JPS6026844 B2 JP S6026844B2 JP 51016956 A JP51016956 A JP 51016956A JP 1695676 A JP1695676 A JP 1695676A JP S6026844 B2 JPS6026844 B2 JP S6026844B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- particles
- pulp
- weight
- pulp particles
- mica
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Paper (AREA)
- Artificial Filaments (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
産業上の利用分野
本発明は、芳香族ポリアミドと雲母粒子とからなるパル
プ粒子の製造方法に関する。
プ粒子の製造方法に関する。
更に詳しくは、含浸性、耐熱性、電気絶縁性に優れかつ
機械的性質の改善された特に電気絶縁用に適したシート
を製造するに有要な、極めて抄紙性の良好なパルプ粒子
の製造方法に関する。従釆技術 従来、紙の製造に用いられるパルプ粒子としては天然パ
ルプが最も良く知られているが、最近に至り合成重合体
が縛られるパルプ粒子が耐熱性、電気絶縁性などにすぐ
れているため電気絶縁紙製造用の素材として注目される
ようになった。
機械的性質の改善された特に電気絶縁用に適したシート
を製造するに有要な、極めて抄紙性の良好なパルプ粒子
の製造方法に関する。従釆技術 従来、紙の製造に用いられるパルプ粒子としては天然パ
ルプが最も良く知られているが、最近に至り合成重合体
が縛られるパルプ粒子が耐熱性、電気絶縁性などにすぐ
れているため電気絶縁紙製造用の素材として注目される
ようになった。
例えば、袴公昭35一11851号公報、特関昭236
02号公報等には合成合体からなるパルプ粒子について
記載されている。しかしながら、これらに記載されたパ
ルプ粒子は、いずれも、これらを加工して電気絶縁紙と
した場合、含浸性が充分でない欠点を有しているばかり
か、抄紙の際、抄紙金網から水切れが悪いため地合が悪
く、厚薄ムラの少し、均一なシートを得るのがむつかし
く、その結果、得られたシートの電気絶縁性も充分でな
いという欠点を有している。特に電動機、変圧器などの
電気機器の小形化、軽量化に際しては、電気絶縁紙とし
て耐熱性、含浸性に優れていることはもちろんのこと欠
陥のない均一な電気絶縁紙を用いることが要求されるが
、前記各公報記載のパルプ素子を用いた場合、前記の要
求特性を充分に満足するシートを得ることは難しい。ま
た、袴公昭43一20241号公報には粒状義母と実質
上溶融されていない芳香族ポリアミドフイプリドのもつ
れあった混合物からなる、電気絶縁用に適した端高温性
シート状構造物が記載されている。
02号公報等には合成合体からなるパルプ粒子について
記載されている。しかしながら、これらに記載されたパ
ルプ粒子は、いずれも、これらを加工して電気絶縁紙と
した場合、含浸性が充分でない欠点を有しているばかり
か、抄紙の際、抄紙金網から水切れが悪いため地合が悪
く、厚薄ムラの少し、均一なシートを得るのがむつかし
く、その結果、得られたシートの電気絶縁性も充分でな
いという欠点を有している。特に電動機、変圧器などの
電気機器の小形化、軽量化に際しては、電気絶縁紙とし
て耐熱性、含浸性に優れていることはもちろんのこと欠
陥のない均一な電気絶縁紙を用いることが要求されるが
、前記各公報記載のパルプ素子を用いた場合、前記の要
求特性を充分に満足するシートを得ることは難しい。ま
た、袴公昭43一20241号公報には粒状義母と実質
上溶融されていない芳香族ポリアミドフイプリドのもつ
れあった混合物からなる、電気絶縁用に適した端高温性
シート状構造物が記載されている。
しかしながらここに記載されたシート状構造物を小型化
、軽量化されるべき電気機器の電気絶縁材料としては、
特に機械的性質、含浸性が不充分である。更にかかるシ
ート状構造物を製造する際、雲母とフィブリドが分離す
るために級紙作業が極めて困難であるという欠点を有し
ている。更にかかるシート状構造物は摩擦により雲母が
容易に剥離するという欠点をも有する。かかる欠点を克
服するものとして、先に、雲母粒子50〜9の重量%と
芳香族系重合体50〜1の重量%とからなり雲母粒子を
芳香族系重合体で被いかつ連結してなるパルプ粒子が提
案されている(侍関昭48一98107号公報参照)。
、軽量化されるべき電気機器の電気絶縁材料としては、
特に機械的性質、含浸性が不充分である。更にかかるシ
ート状構造物を製造する際、雲母とフィブリドが分離す
るために級紙作業が極めて困難であるという欠点を有し
ている。更にかかるシート状構造物は摩擦により雲母が
容易に剥離するという欠点をも有する。かかる欠点を克
服するものとして、先に、雲母粒子50〜9の重量%と
芳香族系重合体50〜1の重量%とからなり雲母粒子を
芳香族系重合体で被いかつ連結してなるパルプ粒子が提
案されている(侍関昭48一98107号公報参照)。
このバルブ粒子を加工して得られたシートは耐熱性、含
浸性、雲母粒子の耐剥離性、耐炎性にすぐれているが、
機械的性質は未だ充分と言えるものではない。
浸性、雲母粒子の耐剥離性、耐炎性にすぐれているが、
機械的性質は未だ充分と言えるものではない。
特に捲線用の絶縁紙として使用するとき、引張伸度が不
充分であり、その用途が制約されている。発明の目的 本発明者は、耐熱性、電気絶縁性、含浸性等の性質を実
用上満足できる範囲内に保ちながらシートの機械的性質
を敦善すべく、特に、雲母粒子の含有量、大きさ、沈澱
条件等について、検討を進めた結果、芳香族ポリアミド
を特定の有機溶媒に溶解した溶液に特定の大きさの雲母
粒子を特定割合添加混合した特定組成の混合溶液を特定
の沈澱剤中に導入し、特殊な沈澱装置により微細な粒子
として沈澱せしめることによって、雲母粒子を芳香族ポ
リアミドで被いかつ連結してなるパルプ粒子が得られ、
しかも該パルプ粒子は抄紙性がすぐれ、また、このパル
プ粒子を加工して得られたシートは耐熱性、耐炎性、竃
気絶縁性にすぐれているものはもちろんのこと、含浸性
、機械的性質共に満足できる水準であることを見出し本
発明を完成したものである。
充分であり、その用途が制約されている。発明の目的 本発明者は、耐熱性、電気絶縁性、含浸性等の性質を実
用上満足できる範囲内に保ちながらシートの機械的性質
を敦善すべく、特に、雲母粒子の含有量、大きさ、沈澱
条件等について、検討を進めた結果、芳香族ポリアミド
を特定の有機溶媒に溶解した溶液に特定の大きさの雲母
粒子を特定割合添加混合した特定組成の混合溶液を特定
の沈澱剤中に導入し、特殊な沈澱装置により微細な粒子
として沈澱せしめることによって、雲母粒子を芳香族ポ
リアミドで被いかつ連結してなるパルプ粒子が得られ、
しかも該パルプ粒子は抄紙性がすぐれ、また、このパル
プ粒子を加工して得られたシートは耐熱性、耐炎性、竃
気絶縁性にすぐれているものはもちろんのこと、含浸性
、機械的性質共に満足できる水準であることを見出し本
発明を完成したものである。
すなわち、本発明の目的は、抄紙性がすぐれかつ、耐熱
性、耐炎性、電気絶縁性のみならず、絶縁油や絶縁ワニ
ス等の含浸性にもすぐれ、しかも十分な機械的性質をそ
なえたシートを形成し得るパルプ粒子を製造する方法を
提供することにある。
性、耐炎性、電気絶縁性のみならず、絶縁油や絶縁ワニ
ス等の含浸性にもすぐれ、しかも十分な機械的性質をそ
なえたシートを形成し得るパルプ粒子を製造する方法を
提供することにある。
発明の構成
本発明は、90〜6蝿瞳部の芳香族ポリァミドをN−メ
チル−2ーピロリドンおよび/又はN−Nージメチルア
セトアミド‘こ溶解した重合体溶液中にアンドレアゼン
ピベツト法で測定した粒子の大きさが60〜3000メ
ッシュ(250〜4〃)の雲母粒子10〜4の重量部を
添加混合した液を、N−メチル−2−ピロリドおよび/
又はN−N−ジメチルアセトアミドと水とからなり、N
ーメチルー2ーピロリドンおよび/又はN−N−ジメチ
ルアセトアミドの濃度が15〜4種塵%の沈澱剤が高速
擬拝されている管路縄洋式沈澱機へ導入し、微細な粒子
として沈澱せしめることを特徴とするパルプ粒子の製造
方法である。
チル−2ーピロリドンおよび/又はN−Nージメチルア
セトアミド‘こ溶解した重合体溶液中にアンドレアゼン
ピベツト法で測定した粒子の大きさが60〜3000メ
ッシュ(250〜4〃)の雲母粒子10〜4の重量部を
添加混合した液を、N−メチル−2−ピロリドおよび/
又はN−N−ジメチルアセトアミドと水とからなり、N
ーメチルー2ーピロリドンおよび/又はN−N−ジメチ
ルアセトアミドの濃度が15〜4種塵%の沈澱剤が高速
擬拝されている管路縄洋式沈澱機へ導入し、微細な粒子
として沈澱せしめることを特徴とするパルプ粒子の製造
方法である。
本発明において使用する芳香族ポリアミドとしては、後
述の有機溶媒に常温において少なくとも3重量%ム久上
、好ましくは5重量%以上の溶解性を有し、安定な溶液
を形成しフィルム形成能を有する重合体を意味し、かか
る重合体としては次のものが例示される。
述の有機溶媒に常温において少なくとも3重量%ム久上
、好ましくは5重量%以上の溶解性を有し、安定な溶液
を形成しフィルム形成能を有する重合体を意味し、かか
る重合体としては次のものが例示される。
‘1} 芳香族環を有するジカルボン酸の好適には酸ハ
ライド等の高活性誘導体と芳香族環を有するジアミンと
の縮合ポリアミド:例えば、ジカルボン酸としてテレフ
タル酸、イソフタル酸等を使用し、ジアミンとしてメタ
ルフエニレンジアミン、4一4′ージアミノジフエニル
エーテル、4一4−ジアミノジフエニルメタン、キシリ
レンジアミン、Nーメチルー/ぐラーフェニレンジアミ
ン等を使用した、一種のカルボン酸と一種のジアミンと
からなるホモポリマーであっても良く、ジアミン又はジ
カルボン醸成分の中何れか一方又は両方とも二種以上の
化合物からなる共重合ポリマーであっても良い。
ライド等の高活性誘導体と芳香族環を有するジアミンと
の縮合ポリアミド:例えば、ジカルボン酸としてテレフ
タル酸、イソフタル酸等を使用し、ジアミンとしてメタ
ルフエニレンジアミン、4一4′ージアミノジフエニル
エーテル、4一4−ジアミノジフエニルメタン、キシリ
レンジアミン、Nーメチルー/ぐラーフェニレンジアミ
ン等を使用した、一種のカルボン酸と一種のジアミンと
からなるホモポリマーであっても良く、ジアミン又はジ
カルボン醸成分の中何れか一方又は両方とも二種以上の
化合物からなる共重合ポリマーであっても良い。
代表的なものとして、ポリメタフェニレンィソフタルア
ミド、ポリメタキシレンテレフタルアミド或いはメタフ
ェニレンジアミン、イソフタル酸及びテレフタル酸の共
重合ポリマー、ポリNメチルパラフェニレンテレフタル
ァミド等が例示される。
ミド、ポリメタキシレンテレフタルアミド或いはメタフ
ェニレンジアミン、イソフタル酸及びテレフタル酸の共
重合ポリマー、ポリNメチルパラフェニレンテレフタル
ァミド等が例示される。
‘2} 芳香族環を有するアミノカルボン酸を好適には
活性化して、縮合したポリアミド:例えば、アミノカル
ボン酸として、パラ或いはメタアミノ安息香酸、パラア
ミノチル安息香酸等を使用した一種のみからのホモポリ
マーであっても良く、二種以上のアミノカルボン酸の英
重合ポリマーあっても良い。
活性化して、縮合したポリアミド:例えば、アミノカル
ボン酸として、パラ或いはメタアミノ安息香酸、パラア
ミノチル安息香酸等を使用した一種のみからのホモポリ
マーであっても良く、二種以上のアミノカルボン酸の英
重合ポリマーあっても良い。
代表的なものとして、例えばパラアミノ安息香酸の縮合
物があげられる。‘3ー 前記‘1’,‘21を共重合
したポリアミド:代表的なものとして例えばメタフェニ
レンジアミン、ィソフタル酸クロラィド、パラアミノ安
息香酸クロライド塩酸塩の三成分を縮合したポリアミド
が挙げられる。
物があげられる。‘3ー 前記‘1’,‘21を共重合
したポリアミド:代表的なものとして例えばメタフェニ
レンジアミン、ィソフタル酸クロラィド、パラアミノ安
息香酸クロライド塩酸塩の三成分を縮合したポリアミド
が挙げられる。
一方、本発明においてパルプ粒子中に含有される雲母粒
子としては、白雲母、絹雲母、ソーダ雲母、紅雲母、金
雲母、黒雲母、合成雲母等が例示される。
子としては、白雲母、絹雲母、ソーダ雲母、紅雲母、金
雲母、黒雲母、合成雲母等が例示される。
本発明では、かかる雲母粒子の粒度はアンドレァゼンピ
ベツト法で測定した粒度が60〜3000メッシュ(2
50〜4ム)である必要がある。雲母粒子の大きさが大
さ過ぎる場合には粉砕し前記粒度にして用いるのが良い
。60メッシュ(250仏)より粗い雲母粒子の場合は
シートとしたとき強伸度等の機械的性質及び絶縁破壊電
圧等の性質が不良となる。
ベツト法で測定した粒度が60〜3000メッシュ(2
50〜4ム)である必要がある。雲母粒子の大きさが大
さ過ぎる場合には粉砕し前記粒度にして用いるのが良い
。60メッシュ(250仏)より粗い雲母粒子の場合は
シートとしたとき強伸度等の機械的性質及び絶縁破壊電
圧等の性質が不良となる。
一方3000メッシュ(4〃)より細い雲母粒子の場合
は含浸性等の性質が不良となる。本発明では、前記の芳
香族ポリアミドの雲母粒子とが、パルプ粒子中において
90/10〜60/40(重量比)となるように、両者
を沈澱用の原液中に含有させる。
は含浸性等の性質が不良となる。本発明では、前記の芳
香族ポリアミドの雲母粒子とが、パルプ粒子中において
90/10〜60/40(重量比)となるように、両者
を沈澱用の原液中に含有させる。
雲母粒子の配合割合が1の重量%より少し、と雲母粒子
添加の効果が余り認められず、シートの耐熱性(加熱時
の着色、寸法変化)含浸性等が良好でない。一方雲母粒
子の量が4の重量%より多いと耐熱性、含浸性にとって
は好ましい方向ではあるがシートの機械的性質が劣り、
機械的性質を要求される分野での使用がむつかしくなる
。第1図は雲母粒子の含有量が種々異なるパルプ粒子を
用いて作成したシートについて、一例として引張強度と
含浸性との関係を示したものであり雲母粒子含有量が4
の重量%を越えると含浸性は良くなるが引張強度が大き
く落ちること、逆に雲母粒子含有量が1の重量%より少
し、と引張強度は満足できるが含浸性が実用上差しつか
えのある程度にまで悪くなることが明らかである。
添加の効果が余り認められず、シートの耐熱性(加熱時
の着色、寸法変化)含浸性等が良好でない。一方雲母粒
子の量が4の重量%より多いと耐熱性、含浸性にとって
は好ましい方向ではあるがシートの機械的性質が劣り、
機械的性質を要求される分野での使用がむつかしくなる
。第1図は雲母粒子の含有量が種々異なるパルプ粒子を
用いて作成したシートについて、一例として引張強度と
含浸性との関係を示したものであり雲母粒子含有量が4
の重量%を越えると含浸性は良くなるが引張強度が大き
く落ちること、逆に雲母粒子含有量が1の重量%より少
し、と引張強度は満足できるが含浸性が実用上差しつか
えのある程度にまで悪くなることが明らかである。
本発明方法において、沈澱用の原液を調製するに当り、
重合体を溶解する溶媒として、Nーメチル−2ーピロリ
ドン、N一Nージメチルアセトアミド又はこれらの混合
物が用いられる。
重合体を溶解する溶媒として、Nーメチル−2ーピロリ
ドン、N一Nージメチルアセトアミド又はこれらの混合
物が用いられる。
これら溶媒には、少量の水、例えば、全溶液に対して1
〜1蝿煙%の水を含むことができる。
〜1蝿煙%の水を含むことができる。
この場合は、抄紙性並びに電気絶縁性が改善されるとい
う利点が得られるが、さらに、重合体溶液がすでにかな
りの水分を含有しているので、その後の取り扱い時の吸
湿に基づく実重合体溶液の含水量の変動によってひき起
こされる、好ましかざるパルプ粒子の品質の変動が少く
なるという利点もある。溶液中の芳香族ポリアミドの濃
度は、該芳香族ポリアミドの種類、重合度等によって異
なるが一般に2〜15重量%(芳香族ポリアミドと溶媒
との合計量に対して)が好ましい。
う利点が得られるが、さらに、重合体溶液がすでにかな
りの水分を含有しているので、その後の取り扱い時の吸
湿に基づく実重合体溶液の含水量の変動によってひき起
こされる、好ましかざるパルプ粒子の品質の変動が少く
なるという利点もある。溶液中の芳香族ポリアミドの濃
度は、該芳香族ポリアミドの種類、重合度等によって異
なるが一般に2〜15重量%(芳香族ポリアミドと溶媒
との合計量に対して)が好ましい。
沈毅用原液となる雲母粒子を混合分散せしめた重合体溶
液を調製するには、前記重合体を溶解した溶液に雲母粒
子を添加混合しても良いし、また、あらかじめ雲母粒子
を添加混合した溶媒に前記重合体を溶解した溶液を混合
しても良い。
液を調製するには、前記重合体を溶解した溶液に雲母粒
子を添加混合しても良いし、また、あらかじめ雲母粒子
を添加混合した溶媒に前記重合体を溶解した溶液を混合
しても良い。
さらには原料を溶媒に溶解する際に、義母粒子を混合し
、しかる後重合した溶液を使用しても良い。パルプ粒子
の形成に際しては、管絡縄梓式沈澱機を用い、前記の如
くして調製した原液を、N−メチル−2ーピロリドン及
び/又はN−N−ジメチルアセトアミドと水とからなる
水係沈澱剤中に縄拝しながら添加すると、重合体が枕磯
して、雲母粒子が芳香族ポリアミドで被われたバルブ粒
子が形成される。使用する沈澱剤中の前記有機溶媒の濃
度は15〜4鑓重量%、好ましくは30〜45重量%で
なければならない。前記有機溶媒の濃度が15重量%よ
り低いと、得られるパルプ粒子の形状が棒状で大きなも
のとなり、絶縁破壊電圧が悪くなる。
、しかる後重合した溶液を使用しても良い。パルプ粒子
の形成に際しては、管絡縄梓式沈澱機を用い、前記の如
くして調製した原液を、N−メチル−2ーピロリドン及
び/又はN−N−ジメチルアセトアミドと水とからなる
水係沈澱剤中に縄拝しながら添加すると、重合体が枕磯
して、雲母粒子が芳香族ポリアミドで被われたバルブ粒
子が形成される。使用する沈澱剤中の前記有機溶媒の濃
度は15〜4鑓重量%、好ましくは30〜45重量%で
なければならない。前記有機溶媒の濃度が15重量%よ
り低いと、得られるパルプ粒子の形状が棒状で大きなも
のとなり、絶縁破壊電圧が悪くなる。
また、細&重量%より高いと、パルプ粒子が凝集溶着し
てしまい、絶縁破壊電圧の低下を招く。一方、溶媒がN
−メチル−2ーピロリドンの場合沈毅剤の温度は2yo
〜8び0が好ましく、とくに35〜4ぷ0が最適である
。
てしまい、絶縁破壊電圧の低下を招く。一方、溶媒がN
−メチル−2ーピロリドンの場合沈毅剤の温度は2yo
〜8び0が好ましく、とくに35〜4ぷ0が最適である
。
前記比沈澱機において原液の添加は沈毅剤に対して高速
嬢梓を行ない、導入した原液(重合体溶液)から脱溶媒
すると同時に、敷断作用および又は叩鱗作用を生ぜしめ
るように操作することが必要である。
嬢梓を行ない、導入した原液(重合体溶液)から脱溶媒
すると同時に、敷断作用および又は叩鱗作用を生ぜしめ
るように操作することが必要である。
このため、本発明では、管機内の中央に羽根ローターを
備え管路内壁に固定したステータ−を備えた管鞍蝿梓式
沈毅機を用いることが必要である。
備え管路内壁に固定したステータ−を備えた管鞍蝿梓式
沈毅機を用いることが必要である。
かかる沈毅機は侍開昭52一15621号公報に詳しく
記載されているが、かかる沈毅機によれば従釆の容器内
の凝固液を縄拝する沈毅機に比べ効率的に高品質のパル
プ粒子をつくることができる。特に、雲母粒子を含むパ
ルプ粒子の場合、従釆の沈澱機では雲母粒子の含量を5
の重量%以上としなければ良好な物性のパルプ粒子を形
成しないが、管路蝿梓式の沈澱機を用いると雲母粒子の
含量が10〜4の重量%でも十分な含浸性、電気絶縁性
を有するパルプ粒子を形成せしめることができる。本発
明によって製造されたパルプ粒子は耐熱性重合体、例え
ば芳香族ポリアミドの短繊維と混合して抄紙することに
よってすぐれた合成紙を得ることができる。前記パルプ
粒子と短繊維からの抄紙は、従釆の天然パルプから製紙
する場合のように表鋼式あるいは円鋼式の製紙機を用い
て湿式法により抄紙するのが良い。短繊維は耐熱性の繊
維であれば何れでも使用できるが、芳香族ポリアミドの
短繊維が特に好適である。短繊維の単糸織度は0.5〜
10デニール、特に1.5〜30デニールが好ましい。
記載されているが、かかる沈毅機によれば従釆の容器内
の凝固液を縄拝する沈毅機に比べ効率的に高品質のパル
プ粒子をつくることができる。特に、雲母粒子を含むパ
ルプ粒子の場合、従釆の沈澱機では雲母粒子の含量を5
の重量%以上としなければ良好な物性のパルプ粒子を形
成しないが、管路蝿梓式の沈澱機を用いると雲母粒子の
含量が10〜4の重量%でも十分な含浸性、電気絶縁性
を有するパルプ粒子を形成せしめることができる。本発
明によって製造されたパルプ粒子は耐熱性重合体、例え
ば芳香族ポリアミドの短繊維と混合して抄紙することに
よってすぐれた合成紙を得ることができる。前記パルプ
粒子と短繊維からの抄紙は、従釆の天然パルプから製紙
する場合のように表鋼式あるいは円鋼式の製紙機を用い
て湿式法により抄紙するのが良い。短繊維は耐熱性の繊
維であれば何れでも使用できるが、芳香族ポリアミドの
短繊維が特に好適である。短繊維の単糸織度は0.5〜
10デニール、特に1.5〜30デニールが好ましい。
短繊維の長さは短繊維の単糸縦銭度によっても異なるが
1〜IQ帆、好ましくは3〜8側が良い。本発明によっ
て得られたパルプ粒子を用いて抄紙する場合、パルプ粒
子の量はシートに対して20〜95重量%が適当であり
、好ましくは40〜9の重量%とするのが良い。
1〜IQ帆、好ましくは3〜8側が良い。本発明によっ
て得られたパルプ粒子を用いて抄紙する場合、パルプ粒
子の量はシートに対して20〜95重量%が適当であり
、好ましくは40〜9の重量%とするのが良い。
パルプ粒子の量が2の重量%より少し、場合は、絶縁破
壊電圧、強伸度の物性が悪くなる。
壊電圧、強伸度の物性が悪くなる。
また、パルプ粒子の量が95重量%より多い場合は含浸
性、強伸度ともに悪くなる。前記の如くして得られたシ
シートは乾燥後熱プレスまたは熱ロール等の手段によっ
て加圧下加熱することにより、すぐれた合成紙とするこ
とができる。
性、強伸度ともに悪くなる。前記の如くして得られたシ
シートは乾燥後熱プレスまたは熱ロール等の手段によっ
て加圧下加熱することにより、すぐれた合成紙とするこ
とができる。
加圧時の温度はパルプ粒子および短繊維の種類、結晶性
、重合度等によって多少異なるが11ぴ0〜320午0
が適当である。110℃より低い温度では圧着が不充分
で強じんな紙が得られない。また、32ぴ0より高い温
度ではパルプ粒子の中の重合体の部分が完全に雛着して
フィルム状となり、しなやかさがなくなるまで好ましく
ない。加圧する圧力は加圧時の温度と同様に、バルブ粒
子および短繊維の種類、結晶性、重合度等によって多少
異なるが、400k9/均以下が望ましい。
、重合度等によって多少異なるが11ぴ0〜320午0
が適当である。110℃より低い温度では圧着が不充分
で強じんな紙が得られない。また、32ぴ0より高い温
度ではパルプ粒子の中の重合体の部分が完全に雛着して
フィルム状となり、しなやかさがなくなるまで好ましく
ない。加圧する圧力は加圧時の温度と同様に、バルブ粒
子および短繊維の種類、結晶性、重合度等によって多少
異なるが、400k9/均以下が望ましい。
400ね/仇以上では特に高温の場合にパルプ粒子中の
重合体の都合が完全に雛着してフィルム状となり、しな
やかさがなくなるので好ましくない。
重合体の都合が完全に雛着してフィルム状となり、しな
やかさがなくなるので好ましくない。
発明の効果以上の如き本発明によれば、従来のパルプ粒
子に比べ、抄紙性が良好で、かつ、シートにしたときの
耐熱性、絶縁絶縁性、含浸性及び機械的特性がすぐれた
パルプ粒子を製造することができる。
子に比べ、抄紙性が良好で、かつ、シートにしたときの
耐熱性、絶縁絶縁性、含浸性及び機械的特性がすぐれた
パルプ粒子を製造することができる。
したがって、本発明のパルプ粒子を用いて抄紙・加工し
たシートは、電気絶縁紙として特に好適に使用される。
実施例 以下、本発明を実施例及び比較例によって説明するが、
各例中に記載されている各種の測定値の測定法は次の如
くである。
たシートは、電気絶縁紙として特に好適に使用される。
実施例 以下、本発明を実施例及び比較例によって説明するが、
各例中に記載されている各種の測定値の測定法は次の如
くである。
対数粘度ninh:95%硫酸中で濃度0.5多/10
0の‘として30℃で測定した。
0の‘として30℃で測定した。
絶縁破壊電圧:JISC2111の方法により交流電圧
で測定した。
で測定した。
含 浸 性:直径2豚の大きさに切断した試料をJIS
I号絶縁油の上に浮かべ、紙の表面に油が浸透してくる
までの時間を測定し、sec/側で表わした。
I号絶縁油の上に浮かべ、紙の表面に油が浸透してくる
までの時間を測定し、sec/側で表わした。
なお、この測定は1仇岬日夕の真空中で行なつた。平均
比渡過抵抗:底部に栓および20メッシュの金網のつい
ている内径34帆のガラス管(長さ130の)に、水中
に分散した0.5重量%のパルプ粒子のサスベンジョン
を金網面から120仇の高さまで入れ、底部の栓を開放
すると同時に、時間の経過とともに低下する綾面の高さ
を測定し、次式により平均比濠過抵抗を求めた。
比渡過抵抗:底部に栓および20メッシュの金網のつい
ている内径34帆のガラス管(長さ130の)に、水中
に分散した0.5重量%のパルプ粒子のサスベンジョン
を金網面から120仇の高さまで入れ、底部の栓を開放
すると同時に、時間の経過とともに低下する綾面の高さ
を測定し、次式により平均比濠過抵抗を求めた。
平均雌過抵抗=急を籍さ
p:水の密度(夕/球)
タ:重力加速度聡0(弧/sec2)
b:排水低抗(sec)
n:水の粘度(夕/奴・sec)
c:バルブ粒子のサスベンジョン濃度0.05(夕/〆
)瓜:初期液面の高さ 120(伽) なお、排水低抗(b)の値は次の様にして求める。
)瓜:初期液面の高さ 120(伽) なお、排水低抗(b)の値は次の様にして求める。
栓の開放により液面の低下が起り出してからt秒後の液
面の高さを日とし、H/比の値をxとする。
面の高さを日とし、H/比の値をxとする。
tと(x−1皿−1)をブロツトしてグラフを作成する
と直線グラフが得られる。
と直線グラフが得られる。
この直線部分の煩斜がbである。
実施例 1
界面重縮合法によって得た対数粘度1.斑のボリメタフ
ェニレンィソフタアミド粉末60夕を約5℃に冷却した
甥0夕のNーメチルー2ーピロリドン中分散させた後、
アンドレアゼンピベット法で測定した粒子径が1000
メッシュ相当の雲母粉末15夕を混合し、次いで約40
つ0に加溢して重合体を完全に溶解した。
ェニレンィソフタアミド粉末60夕を約5℃に冷却した
甥0夕のNーメチルー2ーピロリドン中分散させた後、
アンドレアゼンピベット法で測定した粒子径が1000
メッシュ相当の雲母粉末15夕を混合し、次いで約40
つ0に加溢して重合体を完全に溶解した。
一方沈澱剤として、N−メチル−2−ピロリドンと水と
混合し、Nーメチルー2ーピロリドンの濃度が4乳重量
%の沈澱剤を調製した。
混合し、Nーメチルー2ーピロリドンの濃度が4乳重量
%の沈澱剤を調製した。
沈澱装置として、バツフルのついているステ−ターとタ
ービン翼型2枚羽根ローターとの組み合せからなり、か
つ沈澱剤、溶液の供給口および沈澱後のパルプ粒子スラ
リーの排出口を備えた管路燈梓式連続沈澱機を使い、前
記重合体溶液0.3k9/分、沈澱剤、2.5kg/分
の流量で同時に供給し、パルプ粒子スラリーを排出口か
らとり出した。
ービン翼型2枚羽根ローターとの組み合せからなり、か
つ沈澱剤、溶液の供給口および沈澱後のパルプ粒子スラ
リーの排出口を備えた管路燈梓式連続沈澱機を使い、前
記重合体溶液0.3k9/分、沈澱剤、2.5kg/分
の流量で同時に供給し、パルプ粒子スラリーを排出口か
らとり出した。
この際、沈澱剤の温度は3ヂ○、溶液の温度は30℃に
調節した。
調節した。
又ロータ−の回転数は、710仇pmとした。得られた
パルプ粒子スラリーをヌッチェ型櫨過器に入れて吸引し
、大部分の沈澱剤を櫨液としてとり出した。
パルプ粒子スラリーをヌッチェ型櫨過器に入れて吸引し
、大部分の沈澱剤を櫨液としてとり出した。
次いで、イオン換水を供給し充分に洗浄を行なった。か
くして得られた2の重量%の雲母粒子を含有するパルプ
粒子1.2夕(固型分)と7肋に切断した単糸織度2デ
ニールのポリメタフェニレンィソフタアミド繊維(登録
商標「コーネックス」)0.8夕を含む水分散液からタ
ツビースタンダードシートマシンを用いて抄紙としたと
ころ金網かちの水切れが良く抄紙性は良好で地合の良好
なシートが討られた。このシートを乾燥後280℃ 2
00k9/地の条件で熱プレスし、厚さ150ムの紙を
得た。この紙の性能は下記とおりであり、いずれも満足
できる水準であった。
くして得られた2の重量%の雲母粒子を含有するパルプ
粒子1.2夕(固型分)と7肋に切断した単糸織度2デ
ニールのポリメタフェニレンィソフタアミド繊維(登録
商標「コーネックス」)0.8夕を含む水分散液からタ
ツビースタンダードシートマシンを用いて抄紙としたと
ころ金網かちの水切れが良く抄紙性は良好で地合の良好
なシートが討られた。このシートを乾燥後280℃ 2
00k9/地の条件で熱プレスし、厚さ150ムの紙を
得た。この紙の性能は下記とおりであり、いずれも満足
できる水準であった。
引張強度 66【9/磯引張伸度
10.3%含 浸 性
260伍ec/湖駒織微細
郷/肋また、この紙を26ぴ○の空気中に1000
時間放直した後も前記性能はほとんど変らず、着色の度
合も非常に少なく耐熱性は良好であった。
10.3%含 浸 性
260伍ec/湖駒織微細
郷/肋また、この紙を26ぴ○の空気中に1000
時間放直した後も前記性能はほとんど変らず、着色の度
合も非常に少なく耐熱性は良好であった。
実施例2〜3、比較例1〜3
界面重縮合法によって得られた対数粘度1.処のボリメ
タフェニレンイソフタアミド共重合体(イソフタル酸ク
ロライド/テレフタル酸クロライド=97/3モル比)
粉末をNーメチルー2ーピロリドン95重量%と水5重
量%とから成る溶媒に溶解し、重合体濃度6.5重量%
の溶液をつくり、該溶液に実施例1で用いたと同じ雲母
粒子を種々の割合で混合した後、実施例1と同様に実施
して、雲母粒子含有量の種々異なるパルプ粒子を製造し
た。
タフェニレンイソフタアミド共重合体(イソフタル酸ク
ロライド/テレフタル酸クロライド=97/3モル比)
粉末をNーメチルー2ーピロリドン95重量%と水5重
量%とから成る溶媒に溶解し、重合体濃度6.5重量%
の溶液をつくり、該溶液に実施例1で用いたと同じ雲母
粒子を種々の割合で混合した後、実施例1と同様に実施
して、雲母粒子含有量の種々異なるパルプ粒子を製造し
た。
これらのパルプ粒子を用いてやはり実施例1と同様に抄
紙、乾燥、プレスして得られシートの性能を第1表に示
した。
紙、乾燥、プレスして得られシートの性能を第1表に示
した。
第1表
比較例1,2は雲母粒子の量が少な過ぎる場合の例であ
り、含浸性が極端に悪く、シートはフィルム状となって
おり好ましくなかった。
り、含浸性が極端に悪く、シートはフィルム状となって
おり好ましくなかった。
実施例2,3が本発明によるものであり、前記性能のす
べてにわたって、満足できる水準のものである。
べてにわたって、満足できる水準のものである。
また、比較例3は、雲母粒子の量が多過ぎる場.合の例
であり、含浸性は申し分のないものであったが、引張強
度、絶縁破壊電圧が低い。
であり、含浸性は申し分のないものであったが、引張強
度、絶縁破壊電圧が低い。
さらに、これらのシートを260q0の空気中で100
時間処理したところ、比較例1,2のシートは着色の度
合が大きく耐熱性も劣っていた。
時間処理したところ、比較例1,2のシートは着色の度
合が大きく耐熱性も劣っていた。
比較例 4〜5
雲母粒子の大きさが本発明の範囲外である場合の例を比
較例4〜5として示す。
較例4〜5として示す。
実施例1において使用した雲母粒子代りに、風 粒子の
大きさが3000メシュ(アンドレアゼンピベッド法)
よりこまかし、もの。
大きさが3000メシュ(アンドレアゼンピベッド法)
よりこまかし、もの。
{B)粒子の大きさが60メッシュより粗いもの。
を使用する以外は実施例1と同様にしてバルブ粒子を得
た。風の場合パルプ粒子の形慈は実施例1の場合とほと
んど同じものであったが【B}の場合、重合体で被われ
ていない雲母粒子が見られた。これらのパルプ粒子を用
いて実施例1と同様にした得たシートの性能を第2表に
示した。
た。風の場合パルプ粒子の形慈は実施例1の場合とほと
んど同じものであったが【B}の場合、重合体で被われ
ていない雲母粒子が見られた。これらのパルプ粒子を用
いて実施例1と同様にした得たシートの性能を第2表に
示した。
第2表
比較例4は絶縁破壊電圧、引張強度は良好であったが、
含浸性が充分ではなかった。
含浸性が充分ではなかった。
また、比較例5は含浸性は良好であったが絶縁破壊電圧
、引張強度が低かった。
、引張強度が低かった。
更に、比較例5の場合、重合体に被われていない雲母粒
子がシートの表面に見られ、手で摩擦すると容易に剥離
し好ましいものではなかった。比較例 6〜9実施例1
において、沈澱剤中のN−メチル−2−ピロリドワ濃度
を0〜9の重量%の間で変化せしめた以外は実施例1と
同様にしてパルプ粒子を製造した。
子がシートの表面に見られ、手で摩擦すると容易に剥離
し好ましいものではなかった。比較例 6〜9実施例1
において、沈澱剤中のN−メチル−2−ピロリドワ濃度
を0〜9の重量%の間で変化せしめた以外は実施例1と
同様にしてパルプ粒子を製造した。
パルプ粒子の形状及びこのパルプ粒子から実施例1と同
様にして得たシートの性能を、第3表に示した。第3表 第3表において、比較例6,7は沈澱剤中のN−メチル
−2ーピロリドン濃度が低過ぎる場合であり、いずれも
パルプ粒子形状は粗く大きい棒状であり、シートの絶縁
破壊電圧、引張強度が低い。
様にして得たシートの性能を、第3表に示した。第3表 第3表において、比較例6,7は沈澱剤中のN−メチル
−2ーピロリドン濃度が低過ぎる場合であり、いずれも
パルプ粒子形状は粗く大きい棒状であり、シートの絶縁
破壊電圧、引張強度が低い。
比較例8,9は沈澱剤中のN−メチル−2ーピロリドン
濃度が高過ぎる場合の例であり、比較例8は、パルプ粒
子が凝集溶着して、シートの絶縁破壊電圧、引張強度共
に良くなかった。
濃度が高過ぎる場合の例であり、比較例8は、パルプ粒
子が凝集溶着して、シートの絶縁破壊電圧、引張強度共
に良くなかった。
比較例9は沈澱剤濃度の高い場合であり、もはやほとん
ど沈毅が起らず、パルプ粒子を得ることができなかった
。
ど沈毅が起らず、パルプ粒子を得ることができなかった
。
実施例 4
実施例1において、重合体の溶剤を、N−N−ジメチル
アセトアミドとし、かつ沈澱剤として、N−N−ジメチ
ルアセトアミドと水とからなりN−N−ジメチルアセト
アミドの濃度が35重量%の沈澱剤を使用する以外は実
施例1と全く同様にして、パルプ粒子を製造した。
アセトアミドとし、かつ沈澱剤として、N−N−ジメチ
ルアセトアミドと水とからなりN−N−ジメチルアセト
アミドの濃度が35重量%の沈澱剤を使用する以外は実
施例1と全く同様にして、パルプ粒子を製造した。
得られたパルプ粒子の形状は、実施例1で得たパルプ粒
子の形状とほとんど同じであり、両者の区別はつけうれ
なかった。やはり実施例1と同様にしてシートを得たが
、このシートの性能も、実施例1で得たシートとほとん
ど同じ性能を示し、含浸性、引張強度共に良好であった
。
子の形状とほとんど同じであり、両者の区別はつけうれ
なかった。やはり実施例1と同様にしてシートを得たが
、このシートの性能も、実施例1で得たシートとほとん
ど同じ性能を示し、含浸性、引張強度共に良好であった
。
実施例 5
界面重縮合法によって得た対数粘度1.95のポリメタ
フヱニレンイソフタアミド粉末6の重量部を、N−メチ
ル一2ーピロリドン地の重量部と水60重量部とからな
る約5℃に冷却した混合溶剤中に分散させた後、アンド
レアゼンピベツト法で測定した粒子径が100メッシュ
相当の雲母粒子1亀重量部を混合し、次いで約5ぴ0に
加溢して重合体を完全に溶解した。
フヱニレンイソフタアミド粉末6の重量部を、N−メチ
ル一2ーピロリドン地の重量部と水60重量部とからな
る約5℃に冷却した混合溶剤中に分散させた後、アンド
レアゼンピベツト法で測定した粒子径が100メッシュ
相当の雲母粒子1亀重量部を混合し、次いで約5ぴ0に
加溢して重合体を完全に溶解した。
かくして得られた溶液中の水の含有量は芳香族ポリアミ
ド、N−メチル−2ーピロリドン、水の合計童に対して
5.6積重量%であり、雲母粒子の含有量は芳香族ポリ
アミド、雲母粒子の合計量に対して21.の重量%であ
る。
ド、N−メチル−2ーピロリドン、水の合計童に対して
5.6積重量%であり、雲母粒子の含有量は芳香族ポリ
アミド、雲母粒子の合計量に対して21.の重量%であ
る。
一方沈澱剤として、N−メチル−2ーピロリドンと水と
を混合し、N−メチル−2ーピロリドンの濃度が45重
量%の沈澱剤をつくり39qoに調節した。
を混合し、N−メチル−2ーピロリドンの濃度が45重
量%の沈澱剤をつくり39qoに調節した。
沈澱装置として、バツフルのついているステータ−とタ
ービン翼型2枚羽根ローターとの組み合せからなり、か
つ、沈澱剤、重合体溶液の供V給口および沈澱後のパル
プ粒子スラリーの排出口を備えた管路櫨梓式連続沈澱機
を使い、前記重合体溶液0.5k9/分、沈毅剤5k9
/分の流量で同時に供給し、パルプ粒子のスラリーを排
出口からとり出した。
ービン翼型2枚羽根ローターとの組み合せからなり、か
つ、沈澱剤、重合体溶液の供V給口および沈澱後のパル
プ粒子スラリーの排出口を備えた管路櫨梓式連続沈澱機
を使い、前記重合体溶液0.5k9/分、沈毅剤5k9
/分の流量で同時に供給し、パルプ粒子のスラリーを排
出口からとり出した。
この際ローターの回転数は710比.p.mとした。得
られたパルプ粒子のスラリーをヌツチェ型燈過機に入れ
大部分の沈澱剤を猿液として分離し、次いでイオン交換
水を供V給し、充分にパルプ粒子洗浄を行なった。
られたパルプ粒子のスラリーをヌツチェ型燈過機に入れ
大部分の沈澱剤を猿液として分離し、次いでイオン交換
水を供V給し、充分にパルプ粒子洗浄を行なった。
このようにして得られたパルプ粒子につき、平均比渡過
抵抗を測定したところ39×1びの/夕の値であった。
抵抗を測定したところ39×1びの/夕の値であった。
このようにして得られたパルプ粒子1.2夕(圃型分)
と7肋に切断した単糸織度1.5デニールのポリメタフ
ェニレンーィソフタアミド繊維(登録商標「コーネツク
ス」)0.8夕を含む水分散液からタッピースタンダー
ドシートマシンを用いて抄紙したところ、抄紙金網から
の水切れが良く抄紙性は良好で地合の良いシ−トが得ら
れた。このシートを1090で4時間乾燥した後、28
0o0200k9/幼の条件で熱プレスし、厚さ150
ムの紙を得た。
と7肋に切断した単糸織度1.5デニールのポリメタフ
ェニレンーィソフタアミド繊維(登録商標「コーネツク
ス」)0.8夕を含む水分散液からタッピースタンダー
ドシートマシンを用いて抄紙したところ、抄紙金網から
の水切れが良く抄紙性は良好で地合の良いシ−トが得ら
れた。このシートを1090で4時間乾燥した後、28
0o0200k9/幼の条件で熱プレスし、厚さ150
ムの紙を得た。
この紙の性能は下記のとおりであり、いずれも満足でき
る水準のものであった。
る水準のものであった。
引張強度 6.9kg/地引張
伸度 12.3%含 浸 性
270瓜ec/側絶縁破壊電圧
2秋v/肌また、この紙を260qoの空
気中に1000時間放置した後も前記性能はほとんど変
らず、贋色の度合も非常に少なく耐熱性は良好であった
。
伸度 12.3%含 浸 性
270瓜ec/側絶縁破壊電圧
2秋v/肌また、この紙を260qoの空
気中に1000時間放置した後も前記性能はほとんど変
らず、贋色の度合も非常に少なく耐熱性は良好であった
。
実施例 7
実施例6において重量体としてポリメタフェニレンィソ
フタアミドの代りに、対数粘度1.概のポリメタフエニ
レンイソフタアミドテレフタルアミド粉末〔(ィソフタ
ル酸クロラィド/テレフタル酸クロライド=90=10
(モル比)〕を用いたこと以外、他の条件は全く同機に
してパルプ粒子及びこれから紙を製造した。
フタアミドの代りに、対数粘度1.概のポリメタフエニ
レンイソフタアミドテレフタルアミド粉末〔(ィソフタ
ル酸クロラィド/テレフタル酸クロライド=90=10
(モル比)〕を用いたこと以外、他の条件は全く同機に
してパルプ粒子及びこれから紙を製造した。
これらについての測定結果は次のとおりであった。
パルプ粒子の平均比渡過抵抗
45×1ぴ肌/夕
紙の引張強度 7.0kg/嫌紙の
引張伸度 11.5%含 浸 性
260伍ec/肋絶縁破壊電圧
24kvノ欄
引張伸度 11.5%含 浸 性
260伍ec/肋絶縁破壊電圧
24kvノ欄
第1図は雲母粒子含有量の異なる種々のパルプ粒子と短
繊維とを混合抄紙し、加圧加熱して得たシートについて
引張強度と含浸性との関係を示すグラフである。 矛l図
繊維とを混合抄紙し、加圧加熱して得たシートについて
引張強度と含浸性との関係を示すグラフである。 矛l図
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 90〜60重量部の芳香族ポリアミドをN−メチル
−2−ピロリドンおよび/又はN−N−ジメチルアセト
アミドに溶解した重合体溶液中に、アンドレアゼンピペ
ツト法で測定した粒子の大きさが60〜3000メツシ
ユ(250〜4μ)の雲母粒子10〜40重量部を添加
混合した液を、N−メチル−2−ピロリドンおよび/又
はN−N−ジメチルアセトアミドと水とからなり、N−
メチル−2−ピロリドンおよび/又はN−N−ジメチル
アセトアミドの濃度が15〜48重量%の沈澱剤が高速
撹拌されている管路撹拌式沈澱機へ導入し、微細なパル
プ粒子として沈澱せしめることを特徴とするパルプ粒子
の製造方法。 2 芳香族ポリアミドがポリメタフエニレンイソフタル
アミドである特許請求の範囲第1項記載のパルプ粒子の
製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51016956A JPS6026844B2 (ja) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | パルプ粒子の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP51016956A JPS6026844B2 (ja) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | パルプ粒子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS52103515A JPS52103515A (en) | 1977-08-30 |
JPS6026844B2 true JPS6026844B2 (ja) | 1985-06-26 |
Family
ID=11930551
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP51016956A Expired JPS6026844B2 (ja) | 1976-02-20 | 1976-02-20 | パルプ粒子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6026844B2 (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4898107A (ja) * | 1972-03-31 | 1973-12-13 |
-
1976
- 1976-02-20 JP JP51016956A patent/JPS6026844B2/ja not_active Expired
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4898107A (ja) * | 1972-03-31 | 1973-12-13 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS52103515A (en) | 1977-08-30 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
TWI362441B (en) | Para-aramid film-like fibrid particle | |
UA61947C2 (en) | Water dispersion of aramid fiber, methos for making it and method for making sheets of aramide fiber | |
JP4342065B2 (ja) | フィブリル状物及びその製造方法 | |
CN114263069B (zh) | 一种低压低损耗电解电容器纸及其制备方法和应用 | |
CA1067244A (en) | Process for producing pulp-forming particles and synthetic paper-like sheets made therefrom | |
JPH07286061A (ja) | アラミドドープの製造法及びそれを用いるフィブリッドの製造法 | |
JPS6026844B2 (ja) | パルプ粒子の製造方法 | |
JPS5951602B2 (ja) | パルプ状粒子の製造法 | |
WO2016188351A1 (zh) | 包含pod的纤维纸及制备其的方法 | |
CN113668089B (zh) | 一种芳香族聚酰胺膜状沉析纤维的制备方法 | |
JP2891071B2 (ja) | パラ系芳香族ポリアミド紙の製造方法 | |
JPS602440B2 (ja) | シートの製造方法 | |
JP3460389B2 (ja) | パラ系芳香族ポリアミド紙の製造方法 | |
JP2002138385A (ja) | ポリイミド短繊維不織布及びその製造方法並びにその不織布を用いてなるプリプレグ | |
JPS5947080B2 (ja) | シ−ト | |
JP3279796B2 (ja) | シート状全芳香族ポリアミド成形物及びその製造方法 | |
JPS61160413A (ja) | 合成フイブリツド | |
CN113481627B (zh) | 一种pet-pva复合沉析纤维的制备方法 | |
JPH0362805B2 (ja) | ||
JP3380267B2 (ja) | 耐熱性薄葉紙の製造方法 | |
JPS6026843B2 (ja) | ポリアルキレンテレフタレートパルプ状物質の製造法 | |
JPS5825767B2 (ja) | バルプリユウシ オヨビ ソノセイゾウホウホウ | |
JPS5911685B2 (ja) | パルプ状物質の製造方法 | |
JPS62177210A (ja) | 合成高分子からなるパルプ状粒子 | |
JPS5947694B2 (ja) | パルプ粒子の製造方法 |