JPS5947694B2 - パルプ粒子の製造方法 - Google Patents
パルプ粒子の製造方法Info
- Publication number
- JPS5947694B2 JPS5947694B2 JP2406575A JP2406575A JPS5947694B2 JP S5947694 B2 JPS5947694 B2 JP S5947694B2 JP 2406575 A JP2406575 A JP 2406575A JP 2406575 A JP2406575 A JP 2406575A JP S5947694 B2 JPS5947694 B2 JP S5947694B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- pulp particles
- precipitant
- solution
- paper
- pulp
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- Organic Insulating Materials (AREA)
- Processes Of Treating Macromolecular Substances (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は耐熱性、電気絶縁性にすぐれた電気絶縁紙を製
造する際に有用なパルプ粒子の製造方法に関する。
造する際に有用なパルプ粒子の製造方法に関する。
更に詳しくは特定の耐熱性を有する重合体の溶液を沈澱
剤中に添加してパルプ粒子を製造する際に沈澱剤として
アミド系溶媒と水とからなリアミド系溶媒の濃度が特定
の範囲にある沈澱剤を用いることを特徴とするバルブ粒
子の工業的に有利な製造方法である。
剤中に添加してパルプ粒子を製造する際に沈澱剤として
アミド系溶媒と水とからなリアミド系溶媒の濃度が特定
の範囲にある沈澱剤を用いることを特徴とするバルブ粒
子の工業的に有利な製造方法である。
従来、紙に用いられるパルプ粒子としては天然パルプが
最もよく知られている。
最もよく知られている。
しかし天然パルプからの紙は耐熱性に欠けるという大き
な欠点があり、電動機、変圧器等の電気機器の小型化、
軽量化に際して要求される耐熱性にはほど遠いものであ
る。最近に至り合成重合体から得られるパルプ粒子が耐
熱性、電気絶縁性等にすぐれているため電気絶縁紙の素
材として注目されるようになつた。
な欠点があり、電動機、変圧器等の電気機器の小型化、
軽量化に際して要求される耐熱性にはほど遠いものであ
る。最近に至り合成重合体から得られるパルプ粒子が耐
熱性、電気絶縁性等にすぐれているため電気絶縁紙の素
材として注目されるようになつた。
例えば特公昭48−11816号公報にはある種の芳香
族ポリアミドの溶液中にLiCt、LiBrおよびca
ct2から選ばれた化合物を芳香族ポリアミドに対して
1〜20重量%添加せしめ、ついで該溶液を沈澱剤中に
分散せしめて電気絶縁紙用パルプ状物体を製造する方法
が記載されている。この方法で得られたパルプ状物体か
らの紙は耐熱性には優れているものの、絶縁破壊の強さ
は未だ不充分である。更に重合体溶液中にLiCt、L
iBrおよびcact2等の無機塩を添加しているので
、これらをパルプ状物体から除去するために、洗浄工程
が非常に面倒であり、又、これら無機塩は設備の腐蝕の
可能性が大きく工業的な製造設備においては材質に留意
することが必要であり設備コストも高くなり必ずしも好
ましい方法とは言えない。
族ポリアミドの溶液中にLiCt、LiBrおよびca
ct2から選ばれた化合物を芳香族ポリアミドに対して
1〜20重量%添加せしめ、ついで該溶液を沈澱剤中に
分散せしめて電気絶縁紙用パルプ状物体を製造する方法
が記載されている。この方法で得られたパルプ状物体か
らの紙は耐熱性には優れているものの、絶縁破壊の強さ
は未だ不充分である。更に重合体溶液中にLiCt、L
iBrおよびcact2等の無機塩を添加しているので
、これらをパルプ状物体から除去するために、洗浄工程
が非常に面倒であり、又、これら無機塩は設備の腐蝕の
可能性が大きく工業的な製造設備においては材質に留意
することが必要であり設備コストも高くなり必ずしも好
ましい方法とは言えない。
一方我々は特開昭48−98106号公報において耐熱
性を有し有機溶媒に可溶な芳香族系重合体を水溶媒に溶
解しこれに微小な固体無機物質を添加混合した溶液を特
定の無機塩類を含有する水系沈澱剤中に導入してパルプ
粒子を製造する方法を提案した。この方法により製造し
たパルプ粒子を加工して得られた電気絶縁紙は耐熱性、
耐炎性、電気絶縁性、含浸性等の性能は優れているもの
の、沈澱剤中に無機塩類を含有する為前記同様の問題が
ある。
性を有し有機溶媒に可溶な芳香族系重合体を水溶媒に溶
解しこれに微小な固体無機物質を添加混合した溶液を特
定の無機塩類を含有する水系沈澱剤中に導入してパルプ
粒子を製造する方法を提案した。この方法により製造し
たパルプ粒子を加工して得られた電気絶縁紙は耐熱性、
耐炎性、電気絶縁性、含浸性等の性能は優れているもの
の、沈澱剤中に無機塩類を含有する為前記同様の問題が
ある。
本発明者はこれらの欠点を除去すべく鋭意研究の結果、
界面重縮合法により得られた芳香族ポリアミドをアミド
系溶媒に溶解した溶液をアミド系溶媒と水からなり、ア
ミド系溶媒の濃度が特定範囲内ある沈澱剤中に添加して
得られるバルプ粒子が耐熱性、電気絶縁性に優れた紙を
与え得ることおよび製造設備の腐蝕にに関して全く心配
がなく、設備材料の選択あるいは保全業務を有利ならし
めること、更に、パルプ粒子の洗浄に必要な水の量も減
少できひいては溶剤回収に要する費用も少なくできるこ
とを発見し本発明を完成したものである。すなわち本発
明は、芳香族ポリアミドの溶液を沈澱剤中に撹拌しなが
ら添加してパルブ粒子を製造する際に芳香族ポリアミド
として界面重縮合法により得られた芳香族ポリアミドを
用いるとともに、該芳香族ポリアミドを溶解する溶媒と
してアミド系溶媒を使用し、かつ沈澱剤として前記アミ
ド系溶媒と水とからなり、該アミド系溶媒の濃度が15
〜48重量%である沈澱剤を用いることを特徴とするパ
ルブ粒子の製造方法である。本発明においてアミド系溶
媒の濃度が15重量%より低いと得られるパルプ粒子の
形状が粗で大きく棒状となり絶縁破壊電圧が悪くなる。
又、48重量%より高いとパルプ粒子が凝集溶着しかた
まりとなつてしまい、絶縁破壊電圧の低下を招く。本発
明に言う芳香族ポリアミドとしては次のものがあげられ
る。
界面重縮合法により得られた芳香族ポリアミドをアミド
系溶媒に溶解した溶液をアミド系溶媒と水からなり、ア
ミド系溶媒の濃度が特定範囲内ある沈澱剤中に添加して
得られるバルプ粒子が耐熱性、電気絶縁性に優れた紙を
与え得ることおよび製造設備の腐蝕にに関して全く心配
がなく、設備材料の選択あるいは保全業務を有利ならし
めること、更に、パルプ粒子の洗浄に必要な水の量も減
少できひいては溶剤回収に要する費用も少なくできるこ
とを発見し本発明を完成したものである。すなわち本発
明は、芳香族ポリアミドの溶液を沈澱剤中に撹拌しなが
ら添加してパルブ粒子を製造する際に芳香族ポリアミド
として界面重縮合法により得られた芳香族ポリアミドを
用いるとともに、該芳香族ポリアミドを溶解する溶媒と
してアミド系溶媒を使用し、かつ沈澱剤として前記アミ
ド系溶媒と水とからなり、該アミド系溶媒の濃度が15
〜48重量%である沈澱剤を用いることを特徴とするパ
ルブ粒子の製造方法である。本発明においてアミド系溶
媒の濃度が15重量%より低いと得られるパルプ粒子の
形状が粗で大きく棒状となり絶縁破壊電圧が悪くなる。
又、48重量%より高いとパルプ粒子が凝集溶着しかた
まりとなつてしまい、絶縁破壊電圧の低下を招く。本発
明に言う芳香族ポリアミドとしては次のものがあげられ
る。
(1)芳香族環を有するジカルボン酸(好適には酸ハラ
イド等の高活性誘導体)と芳香族環を有するジアミンと
の縮合ポリアミド、例えばジカルボン酸として、テレフ
タル酸、イソフタル酸等、ジアミンとして、メタフエニ
レンジアミン、4,″4 −ジアミノジフエニルエーテ
ル、4,4−ジアミノジフエニルメタン、キシリレンジ
アミン、N−メチル−P−フエニレンジアミン等を使用
した一種のジカルボン酸、一種のジアミンからなるホモ
ポリマーであつても艮く、ジカルボン酸成分とジアミン
成分の中何れか一方、または両方二種以上の化合物より
なる共重合ポリマーであつても艮い。
イド等の高活性誘導体)と芳香族環を有するジアミンと
の縮合ポリアミド、例えばジカルボン酸として、テレフ
タル酸、イソフタル酸等、ジアミンとして、メタフエニ
レンジアミン、4,″4 −ジアミノジフエニルエーテ
ル、4,4−ジアミノジフエニルメタン、キシリレンジ
アミン、N−メチル−P−フエニレンジアミン等を使用
した一種のジカルボン酸、一種のジアミンからなるホモ
ポリマーであつても艮く、ジカルボン酸成分とジアミン
成分の中何れか一方、または両方二種以上の化合物より
なる共重合ポリマーであつても艮い。
代表的なものとして、例えばポリメタキシリレンジアミ
ンテレフタルアミド、ポリ−N−メチルーパラJャGニレ
ンテレフタルアミドあるいはメタフエニレンジアミン、
イソフタル酸及びテレフタル酸の共重合ポリマー等が例
示される。(2)芳香族環を有するアミノカルボン酸を
好適には活性化して縮合したポリアミド、例えばアミノ
カルボン酸としてパラあるいはメタアミノ安,息香酸、
パラアミノメチル安息香酸等を使用した一種のみからの
ホモポリマーであつても良く、二種以上のアミノカルボ
ン酸の共重合ポリマーであつても良い。
ンテレフタルアミド、ポリ−N−メチルーパラJャGニレ
ンテレフタルアミドあるいはメタフエニレンジアミン、
イソフタル酸及びテレフタル酸の共重合ポリマー等が例
示される。(2)芳香族環を有するアミノカルボン酸を
好適には活性化して縮合したポリアミド、例えばアミノ
カルボン酸としてパラあるいはメタアミノ安,息香酸、
パラアミノメチル安息香酸等を使用した一種のみからの
ホモポリマーであつても良く、二種以上のアミノカルボ
ン酸の共重合ポリマーであつても良い。
代表的なものとして、例えばパラアミノ安息香酸の縮合
物があげられる。(3)前記(1)(2)を共重合した
ポリアミド、代表的なものとして、例えばメタフエニレ
ンジアミン、イソフタル酸、パラアミノ安息香酸、の三
成分を縮合したポリアミドがあげられる。前記芳香族ポ
リアミドを界面重縮法で得る方法はすでに公知であり、
例えば特公昭47−10863号公報に記載されている
様に、芳香族ジカルボン酸ハライドを生成ポリアミドに
対して良溶媒でない有機溶媒中で反応せしめて活性中間
体を含む溶液もしくは分散液を作り、しかる後該溶液も
しくは分散液を酸受容剤の水溶液と接触させて反応を完
結せしめる方法などがある。
物があげられる。(3)前記(1)(2)を共重合した
ポリアミド、代表的なものとして、例えばメタフエニレ
ンジアミン、イソフタル酸、パラアミノ安息香酸、の三
成分を縮合したポリアミドがあげられる。前記芳香族ポ
リアミドを界面重縮法で得る方法はすでに公知であり、
例えば特公昭47−10863号公報に記載されている
様に、芳香族ジカルボン酸ハライドを生成ポリアミドに
対して良溶媒でない有機溶媒中で反応せしめて活性中間
体を含む溶液もしくは分散液を作り、しかる後該溶液も
しくは分散液を酸受容剤の水溶液と接触させて反応を完
結せしめる方法などがある。
芳香族ポリアミドを得る方法として、他に溶液縮合法(
特公昭35−14399号公報参照)が良く知られてい
るがこの場合酸受容剤が初めから存在するため生成重合
体溶液中には酸受容剤が反応して生成した大量の塩が共
存する事が避けられず、この溶液からバルプ粒子を製造
した場合、パルプ粒子から塩を除去することは容易では
ない。
特公昭35−14399号公報参照)が良く知られてい
るがこの場合酸受容剤が初めから存在するため生成重合
体溶液中には酸受容剤が反応して生成した大量の塩が共
存する事が避けられず、この溶液からバルプ粒子を製造
した場合、パルプ粒子から塩を除去することは容易では
ない。
この点本発明によれば、塩かほとんど存在しない重合体
溶液を得ることができ、パルプ粒子の洗浄が容易であり
、又、前記した様に製造設備系内に塩が混入してこない
ので設備の腐蝕の必配が全くない。次に本発明に言うア
ミド系溶剤とは N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−アセチル
−ピロリドン、N−メチルーカプロラクタム、N−アセ
チルカプロラクタム、ヘキサメチルホスホルアミドおよ
びテトラメチル尿素等の溶剤を総称するものであるが、
本発明の方法では就中、N−メチル−2−ピロリドンを
主成分とする溶剤が好適に用いられる。
溶液を得ることができ、パルプ粒子の洗浄が容易であり
、又、前記した様に製造設備系内に塩が混入してこない
ので設備の腐蝕の必配が全くない。次に本発明に言うア
ミド系溶剤とは N,N−ジメチルホルムアミド、N,N−ジメチルアセ
トアミド、N−メチル−2−ピロリドン、N−アセチル
−ピロリドン、N−メチルーカプロラクタム、N−アセ
チルカプロラクタム、ヘキサメチルホスホルアミドおよ
びテトラメチル尿素等の溶剤を総称するものであるが、
本発明の方法では就中、N−メチル−2−ピロリドンを
主成分とする溶剤が好適に用いられる。
溶液中の重合体濃度としては、重合体の種類、重合体の
重合度によつて異なるが、例えば2〜15重量%が好ま
しい。
重合度によつて異なるが、例えば2〜15重量%が好ま
しい。
又、溶液中に1〜10重量%好ましくは3〜9重量%の
水を含有しても差し支えない。更に溶液中に溶液と実質
上反応せず又溶液に溶解しない微小な固体物機物質を添
加混合することは、電気絶縁性、耐熱性をより一層向上
せしめる上で好ましいことである。
水を含有しても差し支えない。更に溶液中に溶液と実質
上反応せず又溶液に溶解しない微小な固体物機物質を添
加混合することは、電気絶縁性、耐熱性をより一層向上
せしめる上で好ましいことである。
この場合、固体物機物質としては、電気的性質、乏耐熱
性にすぐれている雲母類が好ましく用いられるが、更に
、ガラスプレークズ、シリカ、アルミナ、カオリン、タ
ルクなどの球状薄片状を有するものも使用できる。
性にすぐれている雲母類が好ましく用いられるが、更に
、ガラスプレークズ、シリカ、アルミナ、カオリン、タ
ルクなどの球状薄片状を有するものも使用できる。
固体無機物質を混合する場合は前記重合体の50〜90
0重量%好ましくは 1t100〜400重量%である
。前記した固体無機物質を溶液中に混合する際できるだ
け均一に分散させるのが好ましく、装置として例えばT
.K.ホモミクサー(特殊機化工業製)、やアトライタ
ー(三井三池製作所製)などが有効 1.である。
0重量%好ましくは 1t100〜400重量%である
。前記した固体無機物質を溶液中に混合する際できるだ
け均一に分散させるのが好ましく、装置として例えばT
.K.ホモミクサー(特殊機化工業製)、やアトライタ
ー(三井三池製作所製)などが有効 1.である。
本発明の方法により、パルプ粒子を製造するに際しては
、沈澱剤は高速攪拌を行ない、導入した溶液から脱溶媒
すると同時に剪断作用又は叩解作用を生ぜしめる様に操
作する。
、沈澱剤は高速攪拌を行ない、導入した溶液から脱溶媒
すると同時に剪断作用又は叩解作用を生ぜしめる様に操
作する。
2本発明の方法によつて得られたパルブ粒子はそれ自
体でも紙とする事ができるが、短繊維と混合して抄紙す
ることによつて、すぐれた紙とすることができる。
体でも紙とする事ができるが、短繊維と混合して抄紙す
ることによつて、すぐれた紙とすることができる。
抄紙は従来の天然パルプから製紙する場合の様に長網式
あるいは円網式の抄紙機を用 2いて湿式法により抄紙
するのが良い。混合すべき短繊維は、耐熱性の繊維であ
れば伺れでも良く溶液を構成する重合体と同種のもので
あつても異種のものであつても艮い。
あるいは円網式の抄紙機を用 2いて湿式法により抄紙
するのが良い。混合すべき短繊維は、耐熱性の繊維であ
れば伺れでも良く溶液を構成する重合体と同種のもので
あつても異種のものであつても艮い。
短繊維の単糸繊度は0.5〜10デニール等に1.5〜
3.0デニールが好ましい。
3.0デニールが好ましい。
更に短繊維の長さは短繊維の単糸繊度によつても異なる
が1〜10−好ましくは3〜8−が艮い。パルプ粒子を
短繊維と混合してシートする場合パルプ粒子の量は、シ
ートに対して20〜95重 5量%が必要であり、好ま
しくは40〜90重量%である。
が1〜10−好ましくは3〜8−が艮い。パルプ粒子を
短繊維と混合してシートする場合パルプ粒子の量は、シ
ートに対して20〜95重 5量%が必要であり、好ま
しくは40〜90重量%である。
パルプ粒子の量が20重量“より少ない場合は、絶縁破
壊電圧、強伸度等の物性が悪くなる、また、パルプ粒子
の量が95重量%より多い場合は含浸性、強伸度共悪く
なる。前記の如くして得られたシ一Hお屹燥後、熱プレ
ス又は熱ロール等の手段によつて加圧下加熱する事によ
り、すぐれた紙とすることができる。
壊電圧、強伸度等の物性が悪くなる、また、パルプ粒子
の量が95重量%より多い場合は含浸性、強伸度共悪く
なる。前記の如くして得られたシ一Hお屹燥後、熱プレ
ス又は熱ロール等の手段によつて加圧下加熱する事によ
り、すぐれた紙とすることができる。
加圧する時の温度は重合体種類、短繊維の種類等によつ
て異なるが110℃〜320℃が・適当である。圧力は
温度と同様に重合体種類等によつて異なるが200kg
/c疏以下が望ましい。本発明における主要な測定値に
ついて測定方法を説明する。
て異なるが110℃〜320℃が・適当である。圧力は
温度と同様に重合体種類等によつて異なるが200kg
/c疏以下が望ましい。本発明における主要な測定値に
ついて測定方法を説明する。
以下実施例により本発明を詳述する。
実施例 1
界面重縮合法によつて得られた対数粘度1.83のポリ
メタフエニレンイソフタルアミド粉末60部を5℃に冷
却した940部のN−メチル−2一ピロリドン中に分散
させた後、アンドレアゼンピペツト法で測定した粒子径
が400〜1000メツシユ相当の雲母粉末111部を
混合し次いで約40℃に加温して重合体を完全に溶解し
た。
メタフエニレンイソフタルアミド粉末60部を5℃に冷
却した940部のN−メチル−2一ピロリドン中に分散
させた後、アンドレアゼンピペツト法で測定した粒子径
が400〜1000メツシユ相当の雲母粉末111部を
混合し次いで約40℃に加温して重合体を完全に溶解し
た。
一方沈澱剤としてN−メチル−2−ピロリドンと水とを
混合し、N−メチル−2−ピロリドンの濃度が20.3
0.40重量%の三種の沈澱剤を作つた。沈澱装置とし
て直径40wiの円筒形ステータービン翼型2枚羽根ロ
ーターの組み合せからなり、かつ沈澱冊、溶液の供給口
および沈澱後のパルプ粒子スラリーの排出口を備えた管
路攪拌式連続沈澱機を使い、前記重合体溶液0.5kg
/一、沈澱剤5kg/−の流量で同時に供給し、パルプ
粒子スラリーを排出口からとり出した。
混合し、N−メチル−2−ピロリドンの濃度が20.3
0.40重量%の三種の沈澱剤を作つた。沈澱装置とし
て直径40wiの円筒形ステータービン翼型2枚羽根ロ
ーターの組み合せからなり、かつ沈澱冊、溶液の供給口
および沈澱後のパルプ粒子スラリーの排出口を備えた管
路攪拌式連続沈澱機を使い、前記重合体溶液0.5kg
/一、沈澱剤5kg/−の流量で同時に供給し、パルプ
粒子スラリーを排出口からとり出した。
この際沈澱剤、溶液とも20℃の温度に調節した。
又、ローターの回転数は9.000r.P.m・とした
。得られたパルプ粒子スラリーを遠心分離機に入れ、大
部分の沈澱剤を戸液としてとり出した後、イオン交換水
を供給し元分に洗浄を行なつた。かくして得られたパル
ブ粒子2.16t(固形分)と5wmに切断した単糸繊
度2デニールのポリメタフエニレンイソフタルアミド繊
維(帝人社製コーハツクス)0.54yを含む水分散液
からタツヒースタンダードシートマシンを用いて抄紙し
、乾燥後300℃、200kg/一の条件でプレスし厚
さ約120μの紙を得た。これらの紙の絶縁破壊強度と
引張強度は第1表のとおりでありいずれも良好であつた
。又、これら三種の紙を270℃の空気中で7日間放置
したが、前記性能はほとんど変らず、着色の度合も非常
に少なく耐熱性は良好であつた。
。得られたパルプ粒子スラリーを遠心分離機に入れ、大
部分の沈澱剤を戸液としてとり出した後、イオン交換水
を供給し元分に洗浄を行なつた。かくして得られたパル
ブ粒子2.16t(固形分)と5wmに切断した単糸繊
度2デニールのポリメタフエニレンイソフタルアミド繊
維(帝人社製コーハツクス)0.54yを含む水分散液
からタツヒースタンダードシートマシンを用いて抄紙し
、乾燥後300℃、200kg/一の条件でプレスし厚
さ約120μの紙を得た。これらの紙の絶縁破壊強度と
引張強度は第1表のとおりでありいずれも良好であつた
。又、これら三種の紙を270℃の空気中で7日間放置
したが、前記性能はほとんど変らず、着色の度合も非常
に少なく耐熱性は良好であつた。
一方比較のため沈澱剤中のN−メチル−2−ピロリドン
濃度を0.10.50.重量%とする以外は全く同様に
して行ない得られた紙の性能は第2表のとおりであつた
。第2表において煮4,5は沈澱剤中のN−メチルー2
−ビロリドン濃度が低く過ぎる場合であり、いずれもパ
ルブ粒子の形状は粗で大きい棒状であり、紙の絶縁破壊
電圧が低い。
濃度を0.10.50.重量%とする以外は全く同様に
して行ない得られた紙の性能は第2表のとおりであつた
。第2表において煮4,5は沈澱剤中のN−メチルー2
−ビロリドン濃度が低く過ぎる場合であり、いずれもパ
ルブ粒子の形状は粗で大きい棒状であり、紙の絶縁破壊
電圧が低い。
又、煮.6は沈澱剤中のN−メチル−2−ピロリド内湊
度が高過ぎる場合であり、パルブ粒子は凝集溶着してし
まいやはり紙の絶縁破壊電圧が低い。
度が高過ぎる場合であり、パルブ粒子は凝集溶着してし
まいやはり紙の絶縁破壊電圧が低い。
実施例 2実施例1、煮2で得られたパルプ粒子スラリ
ーをマツチエに移し減圧にして大部分の沈澱剤を除いた
後、引き続きパルブ粒子(固形分)の50倍量のイオン
交換水を数回に分けて入えて洗浄したところ、パルプ粒
子に付着している液中のN−メチル−2−ピロリドンは
ガスクロマトグラフ法で検出できない程度にまで洗浄が
完全であつた。
ーをマツチエに移し減圧にして大部分の沈澱剤を除いた
後、引き続きパルブ粒子(固形分)の50倍量のイオン
交換水を数回に分けて入えて洗浄したところ、パルプ粒
子に付着している液中のN−メチル−2−ピロリドンは
ガスクロマトグラフ法で検出できない程度にまで洗浄が
完全であつた。
Claims (1)
- 1 芳香族ポリアミドとアミド系溶媒に溶解した溶液を
沈澱剤中に撹拌しながら添加してパルプ粒子を製造する
に際し、沈澱剤として前記アミド系溶媒と水とからなり
かつ該アミド系溶媒の濃度が15〜48重量%である沈
澱剤を用いることを特徴とするパルプ粒子の製造法。
Priority Applications (7)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2406575A JPS5947694B2 (ja) | 1975-02-28 | 1975-02-28 | パルプ粒子の製造方法 |
CA246,586A CA1067244A (en) | 1975-02-27 | 1976-02-26 | Process for producing pulp-forming particles and synthetic paper-like sheets made therefrom |
NL7602056A NL7602056A (nl) | 1975-02-27 | 1976-02-27 | Werkwijze ter bereiding van pulpvormende deeltjes van een thermisch stabiel synthetisch polymeer met goede velvormende eigenschappen, alsmede daar- uit verkregen papierachtige vellen. |
FR7605560A FR2302379A1 (fr) | 1975-02-27 | 1976-02-27 | Procede de preparation de |
BE164706A BE839013A (fr) | 1975-02-27 | 1976-02-27 | Procede de production de particules pour formation de pulpe et feuilles synthetiques pareilles a du papier preparees a partir de ces particules |
GB789176A GB1520574A (en) | 1975-02-27 | 1976-02-27 | Process for preparing pulp-forming particles and synthetic papers made from such particles |
DE19762608081 DE2608081B2 (de) | 1975-02-27 | 1976-02-27 | Verfahren zur Herstellung von pulpebildenden Teilchen |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2406575A JPS5947694B2 (ja) | 1975-02-28 | 1975-02-28 | パルプ粒子の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS51100151A JPS51100151A (en) | 1976-09-03 |
JPS5947694B2 true JPS5947694B2 (ja) | 1984-11-21 |
Family
ID=12128032
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2406575A Expired JPS5947694B2 (ja) | 1975-02-27 | 1975-02-28 | パルプ粒子の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5947694B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57205473A (en) * | 1981-06-10 | 1982-12-16 | Teijin Ltd | Composition for friction material |
-
1975
- 1975-02-28 JP JP2406575A patent/JPS5947694B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS51100151A (en) | 1976-09-03 |
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