JPS60264369A - セラミツクス成形体の脱脂装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （目　的） 「産業上の利用分野」 本発明はセラミックス粉末と有機バインダーとを混合し
て射出成形機で射出成形して得だ射出成形体より、その
有機バインダー成分を除去するセラミックス成形体の脱
脂装置に関するものである。

「従来の技術」 セラミックスの成形装置としては、複雑な形状体の大量
生産が可能な射出成形装置が、返信、重閥視されるよう
になった。

この装置は、セラミックス粉末と闇脂、あるいはワック
スなどの有機バインダーとを加熱混合して流動性を持っ
た混合物となし、樹脂の射出成形と同様に、これを射出
成形してセラミックス成形体を得るものであるが、この
セラミックス成形体からは、これを焼結工程に入るに先
立って、その有機バインダーを除去する必要がある。

ところが、この脱脂工程では、ややもすれば成形体にふ
くれとか割れなどの欠陥が生じ易い。

この欠陥を避けるために、脱脂工程では、通常、常温度
を昇温しで有機バインダーの熱分解揮散をさせている。

すなわち、これは、この製造プロセス中層も時間のかか
る工程となる。

通常、有機バインダー（ｄ、各種の樹脂、ワックスおよ
び有機バインダーによって重計減が急激に生じる温度領
域があり、この温度領域では、特にふくれ・割れなどの
欠陥が生じ易くなる。

この、ｌζめ、従来では、この温度領域を他の領域より
も著しく遅い昇温速度で昇温させて脱脂するなどの昇温
プログラムを設定する必要があった。

しかし、これでに、前記のように、必要以上に遅い昇温
速度で昇温させるため、脱脂時間が長くなることになる
。

「発明が解決しようとする問題点」 本発明はこのような問題を解決しようとするものである
。＋なわち従来はこの脱脂工程でに、常に１常圧下でな
されているので、脱脂のために生じる有機バインダーの
熱分解揮散によって、どうしても。ふくれ・割れなどの
欠陥が生じることに鑑みて、本発明では、加圧Ｆで脱脂
を行うようにして、脱脂時の、有機バインダーの熱分解
揮散による急激な重量変化を防止し、かつその脱脂時間
の短縮を刷らんとするものである。

（発明の構成） 本発明は前述のような目的を達成するために次のような
構成をもってなさんどするものである。

」−なわち、４本発明は、セラミックス粉末と樹］信あ
るいはワックスなどの有機バインダーとを加熱混練後、
これを、成形、脱脂、焼成の各工程を経てセラミックス
焼結体を製潰するに当って、前記脱脂工程において、セ
ラミックス成形体を、ガス置換および加圧減圧操作可能
のステンレス圧力容器内に収容し、この圧力容器に、本
体と僚体とよりなっていて、その外部より所要の熱源を
用いて加熱し、そしてセラミックス成形体より分離した
樹脂あるいはワックスの分解ガスを、同容器内１′こ、
加圧した不活性ガスおよび空気を導入するＣとによって
、同容器より排出するものであり、ｊ〜かも、その際、
同容器内を、常に一定高圧に維持しノ”Ｃからこｒしを
行うセラミックス成形体の脱脂装置である。

次に、図面に基いて、その構成を、作用とともにさら１
７７ｍ詳述する。

図面において、（１）はセラミックス成形体を装填する
ステンレス圧力容器、Ｃ２／）ｕその本体、（２’）ｌ
ｄその蓋体であって、両者は、締付ボルト（５）で締結
される。

寸だ（，３）ｔ、２０＋Ｊングで両者の気密を保持する
。（４）は水冷ジャケットで０１１ング（３）を高温か
ら保護する。

（６）はステンレス圧力容器（１）を外部より加熱する
だめの熱源であり、通常にニクロム線ヒータなどの電気
ヒータが用いられるが、石油あるいはガスでも可能であ
る。

（９）は熱源（６）を保持する外部容器で、ステンレス
圧力容器（１）ｌｄ、この外部容器（９）内に嵌装する
。（９１）（９′）は外部容器に使用された断熱材、（
９′）は蓋体（２１）の内面に使用された断熱材、（ｌ
Ｏ）はステンレス圧力容器（１）内において、セラミッ
クス成形体を装填するための試料棚である。

（１１）ｌ’ｉ　、ステンレス圧力容器（１）内のガス
置換用の弁であって、その開閉１（よって、真空ポンプ
により同圧力容器（１）内の空気を排除し、まだその後
、不活性ガスを同圧力容器（１）内に導入する。

（５） なおこのガス置換は、炭１′［二珪素、窒化珪素斗非酸
化物系セラミックスの昇温中の酸化を防ぐため行うもの
である。

（１２）は圧力計で、必要に応じて、接点（＝Ｉのもの
を使用すれば安全弁の機能を持たせることができる。

（１３）ハステンレス圧力容器（１）内の圧力を、常に
、一定に保持し、脱脂時の急激な揮散ガスの発生を抑制
するだめの保圧弁である。　（１４）は保圧弁（１３）
が万一閉塞した時作動する安全弁で、保圧弁（１３）ま
たは安全弁（１４）より、樹脂あるいはワックスなど有
機バインダーの加熱、揮散により生じた排出ガスを、排
気装置（工５）を介して、器外に排出する。

セラミックス成形体の欠陥発生を防１１二するためには
スことか極めて重要なことである。

寸だステンレス圧力容器（１）とともに、こｈに接続す
る配管、弁などは、耐熱性と１ｌｌＹｊ食性を要するた
め、全てステンレス鋼製とする。

「作　用」 本発明においては、セラミックス粉末と樹脂モア）いに
。

（６） ワックスなオの有機バインダーとを加熱混練後、これを
ｑ４出成形機で射出成形し、そのセラミックス成形体を
、ステンレス圧力容器（１）の試料棚（１０）に収容し
、ステンレス圧力容器（１’）は列部容器（９）に装着
された熱源（６）で加熱し、そして回答器Ｃｌ　）内の
ガス圧を、同容器に取イ」けだ保圧弁（１３）ｋもって
、常に、一定の圧力に椎持さ亡るとともに、その一定の
ガス圧力のもとに、熱源（６）によって加熱されたセラ
ミックス成形体より分離した樹脂あるいはワックスの分
解ガスを、同容器に取イマ４けたガス置換用の弁（ｌ　
］−’）の操作によって加圧された不活性ガスあるいに
空気を外部より導入することにより、同容器から保圧弁
（１３）を経て排気装置（１５）で外部に排出する。

（発明の効果） 本発明は以上のように、従来のもののように、常圧のも
とに行わず、ステンレス圧力容器内において、常に、一
定のガス圧のもとに脱脂を行うことができるもので１：
ｆ、１″′″′：″・同容器に屯脱脂時に：″″″ｘ＋
解ガ″排除し、かつ加圧せる不活性ガスあるいは空気を
、ステンレス圧力容器内に導入するガス置換用の弁と、
分解ガスを強制的に排出１７、かつ加圧時の容器内のガ
ス圧を、常に、一定に保つだめの保圧弁を設けたので、
バインダー量が比較的多いセラミックス成形体の労、脂
に当っても、そのυ［１熱揮散ガスにより、セラミック
ス成形体ｌ／Ｃふくれ・割れなどの発生を抑えることが
でき健全７Ｃ脱脂を行うことができる。

しかもこの工程ｄ、従来のように、長時間を安すること
ｆ、ｃ　＜短時間にこれを行うことができ、ぞしてふん
囲気カスの買換を、器内を常に一定圧力に屁ｆ、持しつ
つ、これを容易に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明方法を実施する脱脂装置の縦断側面図であ
る。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. セラミックス粉末と樹脂あるいはワックスなどの有機バ
   インダーとを加熱混練後これを射出成形機で射出成形し
   て得たセラミックス成形体を収容するステンレス圧力容
   器を、内側に断熱材を介して設けた熱源を有する外部容
   器に嵌装し、そしてステンレス圧力容器は本体と蓋体と
   よりなり、同容器には、分解ガスを強制的に排除し、か
   つ加圧された不活性ガスおよび空気を導入するだめのガ
   ス置換用の弁と、分解ガスを排出しかつ加圧時の容器内
   のガス圧を、常に一定に保つための保圧弁を設けたセラ
   ミックス成形体の脱脂装置。