JPS602642A - 熱交換器のフイン芯材用Al合金 - Google Patents
熱交換器のフイン芯材用Al合金Info
- Publication number
- JPS602642A JPS602642A JP10839083A JP10839083A JPS602642A JP S602642 A JPS602642 A JP S602642A JP 10839083 A JP10839083 A JP 10839083A JP 10839083 A JP10839083 A JP 10839083A JP S602642 A JPS602642 A JP S602642A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- alloy
- fins
- core material
- fin
- heat exchanger
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はろう付けにより構成するAf!、合金製熱交換
器のフィン用芯材に用いる耐座屈性の優れたA柔合金に
関するものである。
器のフィン用芯材に用いる耐座屈性の優れたA柔合金に
関するものである。
一般に自動車のラジェーターやニアコンディショニング
にはAf!、合金製熱交換器が用いられている。これ等
熱交換器のコアーには水を通すチューブと熱を放散する
フィンからなり、通常フィンにはA 12−Mn系合金
、例えばA 52−0,15wt%Cu(以下wt%を
%と略記)−1,1%Mn合金(A3003 )やA、
R−1,1%Mn合金(A 3203)を芯材とし、そ
の両面にAI!−8i系合金からなるろう材、例えばA
、9−7.5%3i合金(B A 4343)や△(
−10%3i−1,5%Mg合金(B A 4004)
をクラッドしたプレージングシートを用い、純A(、例
エバA1050や1100或イGe&上記AJ!−Mn
系合金からなるチューブと組合せ、真空中、不活性ガス
中又はフラックスを用いて大気中でろう付けすることに
よりコアーを製造している。
にはAf!、合金製熱交換器が用いられている。これ等
熱交換器のコアーには水を通すチューブと熱を放散する
フィンからなり、通常フィンにはA 12−Mn系合金
、例えばA 52−0,15wt%Cu(以下wt%を
%と略記)−1,1%Mn合金(A3003 )やA、
R−1,1%Mn合金(A 3203)を芯材とし、そ
の両面にAI!−8i系合金からなるろう材、例えばA
、9−7.5%3i合金(B A 4343)や△(
−10%3i−1,5%Mg合金(B A 4004)
をクラッドしたプレージングシートを用い、純A(、例
エバA1050や1100或イGe&上記AJ!−Mn
系合金からなるチューブと組合せ、真空中、不活性ガス
中又はフラックスを用いて大気中でろう付けすることに
よりコアーを製造している。
フィンは通常0.16〜0.20mの板厚のプレージン
グシートをコルゲート加工したもので、第1図に示すよ
うに蛇行状に成形加工したチューブ(1)間にコルゲー
ト状フィン(2)を装着し、密着性を良くするため図に
示す矢印方向より鉄製冶具で挾持してろう付けすること
によりコアーを製造している。ろう付けは通常高温(5
90〜610℃)に加熱して行なわれるため、ろう材中
の81が芯材中に拡散して芯材の座屈性を低下し、更に
鉄製冶具とコアーの熱膨張の差により図に示す矢印方向
にかなりの応力が作用し、フィンが変形して外観上好ま
しくないばかりか、コアーの寸法が変動し、取付けがで
きないこともある。
グシートをコルゲート加工したもので、第1図に示すよ
うに蛇行状に成形加工したチューブ(1)間にコルゲー
ト状フィン(2)を装着し、密着性を良くするため図に
示す矢印方向より鉄製冶具で挾持してろう付けすること
によりコアーを製造している。ろう付けは通常高温(5
90〜610℃)に加熱して行なわれるため、ろう材中
の81が芯材中に拡散して芯材の座屈性を低下し、更に
鉄製冶具とコアーの熱膨張の差により図に示す矢印方向
にかなりの応力が作用し、フィンが変形して外観上好ま
しくないばかりか、コアーの寸法が変動し、取付けがで
きないこともある。
最近省資源、省エネルギー化により熱交換器においても
軽量化が望まれ、フィンの薄肉軽量化が試みられている
。しかしながらフィンの厚さは上記座屈性の面から0.
16mmより薄くすることができず、更にコンデンサー
のフィンでは高さが16〜20mmと高いため座屈に敏
感であり、その改善が強く望まれている。
軽量化が望まれ、フィンの薄肉軽量化が試みられている
。しかしながらフィンの厚さは上記座屈性の面から0.
16mmより薄くすることができず、更にコンデンサー
のフィンでは高さが16〜20mmと高いため座屈に敏
感であり、その改善が強く望まれている。
本発明はこれに鑑みブレージングにおける座屈に及ぼす
諸因子について種々検討の結果、八(地金に不可避的に
含まれる3i及びFe含有是が大きな影響を及ぼし、か
つMnを添加することにより強度が向上すると共にろう
付は時の加熱により大きな再結晶粒を生じ、これが芯材
へのSiの拡散を制御して耐座屈性を維持することを知
見し、更に検討の結果、附属性の優れた熱交換器のフィ
ン芯材用Aぶ合金を開発したもので、不可避的不純物中
、3i0.15%以下、F、e O,15%以下の純A
(に、Mn1,5〜2.5%添加したことを特徴とする
ものである。
諸因子について種々検討の結果、八(地金に不可避的に
含まれる3i及びFe含有是が大きな影響を及ぼし、か
つMnを添加することにより強度が向上すると共にろう
付は時の加熱により大きな再結晶粒を生じ、これが芯材
へのSiの拡散を制御して耐座屈性を維持することを知
見し、更に検討の結果、附属性の優れた熱交換器のフィ
ン芯材用Aぶ合金を開発したもので、不可避的不純物中
、3i0.15%以下、F、e O,15%以下の純A
(に、Mn1,5〜2.5%添加したことを特徴とする
ものである。
しかして本発明においてMn添加量を1.5〜2.5%
と限定したのは、Mn添加により合金の強度を向上する
と共に、Mnを強制固溶ざぜることによりろう付は時の
再結晶を大きく成長させて、ろう材よりSIの拡散を抑
制し、フィンとしての耐座屈性を維持するためで、添加
量が1.5%未満ではこれらの効果が顕著でなく、2.
5%を越えると巨大なA f−Mn化合物が生成し、圧
延加工性を阻害するためである。
と限定したのは、Mn添加により合金の強度を向上する
と共に、Mnを強制固溶ざぜることによりろう付は時の
再結晶を大きく成長させて、ろう材よりSIの拡散を抑
制し、フィンとしての耐座屈性を維持するためで、添加
量が1.5%未満ではこれらの効果が顕著でなく、2.
5%を越えると巨大なA f−Mn化合物が生成し、圧
延加工性を阻害するためである。
また純A(に不可避的に含まれる不純物中、特にSi0
.15%以下、Fe0.15%以下と限定したのは、S
lの微量含有はろう材よりSiの拡散を抑制して、耐座
屈性を維持するも、0.15%を越えると再結晶粒が小
さくなって、ろう材よりSiの拡散が容易となるばかり
でなく、芯材の融点を低下させ、耐座屈性を低下するた
めである。またFeはSi同様ろう付は時の再結晶粒を
小さくする恐れがあるばかりか、Af−Mn−Fe化合
物を形成し、前記Mnの効果を損なうため、0.15%
以下と限定したものである。
.15%以下、Fe0.15%以下と限定したのは、S
lの微量含有はろう材よりSiの拡散を抑制して、耐座
屈性を維持するも、0.15%を越えると再結晶粒が小
さくなって、ろう材よりSiの拡散が容易となるばかり
でなく、芯材の融点を低下させ、耐座屈性を低下するた
めである。またFeはSi同様ろう付は時の再結晶粒を
小さくする恐れがあるばかりか、Af−Mn−Fe化合
物を形成し、前記Mnの効果を損なうため、0.15%
以下と限定したものである。
高純A(中年可避的に含まれる不純物中、SiとFe以
外については通常の範囲内であれば、フィンの座屈性に
はほとんど影響しない。
外については通常の範囲内であれば、フィンの座屈性に
はほとんど影響しない。
以下本発明を実施例について説明する。
第1表に示す組成のA(合金を芯材とし、その両面にA
p−7,5%3i合金からなるろう材をクラッドして大
気中ブレージング用フィン材と、A、e−10%5i−
1,5%Mg合金からなるろう材をクラッドした真空ブ
レージング用フィン材を作成した。これ等フィン材は板
厚0.13mm5ろう材のクラツド率10%で、何れも
コルゲート状に加工し、純A 、e (A 1050)
の押出偏平管を第1図に示すように蛇行状に成形し、偏
平管と偏平管の間にコルゲート状フィンを装着し、上下
方向を鉄製冶具で挾持し、それぞれ大気中ブレージング
(フラックスを用い610℃の温度で3分間加熱)と真
空ブレージング(5x10−5 Torr中、600℃
)温度で3分間加熱)を行なってコアーを作成した。
p−7,5%3i合金からなるろう材をクラッドして大
気中ブレージング用フィン材と、A、e−10%5i−
1,5%Mg合金からなるろう材をクラッドした真空ブ
レージング用フィン材を作成した。これ等フィン材は板
厚0.13mm5ろう材のクラツド率10%で、何れも
コルゲート状に加工し、純A 、e (A 1050)
の押出偏平管を第1図に示すように蛇行状に成形し、偏
平管と偏平管の間にコルゲート状フィンを装着し、上下
方向を鉄製冶具で挾持し、それぞれ大気中ブレージング
(フラックスを用い610℃の温度で3分間加熱)と真
空ブレージング(5x10−5 Torr中、600℃
)温度で3分間加熱)を行なってコアーを作成した。
これ等ファーの変形状態よりフィン座屈度を測定した。
これ等の結果を第1表に示す。尚座屈度5−
はフィンの座屈により全体が縮んだ縮み率1%以下のも
のを耐座屈性良好として○印で示し、1%以上のものを
耐座屈性不良としてX印で表わした。
のを耐座屈性良好として○印で示し、1%以上のものを
耐座屈性不良としてX印で表わした。
第1表
tt 2 1,6 0.120.12−〃 ○ ○/J
3 1.7 0.120.12 − 、、O○J74
2.0 0.120.12 − n 、0 0〃5
2.5 0,120.12 − n O○〃6 1.8
0,050.10 − n ○ O// 7 1.8
0,100.10 − n o On 8 1,8
0,150.15 − l/ OO” 11 2.7
0,120.12−n o On 12 1.8 0.
300.12 − n x xn 13 1,8 0.
120.25 − n x x従来合金 14 1.1
0,30 0.50 0,15 u x x// 1
5 1,1 0,300.50 − ty x x6一 第1表から明らかなように従来芯材を用いたものは板厚
0.13mmでは座屈を起すのに対し、本発明芯材を用
いたものは何れも板厚0.13mmで座屈することがな
く、フィン材の重量として約20%の軽量化が可能であ
ることが判る。
3 1.7 0.120.12 − 、、O○J74
2.0 0.120.12 − n 、0 0〃5
2.5 0,120.12 − n O○〃6 1.8
0,050.10 − n ○ O// 7 1.8
0,100.10 − n o On 8 1,8
0,150.15 − l/ OO” 11 2.7
0,120.12−n o On 12 1.8 0.
300.12 − n x xn 13 1,8 0.
120.25 − n x x従来合金 14 1.1
0,30 0.50 0,15 u x x// 1
5 1,1 0,300.50 − ty x x6一 第1表から明らかなように従来芯材を用いたものは板厚
0.13mmでは座屈を起すのに対し、本発明芯材を用
いたものは何れも板厚0.13mmで座屈することがな
く、フィン材の重量として約20%の軽量化が可能であ
ることが判る。
これに対し本発明芯材の組成範囲より外れるものはMn
を多量に添加したものを除き、何れも座屈を起しMnを
多量に添加した比較芯材ではA(−Mnの巨大化合物が
生じ、塑f1加工性が著しく低下しフィンの作成が困難
であった。
を多量に添加したものを除き、何れも座屈を起しMnを
多量に添加した比較芯材ではA(−Mnの巨大化合物が
生じ、塑f1加工性が著しく低下しフィンの作成が困難
であった。
このように本発明によればろう付けにより構成するA(
合金製熱交換器のフィン用芯材として、ブレージングに
おける耐座屈性が優れており、フィン材として重量で約
20%の軽量化することができる顕著な効果を奏するも
のである。
合金製熱交換器のフィン用芯材として、ブレージングに
おける耐座屈性が優れており、フィン材として重量で約
20%の軽量化することができる顕著な効果を奏するも
のである。
第1図はAJ2合金製熱交換器のコアーの一例を示す斜
視図である。 (1)チューブ (2)フィン 7− 第1図 ぎ 221−
視図である。 (1)チューブ (2)フィン 7− 第1図 ぎ 221−
Claims (1)
- 不可避的不純物中、S i O,15wt%以下、Fe
O,15wt%以下の純A1に、Mn 1.5〜2.5
wt%添加したことを特徴とする耐座屈性の優れた熱交
換器のフィン芯材用A(合金
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10839083A JPS602642A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | 熱交換器のフイン芯材用Al合金 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP10839083A JPS602642A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | 熱交換器のフイン芯材用Al合金 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS602642A true JPS602642A (ja) | 1985-01-08 |
Family
ID=14483545
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP10839083A Pending JPS602642A (ja) | 1983-06-16 | 1983-06-16 | 熱交換器のフイン芯材用Al合金 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS602642A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6257640A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-13 | Toshiba Corp | 真空装置 |
-
1983
- 1983-06-16 JP JP10839083A patent/JPS602642A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6257640A (ja) * | 1985-09-06 | 1987-03-13 | Toshiba Corp | 真空装置 |
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