JPS60264287A - 記録材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、記録材料に関する。具体的には、電子供与性
発色剤と電子受容性顕色剤に関する。

従来より、シート状支持体の表面に、ロイコ染料と、該
ロイコ、１料を熱時発色させる顕色性物質を含有する感
熱記録材料が知られており、この感熱記録材料を利用し
たものに、記録計、ファクシミリ、複写機、ラベル等が
あり、近年、各分野で需要が大きく伸長している。

しかしながら、この様な感熱記録材料の値札ラベルを食
品包装用等に利用する場合、ポリ塩化ビニルなどの高分
子フィルムに含有される、ジオクチルフタレート、ジオ
クチルアジペートなどの可塑剤や、魚肉類の油、又は、
水分等と接触により一旦ラベル印字した部分が、退色、
又は消色するという欠点を有していた。これら欠点を改
良すべく、耐油性、耐水性に優れた顕色剤として、ビス
フェノールＳ及び、これらの誘導体の使用が提案されて
いるが、これら、スルホン類は融点が高く、その為に多
くの増感剤を添加しなければならないという欠点を有し
ていた。本発明者らは、感熱記録材料のラベルに見られ
るこの様な欠点を解決すべく鋭意検討した結果、一般式
（Ｉ） を示すが、但し、Ｒ１，Ｒ２が同時に、−ＣＨ３基を示
すことはない。又、Ｒ８は−Ｈ基、炭素数１〜４のアル
キル基、ハロゲン原子、−ＯＨ基を示す。） で表わされるスルホン化合物を顕色剤として用いること
により、前記欠点が改良されることを見出し、本発明に
至った。

即ち、本発明によれば上記、一般式（Ｉ）で表わされる
化合物を顕色剤とすることによって、耐油性、耐水性に
優れた感熱記録型ラベルが提供される。

本発明で用いる一般式（Ｉ）で表わされる顕色剤は単独
で用いる必要は必ずしもなく、必要に応じて他の顕色剤
を併用することも可能である。

本発明で用いる一般式（Ｉ）で表わされる顕色剤は、ロ
イコ染料１重量部に対し１〜１０重量部、好ましくは、
２〜６重量部の割合である。

又、他の顕色剤と併用すると合は、一般式（Ｉ）で表わ
される顕色剤１重量部に対して、他の顕色剤は１０重量
部以下、好ましくは、５重量部以下の割合が良い。併用
させる顕色性物質としては、具体的にはビスフェノール
Ａ、ｐ−ヒドロジキシ安息香酸エステル、ｐ−フェニル
フェノール、ｐ−ターシャリ−ブチルフェノール、ノボ
ラ・ツク型フェノール樹脂などのフェノール類、あるい
はシュウ酸、マレイン酸、クエン酸、酒石酸、リンゴ酸
、フタル酸、ステアリン酸、ｐ−トルイル酸、テレフタ
ル酸等の有機酸類等が例示される。

又、本発明に使用されるロイコ染料としては、例えば以
下のものを示しえるが特に限定されるものではない。

８．３′−ビス−（ｐ−ジメチルアミノフェニル）−フ
タリド、８．３′−ビス（ｐ−ジメチルアミノフェニル
）−６−シメチルアミノフタリド（別名クリスタルバイ
オレ・ソトラクトン）ｇ、ｇ′−ヒス（ｐ−ジメチルア
ミノフェニル）−６−シメチルアミノフタリド、ｇ　、
　ａ’−ビス（ｐ−ジメチルアミノフェニル）−６−ク
ロルフタリド、８．８′−ビス（ｐ−ジブチルアミノフ
ェニル）−フタリドなどのトリフェニルメタン系染料の
ロイコ化合物、８−シクロへキシルアミノ−６−クロル
フルオラン、８−（Ｎ、Ｎ−ジエチルアε））−５−メ
チル−７−（Ｎ、Ｎ−ジベンジルアミノ）フルオラン、
８−ジメチルアミノ−５，７−シメチルフルオラン、８
−ジエチルアミノ−７−メチルフルオラン、８−ジエチ
ルアミノ−７゜８−ベンズフルオランなどのフルオラン
系染料のロイコ化合物、８−（２’−ヒドロキシ−４′
−ジメチルアミノフェニル）−８−（２’−メトキシ−
５′−クロルフェニル）フタリド、８−　（２’−ヒド
ロキシ−４′−ジメチルアミノフェニル）−８−（２’
−メトキシ−５′−二トロフェニル）フタリド、８−（
２’−ヒドロキ（５） シー４′−ジエチルアミノフェニル）−８−（２’−メ
トキシ−５′−メチルフェニル）フタリド、８−（２’
−メトキシ−４′−ジメチルアミノフェニル）−８−（
２’−ヒドロキシ−４′−クロル−５′−メチルフェニ
ル）フタリドなどのラクトン化合物、８−ジエチルア耐
ノー６−メチル−７−クロルフルオラン、８−ピロリジ
ノ−６−メチル−７−アニリノフルオラン、２−（Ｎ−
（８′−トリフルオルメチルフェニル）アミノ）−６−
ジニチルアミノフルオラン、２−（８゜６−ビス（ジエ
チルアミノ）−９−（０−クロルアニリノ）キサンチル
安息香酸ラクタム）フルオランなどのフルオラン系染料
のロイコ体ベースなどが単独もしくは混合して用いられ
る。

本発明の顕色剤及びロイコ染料は、ボールミルなどの粉
砕機、あるいは適当な乳化装置によってａｔクロン以下
の粒径になるまで微粉化し、目的に応じて各種の添加材
料を加えて塗液とする。この塗液には通常結合剤として
ポリビニルアルコール、メトキシセルロース、ヒドロキ
シ（６） エチルセルロース、デンプン、ゼラチン、ポリアクリル
酸、ポリビニルピロリドン、ポリアクリルアミド、カル
ボキシメチルセルロースなどの水溶性のものあるいは、
ポリスチレン、塩化ビニル・酢酸ビニル共重合体、スチ
レン、ブタジェン共重合体などのような水性エマルジョ
ン等を用いることができる。又、カオリン、タルク、炭
酸カルシウム、シリカ、アルミナ、マグネシア、硫酸バ
リウム、ステアリン酸アルミニウム、水酸化アルミニウ
ムなどの微粉末を添加することや、さらに必要に応じて
、アマニ油、パラフィン、ポリエチレンワックス、ロウ
ラテックス等バインダー、塩化パラフィンなどの潤滑剤
を添加し、サーマルヘッドの走行性を一層改善すること
が出来る。

通常、これら結合剤および充填剤はロイコ染料１重量部
に対し、充填剤は１〜２０重量部、結合剤は、全固形分
中１０〜２０重量％が適当である。

以下、本発明を実施例により詳細に説明するが、本発明
の範囲はこれらによって制限を受けるものではない。

実施例１〜８及び比較例 下記成分をそれぞれボールミルを用いて混合し、分散液
■、分散液■及び分散液■を調整した後、分散液の、分
散液■及び分散液■をさらに混合して塗液を得た。

分散液■ クリスタルバイオレットラクトン ５重量部 １０％ポリビニルアルコール水溶液　２０重量部水　２
０重量部 分散液■ 顕色剤（表−１参照）　１５重量部 １０％ポリビニルアルコール水溶液　８０重ｊ１部ステ
アリン酸アルミニウム　０．５重量部分散液■ カオリンクレー（５０％分散液）１２重量部顕色剤とし
ては、一般式（Ｉ）中に示されるＲ１゜Ｒ２、及びＲ８
を表−１に示すごとく変えたもの、及び比較例として、
ビスフェノールＡを使用した。

表−１ この様に調整した塗液を、上質紙（５０Ｉｉ／ｒＰ＠２
）上に、乾燥塗布量が４±０．５ｆ／ｍ”となる様に塗
布乾燥して本発明の感熱記録材料を得た。又、同様に比
較量を得た。

次に、以上の様にして得た本発明品、及び比較量を、熱
傾斜試験機で１５０°Ｃｘ　２　ＩＱ／ａＪｘ　ｌ　Ｓ
ｅｅの条件で発色させ、発色部に、水、ヒマシ油、塩化
ビニルフィルムをそれぞれ接（９） 触させた後、発色部の発色濃度をマクベス濃度計で測定
し、退色の度合を比較した。

表−２に、上記試験の結果を示した。

尚、表−８に試験法を示した。

（１０） 表−８試験法 （１１完） ８２−

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 一般式（Ｉ） （式中、Ｒ１及びＲ２は−Ｈ基ちｇ阜Ｈ８基を示す。但
   し、Ｒ１、Ｒ２が同時に、−ｃ　Ｈ８基を示す仁とはな
   い。又、Ｒａは−Ｈ基、炭素数１〜４のアルキル基、ハ
   ロゲン原子、−０Ｈ基を示す） で表わされるスルホン化合物を顕色剤として用いること
   を特徴とする記録材料。