JPS6026409B2 - エチレン共重合ゴムの製造方法 - Google Patents

エチレン共重合ゴムの製造方法

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JPS6026409B2
JPS6026409B2 JP4427479A JP4427479A JPS6026409B2 JP S6026409 B2 JPS6026409 B2 JP S6026409B2 JP 4427479 A JP4427479 A JP 4427479A JP 4427479 A JP4427479 A JP 4427479A JP S6026409 B2 JPS6026409 B2 JP S6026409B2
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ethylene
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秀邦 小田
和彦 村田
博一 梶浦
昭 松田
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Mitsui Petrochemical Industries Ltd
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  • Addition Polymer Or Copolymer, Post-Treatments, Or Chemical Modifications (AREA)
  • Transition And Organic Metals Composition Catalysts For Addition Polymerization (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、強度特性、透明性が良好なエチレン・1−プ
テン・ポリェン共重合ゴムを工業的に有利に製造する方
法に関する。
可溶性バナジウム化合物と有機アルミニウム化合物の組
合せ触媒用いて、−エチレン、炭素数3以上のQーオレ
フインおよびポリェンを英重合させてゴム共重合体を製
造する方法に関しては、すでに数多くの提案がある。
工業的には従来、上記Q−オレフィンがプロピレンのも
のが重要視されており、そのためにこれまでの提案のも
のも専らプロピレンの共重合ゴムを中心に検討されてお
り、したがってゴム領域に入る共重合体としてエチレン
とQーオレフィンの含有割合(モル比)が85/15以
下のものを対象としたものが多かった。しかるにエチレ
ン・プロピレン・ポリェン状共重合体は、生ゴム強度お
よび加硫ゴムの強度が充分でないため、高度の性能を要
求される分野に使用することができなかった。本発明者
らは、一層強度特性の優れた英重合ゴムを工業的に有利
に得る方法について鋭意研究した結果、Q−オレフィン
として1ープテンを選び、しかもエチレンとQーオレフ
ィンの含有費』合も従来、主として研究されていた範囲
よりさらに高エチレン側にし、さらに触媒および重合条
件を特定のものとすることにより、その目的が達成でき
ることを知った。
すなわち本発明は、炭化水素媒体中、 ‘a} V○(OR)nX3‐n(ただし、Rは炭化水
素基、Xはハロゲン、0くnS3)なる式で示されるバ
ナジウム化合物、および‘b)RmAIX3‐m(ただ
し、R′は炭化水素基、X′はハロゲン、1,IsmS
I.4)で示される有機アルミニウム化合物、とから形
成され、かつN/V(モル比)が5以上である触媒の存
在下、4び○ないし100℃の温度で、エチレンと1−
ブテンの含有割合(モル比)が86/14ないし96/
5、沃素価が2なし、し40となるように、エチレン、
1ーブテンおよびポリエンを共重合せさることを特徴と
するエチレン共重合ゴムの製造方法である。
前記一般式で示されるバナジウム化合物において、Rは
脂肪族、脂環族又は芳香族の炭化水素基であり、好まし
くは脂肪族の炭化水素基で通常、炭素数1なし、し20
とくに好適には1なし、し3のものである。
またnは、0<n≦3、好ましくはISnSI.5の範
囲である。なお、このようなバナジウム化合物の代りに
、可溶性バナジウム化合物としてもっとも一般的なバナ
ジウムオキシハライドやバナジウムテトラハラィドを用
いると、共重合体収量が小さく、しかも重合時にゲルが
発生するとともに、得られる共重合体の強度特性や透明
性もやや劣るので好ましくない。前記一般式で示される
バナジウム化合物の具体例として、V○(OCH3)A
I2,V○(OCH3)2CI,V0(OCH3)3,
V○(OC2日5)CI2,V○(OC2公),.5C
I,.5,V0(OC2公)2CI,V○(OC2日5
)3,V0(OC2日5),.亀r,.5,V○(OC
2日7)CI2,V0(OC3H?),.5CI,.5
,V○(OC3日7)2CI,V○(OC3日7)3,
V0(0n−C4比)CI2,V○(om−C44)2
CI,V○(功sdC4日9)2CI,V0(0sec
C4比)3,V0(OC』,.),.5CI,.5ある
いはこれらの混合物などを挙げることができる。
これらはVOC13とアルコールを反応させたり、ある
いはVOC13とV○(OR)3を反応させることによ
って容易に得ることができる。本発明では、また有機ア
ルミニウム化合物の選択が重要であり、前記式中、1.
1≦m≦1.4とくに好ましくは1.2SmSI.4の
範囲になければならない。
すなわち前記式でm=1.5の場合、代表例としてエチ
ルアルミニウムセスキクロリドのようなアルキルアルミ
ニウムセスキハライドが挙げられるが、本発明で用いる
有機アルミニウム化合物の代りにこれらを用いると、重
合速度が遅く、しかも重合時にゲルが発生しやすい。さ
らに得られる共重合体の強度特性や透明性もやや劣るの
で好ましくない。また、前記式でm=1の場合の代表例
としてエチルアルミニウムジクロリドのようなアルキル
アルミニウムジハラィドを例示できるが、本発明で用い
る有機アルミニウム化合物の代りにこれらを用いても触
媒活性が低く、しかも強度特性や透明性の良好な共重合
ゴムが得られない。本発明で用いる有機アルミニウム化
合物は、例えばR′山X′2と,.5AIX′,.5お
よびまたはR′2山X′とを、平均組成が前記式で示さ
れるような割合となるように混合することによって調製
される。勿論、m個のR′は同一である必要はない。具
体的には、C2日5AIC12と(C2日5),.込I
C1,.5の在怠割合の混合物、isdC4日ぷIC1
2と(isに4日9),.ぶICL5の任意割合の混合
物、C2QAIC12と(isoC4は),.5AIC
I,.5の任意割合の混合物などを例示することができ
る。本発明においてはまた、有機アルミニウム化合物と
バナジウム化合物の使用割合が重要であり、N/V(モ
ル比)が5以上、好ましくは30以下、とくに好ましく
は7なし、し20の範囲にある必要がある。AI/V(
モル比)が、前記範囲より小さいと重合時にゲルが出や
すく、また強度特性や透明性の良好な共重合ゴムを得る
ことができない。またその比が大きくなりすぎると、重
合速度が低下する額向にあり、コスト面でも不利である
。本発明の英重合においては40ないし100℃、好ま
しくは50なし、し80℃の重合温度で共重合を行うと
きに優れた結果が得られる。
本発明においては、エチレン、1ーブテンおよびポリェ
ンを共重合体のエチレン/1ブテン(モル比)が86/
14ないし95/5、好ましくは87/13ないし班/
6、また沃素価が2ないし40好ましくは3なし、し3
0となるように重合させる。
1ープテンの代りにプロピレンを用いてのでは、共重合
体が硬く弾性的性質に乏しいばかりか、その強度特性も
劣るので好ましくない。
エチレンの含有量が上記範囲より少ないものは、強度が
劣るので好ましくなく、またエチレン含有量が上記範囲
より多いものは共重合ゴムが硬くなりすぎ、弾性的性質
に劣るので好ましくない。ポリェン成分としては、1,
4−へキサジェン、1,4−オクタジエン、2ーメチル
ー1,5ーヘキサジエン6ーメチルー1.5ーヘプタジ
エン、7−メチル−1,6−オクタジエン、シクロヘキ
サジヱン、ジシクロベンタジエン、メチルテトラヒドロ
インデン、5ーピニルノルボルネン、5ーヱチリデン−
2ーノルボルネン、5ーメチレン−2−ノルボルネソ、
5ーイソプロピリデンー2−/ルボルネン、6ークロロ
メチルー5ーイソプロベニル−2ーノルボルネン、ジビ
ニルベンゼン、1,5ーヘキサジエン、ノルボルナジエ
ンのような非共役ジェン、2,3ージィソプロピリデン
−5−/ルボルネン、2ーエチリデンー3ーイソプロピ
リデン−5ーノルボルネン、2ープロベニル−2,5−
ノルボルナジエン、1,3,4−オクタトリエン、1,
4,9ーデカトリエンのようなトリェンを代表例として
例示することができる。
とくに興味あるポリェン成分は、ジシクロベンタジヱン
、5−ビニルノルボルネンおよび5ーヱチリデンー2−
ノルボルネンである。すなわち、ポリェン成分としてジ
シクロベンタジェン又は5−ビニルノルボルネンを使用
して得られる共重合体は、加工性(押出肌や押出量)が
良好で、しかも強度特性および弾性的性質が磯れている
。またポリェン成分として5ーェチリデンー2ーノルボ
ルネンを使用して得られる共重合体は、加流が早く、加
硫速度および耐熱老化性が優れている。本発明の共重合
は、炭化水素媒体中で行われる。
例えば、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、灯油のような
脂肪族炭化水素、シクoヘキサンのような脂環族炭化水
素、ベンゼン、トルェン、キシレンのような芳香族炭化
水素を単独でまたは混合して溶媒に用いることができる
。あるいは、1−プテンの過剰を用いて反応媒体として
もよい。英重合は、反応媒体中、前記バナジウム化合物
が0.01なし、し5ミリモル/〆、好ましくは0.1
なし・し2ミリモル/その濃度になるようにするのが好
ましい。また有機アルミニウム化合物は、既に述べたよ
うにN/V(モル比)が5以上、好ましくは30以下、
とくに好ましくは7なし、し20となるように調製され
る。重合温度は40ないし100℃、好ましくは50な
し、し80℃、重合圧力は一般には0なし・し50k9
/地、好ましくは0ないし20k9/地に保持される。
共重合は、回分式あるいは連続式の何れの操作をも採用
することができるが、前記性状の共重合ゴムを得るには
連続式で行うのが好ましい。その場合、重合槽における
平均滞留時間を5なし、し30ぴ分程度、とくに10な
し、し25ひ分程度とするのが好ましい。共重合はまた
、共重合ゴムが反応媒体に溶解する条件で行うのが好ま
しい。共重合ゴムの分子量調節のため適宜、水素のよう
な分子量調節剤を存在させることができる。共重合ゴム
のエチレン含量および分子量は、主として反応されるべ
きモノマー混合物中のエチレンと1ーブテンとの比率お
ぴ分子量調節のために使用される水素濃度を変化させる
ことによって調節することができる。本発明によれば、
重合時においてもゲルの生成がなく、単位触媒当りの共
重合体収量が大きい。
さらに生ゴム強度および加硫強度の優れた英重合体を得
ることができる。なお、本発明で得られる共重合体を加
硫するには、通常エチレン・プロピレン・ポリェン共重
合体で採用されている加硫方法を適用すればよい。次に
実施例により説明する。
実施例 1 健枠羽根を備えた15そのステンレス製重合器を用いて
、連続的にエチレン・1−プテン・ジシクロベンタジェ
ンの三元共重合反応を行った。
すなわち、重合器上部から重合溶媒としてへキサンを毎
時5その速度で連続的に供艶篭する。一方、重合器下部
から重合器中の重合液が常に5そとなるように連続的に
重合液を抜き出す。触媒として、桝バナジウムオキシト
リクロリドとエチルアルコールとの反応生成物(触媒調
製容器中で、バナジウムオキシトリクロリドとエチルア
ルコールとのモル比が1/Iとなるように調製した。
)を重合器中のバナジウム原子濃度が0.7ミリモル/
夕となるように、【Bーエチルアルミニウムセスキクo
リド〔(C2公),.5AICI,.5〕とエチルアル
ミニウムジクロリド〔(C2日5)山CI2〕との混合
物(エチルアルミニウムセスキクロリドとエチルアルミ
ニウムジクロリドとのモル比が7/3となるように調製
した)を重合器中のアルミニウム原子の濃度が7.0ミ
リモル/そとなるように、それぞれ重合器上部から重合
器中に連続的に供V給した。また、重合器上部からエチ
レンと1ーブテンとの混合ガス(エチレン55モル%、
1−ブテン45モル%)を毎時650その速度で、また
分子量調節剤として水素ガスを毎時i.3その速度で供
給する。ジシクロベンタジヱンは、重合器上部から毎時
309の速度で連続的に供V給する。共重合反応は、重
合器外部にとりつけられたジャケットに温水を循環させ
ることにより60qCで行った。この場合、重合器内圧
力は7.2k9/地(ゲージ)であった。以上にべたよ
うな条件で共重合反応を行うと、エチレン・1−ブテン
・ジシクロベンタジェン共重合体が均一な溶液状態で得
られる。重合器下部から抜き出した重合液中に少量のメ
タノールを添加して重合反応を停止させ、スチームスト
リッピング処理にて重合体を溶媒から分離したのち、8
0℃で一昼夜減圧乾燥した。以上の操作でエチレン・1
−ブテン・ジシクロベンタジェン共重合体が毎時315
夕の速度で得られた。
また、共重合反応中、重合器内部にゲルの生成は全く認
められなかった。赤外線吸収へベクトル分析により測定
した共重合体のエチレン含有量は90.2モル%(エチ
レンと1−ブテンの合計を100モル%とする)、13
5ooデカリン中で測定した極限粘度〔刀〕1.私dl
/夕、ヨウ素9.6であった。この共重合体をJISK
6301に基づいて測定した破断点応力92k9/地、
被断点伸び1雌0%、JISA硬度73であった。また
、この共重合体をGISK67球に基づいて成形した厚
さ1肋のシートは、JISK6714に基づいて測定し
たへィズ4.8%で透明性が良好であった。
さらに共重合体100重量部、亜鉛華5重量部、ステア
リン酸1.5重量部、カーボンブラック(シーストH;
東海電極社製)55重量部、ナフテン系オイル(サンセ
ン4240 日本サンオィル社製)10重量部、2ーメ
ルカプトベンゾチアゾール0.5重量部、テトラメチル
チウラムモノサルフアィド1.5重量部、ィオウ1.0
重部の割合で、8インチオープンロールを用いて、ロー
ル温度50qCで3び分間混練して配合物を作成した。
配合物をキャビラリーフローテスターにより100qo
、ずり速度2伍ec‐1でその押出性を観察し、加工性
の指標として押出肌の5段階評価5・・・表面凹凸が全
くなく、光沢が良好。
4・・・表面凹凸がほとんどなく、光沢なし。
3・・・表面凹凸が僅かにあり、光沢なし。
2…表面凹凸があり、光沢なし。
1・・・表面に大きな凹凸があり、光沢全くなし。
を行った。本実施例における押出性は5であった。次い
で得られた配合物を16000、30分間プレス加硫し
、得られた加硫物をJISK6301によって引張試験
を行った。
加硫物性は300%、モジュラス155k9/地、破断
点応力294k9/嫌、被断点伸び500%、JISA
硬度84であった。実施例 2〜13比較例 1〜12 実施例1において、触媒、単量体、その他重合条件を第
1表のようにした結果を第1表に示す。
又、得られたゴムおよびその加流物性を第2表に示す。
船 藤 入 ′代 ロミ へ\ へミ イ ーl い 1リ ・■ ■ ′′/ 山 岸 き蓑叢 ト). H 入′ ) q ′尺 一 エモ 。
\蓮やミ簿 KI熱 ジ入 { 午卜 ) いご 球 ’‘ふ き ′〃 日 E 三I 卜の○ 三‐‐ 。
ご菱支 ”q ン 〈′く に うミミーL ロヘト+ 。
ト ー 日 ^‐‐Y 〉 工息む / ン .. ミへ* ト・・ − り0 0 HA 白 一 〇 ごN 口〇○ 聡 蛇 ン 1ト ^ ・ぐ ■ ■ ト ■ ・ き 第2表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 炭化水素媒体中、 (a) VO(OR)_nX_3_−_n(ただし、R
    は炭化水素基、Xはハロゲン、0<n≦3)なる式で示
    されるバナジウム化合物、および(b) R′mAlX
    ′_3_−_m(ただし、R′は炭化水素基、X′はハ
    ロゲン、1,1≦m≦1.4)で示される有機アルミニ
    ウム化合物、とから形成され、かつAl/V(モル比)
    が5以上である触媒の存在下、40℃ないし100℃の
    温度で、エチレンと1−ブテンの含有割合(モル比)が
    86/14ないし96/5、沃素価が2ないし40とな
    るように、エチレン、1−ブテンおよびポリエンを共重
    合せさることを特徴とするエチレン共重合ゴムの製造方
    法。 2 該バナジウム化合物の一般式において、Rが脂肪族
    炭化水素基であり、nが1ないし1.5である特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 3 該有機アルミニウム化合物が、R′mAlX′_3
    _−_m(ただし1.2≦m≦1.4)である特許請求
    の範囲第1項記載の方法。 4 該触媒中のAl/V(モル比)を5ないし20とす
    る特許請求の範囲第1項記載の方法。 5 重合温度50℃ないし80℃で行う特許請求の範囲
    第1項記載の方法。 6 ポリエンが、ジシクロペンタジエン、5−ビロル−
    2−ノルボルネンおよび5−エチリデン−2−ノルボル
    ネンから選ばれる少なくとも一種である特許請求の範囲
    第1項記載の方法。
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US06/644,670 US4588794A (en) 1979-04-13 1984-08-28 Process for production of rubbery ethylene/1-butene/polyene copolymers

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