JPS60263823A - 電子体温計 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （イ）発明の分野 この発明は、体温決定手段を選択し得る電子体温計に関
する。

（ロ）従来技術とその問題点 一般に体温計は、測定部位にセンサをあてて測定を開始
すると、センサ部が測定部位の温度と平衡するために指
数関数的に上昇する。したがって、正確な体温を測定す
る場合には１０分以上の測定をする必要があるといわれ
ているが、通常使用するに充分な体温測定値に達するの
は、略１分ないし数分程度でよいとされている。そのた
め従来の簡易型の電子体温計は、一応の測定体温を得る
ために体温測定を長時間継続することをせずに、例えば
測定開始から一定時間経過した時点の体温を測定体温と
決定するものや、検出体温が変化する変化度合を算出し
、その変化度合が一定値以下に達したときの体温を測定
体温と決定するようにしたものがある。

しかるに、これら従来の電子体温計の体温決定手段は、
いずれもある一つの方法で固定されたものが使用される
ために状況に応じて任意に測定方法を変えるといったこ
とができず、不便な面があった。そこでこの不便さを解
消するためにこの出願の発明者らは、体温決定手段とし
て、異なる手法で体温を決定する第１の体温決定手段と
、第２の決定手段とを予め備えておき、これら第１と第
２の体温決定手段のいずれを用いて、体温を決定するか
を選択するスイッチを別に設け、このスイッチで選択さ
れる体温決定手段で決定された体温を表示器に表示する
ようにした電子体温計を創出し、すでに出願した。

しかしながら、単に第１の体温決定手段と第２の決定手
段をスイッチで選択するのみでは、スイッチが体温計本
体の側面部に設けられる場合や、目視しがたいところに
設けられる場合には、測定時に今、いずれの体温決定手
段で測定しているのか直ちには確認できないということ
も生じ、なお不便さがある。

（ハ）発明の目的 この発明の目的は、上記に鑑み、これから測定しよ・）
とする体温が、いずれの体温決定手段により測定される
ものであるかを目視により直ちに判断し得る電子体温計
を提供することである。

（ニ）発明の構成と効果 上記目的を達成するためにこの発明の電子体温計は、ス
イッチにより第１の体温決定手段、あるいは第２の体温
決定手段が選択されたことを異なる表示態様で表示する
表示手段を備えるようにしている。

この発明の電子体温計においては、第１の体温決定手段
が選択されるか、あるいは第２の体温決定手段が選択さ
れるかにより、表示態様の異なる表示がなされるので測
定者はこの表示をみて、直ちにいずれの体温決定手段に
より測定するのであ　゛るかを知ることができる。

（ホ）実施例の説明 以下、実施例によりこの発明をさらに詳細に説明する。

第１図はこの発明の１実施例を示す電子体温計の平面図
である。この実施例電子体温計１は、先端に温度センサ
が収納されるセンサ部２と本体ケース３とから構成され
ている。本体ゲース３の上面にはモード選択用のスイッ
チ４、体温を表示する表示器５及び電源スィッチ６が設
けられている。

なお、本体ケース３内部には、ＣＰＩＪ等で形成される
電子回路部が収納されている。

第２図は、上記電子体温計の電子回路部を示すブロック
図である。サーミスタなどの感温素子を含む温度センサ
７は、測定部位に装着され、体温を温度信号として検出
しＡ／Ｄ変換器８でアナログ信号からデジタル信号に変
換してＣＰＵ９に取り込むようになっている。ＣＰＵ９
ば、メモリ１０等に予め記憶されるプログラムに従い、
モード切替スイッチ４がいずれの側に投入されているか
判定する機能、サンプリング時間毎の温度を測定する機
能、さらに測定された時間順次の温度を表示器に出力し
て温度表示をなす機能、また測定開始後一定時間でその
時点の体温を測定体温と決定する機能及び温度変化率を
算出してその温度変化率が一定値以下になったか否かに
より測定体温を決定する機能等を備えている。

メモリ１０は、各サンプリングタイム毎に測定される温
度等が記憶されるようになっている。

次に第３図に示すフロー図を参照して上記実施例電子体
温計の動作について説明する。測定に先立ち、この電子
体温計を測定開始から一定時間Ｔが経過した時点でその
時点の体温を測定体温と決定する場合にはモード切替ス
イッチがモード■側に投入され、この状態で電源スィッ
チがオンされ動作がスタートすると、まず、温度測定に
関する各レジスター類、フラグなどのイニシャライズ（
初期化）が行われる（ステップ５Ｔ１）。続いて、モー
ド切替スイッチがいずれの側に投入されているか否か判
定される（ステップ５Ｔ２）。

ここでは、スイッチ４がモード■側に投入されでいるこ
とを仮定したのでステップＳＴ２のモードＩかの判定は
、ＮＯとなり表示器５には、表示Ｈの態様が表示される
（ステップ５Ｔ３）。

なおここで表示■の態様は表示器５の文字りの表示５ａ
が点滅表示され、℃の表示５ｂが点灯表示されるもので
ある。後述する表示Ｉの態様は、逆に文字りの表示５ａ
が点灯表示され、℃の表示５ｂが点滅表示される。

続いてステップＳＴ５に移り、サンプルタイミングか否
か判定され、サンプルタイミング毎に温度センサ７で検
出された、温度信号がＡ／Ｄ変換器８を介してＣＰＵ９
に取り込まれその時点時点の温度を測定する（ステップ
５Ｔ６）。

この測定された温度は、一定値未満か否かステップＳＴ
７で判定され、測定温度が一定値に達するまではステッ
プＳＴ２にリターンし、表示Ｈの態様の表示と温度測定
がサンプリング時間毎に繰り返される。測定温度は、一
定値に達するとステップＳＴ７の半Ｊ定がＮｏとなり次
にステップＳＴ８で測定温度は体温として表示器５に表
示される。

なお表示される体温は、その測定時点までのピーク値を
ホールドして表示してもよいし、時点時点のリアル値を
表示してもよい。これらはすでにしられた表示方法のい
ずれのものを採用してもよい。

次にステップＳＴ９で再びモードＩが否か判定されるこ
の判定は当然Ｎｏとなり、次にサンプリング時間毎のタ
イムカウントを行い（ステップＳＴ’ｌＯ）、続いてス
テップ５ＴＩＩで測定開始後、一定時間Ｔが経過したか
否か判定される。もし一定時間経過していない場合には
、判定がＮＯとなりステップＳＴ５にリターンし温度測
定、温度表示及び時間カウントを繰り返す。この間、当
然のことながら、表示器５の表示は、時々刻々、変化し
ているごとになる。時間が一定時間Ｔを経過すると、ス
テップ５ＴＩＩの判定がＹＥＳとなり、そしてステップ
１４でサンプリング動作の終了をなし、続いて電源スィ
ッチがオフされると、測定が終了する（ステップ５Ｔ１
５）。

これに対しモード切替スイッチ４が測定に先立ち、モー
ド■側に投入されているとすると、ステップＳＴ２のモ
ード■かの判定がＹＥＳとなり、続いてステップＳＴ４
で表示Ｉの態様の表示がなされる。この表示は、前述し
たように、表示器５の文字りが点灯され、°Ｃの表示５
ｂが点滅されるものであるから、モード■の表示とは異
なる態様で表示される。さらに続いてステップＳＴ５に
移り、上記モード■が選択された場合と同様、サンプル
タイミングか否か判定され、サンプリングタイミング毎
に温度測定がなされ、やはり測定温度は一定未満の間は
、表示Ｉの態様の表示と、温度測定が繰り返される。測
定温度が一定値に達すると、ステップＳＴ７の判定がＮ
ｏとなり、上記した場合と同様にここで、温度表示がな
される（ステップ５Ｔ８）。

温度表示につづいてステップＳＴ９でモードＩか否かが
判定されるが、この判定はＹＥＳなのでステップ５Ｔ１
２で、温度変化率の算出が行われる。この温度変化率の
算出は一定微小時間の変化に対して温度測定値がどれだ
け変化したかにより算出される。温度変化率の算出が一
定値以上の場合には、まだ温度は上昇しているというこ
とで当然、ステップ５Ｔ１３の判定はＮＯとなり、ステ
ップＳＴ５にリターンし、前記モードＨの場合と同様、
温度測定、温度表示及び温度変化値の算出の処理が繰り
返されることになる。測定が進行し、温度変化値の算出
が所定値以下になる程度に測定値が安定して（ると、ス
テップ５Ｔ１３の判定がＹＥＳとなり、ここで測定を終
了することになる。

以上のようにこの実施例電子体温計では、測定を開始し
、測定温度が一定値に達するまでは、モード切替スイッ
チ４のモードは、■であるか■であるかにより、表示器
５の文字りの表示５ａと°Ｃの表示５ｂの表示態様が異
なるように表示されるので、測定者はいずれのモードで
温度測定をしているか、目視により直ちに知ることがで
きる。

なお、上記実施例において、体温の決定手段としては測
定開始後、一定時間で決定する手段と、測定中の時間に
対する温度変化率が一定値以下になった時に、決定する
手段を一例として説明したがこの発明におり、ｌる体温
の決定手段はこれらに限定されるのでなく、他の異なる
体温決定手段を用いてもよい、ことは、１ハうまでもな
い。

また、上記実施例においては、モート■の表示とモード
Ｈの表示をなすのに、表示器５内の文字りの表示５ａと
、°Ｃの表示５ｂのいずれかを点灯し、いずれかを点滅
点灯することにより区別するようにしているが、その他
の異なる表示態様を用いて、切替スイツチの切替状態を
、表示するようにしてよい。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の１実施例を示す電子体温計の平面図
、第２図は同電子体温計の電子回路部を承ずブロック図
、第３図は同電子体温針の動作を説明するためのフロー
図である。 １：電子体温計、　３：本体ケース、 ４：モード選択用のスイッチ、５：表示器、５ａ：文字
りの表示、５　ｂ　：　’ｃの表示、６：電源スィッチ
、　７：温度センナ、８：Ａ／Ｄ変換器、　９：ＣＰＵ 特許出願人　立石電機株式会社 代理人　弁理士　中　村　茂　倍 力１図 第２図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）互いに異なる手法で体温を決定する第１と第２の
   体温決定手段と、これら第１と第２の体温決定手段のい
   ずれかを選択するスイッチと、このスイッチで選択され
   る体温決定手段で決定された体温を表示する表示器とを
   含む電子体温耐において、 前記スイッチにより第１の体温決定手段もしくは第２の
   体温決定手段が選択されたことを異なる表示態様で表示
   する表示手段を備えたことを特徴とする電子体温計。