JPS6026234A

JPS6026234A - 床置式フアンコイルユニツト

Info

Publication number: JPS6026234A
Application number: JP58133622A
Authority: JP
Inventors: Seikichi Endo; 遠藤　誠吉
Original assignee: Hazama Gumi Ltd
Current assignee: Hazama Ando Corp
Priority date: 1983-07-23
Filing date: 1983-07-23
Publication date: 1985-02-09
Also published as: JPS6337854B2

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】本発明は、ハウジングの下端部に吸込口、上面に吹出口
を設け、またファンを内蔵したファンケース及び冷温水
コイルをハウジング内に設置した床置式ファンコイルユ
ニットに関する。

従来のこの種のファンコイルユニットは、ファンを吸込
口側、冷温水コイルを吹出口側に配置し、ファンで吸込
んだ空気を、冷温水コイルに吠きつけて加熱又は冷却し
た後、冷温水コイルを囲むフードで誘導しながら吹出口
から吹出していた０そのため、暖房時において冷温水コ
イルから放射された輻射熱は、大部分がフードに吸収さ
れてハ６ジングの前面パネルまでは行かず、前面パネル
を効果的に加熱てきなかった。

そこで、輻射熱を有効利用するために、冷温水コイルの
他に、前面パネルの前側面に別個に温水コイルを配設し
たものが従来提供されているが、非常に高価になる欠点
があった。

本発明は、フードを用いずにｍ風及び冷風を能率的に吹
出すことができる補遺にするとともに、輻射熱の有効利
用を図ったものである。

なお、フードを省略すると、冷房の際に、冷却空気で前
面パネルが冷却されて結露し、前面パネルの下端部よシ
結露水が滴下する状態が生じるが、本発明はこれを防止
できるように配慮した。

すなわち、本発明は、ファンと冷温水コイルの配置関係
を従来とは逆の関係、つまりファンを吹出口側、冷温水
コイルを吸込口側に配置するとともに、ファンカバーの
排気口を吹出口と一致させ、またハウジング内の中間部
を仕切板によって前室と後室とに区画し、これら前、後
室の下端の導入口を切換開閉板によって切り換え開閉す
ることＫより、暖房時と冷房時とで空気の流路を変え、
加熱空気は前室、冷却空気は後室を通じて吹出す構成に
したものである。

以下に本発明の一実施例を図面を参照して詳細に説明す
る。

第１図は本ファンコイルユニットの斜視図、第２図はそ
の簡略断面図を示す。

ハウジング１の前面パネル３の下辺縁と床面２との間に
は所定の間隙が形成され、この間隙を吸込口４としてい
る。

ハウジング１の上面パネル５には吹出口６が、また左右
側面パネル７．７には副吸込口８，８がそれぞれ形成さ
れ、吸込口４と吹出０６との間の中間部は、垂直な仕切
板９によって同じ容積の前室１０と後室１１とに区画さ
れている。

仕切板９には横長の窓孔１２が形成され、との窓孔１２
に冷温水コイル１３が着脱自在に垂直に嵌挿されている
。

仕切板９の下辺縁と前面パネル３の下部に突′設すれた
ストッパ１４との間には前室１０の導入口１０ａ、また
仕切板９０下辺縁と後面パネル１６の下部に突設された
ストッパ１７との間には後室１１の導入口１１ａがそれ
ぞれ形成されている。

仕切板９の下辺縁には、切換開閉板１８が軸１８’によ
って前後揺動可能に枢着されている。

この切換開閉板１８は前、後室１０．１１の導入口１０
ａ、ｌｌａを切り扱え開閉、つまり前側のストッパ１４
に係接させたときは、前方へ下降傾斜して導入口１０ａ
を閉じ、また後側のストッパ１７に係接させたときは、
後方へ下降傾斜して導入口１１ａを閉じる。

一方、仕切板９の上辺縁と前面パネル３の上部に突設さ
れたストッパ１９との間には前室１０の導出口１０ｂ１
また仕切板９の上辺縁と後面パネル１６の上部に突設さ
れたストッパ２０との間には後室１１の導出口１１ｂが
それぞれ形成されている。

仕切板９の上辺縁と吹出口６の間にｒ（、多洲式ファン
２１を内蔵したファンケース２２が配置され、このファ
ンケース２２によって、）・ウジングｌ内の上部は前後
のファン吸込室２３゜２４に区画されている。

ファンケース２２は、その左右（Ｑ［ｆ　Ｋ　、７　ア
ン２１の駆動軸を中心とした吸気孔２５を形成するとと
もに、上面に排気口２７を形成し、また前後壁の上端に
前後の羽根板２８９　２９、下端に前後の開閉板３０．
３１をそれぞれ突設している。

このファンケース２２はハウジング１に前後傾動可能に
支承されており、後側に仙けたときには、第２図に示す
ように排気口２７が斜め後方に指向し、前側の開閉板３
０が前室１０の導出口１０ｂを開放する一方、後側の開
閉板３１が後側のストッパ２０に係接して後室１１の導
出口１１ｂを閉鎖する０また前側に傾けたときには、第
３図に示すように排気口２７が斜め前方に指向し、前側
の開閉板３０が前側のストッパ１９に係接して導出口１
０ｂを閉鎖する一方、後側の開閉板３１が導出口１１ｂ
を開放する。

吹出口６は、７アンケース２２を前後いずれの方向に傾
動させても、その排気口２７の全域と常に一致する幅員
になっている。

上記左右の副吸込口８．８６−１：、それぞれ導入管３
２を介してファンケース２２の左右の吸気孔２５と連通
されている。

ファン２１は、ノ・ウジフグ１内に設置したモータ（−
示せず）によって回転せられる。

冷温水コイル１３は給水用配管３３及び帰還用配管３４
に接続され、温水又は冷水が循環される。

なお、仕切板９．切換開閉板１８及び前後の開閉板３０
．３１は鏡面仕上げが施されたステンレススチール等を
用い、熱反射性を向上させである。

暖房するには、第２図に示すように切換開閉板１８で前
室１０の導入口１０ａを閉鎖して後室１１の導入口１１
ａを開放し、またファンケース２２を後側に傾けて前室
１０の導出口１０ｂを開放する一方、後室１１の導出口
１１ｂを閉鎖する。

この状態において、冷温水コイル１３に渇水を循環させ
ながらファン２１を回転させると、ハウジング１内が負
圧になることによって、その外側の床面２上の空気は吸
込口４よりハウジング１内に吸入され、開放している導
入口１１ａから後室１１内に一旦流入した後、冷温水コ
イル１３によって加熱されながらこれを通過して前室１
０内に流入し、さらに開放している導出口１０ｂを通っ
て前側のファン吸込室２３内に一旦流入した後、吸気孔
２５よりファンケース２２内に吸入され、吹出口６から
斜め後方へ向けて吹出される。

前面パネル３は、前室１０内を上昇する加熱空気の熱及
び冷温水コイル１３より放射される輻射熱によって加熱
される。この輻射熱は、冷温水コイル１３が前面パネル
３の中央部と相対向していること、仕切板９．切換開閉
板１８及び開閉板３０が熱反射性のよい表面（鏡面仕上
げ）になっていることにより、前面パネル３に向かって
効果的に放射及び反射される。

このように前面パネル３は、加熱空気の熱と冷温水コイ
ル１３からの輻射熱とによって加熱されるので、前面パ
ネル３から室内に放射される輻射量を増加させることが
できる。

ファンケース２２内には、加熱空気のほかにさらに左右
の副吸込口８．８よりの加熱されない空気が吸入されて
混合される。従って、吸込口４よシの吸入空気斌を減少
させることができるので、床置上附近の空気流が減少さ
れ、足元が寒くなる状態を防止できる。

冷房するには、第３図に示すように暖房時とは逆に、切
換開閉板１８で後室１１の導入口１１ａを閉鎖して前室
１０の導入口１０ａを開放し、またファンケース２２を
前側に傾けて後室１１の導出口１１ｂを開放する一方、
前室１０の導５出口ｉｏｂを閉鎖する。

この状態において、冷温水コイル１３に冷水を循環させ
ながらファン２１を回転させると、吸込口４より吸入さ
れた空気は、開放している導入口１１ａから前室１０内
に一旦流入した後、冷温水コイル１３の流路を通過して
冷却され、後室１１内に流入する。この冷却空気は、開
放している導出口１１ｂを通って後側のファン吸込室２
４内に一旦流入した後、吸気孔２５よりファンケース２
２内に吸入され、吹出口６から斜め前方へ向けて吹出さ
れる。

冷却空気は、このように後室１１及び後側のファン吸込
室２４を通って吹出されるので、冷却空気によって前面
パネル３は冷却されないため、結露が生じることはない
。

しかし、この時、冷却空気によって、後面バネ／ｌ／１
６の内表面に結露が生じる。そこで、ストッパ１７の下
部又は側面の所定位負に貫通孔（図示せず）を穿設し、
これにホース（図示せず）を連通しておけば、ストッパ
１７は樋のような働きを呈し、上記の結露水を床面に滴
下させることなく、排出することが可能である。また、
後面パネル１６の内表面に所定の断熱材を設置しておけ
ば、結露の発生を未然に防止することが可能である。

なお、切換開閉板１８の揺動操作及びファンケース２２
の傾動操作は手動、自動いずれでもよい。

暖房時において、ファンケース２２を後側（ファンコイ
ルユニットの後側りは、Ｂ常の場合、壁や窓である）Ｋ
傾けて、温風を斜め上方に吹出し、その温風を前記壁面
に沿って緩やかに上昇させるので、快適な暖房を行うこ
とができる。

また、冷房時には、ファンケース２２を前側（室内側）
に傾けて、冷風を斜め上方（天井面に向けて）に吹出す
ので、効率よく冷房を行うことができる。

第４図は本発明の他の実施例を示す。

この例は、冷温水コイル１３がハウジング１内の下部に
水平に設置され、吸込口４より吸入された空気は、冷温
水コイル１３で加熱又は冷却されて一旦下室３５に流入
した後、前室１゜又は後室１１へ導入される。また、フ
ァンケース２２はハウジング１内に前後傾動することな
く固定されている。

なお、同図中符号３６は結露水受は皿である。

本発明のファンコイルユニットによる効果を以下に列記
する。

（１）加熱空気及び冷却空気を吹出し誘導するｆｃ　メ
（Ｄ　７−）”　全省略できるので、従来ノように冷温
水；イルからの輻射熱の大部分がフードに吸収されるこ
とはなく、輻射熱を有効に利用でき、しかも加熱空気圧
よって前面パネルを直接加熱できる。また、前面パネル
の前面に別個の温水コイルを付設しなくとも、輻射熱の
放射量の増加を図ることができる。

（２）　ハウジングの中間部を仕切板によって前室と後
室とに区画し、これら前、後室の下端の導入口を切換開
閉板によって切り換え開閉することにより、暖房時と冷
房時とで空気の流路を変え、加熱空気は前室、冷却空気
は後室を通じて吹出すので、冷房時における前面パネル
よりの結露水の滴下を防止できる。

（３）　ファンケースを前後傾動可能にしかもその前後
傾動にともない前、後室の導出口を切り換え開閉できる
形態とした場合、温風、冷風の吹出方向を、暖房時、冷
房時のそれぞれに適した向きにすることができる。

（４）　加熱又は冷却されない空気を、ハウジングの側
面パネルに設けた副吸込口を通じてファンケース内に別
途吸入し、このファンケース内で加熱空気又は冷却空気
と混合して吹出す形態とした場合、室内空気温度と吹出
空気温度とに極端な温度差が生じることはなく、シかも
暖房時には、吸込口へ吸入される空気流（床置上の空気
）を減少できるため、足元が寒く感じるような不快感は
少なくなる。

【図面の簡単な説明】

図面は本発明の一実施例を示し、第１図は斜視図、第２
．３図は暖房時と冷房時の状態をそれぞれ示す簡略断面
図、第４図は他の実施例を示す簡略断面図である。１・・・ハウジング、４・・・吸込口、６・・・吹出口
、２１・・・ファン、２２・・・ファンケース、１３・
パ冷温水コイル、９・・・仕切板、１０・・・前室、１
】・・・後室、２７・・・排気口、１０ａ、ｌｌａ・・
・Ｍｔｊ、後室の導入口、２５・・・吸気孔、１８・・
・切換開閉板、１０ｂ、ｌｌｂ・・・前、後室の導出口
、３０．３１・・・前後の開閉板、　７・・・側面パネ
ル、８・・・副吸込口、３２・・・導入管。特許出願人　株式会社　間　総代　理　人　弁理士　原　１）信　市尤３Ｍ第４図６

Claims

【特許請求の範囲】１、ハウジングの下端部に吸込口、上面に吹出口を設け
、またファンを内蔵したファンケース及び冷温水コイル
をハウジング内に設置した床置式ファンコイルユニット
において、上記ハウジング内の中１４１１部を仕切板に
よって前室と後室とに区画し、これら前、後室の上側圧
上記ファンケースを配置して、ファンケースの排気口を
上記吹出口に一致させる一方、上記冷温水コイルを、前
室と後室の間又はその下方に配置し、かつこれら前、後
室の下端に上記吸込口と連通ずる導入口をそれぞれ形成
するとともに、ファンケースに、前、後室に連通ずる吸
気孔を形成し、また前室の導入口と後室の導入口を切シ
換え開閉する切換開閉板を、ハウジング内に設けてなる
ことを特徴とする床置式ファンコイルユニット。２、前、後室の上端にそれぞれ導出口を形成し、またフ
ァンケースを前後傾動可能に支承するとともに、該ファ
ンケースに、その前後揺動によって前室の導出口と後室
の導出口をそれぞれ開閉する前後の開閉板を付設してな
る特許請求の範囲第１項に記載の床置式ファンコイルユ
ニット。３゜ハウジングの側面パネルに副吸込口を設け、この副
吸込口とファンケースの吸気孔とを導入管を介し連通さ
せてなる特許請求の範囲第１項又は第２項に記載の床置
式ファンコイルユニット。