JPS602617Y2 - 集合表示灯 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、制御盤の故障表示やモータの状態表示等を
一箇所で集中管理するために用いられる集合表示灯に関
するものである。

従来、この種の集合表示灯は開口部に表示板を装置し内
部にランプを収納した四角筒ハウジングを複数個集合さ
せ集合させたハウジングを１個の板金製筐体に収納し筐
体の背面にランプを取付けるソケットを突設している。

集合表示灯は種々な箇所の状態表示を行うものでいろい
ろな状態を集合して表示することが求められ、その都度
それに応じた大きさの板金製筐体を提供せねばならず煩
わしく且つ困難を伴うものである。

また、板金製筐体であるハウジング集合体前端部を囲続
するハウジングを形成したり、あるいは窓枠部材を設け
たりしているので安価に集合表示灯を提供できない。

その上、板金製筐体の背面にかなり大きいソケットが突
出した嵩張り狭い場所には取付けにくい等の問題を有し
ていた。

そこで、この考案は上記の事情に鑑み外周面に案内突起
および案内溝を設けて任意の個数の４角筒ハウジングの
連結を可能とし且つハウジング集合体外周に押出成形保
持枠を設けた新規な集合表示灯を提供せんとするもので
ある。

以下、この考案を添付する図面に示す具体的な実施例に
基づいて詳細に説明する。

ランプ１を収納するハウジング２は四角筒状に形成され
、相隣る外周面の後端に断面ばち形の案内突起３をハウ
ジング２の深さ方向を向くようにして突設し、他の二外
周面の後端には案内突起３と嵌合できる形状に形成した
案内溝４をハウジング２の深さ方向に向くように設ける
。

また、ハウジング２の図において上下の外周面中央部に
幅方向に円弧状の位置ずれ防止溝５，５を刻設し、左右
の外周面で前記防止溝５，５と交差しないように若干後
端側に幅方向に同様な円弧状の位置ずれ防止溝６，６を
刻設する。

例えば、′運転中、１温度異常上昇ヨ、′遮断器開１等
の表示をした透明の樹脂製表示板７がカラーフィルター
板８゜δ′と表面および裏面にシボ加工を施した透明樹
脂製レンズ板９とに重合されて蓋枠体１０に取付けられ
、この蓋枠体１０をハウジング２の先端開口部に装着す
る。

一方、ランプ１はハウジング２内の中間部に配置した支
持台１１にソケット１２を介して取付けられ、後端側開
口を閉蓋する蓋板１３に螺着される端子ネジ１４に金属
導電片１５．１５’、１５’を介して接続される。

ハウジング２の外周面には複数個のハウジング２を集合
し連結した後者ハウジング２を一体として保持するため
集合体の外周に押出成形保持枠を取付けるためのビス孔
１６を穿設する。

押出成形保持枠１７は平板状の基板部１８と基板部１８
先端に外方に向けて直角状に屈曲させた額縁片１９とか
ら威り、アルミニウム合金製で押出し成形品で長手方向
に同一断面を有するものである。

基板部１８の後端はハウジング２外周面上に載置したと
き案内突起３あるいは案内溝４前端に当接させて位置ぎ
めを可能にするため内方に向けて停止片１８ａを屈曲し
、基板部１８外面長手方向に溝１８ｂを凹設し、溝１８
ｂ底にビス２０の挿通孔１８ｃを穿設し、基板部１８の
幅方向に長さはハウジングの集合体上に載置されたとき
前端面と合致する長さに設定し、額縁片１９の表面は上
方に行くに従い薄肉となるテーパ面に形成しである。

また、この押出成形保持枠１７はハウジングの集合体か
らなる集合表示灯を額縁状とするため表面をカラーアル
マイト処理により着色する。

さらに、押出成形保持枠１７は同一断面を有する長尺物
から適宜長さに切断して使用されるが、ハウジング集合
体の外周面を複数個の保持枠１７で囲繞する際、額縁片
１９が完全に接合するように考慮して切断す。

る。

なお、実施例では額縁１９を斜行状に切断し完全に接合
させている。

次に、このハウジング２の連結固定法について述べると
、ハウジング２の案内突起３を他のハウジング２の案内
溝４に嵌合させてハウジング２の；所要個数（実施例で
は９個）を集合連結する。

この際、連結されたハウジング２の外周面の位置ずれ防
止溝５．５．６．６はハウジング２の前端面、後端面を
同一面にすると対向して位置ずれ防止孔を構成するので
、その防止孔に全長に及ぶ長さのピン２１を各々挿入す
る。

続いて、ハウジングの集合体に四外周面上に押出成形保
持枠１７を案内突起３あるいは案内溝４の前端に当接さ
せてハウジング集合体前面の全周を額縁片１９が完全に
接合して囲繞するようにして載置し、ビス２０を挿通孔
１８ｃに挿入させビス孔１６にネジ込んで取付ける。

この考案は、開口部に表示板を装着し内部にランプを収
納する四角筒ハウジングの相隣る外周面に深さ方向を向
く案内突起を突設し他のの外周面には案内突起と嵌合す
る案内溝を設けさらに外周面の幅方向に位置ずれ防止溝
を刻設すると共に、前記ハウジングの複数個を他のハウ
ジングの案内′溝に案内突起を嵌合させて連結し、連結
により防止溝によって構成されたハウジング間の位置ず
れ防止孔にピンを挿入し、連結したハウジング集合体の
外周面に、先端を直角状に屈曲して額縁片を形成した押
出成形保持枠を額縁片がハウジング集合体前面の全周を
囲繞するように配置し化粧額縁を形成すると共にハウジ
ングをビスにて締着した集合表示灯であり、ハウジング
の案内突起を案内溝に嵌合させるだけで任意個数のハウ
ジングの集合体が容易にでき、しかもハウジング集合体
の外周は保持枠で保持されているので、大きさに応じた
板金製筐体を製作する必要はなくなる。

また、ハウジングの集合体の前面全周は押出成形保持枠
の額縁片で囲繞されているためハウジング集合体の前面
を囲繞する別個の窓枠部材、ケース状装飾部材等は不要
である。

しかもハウジング集合体の表示部外周は額縁片で囲繞さ
れているため表示部で表示されている事項の確認が容易
になるばかりかその外観も至極好ましく、また実施例図
面で表示されているように各表示部に境界がほとんどな
く近接しシンプルで一層美感を倍加する。

さらに、実施例に示されるようにランプを取付けるソケ
ットもハウジング内に収納され、コンパクトにでき狭小
な場所にも取付けが容易になり、嵩張らないため梱包、
運搬上においても有益である。

【図面の簡単な説明】 第１図はこの考案の具体的な一実施例の集合表示灯を構
成するハウジングの縦断面図、第２図はこの考案の集合
表示灯の具体的な一実施例の集合表示灯の正面図、第３
図は第２図の平面図、第４図は第２図の側面図を示す。 ７・・・・・・表示板、１・・・・・・ランプ、２・・
・・・・ノ）ウジング、３・・・・・・案内突起、４・
・・・・・案内溝、１９・・・・・・額縁片、１７・・
・・・・押出成形保持枠、５．６・・・・・・防止溝。 ２０・・・・・・ビス、

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 開口部に表示板７を装着し内部にランプ１を収納する四
   角筒ハウジング２の相隣る外周面に深さ方向を向く案内
   突起３を突設し他の外周面には案内突起３と嵌合する案
   内溝４を設けさらに外周面の幅方向に位置ずれ防止溝５
   ，６を刻設すると共に、前記ハウジング２の複数個を他
   のハウジング２の案内溝４に案内突起３を嵌合させて連
   結し、連結により防止溝５，６によって構成されたハウ
   ジング２間の位置ずれ防止孔にピン２１を挿入し、連結
   したハウジング集合体の外周面に、先端を直角状に屈曲
   して額縁片１９を形成した押出成形保持枠１７を額縁片
   １９がハウジング集合体前面の全周を囲繞するように配
   置して化粧額縁を形成すると共にハウジング２をビス２
   ０にて締着したことを特徴とする集合表示灯。