JPS60261372A - インバ−タ回路 - Google Patents
インバ−タ回路Info
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- JPS60261372A JPS60261372A JP59117809A JP11780984A JPS60261372A JP S60261372 A JPS60261372 A JP S60261372A JP 59117809 A JP59117809 A JP 59117809A JP 11780984 A JP11780984 A JP 11780984A JP S60261372 A JPS60261372 A JP S60261372A
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- diode
- power supply
- switching element
- terminal
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- H—ELECTRICITY
- H02—GENERATION; CONVERSION OR DISTRIBUTION OF ELECTRIC POWER
- H02M—APPARATUS FOR CONVERSION BETWEEN AC AND AC, BETWEEN AC AND DC, OR BETWEEN DC AND DC, AND FOR USE WITH MAINS OR SIMILAR POWER SUPPLY SYSTEMS; CONVERSION OF DC OR AC INPUT POWER INTO SURGE OUTPUT POWER; CONTROL OR REGULATION THEREOF
- H02M7/00—Conversion of ac power input into dc power output; Conversion of dc power input into ac power output
- H02M7/42—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal
- H02M7/44—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters
- H02M7/48—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode
- H02M7/53—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal
- H02M7/537—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters
- H02M7/5387—Conversion of dc power input into ac power output without possibility of reversal by static converters using discharge tubes with control electrode or semiconductor devices with control electrode using devices of a triode or transistor type requiring continuous application of a control signal using semiconductor devices only, e.g. single switched pulse inverters in a bridge configuration
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Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
〔発明の属する技術分野〕
この発明は寄生ダイオードを有する半導体スイッチング
素子のスイッチング動作にょシ直流電力を交流電力に変
換するインバータ回路に関する。
素子のスイッチング動作にょシ直流電力を交流電力に変
換するインバータ回路に関する。
第2図はインバータの従来例を示す回路図であって、直
流電力を単相交流電力に変換する単相インバータの場合
である。この第2図において直列に接続されているスイ
ッチング素子11と12、ならびにスイッチング素子1
3と14の直列接続回路はそれぞれ直流電源1oに接続
され、スイッチング素子11と12との結合点が負荷2
oの−方の端子と接続され、この負荷20の他方の端子
社スイッチング素子13と14との結合点に接続されて
いる。ここでスイッチング素子11〜14は一般には半
導体スイッチング素子たとえばトランジスタやサイリス
クなどが使用されるのであるが、説明を容易にするため
に接点で表示している。これらスイッチング素子11〜
14にはそれぞれ並列にダイオード15,16,17.
18が接続されるのであるが、これらのダイオード15
〜18の極性は直流電源10に対して逆方向極性となる
ように接続されている。
流電力を単相交流電力に変換する単相インバータの場合
である。この第2図において直列に接続されているスイ
ッチング素子11と12、ならびにスイッチング素子1
3と14の直列接続回路はそれぞれ直流電源1oに接続
され、スイッチング素子11と12との結合点が負荷2
oの−方の端子と接続され、この負荷20の他方の端子
社スイッチング素子13と14との結合点に接続されて
いる。ここでスイッチング素子11〜14は一般には半
導体スイッチング素子たとえばトランジスタやサイリス
クなどが使用されるのであるが、説明を容易にするため
に接点で表示している。これらスイッチング素子11〜
14にはそれぞれ並列にダイオード15,16,17.
18が接続されるのであるが、これらのダイオード15
〜18の極性は直流電源10に対して逆方向極性となる
ように接続されている。
上述の第2図に示されるインバータで、スイッチング素
子11と14をオンとし、スイッチング素子12と13
をオフとする状態と、スイッチング素子11と14がオ
フで12と13がオンの状態とを交互に繰返すことによ
シ、負荷20には交流電圧を生じる。さらにこの交流電
圧の平均値を変化させたシ、高調波成分を減少させるた
めに電i 圧を零にする環流動作を行う・すなわちスイ
ッチング素子11と14がオンで12と13がオフのス
イッチング素子11→負荷20→スイツチング素子14
→直流電源10の経路で電流が流れ、このとき負荷20
の両端の電圧は直流電源10の電圧とほぼ等しい値とな
る。次にスイッチング素子13をオン、14をオフにす
ると、負荷20は一般に誘導性負荷であるから環流電流
がスイッチング素子11→負荷20→ダイオード17→
スイツチング素子11の経路で流れ、負荷20C)端子
電圧は零となるが、これが環流モードである。
子11と14をオンとし、スイッチング素子12と13
をオフとする状態と、スイッチング素子11と14がオ
フで12と13がオンの状態とを交互に繰返すことによ
シ、負荷20には交流電圧を生じる。さらにこの交流電
圧の平均値を変化させたシ、高調波成分を減少させるた
めに電i 圧を零にする環流動作を行う・すなわちスイ
ッチング素子11と14がオンで12と13がオフのス
イッチング素子11→負荷20→スイツチング素子14
→直流電源10の経路で電流が流れ、このとき負荷20
の両端の電圧は直流電源10の電圧とほぼ等しい値とな
る。次にスイッチング素子13をオン、14をオフにす
ると、負荷20は一般に誘導性負荷であるから環流電流
がスイッチング素子11→負荷20→ダイオード17→
スイツチング素子11の経路で流れ、負荷20C)端子
電圧は零となるが、これが環流モードである。
ここで再びスイッチング素子13をオフ、14をオンに
すると再び前述の電力供給モードに移行するのであるが
、このときダイオード17の逆回複電流が直流電源10
→ダイオード17→スイツチング素子14→直流電源1
0の経路を流れるのであるが、この逆回復電流によシダ
イオード17に逆回復損失を発生させる。
すると再び前述の電力供給モードに移行するのであるが
、このときダイオード17の逆回複電流が直流電源10
→ダイオード17→スイツチング素子14→直流電源1
0の経路を流れるのであるが、この逆回復電流によシダ
イオード17に逆回復損失を発生させる。
それ故高周波スイッチングをするインバータの半導体ス
イッチング素子としてたとえばMOSFET(酸化金属
半導体電界効果トランジスタ)などを用いる場合には、
これのスイッチ部に逆並列に寄生している寄生ダイオー
ドが第2図における各スイッチング素子11〜14に逆
並列接続されているダイオード15〜18の代役を務め
るので、この寄生ダイオードに大きな逆回復損失を発生
させることになり、最悪の場合はスイッチング素子まで
も破壊させることになる。
イッチング素子としてたとえばMOSFET(酸化金属
半導体電界効果トランジスタ)などを用いる場合には、
これのスイッチ部に逆並列に寄生している寄生ダイオー
ドが第2図における各スイッチング素子11〜14に逆
並列接続されているダイオード15〜18の代役を務め
るので、この寄生ダイオードに大きな逆回復損失を発生
させることになり、最悪の場合はスイッチング素子まで
も破壊させることになる。
第3図は寄生ダイオード付き半導体スイッチング素子で
構成されたインバータの従来例を示す回路図である。こ
の第3図において1と2と3と4は寄生ダイオード付き
半導体スイッチング素子としてのMOSFETであって
、それぞれはIs、2S、3S。
構成されたインバータの従来例を示す回路図である。こ
の第3図において1と2と3と4は寄生ダイオード付き
半導体スイッチング素子としてのMOSFETであって
、それぞれはIs、2S、3S。
4Sなるスイッチ部と、このスイッチ部に逆並列接続さ
れている寄生ダイオードID、 2D、 3D、 4D
からなっている◇このMOSFET 1〜4をブリッジ
接続し、直流電源10からの直流電力をMOSFET
1〜4によpオン・オフすることで負荷20に交流室1
〜4が破壊するのを防ぐために、このMO8FET1〜
4のそれぞれに直列に高速ダイオード21.22゜23
.24を逆流阻止のために接続し、このMOSFETと
高速ダイオードとの直列接続回路に逆並列に環流ダイオ
ード25,26,27.28を接続し、これに環流電流
を流すようにしている。
れている寄生ダイオードID、 2D、 3D、 4D
からなっている◇このMOSFET 1〜4をブリッジ
接続し、直流電源10からの直流電力をMOSFET
1〜4によpオン・オフすることで負荷20に交流室1
〜4が破壊するのを防ぐために、このMO8FET1〜
4のそれぞれに直列に高速ダイオード21.22゜23
.24を逆流阻止のために接続し、このMOSFETと
高速ダイオードとの直列接続回路に逆並列に環流ダイオ
ード25,26,27.28を接続し、これに環流電流
を流すようにしている。
しかしながらこのようにして構成されるインバータでは
、MOSFETに直列接続される高速ダイオードに電力
損失を生じるので、この損失に伴ってインバータの効率
が低下するし、部品点数が増加し回路が複雑になるなど
の欠点を有する。
、MOSFETに直列接続される高速ダイオードに電力
損失を生じるので、この損失に伴ってインバータの効率
が低下するし、部品点数が増加し回路が複雑になるなど
の欠点を有する。
この発明は寄生ダイオードを有する半導体スイッチング
素子で構成されるインバータが動作するときに前記寄生
ダイオードに逆回復損失が発生するのを防止するように
なされたインバータ回路を提供することを目的とする。
素子で構成されるインバータが動作するときに前記寄生
ダイオードに逆回復損失が発生するのを防止するように
なされたインバータ回路を提供することを目的とする。
この発明は、直流電源の正極側に寄生ダイオード付き半
導体スイッチング素子の一方の端子を接続し、他方の端
子は直流電源に対して逆方向極性に接続される環流ダイ
オードを介して負極側に接続される第1直列回路表、直
流電源の負極側に寄生ダイオード付き半導体スイッチン
グ素子の一方の端子を接続し、他方の端子は直流電源に
対して逆方向極性に接続される環流ダイオードを介して
正極側に接続される第2直列回路とで1相分となシ、こ
れを複数集合して所要相数のインバータを形成させ、各
相ごとに前述の第1直列回路と第2直列回路それぞれの
寄生ダイオード付き半導体スイッチング素子と環流ダイ
オードとの結合点をその相の負荷の両端に接続するので
あるが、このとき上記接続点のそれぞれと、それぞれの
負荷端子との間の配線は誘導性回路により両者とも等し
いインダクタンス値であるとともに相互に磁気的に結合
されるようにして、負荷端子の一方に正の電圧が、他方
には負の電圧が印加されるようにする。
導体スイッチング素子の一方の端子を接続し、他方の端
子は直流電源に対して逆方向極性に接続される環流ダイ
オードを介して負極側に接続される第1直列回路表、直
流電源の負極側に寄生ダイオード付き半導体スイッチン
グ素子の一方の端子を接続し、他方の端子は直流電源に
対して逆方向極性に接続される環流ダイオードを介して
正極側に接続される第2直列回路とで1相分となシ、こ
れを複数集合して所要相数のインバータを形成させ、各
相ごとに前述の第1直列回路と第2直列回路それぞれの
寄生ダイオード付き半導体スイッチング素子と環流ダイ
オードとの結合点をその相の負荷の両端に接続するので
あるが、このとき上記接続点のそれぞれと、それぞれの
負荷端子との間の配線は誘導性回路により両者とも等し
いインダクタンス値であるとともに相互に磁気的に結合
されるようにして、負荷端子の一方に正の電圧が、他方
には負の電圧が印加されるようにする。
このように構成されるインバータでは、環流モードのと
きに流れる環流電流は磁気的に結合されている誘導性回
路の作用によりm流ダイオードにのみ流れるので寄生ダ
イオードに逆回復損失が発生することなく、もって当該
寄生ダイオード付き半導体スイッチング素子の破壊を防
止しようとするものである。
きに流れる環流電流は磁気的に結合されている誘導性回
路の作用によりm流ダイオードにのみ流れるので寄生ダ
イオードに逆回復損失が発生することなく、もって当該
寄生ダイオード付き半導体スイッチング素子の破壊を防
止しようとするものである。
第1図は本発明の実施例を示す回路図であり、この第1
図により以下に本発明の詳細な説明する。
図により以下に本発明の詳細な説明する。
この第1図において1は寄生ダイオード付き半導体スイ
ッチング素子としてのMOSFETであってスイッチ部
XSと寄生ダイオードIDとからなっている。このMO
SFET 1の一方の端子を直流電源10の正極側に接
続し、他方の端子は環流ダイオード310カソードと接
続するが、尚#環流ダイオード31のアノードは直流電
源10の負極側と接続することで第1直列回路を形成す
る。また第2直−) 列回路は直流電源10の正極側に環流ダイオード34の
カソードを接続し、これのアノードとMOSFET4の
一方の端子とを接続し、当該MO8FET4の他方の端
子は負極側に接続することで形成される。この第1直列
回路と第2直列回路とでインバータの第1相が構成され
るのであるが、これを3組使用すれば3相交流を出力す
る3相インバータとなる。
ッチング素子としてのMOSFETであってスイッチ部
XSと寄生ダイオードIDとからなっている。このMO
SFET 1の一方の端子を直流電源10の正極側に接
続し、他方の端子は環流ダイオード310カソードと接
続するが、尚#環流ダイオード31のアノードは直流電
源10の負極側と接続することで第1直列回路を形成す
る。また第2直−) 列回路は直流電源10の正極側に環流ダイオード34の
カソードを接続し、これのアノードとMOSFET4の
一方の端子とを接続し、当該MO8FET4の他方の端
子は負極側に接続することで形成される。この第1直列
回路と第2直列回路とでインバータの第1相が構成され
るのであるが、これを3組使用すれば3相交流を出力す
る3相インバータとなる。
第1図に示す実施例は単相インバータの場合であるから
、第2相の第1直列回路はMOFET 3と環流ダイオ
ード33との直列接続で形成され、同じく第2相の第2
直列回路は環流ダイオード32とMOSFET 2の直
列接続回路で形成される。ここでMOSFET 2 、
3 、4はそれぞれスイッチ部2S、 3S。
、第2相の第1直列回路はMOFET 3と環流ダイオ
ード33との直列接続で形成され、同じく第2相の第2
直列回路は環流ダイオード32とMOSFET 2の直
列接続回路で形成される。ここでMOSFET 2 、
3 、4はそれぞれスイッチ部2S、 3S。
4Sと寄生ダイオード2D、3D、4Dからなっている
ことはMOSFET 1と同様である。
ことはMOSFET 1と同様である。
第1相第1直列回路を構成するMOSFET 1と環流
ダイオード31との結合点をA点とし、第1相第2直列
回路の同様の結合点を0点、第2相第1直列回路と第2
相第2直列回路の同様の結合点をそれぞれE点とF点と
し、負荷20の一方の端子をB点、他方の端子をD点と
するとき、第1相と負荷20との接続はA点とB点とを
誘導性回路42を介して結合し0点とD点とを誘導性回
路41を介して結合することにより達成されるのである
が、このとき誘導性回路41と42は等しいインダクタ
ンス値を有し、かつ相互に磁気結合されるように構成す
る。同様に第2相と負荷20との接続鉱り点とE点とを
誘導性回路43を介して結合し、B点とF点とを誘導性
回路44を介して結合することで達成されるのであるが
、このとき誘導性回路43と44のインダクタンス値は
等しく、かつ相互に磁気結合されることは第1相の場合
と同じである。
ダイオード31との結合点をA点とし、第1相第2直列
回路の同様の結合点を0点、第2相第1直列回路と第2
相第2直列回路の同様の結合点をそれぞれE点とF点と
し、負荷20の一方の端子をB点、他方の端子をD点と
するとき、第1相と負荷20との接続はA点とB点とを
誘導性回路42を介して結合し0点とD点とを誘導性回
路41を介して結合することにより達成されるのである
が、このとき誘導性回路41と42は等しいインダクタ
ンス値を有し、かつ相互に磁気結合されるように構成す
る。同様に第2相と負荷20との接続鉱り点とE点とを
誘導性回路43を介して結合し、B点とF点とを誘導性
回路44を介して結合することで達成されるのであるが
、このとき誘導性回路43と44のインダクタンス値は
等しく、かつ相互に磁気結合されることは第1相の場合
と同じである。
上述のように構成されているインバータにおいて、MO
SFET 1と4のスイッチ部ISと48がオンで、M
O8FET’2と3のスイッチ部2Sと38はオフであ
れば電力供給モードとなシ、直流電源10→スイッチ部
IS→誘導性回路42→負荷20→誘導性回路41→ス
イッチ部4S→直流電源10の経路で電流が流れ、負荷
20の両端B点とD点の間の電圧は直流電源10の電圧
にtlは等しい値となる。
SFET 1と4のスイッチ部ISと48がオンで、M
O8FET’2と3のスイッチ部2Sと38はオフであ
れば電力供給モードとなシ、直流電源10→スイッチ部
IS→誘導性回路42→負荷20→誘導性回路41→ス
イッチ部4S→直流電源10の経路で電流が流れ、負荷
20の両端B点とD点の間の電圧は直流電源10の電圧
にtlは等しい値となる。
次にMOSFET 4のスイッチ部4Sをオフするとい
わゆる環流モードとなりスイッチ部IS→誘導性回路4
2→負荷20→誘導性回路41→猿流ダイオード34→
スイッチ部ISO経路に環流が流れ、負荷20の端子電
圧は零に保持される。この項流電流にはMOSFET
3の寄生ダイオード3Dを経由する分流回路もあるが、
この分流回路に環流電流が流れるのは誘導性回路43と
44の作用により阻止される。すなわち誘導性回路43
をD点からE点の方向に電流が流れるためには、誘導性
回路43と磁気的に結合されている誘導性回路44に上
述とは逆方向にすなわちF点からB点に向って同じ値の
電流が流れなければならないのであるが、MOSFET
2の寄生ダイオード2Dは逆バイアス状態にあるため、
誘導性回路44にF点からB点方向へ電流を流すことは
できない。よって誘導性回路43にも寄生ダイオード3
Dにも環流電流は分流できない。
わゆる環流モードとなりスイッチ部IS→誘導性回路4
2→負荷20→誘導性回路41→猿流ダイオード34→
スイッチ部ISO経路に環流が流れ、負荷20の端子電
圧は零に保持される。この項流電流にはMOSFET
3の寄生ダイオード3Dを経由する分流回路もあるが、
この分流回路に環流電流が流れるのは誘導性回路43と
44の作用により阻止される。すなわち誘導性回路43
をD点からE点の方向に電流が流れるためには、誘導性
回路43と磁気的に結合されている誘導性回路44に上
述とは逆方向にすなわちF点からB点に向って同じ値の
電流が流れなければならないのであるが、MOSFET
2の寄生ダイオード2Dは逆バイアス状態にあるため、
誘導性回路44にF点からB点方向へ電流を流すことは
できない。よって誘導性回路43にも寄生ダイオード3
Dにも環流電流は分流できない。
次いで再びスイッチ部4Sをオンすると直流電源10→
環流タイオ一ド34→スイツチ部4S→直流電源10の
経路でこの環流ダイオード34に逆回復電流が流れると
ともに負荷20には前述せる電力供給モードによる電流
が流れる。このとき負荷20の一方の端子9点および寄
生ダイオード3Dのアノード側E点は負を位となシ、負
荷20の他方の端子B点と環流ダイオード32のアノー
ド側F点は正電位となる。よって寄生ダイオード3Dに
はスイッチ部4Sのオンに伴って逆電圧が印加されるこ
とになるのであるが、この寄生ダイオード3Dは順方向
電流を流していないので寄生ダイオード3D→誘導性回
路43→負荷20→誘導性回路44→環流ダイオード3
2→寄生ダイオード3Dの経路に流れる逆回復電流はほ
とんど零であるから、寄生ターイオード3Dでの逆回復
損失もほとんど零となる。
環流タイオ一ド34→スイツチ部4S→直流電源10の
経路でこの環流ダイオード34に逆回復電流が流れると
ともに負荷20には前述せる電力供給モードによる電流
が流れる。このとき負荷20の一方の端子9点および寄
生ダイオード3Dのアノード側E点は負を位となシ、負
荷20の他方の端子B点と環流ダイオード32のアノー
ド側F点は正電位となる。よって寄生ダイオード3Dに
はスイッチ部4Sのオンに伴って逆電圧が印加されるこ
とになるのであるが、この寄生ダイオード3Dは順方向
電流を流していないので寄生ダイオード3D→誘導性回
路43→負荷20→誘導性回路44→環流ダイオード3
2→寄生ダイオード3Dの経路に流れる逆回復電流はほ
とんど零であるから、寄生ターイオード3Dでの逆回復
損失もほとんど零となる。
環流ダイオード34に高速ダイオードを使用すれば、前
述した経路でこの環流ダイオード34に流れる逆回復電
流を低減することができるので、ここに発生する逆回復
損失も低減できることになる0 第1相を構成するMOSFET 1と4のスイッチ部I
Sと48をオフにして、第2相を構成するMOSFET
2と3のスイッチ部2Sと38をオンにすれば電力供給
モードになって負荷20に流れる電流方向は前述の第1
相が動作したときとは逆方向となシ、負荷20には交流
電力が与えられることになる。ひきつづきMOSFET
2のスイッチ部2Sをオフすれば環流モードとなって
環流電流が流れ、さらにスイッチ部2Sをオンしたとき
に逆回復電流が流れるのは第1相が動作したときとまっ
たく同じであるが、磁気結合されている誘導性回路41
と42の作用によシ第1相を構成するMOSFETの寄
生ダイオードに逆回復損失を生じないのも第1相の場合
と同様である。また環流ダイオード31,32.33を
高速ダイオードにすることは、これら環流ダイオード3
1〜33の逆回復損失を低減させるのに効果があること
も既に述べたとおシである。
述した経路でこの環流ダイオード34に流れる逆回復電
流を低減することができるので、ここに発生する逆回復
損失も低減できることになる0 第1相を構成するMOSFET 1と4のスイッチ部I
Sと48をオフにして、第2相を構成するMOSFET
2と3のスイッチ部2Sと38をオンにすれば電力供給
モードになって負荷20に流れる電流方向は前述の第1
相が動作したときとは逆方向となシ、負荷20には交流
電力が与えられることになる。ひきつづきMOSFET
2のスイッチ部2Sをオフすれば環流モードとなって
環流電流が流れ、さらにスイッチ部2Sをオンしたとき
に逆回復電流が流れるのは第1相が動作したときとまっ
たく同じであるが、磁気結合されている誘導性回路41
と42の作用によシ第1相を構成するMOSFETの寄
生ダイオードに逆回復損失を生じないのも第1相の場合
と同様である。また環流ダイオード31,32.33を
高速ダイオードにすることは、これら環流ダイオード3
1〜33の逆回復損失を低減させるのに効果があること
も既に述べたとおシである。
相互に磁気的に結合され、かつインダクタンス値が等し
い誘導性回路41と42の組合わせあるいは誘導性回路
43と44の組合わせとしては、2個のコイルを同心状
に巻回せるリアクトルなどがあるが、大きなインダクタ
ンス値は不要であるから2本の導体を絶縁物を介して密
接させたシ、2本の絶縁電線をよシ合わせたシ、あるい
はリング状のフェライトコアの穴に2本の導体を通すこ
となどによシ容易に実現することができる。
い誘導性回路41と42の組合わせあるいは誘導性回路
43と44の組合わせとしては、2個のコイルを同心状
に巻回せるリアクトルなどがあるが、大きなインダクタ
ンス値は不要であるから2本の導体を絶縁物を介して密
接させたシ、2本の絶縁電線をよシ合わせたシ、あるい
はリング状のフェライトコアの穴に2本の導体を通すこ
となどによシ容易に実現することができる。
この発明によれば寄生ダイオード付き半導体スイッチン
グ素子の一方の端子を直流電源の正極側に接続し、他方
の端子を直流電源に対して逆方向極性の環流ダイオード
を介して負極側に接続せる第1直列回路と、別の寄生ダ
イオード付き半導体スイッチング素子の一方の端子を直
流電源の負極側に接続し、他方の端子を直流電源に対し
て逆方向極性にある別の環流ダイオードを介して正極側
に接続せる第2直列回路とでインバータの1相分を構成
し、これを複数集合して所要相数のインバータを形成さ
せる。各相ごとに第1直列回路のスイッチング素子と環
流ダイオードとの結合点からその相の負荷の一方の端子
へ接続する回路と、第2直列回路のスイッチング素子と
環流ダイオードとの結合点からその相の負荷の他方の端
子へ接続する回路とは、相互に磁気的に結合されておシ
、゛かつ同じインダクタンス値を有する誘導性回路によ
り接続されるように構成する。
グ素子の一方の端子を直流電源の正極側に接続し、他方
の端子を直流電源に対して逆方向極性の環流ダイオード
を介して負極側に接続せる第1直列回路と、別の寄生ダ
イオード付き半導体スイッチング素子の一方の端子を直
流電源の負極側に接続し、他方の端子を直流電源に対し
て逆方向極性にある別の環流ダイオードを介して正極側
に接続せる第2直列回路とでインバータの1相分を構成
し、これを複数集合して所要相数のインバータを形成さ
せる。各相ごとに第1直列回路のスイッチング素子と環
流ダイオードとの結合点からその相の負荷の一方の端子
へ接続する回路と、第2直列回路のスイッチング素子と
環流ダイオードとの結合点からその相の負荷の他方の端
子へ接続する回路とは、相互に磁気的に結合されておシ
、゛かつ同じインダクタンス値を有する誘導性回路によ
り接続されるように構成する。
このように構成されたインバータ回路では、磁気結合さ
れている誘導性回路の作用により、環流モードのときで
も寄生ダイオードに環流電流が流れるのを阻止するので
、この寄生ダイオードに逆回復損失を発生させることが
ない。それ故寄生ダイオード付き半導体スイッチング素
子の取扱う電力を大きくできる。すなわちインバータを
相対的に小形にできるという利点を有する。さらに環流
ダイオードに高速ダイオードを使用すればこの環流ダイ
オードの逆回復損失を低減できるのでインバータの効率
向上が期待できる。またこれらに付随して当該寄生ダイ
オード付き半導体スイッチング素子ではスイッチングに
伴う損失のみを考慮すればよく、逆回復損失は環流ダイ
オードのみで発生することになるから、インバータの設
計が容易になる効果も合わせて有する。また相互に磁気
結合せる誘導性回路は簡単な構成で実現できるので、こ
の誘導性回路に必要なコストはごく僅かでよい。
れている誘導性回路の作用により、環流モードのときで
も寄生ダイオードに環流電流が流れるのを阻止するので
、この寄生ダイオードに逆回復損失を発生させることが
ない。それ故寄生ダイオード付き半導体スイッチング素
子の取扱う電力を大きくできる。すなわちインバータを
相対的に小形にできるという利点を有する。さらに環流
ダイオードに高速ダイオードを使用すればこの環流ダイ
オードの逆回復損失を低減できるのでインバータの効率
向上が期待できる。またこれらに付随して当該寄生ダイ
オード付き半導体スイッチング素子ではスイッチングに
伴う損失のみを考慮すればよく、逆回復損失は環流ダイ
オードのみで発生することになるから、インバータの設
計が容易になる効果も合わせて有する。また相互に磁気
結合せる誘導性回路は簡単な構成で実現できるので、こ
の誘導性回路に必要なコストはごく僅かでよい。
14、図面の簡単な説明
;i
第1図は本発明の実施例を示す回路図であり、第2図は
インバータの従来例を示す回路図、第3図は寄生ダイオ
ード付き半導体スイッチング素子で構成されたインバー
タの従来例を示す回路図である。
インバータの従来例を示す回路図、第3図は寄生ダイオ
ード付き半導体スイッチング素子で構成されたインバー
タの従来例を示す回路図である。
1.2,3.4・・・・・・・・・寄生ダイオード付き
半導体スイッチング素子としてのMOSFET (酸化
金属半導体電界効果トランジスタ)、ID、 2D、
3D、 4D・・・・・・グ素子、15,16,17.
18・・・・・・ダイオード、20・・・・・・負荷、
21,22,23.24・・・・・・高速ダイオード、
25゜26.27,28,31,32,33.34・・
・・・・環流ダイオード、41.42,43.44・・
・・・・誘導性回路。
半導体スイッチング素子としてのMOSFET (酸化
金属半導体電界効果トランジスタ)、ID、 2D、
3D、 4D・・・・・・グ素子、15,16,17.
18・・・・・・ダイオード、20・・・・・・負荷、
21,22,23.24・・・・・・高速ダイオード、
25゜26.27,28,31,32,33.34・・
・・・・環流ダイオード、41.42,43.44・・
・・・・誘導性回路。
第1図
第2図
第3図
Claims (1)
- 1)寄生ダイオードを有する半導体スイッチング素子の
スイッチング動作によル直流電力を交流電力に変換する
インバータにおいて、直流電源の正極側に前記寄生ダイ
オード付き半導体スイッチング素子の一方の端子を接続
するとともに他方の端子祉該直流電源に対して逆方向極
性に接続される環流ダイオードを介して前記直流電源の
負極側に接続される第1直列回路と、前記直流電源の負
極側に他の寄生ダイオード付き半導体スイッチング素子
の一方の端子を接続するとともに他方の端子は該直流電
源に対して逆方向極性に接続される他の環流ダイオード
を介して前記直流電源の正極側に接続される第2直列回
路とで構成される1相分を複数集合して所要相数のイン
バータを形成し、該インバータの各相ごとに前記第1直
列回路の寄生ダイオード付き半導体スイッチング素子と
環流ダイオードとの結合点を当該相の負荷の一方の端子
に第1の誘導性回路を介して接続するとともに、前記第
2直列回路の寄生ダイオード付き半導体スイッチング素
子と環流ダイオードとの結合点と前記負荷の他方の端子
とは前記第1誘導性回路と磁気的に結合され、かつ該第
1鰐導性回路と等しいインターフタンス値を有する第2
誘導性回路を介して接続されることを特徴とするインバ
ータ回路。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59117809A JPS60261372A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | インバ−タ回路 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP59117809A JPS60261372A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | インバ−タ回路 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS60261372A true JPS60261372A (ja) | 1985-12-24 |
Family
ID=14720800
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP59117809A Pending JPS60261372A (ja) | 1984-06-08 | 1984-06-08 | インバ−タ回路 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS60261372A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1119900A1 (en) * | 1998-09-28 | 2001-08-01 | Tripath Technology, Inc. | Methods and apparatus for reducing mosfet body diode conduction in a half-bridge configuration |
-
1984
- 1984-06-08 JP JP59117809A patent/JPS60261372A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
EP1119900A1 (en) * | 1998-09-28 | 2001-08-01 | Tripath Technology, Inc. | Methods and apparatus for reducing mosfet body diode conduction in a half-bridge configuration |
EP1119900A4 (en) * | 1998-09-28 | 2008-07-02 | Tripath Technology Inc | METHOD AND DEVICE FOR REDUCING THE BODY LINE OF A HALF BRIDGE CONFIGURATION |
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