JPS60260534A - 弗化オキサリルの製造方法 - Google Patents

弗化オキサリルの製造方法

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JPS60260534A
JPS60260534A JP11546984A JP11546984A JPS60260534A JP S60260534 A JPS60260534 A JP S60260534A JP 11546984 A JP11546984 A JP 11546984A JP 11546984 A JP11546984 A JP 11546984A JP S60260534 A JPS60260534 A JP S60260534A
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oxalyl
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Masakatsu Nishimura
西村 正勝
Yasuhiko Hirai
平井 保彦
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Tokuyama Corp
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Tokuyama Corp
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、塩化オキサリルから弗化オキサリルを収率よ
く簡便に製造する方法に関する。
弗化オキサリルはパーフルオロジビニルエーテなと種々
の有機弗素化合物をg8造するための原料として有用な
物質である。また、弗化オキサリルの製法として、塩化
オキサリルを弗素化する方法が知られている。
上記の如き塩化オキサリルを弗素化する弗素化剤として
は、通常NaF−KF等のアルカリ金属の弗化物が用い
られる。この場合、アルカリ金属の弗化物をスルホラン
、テトラグライム、アセトニトリル等の適当な中性溶媒
中に不均一に懸濁させた吠態で行われ、反応系の温度は
一般に130χ;までの比較的高い温度が採用される。
しかl/ながら、この方法は反応が同液の界面で進行す
るために、たとえ粒度の十分率さいアルカリ金属の弗化
物を用いても反応が非常に遅いという欠点がある。また
、アルカリ金属の弗化物は高価な試薬であるが、その使
用竜の一部しか有効に消費されないために工業的に大き
な閘題である。さらに、反応の収率が低いばかりでなく
、反応温度が高いために弗化ホスゲンを副生し易いとい
う欠点も有する。一方、弗素化剤として弗化水素は極め
て安価であるが塩化オキサリルと均一に混じり合わす二
相に分離するため該塩化オキサリルに対して全く反応性
をポさず、弗化オキサリルを実質的に製造することがで
きない。
従って、本発明者らは、塩化オキサリルと弗化水素とを
反応活性限界覚拌より激しい条件の覚拌−ドに反応を行
う方法により、弗化ホスゲンの副生を伴うことなく目的
の弗化オキサリルが効率よく得られることを見出して、
既に提案したく特開昭57−67533 )。また同様
に塩化オキサリルと弗化水素とを単に気相で反応させる
方法により、目的の弗化オキサリルが収率よく得られる
ことを見出して、既に提案している(特願昭58−24
4431)。しかしながら、これら提案した方法もそれ
ぞれ、前者は特殊な覚拌条件を要するため装置が複雑に
なるばかりでなく、特定の覚拌条件を予め決定すること
が煩雑であり、また後者は塩化オキサリルに対して理論
量より極めて過剰の弗化水素を要するために、生成ガス
に同伴する該弗化水素の分離が面倒でありかつ気化器な
どの付属設備が必婆になる問題を有する。
使方、特開昭54−158396には、塩化オキサリル
をアセトニトリルの存在下で弗化水素を用いて弗素化し
、弗化オキサリルを製造する方法が提案されているが、
収率は70数%であり未だ満足されるものでない。
上記に鑑み、本発明者らはさらに研究を重ね、弗イヒ水
素に種々の添加剤、例えば1〜3級のアミン類や非プロ
トン性の極性化合物の存在下に塩化オキサリルの弗素化
について系統的に行った。この結果、特にメラミンの存
在下で塩化オキサリル七弗化水素を反応させることによ
って、反応速度が早くかつ極めて高収率で弗化オキサリ
ルが得られることを知見して、本発明を完成するに至フ
たものである。すなわち、本発明は塩化オキサリルを弗
化水素により弗素化して弗化オキサリルを製造する方法
において、該弗素化をメラミンの存在下に弗化水素を用
いて行うことを特徴とする弗化オキサリルの製造方法で
ある。本発明によれば、塩化オキサリルに対して77%
以上、さらには87%以上の収率で弗化オキサリルを得
ることができる。
本発明の目的とする弗化オキサリルを得るためには、塩
化オキサリル1モルに対して弗化水素2モルのほぼ理論
量を要する。従って一般に実施する場合に、反応の継続
に伴い消費される弗化水素は理論量に応じて補充すれば
よく、また予め過剰に用いた弗化水素は回収あるいは次
の反応に利用することができる。なお、弗化水素が水を
含んでいる場合には塩化オキサリルとの反応に際して蓚
酸を副生ずるため、目的とする弗化オキサリルの収率の
低下を招く。従って、弗化水素の水分含量は一般に0.
5重量%以下に抑えることが望ましい。
本発明にお−いては、塩化オキサリルと弗化オキサリル
との反応により目的の弗化オキサリルを収率よく得るた
めに、メラミンを存在させることが権、めて亀要である
。本発明においてメニミンとは、メラミン分子中の3つ
のアミノ基の水素の一部を他の置換基例えばメチル基等
で置換したものも含まれる。
本発明において、メラミンは一般に弗化水素中に濃度0
.5〜3.5モル%、好ましくは1〜25モル%の範囲
に維持して実施することにより、収率よく所望の弗化オ
キサリルを得ることができる。また、かかるメラミンを
含有した弗化水素溶液は弗化水素に比べ蒸気圧が非常に
低く比較的高温でも安定であるため、該弗化水素の揮発
量を酸くなくでき反応生成ガス中に同伴する弗化水素の
量が少なく取り扱いが有利である。しかしながら、弗化
水素中におけるメラミンの濃度が1モル%より低い場合
には、該弗化水素と塩化オキサリルとの相゛分離が著し
くなり、反応が遅くなったり、さらには反応、が全く起
こらなったりするばかりでなく、弗化水、素の蒸気圧の
上昇により、反応生成ガス中に弗化水素が同伴する。ま
た、弗化水素中におけるメラミンの濃度が35モル%よ
り高くなった場合5にも、反応速度が遅くなり、工業的
には不利である。
上記したメラミンを含有する弗化水素溶液について、メ
ラミン及び弗化水素の混合純度など調整す法は特に制限
されない。一般には冷却fにメラミンに弗、化水索をあ
るいは弗化水素にメラミンを添加、混合して所定の濃度
に調節すると良い。
次に1、本発明における塩化オキサリルと弗化水素との
反応の方法は、メラミンの存在下であれば特に制限され
ず、回分式または連続的に両者を混合すればよい。一般
には上記したメラミンを含有する弗化水素溶液に塩化オ
キサリルを液体または気体の状態で添加、混合する方法
が楕奨される。
特にT業的に有利な方法は、塩化オキサリルを液体ある
いは気体の状態でメラミン含有の弗化水素溶液に連続的
または断続的に添加する方法が簡便であり、弗化オキサ
リルの収率も良好である。なお、塩化オキサリルをメラ
ミンを含有する弗化水素溶液に連続的または断続的に供
給し、該弗化水素の濃度低下に伴って反応速度が遅くな
った場合には、新たに弗化水素を補充することにより反
応速度を回復することができる。弗化水素の補充方法は
特に制限されず、反応中において塩化オキサリルが弗素
化される反応速度に応じて連続的に少量づつ添加する方
法、あるいは反応系を必要に応じて−U冷却して所定の
弗化水素を添加はた後、所定の反応温度で反応を再開す
る方法などが採用される。
本反応におりる反応温度は、幽くすると弗化ホスゲンな
どの副生が避けられず、また低ずぎると瞥 反応速度”
ガ3なり収率0低下2招3・ff−=y T・一般に0
〜100℃、好ましくは10〜60℃の反応温度が考慮
される。また、本発明による反応は電圧、加圧、減j土
のいずれも実施できるが、一般に常圧付近で実施するこ
とが好都合である。かかる本発明の反応条件に従えば、
弗素化の反応速度は極めて〒く、反応方法、反応量、反
応器の大きさなどにより異なるが、反応時間は約0.2
〜15時間である。
本反応において生成する弗化オキサリルは沸点がかなり
低いため、副生ずる塩化水素と共に反応系より簡単に取
り出すことができる。反応温度を低くした場合には、反
応後に加温することにより反応液中ζこ市まる弗化オキ
サリルを取り出すことができる。得られる弗化オキサリ
ルと塩化水素とは、沸点差を利用して簡便に分離するこ
とができる。なお、本発明においては弗化オキサリルに
同伴する弗化水素の量が極めて少ないため、該弗化オキ
ザリルの生成が容易であり、低温蒸留など簡学な公卿操
作によりコールドトラップ中に濃縮することができる。
以下、実施例を示すが、本発明はこれに限定されるもの
ではない。
実施例 j。
環流冷却管(0℃に冷却され、その出口はドライアイス
−メタノールのコールドラップに接続)と覚拌機を備λ
か約1.5背のポリクロロトリフルオロエチレン製の反
応器(内径11cI11、高さ15cm)を用いた。反
応器にメラミン150gを入れ、冷却下に無水弗化水素
400 gをゆっくり添加1ノでメラミン弗化水素溶液
を調節した。
次に、メラミン−弗化水素溶液中に覚拌下下温度を約2
5℃にコントロールして、4.110 gの塩化オキサ
リルを2.5g/分の流速で供給した。
供給終了後、30分間そのまま覚拌を続け、次に反応液
中に残存している生成物を追い出す目的で、窒素ガスを
低流速で15分間吹き込み反応を終了した。
ドライアイス−メタノールのトラップで11Fられた4
のは分析の結果、大部分が弗化オキサリルよりなり、少
量の塩化水素と弗化水素を含むことが分かフた。これを
精留することにより、320g(収率90.1%)の弗
化オキサリルを得た。なお、分析は[Rスペクトル、 
C−NMRスペクトル、l” −Nへ4Rスペクトルの
測定により行った。
実施例 2゜ 塩化オAサリル供給量を9 Fi Ogとした以外は実
施例1の場合と同様に反応を行い、終了後、反応′aを
P]度冷却して無水弗化水素300gを補給した。この
メラミン−弗化水素溶液を用い、実施例1の場合と全く
同様の条件で480gの塩化オキサリルと反応させ続い
て分離操作な行った結果、:(23g(収率91.0%
)の弗化オキサリルを1また。
実施例 3゜ 実施例】の場合と同様の反応容器と方法を用いて調節し
たメラミン−弗化水素溶液550 gを一20T;に冷
却して、これに得480 gを添加した。
その後ゆっくり25℃まで昇温1ハ25℃で5時間党拌
しr、−6続いて窒素ガスを低速度で15分間吹き込み
反応を終了した。
コールドトラップで得られたものの分#を操作を実施例
1の場合と同様に行い、292g (収率82.2%)
の弗化オキサリルを得た。
特許出願人 徳山曹達株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 塩化オキサリルをメラミンの存在ドで弗化水素により弗
    素化することな特徴とする弗化オキサリルの製造方法
JP11546984A 1984-06-07 1984-06-07 弗化オキサリルの製造方法 Granted JPS60260534A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11546984A JPS60260534A (ja) 1984-06-07 1984-06-07 弗化オキサリルの製造方法

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JP11546984A JPS60260534A (ja) 1984-06-07 1984-06-07 弗化オキサリルの製造方法

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Publication Number Publication Date
JPS60260534A true JPS60260534A (ja) 1985-12-23
JPH0514701B2 JPH0514701B2 (ja) 1993-02-25

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ID=14663307

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JP11546984A Granted JPS60260534A (ja) 1984-06-07 1984-06-07 弗化オキサリルの製造方法

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JPH0514701B2 (ja) 1993-02-25

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