JPS60259632A - 炭素繊維の製造方法 - Google Patents

炭素繊維の製造方法

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JPS60259632A
JPS60259632A JP11235984A JP11235984A JPS60259632A JP S60259632 A JPS60259632 A JP S60259632A JP 11235984 A JP11235984 A JP 11235984A JP 11235984 A JP11235984 A JP 11235984A JP S60259632 A JPS60259632 A JP S60259632A
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充 内山
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は、ピッチから炭素繊維を製造する方法に関する
[背景技術とその問題点] 従来、炭素H&維としては、ポリアクリルニトリル(P
AN)系およびピッチ系が知られているか、高分子から
なる延伸容易なPAN系に比へ、低分子のピンチ系は、
軽量で導電性を有する等優れた性質を有するのみならず
、素材が安価である反面、ピンチ繊維が非常に脆いこと
から大量生産をするための技術が難しいという問題があ
る。
即ち、紡糸口金から紡糸されるピッチ繊維の紡糸速度は
通常数100 m 7分、例えば500m/分とされ、
このピッチ繊維は巻取ロールに巻取られた後不融化処理
される。しかし、前述のように炭化前、特に不融化前の
ピッチ繊維は極めて脆いことから、8取ロールに巻取っ
たピッチ繊維を巻戻して不融化することは不可能なため
、ロールごと不融化するか、或いは、巻取られた状態の
ピ、ンチ繊維をその軸方向に沿って切裂いてロールから
外し、この状態で不融化するかしており、その不融化の
処理が非畠に煩雑であった。
また、ピッチ繊維が脆いことから、このピッチ繊維をロ
ール等に巻取ることなく、紡糸から不融化まで一貫生産
しようとすると、従来の紡糸本数はせいぜい数10木か
ら数100木であるため、iii: r’c性を」−げ
る」二で、どうしても紡糸速度を前述のように数100
m/分としなければならない。
・力、不融化のためにはピンチ繊維を10分ないし数1
0分間酸素含有雰囲気中に置かなければならないから、
数100m/分の速度で吐出されるピッチ繊維を10分
間酸素含有雰囲気下に保持するためには、数1000m
の長さの不融化処理装置か必要となり、実現は不可能で
ある。
このため、量産性の高いピッチ系の炭素繊維の製造方法
が望まれている。
「発明の目的] )j 本発明の目的は、多数本のピッチm維の紡糸が可
能で量産性の高い炭素繊維の製造方法を提供するにある
[問題点を解決するための手段および作用]本発明の製
造方法は、量産性を高めるには紡糸[1金からのピッチ
繊維の紡糸速度を高めるか、或いは、その本数を増加す
るかの何れかであり、紡糸速度を高めるのはiii述の
ように不融化処理との−・貫生産が不可能であることに
看111.てなされたもので、紡糸本数を極めて多数、
即ち、5万本以」−とするとともに、この多数のピ・ソ
チ繊維を比較的低速、即ち、不融化に必要な時間、ピッ
チ繊維を不融化処理装置内に保持しても不融化処理装置
の長さが実現可能な長さ1例えば数10m程度におさめ
ることができる程度の速度1例えば数m/分程度の速度
で定速ロールにより引取り、この引取られたピンチ繊維
を横型の不融化ベルト上に供給してベルトの進行に伴な
い順次不融化処理し、この後、連続して1αちに、!&
、いはボビン等に巻取リハンチ処理的に、不活性雰囲気
中において約400°C以上の温度で焼成処理して炭素
繊維とすることを特徴としている。
[実施例] 以上°、本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。
貯槽1は、断熱材により形成されるとともに、図示しな
い定温装め付ヒータを備え、貯槽l内に収納される溶融
状態のピッチ2を260〜410°C1好ましくは27
0〜400 ’Cの範囲の所定温度、例えば約400℃
に略一定に保持できるようになっている。ピッチ2とし
ては、石油系のピ。
チ或いは石炭系のピッチ等が用いられる。
前記貯槽l内には、ピッチ2を押出すだめの押出手段と
してのピストン3が配置されるとともに、貯槽lの下端
には紡糸口金4が取イづけられてイル。前記ピストン3
は、図示しないエアシリンタ、或いは、モータ駆動され
るピニオンとラックとによる駆動機構等により駆動され
る。また、口金4は、多数の紡糸孔5を有し、この紡糸
孔5は例えば直径が0.5mmで本数が5万木以」二と
され、!lrましくは30分本以」二とされる。更に、
ピストン3によるピッチ2の押出し速度、即ち紡糸速度
は、後述する不融化処理工程におけるピッチH&維18
の移送速度より僅かに遅い適宜な速度とされている。
前記貯槽lの下端には、前記紡糸口金4を゛囲んで、底
部を絞って開口された略円筒状の保温筒6が設けられて
いる。この保温筒6は、適宜な断熱材、例えば、石英カ
ラスファイバ、石綿、通常ガラスファイバ等で形成され
るか、石英ガラスファイバか望ましい。また、保温筒6
内には、保温筒6の軸方向に沿って多段、例えば8段に
熱ガス吹出手段7A 、7B・・・7H(以下、熱ガス
吹出手段を個々に特定して説明するときは、夫々7A、
7B・・・7Hの符号を伺し、全体を呼称するときは。
単に7の符号を付す。他の符号についても同様とする。
)か設けられている。これらの各熱カス吹出手段7A 
、7B・・・7Hは夫々リング状に形成されるとともに
、夫々内部下方に、多数の通気孔を有し各熱カス吹出手
段7A、7B・・・7Hがら吹出される風が全周に均等
に分布されるようにする均等分布手段としての仕切壁8
 A 、 8.B・・・8Hを備え、これらの仕切壁8
A、8B・・・8Hより上方に夫々温度センサ9A 、
9B・・・9Hを備え、更に、保温筒6の内周面に開口
されるとともに保温筒6の内周に略均等に配置され且つ
やや下方に向って熱ガス流を吹出すための多数の吹出口
10A、10B・・・IOHを備えている。
前記各熱カス吹出手段7A 、7B・・・7Hの各仕切
壁8A 、8B・・・8Hの下方は、適当な保温手段が
設けられたダクト11A、IIB・・・IIHを介L4
送X#i l 2 A 、 12 B・12 H+、[
続すレ、各熱カス吹出手段7A 、7B・・・7Hの吹
出口10A、IOB・・・IOHから吹出すに必要な送
風量が得られるようになっている。また、各ダク)11
A、11B・・・IIHの途中には夫々温度制御可能な
ヒータ13A、13B・・・13Hが設けられ、送風機
12A 、 12B・・・12Hから送られる風が所定
の温度に設定できるようになっている。
m記各温度センサ9A 、9B・・・9Hの出力信号で
、 は、マイクロコンピュータを内蔵した制御装R15
に入力され、この制御装置15により、この各温度セン
サ9A 、9B・・・9Hからの出力信号と制御装置1
5内に予め設定されている値とが比較されて各熱ガス吹
出手段7A 、7B・・・7Hから吹出されるガス流の
温度が所定の値となるよう前記ヒータ13A、13B・
・・13Hを制御するようになっている。また、制御装
置15には前記紡糸口金4に設けられた温度センサ16
からの出力信号も入力され、この出力信号に応じて前記
ヒータ13A、13B・・・13Hの設定値を調整する
ことができるようになっている。
前記熱ガス吹出手段7のうち、最上位置の吹出手段7A
から吹出される熱ガス流の温度は、ピンチ2の性質によ
り異なるが、紡糸口金4の温度と略等しく、或いはそれ
より低い温度とされ、この温度は±l′Cの範囲に制御
される。更に、これより下方の各吹出手段7B・・・7
Hから吹出される熱ガス流の温度は、最上位置の吹出手
段7Aよりも順次低くなるように設定されている。この
際、下方°°““m (7) IFA *“+ e −
/ + 2 (1) K jj K−J: J a I
j: 、・に設定、例えば、温度差で2℃乃至200℃
程度、通常20℃〜lOO℃程度とされる。また、最低
温度に設定される吹出手段7においては、通常、室温以
下とされることはないが、必要に応じて室温以下として
もよい。
また、熱ガス吹出手段7の吹出口IOから吹出される熱
カス流の速度は、紡糸口金4の各紡糸孔5から吐出され
る多数のピッチ繊維18を大きく揺らさない程度の速度
とされている。
前記ピンチ!@維18は、保温筒G内で順次冷却されて
保温筒6から一対の定速ロール19に引取られるように
なっている。この際、定速ロール19の引取速1■を適
宜に設定することにより、ピンチ繊維18の繊維太さが
調整される。また、定速ロール■9による引取速度は、
後述する不融化処理J程のピッチ繊維18の移送速度と
同期がとれるように制御装置15により、図示しない速
度検知手段からの信号によってフィードバック制御lキ
れる。この際、定速ロール19の引取速度は、前記ピス
トン3によるピッチ2の押出し速度より僅かに大きい速
度とされ、ピッチ繊維18が保温筒6内でたるむことが
ないよいにされている。
なお、各熱カス吹出手段7から吹出される熱ガス流は、
通常、窒素ガス等の不活性ガスまたは空気が用いられる
が、これらの中に反応性カス、例えば、ハロゲン化水素
、オラン等を混入して不融化を促進させるものであって
もよい。
前記定速ロール19の下方位置には不融化処理装置20
が設けられ、この不融化処理装置20は、断熱材からな
る炉体21と、この炉体21内に配置された駆動ロール
22および従動ロール23間に掛は回された横型無端金
網状の耐熱性不融化ベルト24とを備え、この不融化ベ
ルト24上に定速ロール19で引取られたピッチ繊維1
8を導入、載置するように?よっている。この際、ベル
ト24を矢印方向に同行させる駆動ロール22の速度は
、炉体21の長さを工場内に設置するのに十分な程度の
実用的な長さに設定しても、十分に不融化の為の時間を
確保できる速度となるよう制御装置15により制御され
る。例えば、不融化の時間を10分間とし、炉体21の
長さをlomとした場合、駆動ロール22によるベルト
24の同行速度は、1a/分に設定される。また、実用
」ユ、炉体21の長さは数m〜数100m、好ましくは
数m〜数lOmとされ、不融化時間は10分m〜数O分
とされることから、ベルト24の同行速度、即ち、ピッ
チ繊維18の移送速度は、0.1a/分以J−5011
/分未満、好ましくは数m1分の速度とされている。従
って、前記定速ロール19の引取速度は、この移送速度
と同じ速度となるよう制御装置15で制御され、その速
度範囲はベルト24の同行速度と同じO,la/分以上
50ffl/分未満、好ましくは数m/分の速度とされ
、更にピストン3によるピンチ2の吐出速度は定速ロー
ル19の設定速度より僅かに小さい値とされている。
前記不融化処理装置20の炉体21内は、酸素含有雰囲
気、例えば、空気充満雰囲気とされ、ピッチ繊$18か
炉体21内を通過する間に、ピッチ繊維中に酸素が含有
されてピッチ繊#18、 の不融化がなされるようにな
っている。
更に、不融化処理装置20の炉体21内には、図示しな
いヒータが設けられ、このヒータにより炉体21内は、
ピンチ繊維18の投入側から送出側に向って150〜2
50°Cから350〜450°Cの温度勾配を有するよ
うにされ、かつ、投入側の温度勾配は小さく、送出側で
大きくなるようになっており、不融化が十分に進まない
ピ・ンチ繊維18が急激な温度上Aで互いに融着してし
まうことがないようにされている。また、これらのヒー
タも必要に応して前記制御装置15で温度管理されるよ
うになっている。
前記不融化処理装置20の後流側には、焼成処理装置3
0が設けられ、この焼成処理装置30は、断熱材からな
る炉体31と、この炉体31内に配置された駆動ロール
32および従動ロール33間に掛は回された横型無端金
網状の耐熱性焼成ベルト34とを備え、この焼成ベルト
34上に不融化処理装置20を通過して不融化されたピ
ッチ繊維18を導入、載置するようになっている。この
際、ベルト34の駆動ロール32の速度も、前記不融化
ベルト24の駆動ロール22および定速ロール19と同
期するよう制御装置15により制御され、前述と同様に
0.1+*/分以上50+w/分未満、好ましくは数1
11分の範囲の速度とされている。−例として速度1a
/分、炉体31の長さ5I11とされ、ピ・ンチ繊維1
8は炉体31内に5分間滞在するようにされている。
また、焼成処理装置30の炉体31内は、窒素カス、ア
ルゴンガス等の不活性カス雰囲気とされるとともに1図
示しないヒータにより所定温度に設定されている。この
炉内温度は、入口側が約4゜0°C1出11側が約15
00℃とされ、ピッチM&維18はこの炉体31内で炭
化されて炭素繊維となるようにされている。
次に、本実施例の作用につき説明する。
貯槽l内に収納された溶融ピッチ2を、ピストン3を所
定速度で押下げることにより、紡糸口金4の紡糸孔5か
ら吐出してピッチ繊維18とする。このピッチ繊維18
は、各熱ガス吹出手段7から吹出される熱ガス流により
順次冷却硬化されながら保温筒6外へ定速ロール19に
より引取られる。この定速ロール19により低速で引取
られた硬化後ピッチ繊維18は、不融化処理装w20の
不融化ベルト24上に移載され、この金網状の不融化ベ
ルト24上で十分に酸素と接触されながら150〜45
0°Cに10分間程度保持されて不融化され、この後、
焼成処理装置30内に導かれてl000℃以上の温度で
、かつ、不活性雰囲気中で炭化され、炭素繊維とされる
。この炭素繊維は図示しない分繊装置により3000木
程度づつまとめて分繊され、同じく図示しない巻取りロ
ールに巻取られることとなる。
上述のような本実施例によれば、次のような効果がある
即ち、紡糸口金4による紡糸本数を極めて多数本にする
とともに、その紡糸速度を不融化時間および不融化処理
装置20の実用的長さを考慮した比較的低速の速度とな
るように設定したから、量産性を失うことなく、切断等
を生ぜずに連続紡糸でき、極めて高い生産性を上げるこ
とができる。
また、ピンチ繊#18は、従来のように不融化前に巻取
りロール等に巻取られることがなく、連続して不融化処
理装置20に供給されるから、この点からも切断等を生
ずることがない。また、不融化処理装置20および焼成
処理装置30は、共に横型とされているから、この点か
らも1m維の切断がない。また、これらの装置20.3
0に供給されるピッチl1i1維18の速度は、極めて
低速であるから、これらの装置20.30の長さを比較
的短くでき、使用スペースを少なくできる。また、不融
化ベルト24および焼成ベルト34は、網目状とされて
いるから、ピッチ繊#118の加熱を上下から均一に行
なえ、かつ、不融化ベルト24にあっては、ピッチ繊#
118と酸素との接触を良好に行なえて不融化を十分に
行なうことができる。
更に、保温筒6側において、最上位置の熱ガス吹出手段
7Aから吹出される熱ガス流は、多数の吹出口10Aの
作用により紡糸口金4の全周に略均等に吹付けられるた
め、口金4の全体の温度は、11 略均−′°保?″・
従°1・°金4[@数0紡糸孔5を設けたとしても全て
の紡糸孔5から円滑に多数のピッチI維18を吐出する
ことができ、量産性を著しく向上できる。また、貯槽l
の下方に保温筒6を設けたから、ピッチ繊維18の周囲
を常に均一温度に保持でき、この点からも円滑な紡糸が
行える。更に、最上位置の熱ガス吹出手段7Aの熱ガス
流を最も高温とし、それより下方の熱ガス吹出手段7B
・・・7Hの熱ガス流を順次低温となるようにしたから
、ピッチ#ii維18の冷却が円滑に行え、かつ、上述
の温度設定は保温筒6内の自然な温度分布とも一致する
ため、保温筒6内のガス流の乱れを生しさせることがな
く、ピッ千l&維18の切断等を生じさせることがない
。また、各熱ガス吹出手段7の各吹出口lOは、やや下
方に向けて熱ガス流を吹出すようにされているから、ピ
ッチ繊維18を吹上げて切断させることがない。更に、
保温筒6の下部を中心側に絞って開口部を小さくしであ
るから、保温筒6内の保温状態を良好に保つことができ
、安定した紡糸を行える。また、送風機12からの熱ガ
スは、仕切壁8 、+の作用により熱ガス吹出手段7の
全周に分散されるから、熱ガス流の吹出しを熱ガス吹出
手段7の全周から略均等に行える。
なお、本発明の実施にあたり、熱ガス吹出手段7の吹出
口10は、前記実施例のように多数の小孔によるものに
限らず、幾つかの小孔を水平方向にまとめて長孔状とし
たもの、或いは、略全周にわたるスリット状としたもの
でもよく、要するに紡糸口金4に向けて全周から略均等
に熱ガス流を吹付は得る形状であればよい。また、熱ガ
ス吹出手段7の段数は、前記実施例のように8段に限ら
ず、7段以下、或いは9段以上でもよく、ピッチ2の性
質により適宜設定すればよい。従って、保温筒6の′長
さも熱ガス吹出手段7の段数により変化するが、この場
合、保温筒6の略全長にわたって熱ガス吹ij手段7を
設けず、熱ガス吹出手段7のない保温筒6のみの部分を
比較的長く設けてもよい。また、送風機12、ヒータ1
3等は、保温筒6外に設けるものに限らず、筒内に設け
てもよく、更に、保温筒6内には保温状態をより良好に
するために、熱ガス用とは別個の温度コントロール付き
のヒータを内蔵してもよい。また、ピッチ2の押出しは
、ピストン3に限らず、スクリュー押出機等の他の形式
の押出手段でもよい。更に、不融化装置20および焼成
処理装置30の長さは、前記長さに限らず、ピッチ繊維
18の送り速度により適宜選択され、不融化に10分な
いし数10分間程度、焼成に5分ないし10分間程度要
し得る長さとされていればよい。また、分繊工程は、前
述のように焼成処理後に行なうものに限らず、不融化処
理の後、焼成処理の前に行なってもよい。更に、不融化
処理後のピッチ繊@18は。
前記実施例のように連続的に直ちに焼成処理するものに
限らず、ボビン等に1回巻取り、このボビンを数本ない
し数10本まとめてパッチ処理的に焼成処理してよい。
また、紡糸口金4による紡糸処理部1つに対し不融化処
理装置20を1つ設けるものに限らず、複数の紡糸処理
部に対して1つの不融化ベルトN20を設けるものでも
よい。
[発明の効果] 上述のように本発明によれば、ピッチ繊維の紡糸にあた
り量産性に適した炭素繊維の製造方法を提供できるとい
う効果がある。
【図面の簡単な説明】
図は、本発明の一実施例の概略構成を示す断面図である
。 l・・・貯槽、2・・・ピッチ、3・・・押出手段とし
てのピストン、4・・・紡糸口金、5・・・紡糸孔、6
・・・保温筒、18・・・ピッチ繊維、19・・・定速
ロール、20・・・不融化処理装置、21・・・炉体、
24・・・不融化ベルト、30・・・焼成処理装置、3
1・・・炉体、34・・・焼成ベルト。 代理人 弁理士 木下 実三

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 (1)5分本以上の紡糸孔を有する紡糸口金からヒ・ン
    チ繊維を吐出させるとともに、このピッチ繊維を比較的
    低速の定速ロールで引取り、この定速ロールで引取られ
    たピンチ繊維を横型の不融化ベルト」―に導き、酸素の
    存在下で不融化処理したのち、不活性雰囲気中において
    約400°C以−1−の温度で焼成処理することを特徴
    とする炭素繊維の製造方法。 (2、特許請求の範囲第1項において、前記定速ロール
    の引取速度は、ピッチm維が紡糸口金から吐出されて自
    然落下する速度より僅かに大きい速度とされたことを特
    徴とする炭素繊維の製造方7人。 (3)4¥語請求の範囲第1項または第2項において、
    前記不融化ベルI・は、耐熱材料からなる網目状とされ
    たことを特徴とする炭素繊維の製造方法。
JP11235984A 1984-06-01 1984-06-01 炭素繊維の製造方法 Granted JPS60259632A (ja)

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Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5590621A (en) * 1978-12-26 1980-07-09 Kureha Chem Ind Co Ltd Production of carbon fiber
JPS5930917A (ja) * 1982-08-13 1984-02-18 Nippon Steel Corp ピツチからトウ状炭素繊維を製造する方法
JPS59192723A (ja) * 1983-04-11 1984-11-01 Toray Ind Inc ピツチ糸の不融化方法

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