JPS60258443A - ブラストショット及びその製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、亜鉛合金及びその製造方法に関する。特にダ
イカスト製品のプラスト用に適した硬度その他の特性を
有する亜鉛合金ショット及びその製造方法に関する。

金属表面の清浄化法の一つとしてプラスト法がよく知ら
れている。プラスト法は９粒子を被処理物品の表面に投
射することによ９１表面に付着するスケール等を除去す
る方法である。

一般に、ダイカスト製品のショツトブラストを行う場合
、プラスト対象素材に応じて、プラストショツト材を変
えることが望まし、〈９通常は対象物と同種の金属ショ
ットが用いられている。

しかし、アルミダイカストや小物ダイカストをプラスト
する場合、アルミカットワイヤでは。

粉化したアルミニウムの爆発の危険性が高く。

このためスチールショットやステンレスカットワイヤが
用いられている。

しかしながら、スチールショットを使用した場合には、
粉化した鉄粉の付着によ如錆が発生し、またステンレス
カットワイヤを使用した場合には、エツジ部で深削りと
なり、軟かいアルミダイキャスト等に傷をつける等の問
題があった。

そこで、これに代えて、亜鉛ショットが最近重要視され
、亜鉛ショットはその適度の軟らかさその他の物性の故
に素材を傷つけることなく良好なプラスト作用を奏し、
製品の美観や耐食性を損うこともない。

一般に、プラスト用亜鉛ショットは、最純亜鉛と呼ばれ
る高純度の亜鉛をショット化することにより製造されて
いる。

こうした亜鉛ショットを使用して１％にアルミダイカス
ト製品をプラストした場合、ダイカスト表面の黒色化が
生じうろことが認められた。

この黒色化については、様々の因子が考えられるが、そ
の一つとして亜鉛ショットの硬度を従来より少し高める
ことが有効であることが判明した。

そこで本発明者は、鉄を少量加えた発明をすでに開示し
ているが、より硬度の高い、かつ脆さのないショットを
得ることが出来た。

即ち２本発明は、ｐｂｏ、ｏｓ〜１５憾、１０００４〜
２０％を含有する亜鉛をプラスト用ショットとして用い
る亜鉛合金に関する。さらに、ｐｂ００３〜１５係、Ｆ
θ［１０４〜２．０係を含有する亜鉛合金の溶湯を水温
２０℃以下の水に滴下する製造方法に関する。

以下本発明忙ついて、詳細に説明する。

本発明における対象合金の族２分は、鉛０．０３〜１５
憾であり、鉄００４〜２．０係の亜鉛合金である。

鉛の下限を０．０３％としたのは、これ以下では硬度が
目的のＨｖ　４０を越えないためであり。

上限を′１５係としたのは、亜鉛に対し過飽和状態で混
入させることが出来る上限だからである。

また鉄の下限を０．０４％としたのは、これ以下では硬
度が目的のＨｖ＝４０を越えないためであり、上限を２
，０係としたのは、２．０％以上含めると脆さが大とな
り、プラストショットの寿命が短くなってしまうからで
ある。

ショット化は、噴霧法１円板上に溶湯を流下させ分散化
を計る衝突法等程々あるが、中でも水中に自然落下させ
る方法が好ましい。

この場合、水温が２０℃以下の水に滴下することが望ま
しい。Ｈｖ＝４０以上の硬度が容易に得られるからであ
る。

また、硬度を容易に得るためには、鉛を０３％以上、鉄
をα０８憾以上とすることにより。

水温が４０℃前後であっても高い硬度（Ｈｖ＝４０以上
）を得ることが把握された。

この場合、亜鉛製錬で発生する鉄ドロスをその添加材料
とすることによ如、その溶解性が良好で簡易に上記目的
の合金を製造できる。

鉄ドロスは９例えば以下のような成分である。

即ち、鉛５〜１５憾、鉄１．０〜３．０係、その他の不
純物０．１〜０２憾、残シは亜鉛からなるものである。

本発明のプラストショット用亜鉛ショットは。

つぎのようガ方法により好適に製造される。

亜鉛溶湯温度　５３０〜６７０℃ ノズル孔直径　０．５〜０８鰭 ノズル下端から水面までの距離　１０ｍｍ以下水　−温
　５０℃以下　好まシ、＜は２０℃以下ノ　ズ　ル　セ
ラミック製 こうして生成された亜鉛合金ショットは、５００〜２０
００μ、特に１０００〜１４００μの粒度のものを主体
とする球状ショットである。ビッカース４六は４０〜６
０の節回であり、各種ダイカスト製品、特にアルミダイ
カス）４品のプラスト用に適したものである。

以上のように本発明の合金および製造方法により以下の
ような効果が得られた。

（１）　鉄のみでなく、鉛も含有して硬度を上昇させて
いるため、鉄のみのものに比べ脆さが少くプラスト用亜
鉛ショットとしての寿命が長くなった。

（２）　水温を低温にしなくとも、ある程度高い硬度を
得ることができる。

（３）　亜鉛製錬で発生する鉄ドロスを用いることによ
り、容易に鉄、鉛を含む亜鉛合金ショットの製造が可能
となった。

（４）　アルミのように粉塵爆発の危険がなく、亜鉛の
みのショク）Ｋ比べ、製品の黒色化がなくなった。

実施例 亜鉛製錬で発生した鉄ドロス（成分；鉛Ｚａ憾。

鉄１．６４％、その低不純物０．１６％残亜鉛）を添加
し、亜鉛ショット鉛０．３５　％　、鉄０．１０４のプ
ラストショットを得た。

この場合、湯温５５０℃、水温１５℃で処理し、得られ
た硬度はＨｖ＝５１〜６５．６のものが得られた。

また水温４０℃で処理した場合は、Ｈｖ＝４６〜５９の
ものが得られた。

従って、水温が仮に溶湯により上昇したとしても一定以
上の硬度を得ることは容易であった。

比較例 ｐｂのみ０．５係添加したものを水温１５℃のものに滴
下したところＨｖ＝４４〜５３となり、Ｈｖ＝５０に達
するものは少く、大量に好ましいショットを製造するこ
とが出来なかった。

硬度が低く、あまシ好適にプラストショット用亜鉛ショ
ットとしては用いられなかった。

特許出願人　日本鉱業株式会社 代理人　弁理士（７５６９）並川啓志

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）　ＰｂＯ，０３−１ｓ４．ＦｅＯ，０４〜２．０
   ％を含有する亜鉛をプラスト用ショットとして用いるこ
   とを特徴とする亜鉛合金。 （ｓ’）　ｐｂ　ｏ、　０３−１　ｓ％、Ｆｅ　Ｏ，０
   ４−２，Ｏｅｌｂを含有する亜鉛合金の溶湯を水温２０
   ℃以下の水に滴下することを特徴とする亜鉛合金の製造
   方法。