JPS6025815B2 - デイスクプレ−ヤ - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ターンテーブル上に載直されたディスクの
種類を検知してピックアップを動作可能とすることによ
り、ディスクを保護する様にしたディスクブレーヤに関
する。

従来技術 ディスクプレーヤとしては、ビデオデイスクの再生用の
ものがあった。

この種のビデオディスク再生装置に使用されるビデオデ
ィスクは、ポリビニルクロライド（ＰＶＣ）等のプラス
チック製の誘電体基板上に、映像信号億報が溝の幾何学
的形状の変化として記録されている導電金属層が形成さ
れている。さらに、ビデオディスク上には、高周波信号
が音声情報等により変調されて、映像信号情報に多重記
録されているのが通例である。また、通常レコードと称
されている音声信号が大略そのままの帯城にて、記録溝
の壁面に記録されたオーディオデスクおよびこれをさし
、せいするためのオーディオデスクプレーヤがあった。
ビデオディスク用ピックアップは、高密度で記録された
高周波情報信号の再生を可能とするために微小な電極を
有した特殊な針を使用しており、この特殊な針は、オー
ディオデスクに使用される針とは異なる。さらに、ビデ
オディスクとオーディオデスクとは、記録情報の帯城、
再生回転数等が全く異なるために、ビデオディスクとオ
ーディオデスクとは、それぞれ異なったディスクプレー
ヤにより再生されなければならなかった。発明が解決し
ようとする問題点 ある種のビデオディスクとオーディオデスクは、上記し
た種々の相違点を有するにもかかわらず形状寸法が酷似
している。

・しかるに、それぞれのディスクを再生するためには、
ビデオディスク再生装置とオーディオデスク再生装置と
の２種のディスクプレーャを用い、使用者の選択により
それぞれ適当なディスクを使用しなければならないとい
う不便が問題とされていた。さらに、使用者によるディ
スク選択の誤りにより、オーデイオデスクプレーヤにて
ビデオデイス・クを使用した場合には、ビデオディスク
を損傷し、ビデオデイスクプレーヤにてオーデイオデス
クを使用した場合には、ピックアップの損傷をまぬがれ
得ないという問題点があった。

本発明に係るディスクプレーャは上詫間題点を解決する
為の手段として、導電性物質を含み電気容量が比較的大
であり且つ高周波情報信号が電気容量の微４・変化とし
て記録された第１の円盤情報記録媒体と、電気容量が比
較的小であり且つ音声情報信号が大略そのままの周波数
帯域にて記録溝情報信号が大略そのままの周波数帯域に
て記録溝の側面の形状変化として記録された第２の円盤
状情報記録媒体とを択一的の回転駆動する回転駆動手段
と、上記第１の円盤状情報は記録媒体から微小な電気容
量の変化を検出することによって記録情報を再生する第
１のピックアップ手段と、上記第２の円盤状情報記録媒
体から記録溝の側面の形状変化を検出することによって
記録情報を再生する第２のピックアップ手段と、上記回
転駆動手段に萩遣された円盤状情報記録媒体の電気容量
の差を検出し、その円盤状情報記録媒体の種類を識別す
る識別手段と、上記識別手段の検出結果を記憶し、上記
回転駆動手段から上記円盤状情報記録媒体を着脱し得る
状態まで保持する記憶手段と、上記識別手段における上
記電気容量の差の検出の後に上記記憶手段の記憶内容に
応じて前記戦遣された円盤状情報記録媒体の億報再生に
通した上記第１又は第２のピックアップを選択的に作動
せしめる作動手段とを有している。

目的 本発明の目的は、記録再生方式の異なる２種類のディス
クを再生可能なディスクプレーャを提供し、電気容量検
出手段を用いてピックアップの動作以前にターンテーブ
ル上に戦層されたディスク識別することにより、ディス
クの種類と異なるピックアップの使用を未然に防止する
ディスクプレーャを提供する事である。

作用 本発明に係るディスクプレーャは、使用者が任意に使用
したディスクに応じて、ピックアップの動作以前に検出
手段を動作させ、ディスク駆動手段に載直されたディス
クの種類を識別し、その険出結果を記憶し、上記回転駆
動手段から上記円盤状情報記録媒体を着脱し得る状態ま
で保持し記憶された検出結果に基ずき、そのディスクに
応じた種類のピックアップを選択し、かつそのディスク
の種類と異なるピックアップの使用を防止する。

実施例本発明によるディスクプレーャの一実施例を以下
に詳述する。第１図はディスクプレーャの主要断面を示
す。１はターンテーブル上に設置されたオーディオ又は
ビデオディスク、２は金属性ターンテーフル、３は前記
ターンテーブル回転用モータ、４は取付ベース、５は取
付ベース４上に回動自在に取付けられた電気容量検出装
置、５１はその検出用電極、５２は同じく検出装置の操
作レバーである。

以上において、ディスク１をターンテーブル２上に設置
し、スタート操作のボタンを押すと、これと運動する検
出操作レバー５２により電気容量検出装置５が回勅し、
検出電極５１がターンテーブル上方所定の位置で電気容
量の測定を行った後電気容量検出装置５はスタート位置
に復帰する。

検出電極５１の電気容量測定によりターンテーフル２の
上面に金属体が有ったか否かを知ることが出来、この結
果第２図に示すェレべ−ション機構の昇降用動力、例え
ばプランジャー１０をＯＮとすればピックアップはディ
スク上に設置又は設置可能な状態となり、ＯＦＦのまま
保持すればピックアップはディスク上に設置不能となる
。また一担ターンテーブル２上に設置されてディスクは
ターンテーブルの回転中は交換不可能であるから電気容
量検出装置５の検出結果の記憶はターンテーブル停止信
号、又は電源ＯＦＦで解除とする。

従って、本発明を適用したオーディオ・デスクプレャー
にビデオ・ディスクを設置させる場合はピックアップは
ディスク上に設置されることはなく、又オーディオデス
ク設置の場合はターンテーブル回転中は一般のオーディ
オデスクプレーャの如くェレベーション機構を複数回使
用することも可能である。またビデオディスクプレーャ
にビデオ・ディスクを設置した場合もターンテーフル回
転中はビデオ用ピックアップは正常動作の他に針先をデ
ィスク面から上昇又は下降を複数回行うことも可能であ
り、オーディオデスク設置中はビデオ用ピックアップは
ディスク面に設置不能である。容量変化検出方法の一例
について第３図により説明する。

前述の如くビデオ・ディスクはオーディオ・デスクと外
形寸法は酷似しており、具体的には外蓬寸法約３０仇肋
、中心穴蚤約斑肌、厚さ約１．５肋である。ディスクは
金属製ターンテーフル２上のゴムシート２１上に設置さ
れており、検出電極５１の表面積は９の（３肌×３肌）
とする。検出電極５１の面とビデオディスク金属コーテ
ィング面間の静電容量Ｃは近似的に平行平板容量として
表示すればＣ＝０．８８５ｘＳ／ｄ（ｐＦ） 但し Ｓ：電極面積（地） ｄ：電極間距離（側） となる。

第３図で検出電極５１面と金属コーティング１１面迄の
距離ｂ；１．５側、検出電極５１面とターンテーブル２
表面迄の距離ｃ＝８豚としターンテーブル２は回転軸を
介して接地されているものとする。

すると、５１一１１間の容量は Ｃｂ＝０‐８喪さ９＝５‐１３（ＰＦ〉 ５１一２間の容量 ＣＣ＝凶響学９＝Ｑ９９６（ＰＦ）＝ｌｐＦとなり両者
の相異は容易に検出される。

即ちＣｂｉ５．１３ｐＦはビデオディスクがターンテー
ブル上に設置された状態を示し、Ｃｃ＝ｌｐＦはターン
テーフル上にディスクは何もないか又はオーディオデス
クが設置された状態を示す。本例においてはターンテー
ブル２と金属コープィング１１面は電気的に接続された
ものとして計算したが２−１１間が接続されてないとし
てもこの間の電気容量はディスク全面とターンテーフル
全面の面積Ｓ２＝７０７めであのでＣｅ＝寧窯ヂＺ＝１
ｏ４（ＰＦ） となりＣｂ＝５．１３（ｐＦ）に対し非常に大きいので
２一１１間はほとんど電気的に接続されたものとみなし
得る。

この実施例では検出装置とディスクは非接触で示したが
、第４図に示すように電極のディスクに対向する面にフ
ェルトまたは薄いゴム層５３を介し、ディスク面に軽く
押しつけて検出することも可能である。

ただしターンテーブル２は静止していなければならない
。また第４図の実施例にあっては、電気容量検出装置５
が、常時はターンテーブル２の外側に設置されており、
検知時のみターンテーブル上に回動する様に回動機様５
４と、上下機構５５が設けられている。

また他の実施例としては電極面積を大きくとり、その面
にディスクの清掃パッドを貼りつけ、ターンテーブル回
転時にはディスククリナーとして兼用できる様にしても
良い。

さらにまた、電気容量検出装置の特に検出電極をターン
テーフル側、すなわちディスクの下面に位置させても良
い。発明の効果 以上説明した本発明によれば、一合のディスクプレーャ
によって、ビデオディスク及びオーディオデスクの双方
のディスク再生が可能となる。

そして、使用者によるディスク謀使用に伴うビデオディ
スクの損傷あるいはピックアップの損顔を防止できる。
さらに、ディスクの種類の識別をピックアップの動作以
前に行い、その結果を記憶しその記憶内容に応じて、ピ
ックアップが選択作動されるために、常時ディスクの電
気容量の検出を行わなくても良い。

従って、再生中に誤検出を生じて使用に不適当なピック
アップがディスクに当接しそのピックアップ又は再生中
のディスクが損傷するこをまぬがれることができる。加
えて、再生中において、ェレべ−ション手段による複数
回にわたるピックアップの昇降すなわちディスクとの接
近及び離間を確実に行うことができる。

【図面の簡単な説明】

図は本発明に係り、第１図はディスクプレーャの主要断
面図、第２図はピックアップ機構の要部断面図、第３図
は本発明の原理説明図、第４図は本発明の他の実施例を
示す要部断面図である。 １……デイスク、２……ターンテーフル、３…・・・モ
ータ、４・・・・・・取付ベース、５・・・・・・電気
容量検出装置。 第１図 第２図 第３図 第４図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 円盤状情報記録媒体から記録情報を再生するデイス
   クプレーヤであって 導電性物質を含み、気容量が比較
   的大であり、且つ高周波情報信号が電気容量の微小変化
   として記録された第１の円盤状情報記録媒体と電気容量
   が比較的小であり且つ音声情報信号が大略そのままの周
   波数帯域にて記録溝の側面の形状変化として記録された
   第２の円盤状情報記録媒体と択一的に回転駆動する回転
   駆動手段と、 上記第１の円盤状情報記録媒体から微小
   な電気容量の変化を検出することによって記録情報を再
   生する第１のピツクアツプ手段と、 上記第２の円盤状
   情報記録媒体から記録溝の側面の形状変化を検出するこ
   とによって記録情報を再生する第２のピツクアツプ手段
   と、 上記回転駆動手段に載置された円盤状情報記録媒
   体の電気容量の差を検出し、その円盤状情報記録媒体の
   種類を識別する識別手段と、 上記識別手段の検出結果
   を記憶し、上記回転駆動手段から上記円盤状情報記録媒
   体を着脱し得る状態まで保持する記憶手段と、 上記識
   別手段における上記電気容量の差の検出の後に上記記憶
   手段の記憶内容に応じて前記載置された円盤状情報記録
   媒体の情報再生に適した上記第１又は第２のピツクアツ
   プを選択的に作動せしめる作動手段とを有することを有
   することを特徴とするデイスクプレーヤ。 ２ 上記第１の円盤状情報記録媒体には、少なくともビ
   デオ信号が記録されている事を特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載のデイスクプレーヤ。 ３ 上記記憶手段における上記記憶情内容の記憶は、電
   源からの電力供給停止によって解除される事を特徴とす
   る特許請求の範囲第１項記載のデイスクプレーヤ。 ４ 上記記憶手段における上記記憶内容の記憶は、上記
   回転駆動手段の駆動を停止せしめる信号によって解除さ
   れる事を特徴とする特許請求の範囲１項記載のデイスク
   プレーヤ。 ５ 上記作動手段は、上記第１又は第２のピツクアツプ
   を、上記載置された円盤状情報記録媒体に対し接近及び
   離間可能なエレベーシヨン手段を含む事を特徴とする特
   許請求の範囲第１項記載のデイスクプレーヤ。