JPS60257878A - プレコ−ト用粉体塗料の塗膜形成方法 - Google Patents

プレコ−ト用粉体塗料の塗膜形成方法

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JPS60257878A
JPS60257878A JP11481884A JP11481884A JPS60257878A JP S60257878 A JPS60257878 A JP S60257878A JP 11481884 A JP11481884 A JP 11481884A JP 11481884 A JP11481884 A JP 11481884A JP S60257878 A JPS60257878 A JP S60257878A
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憲司 須田
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八木 正敏
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Kawakami Paint Manufacturing Co Ltd
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Kawakami Paint Manufacturing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はプレコート用粉体塗料の塗膜を高温短時間の焼
付けで形成する方法に関する。
〔従来の技術〕
近年、粉体塗料のブレツー1〜方式の実用化が盛んにな
ってきたが、その塗膜形成のための焼付けが230°C
で5分間程度の時間をかけて行なわれているため、これ
を従来の溶剤型塗料なみに20〜80秒程度の程度短時
間焼付で塗膜形成することが要望されている。
これは焼付装置などの設備のスペース上の制約に対処し
、かつ設備費およびランニングコストの低減を図るため
、できるだけ少ないスペースで、かつエネルギーコスト
もできるだけ少なくして、製品を量産化しようという意
図によるものである。
ところで、プレコード用の粉体塗料とし、では、一般に
エポキシ樹脂系粉体塗料、ポリエステル樹脂系粉体塗料
、アクリル樹脂系粉体塗料などが用いられているが、こ
れらは加熱により100〜130℃程度で溶融し、18
0〜270℃程度で架橋して硬化するタイプのものであ
って、上述のようにできるだけ少ないスペースでかつエ
ネルギーコストもできるだけ少なく製品を量産化しよう
とすれば、この溶融−架橋を前記のような短時間内に終
らなければならない。
そのため、当初はできるだけ早く高温短時間焼付に通ず
る架橋温度にまで昇温しようという考えから、20秒程
度で250〜260°Cまで昇温することを検討したが
、このように超短時間で架橋温度にまで昇温したちのは
、架橋反応が急激に行なわれるため、後に詳述するよう
に分子量分布が広く、それによって塗膜表面にレベリン
グ性不良(波打ち現象)が現われ塗面の平滑性を欠き、
外観が悪く、また性能面でも高度の加工性や加工部の耐
食性が要求される場合には、それらの要求に応しること
ができず、外観、性能のいずれの面においても従来法に
より焼付けた塗膜に比べて劣っていた。そして、」1記
のように20秒程度で250〜260℃まで昇温したも
のをさらに加熱を継続しても上述のような欠点を解消す
ることができなかった。
〔発明が解決しようとする問題点〕
本発明は前述のようにできるだけ少ないスペースでかつ
エネルギーコストもできるだけ少なく製品を量産化しよ
うという目的に合致する80秒以内の高温短時間焼付で
、レベリング性不良の発生を防止し、外観が良好で、か
つ高度の加工性や加工部の耐食性を有するなど性能面に
おいても優れたプレコート用粉体塗料の塗膜を形成する
ことを目的とする。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明考らは省スペース、省エネルギーを図る観点から
プレコート用粉体塗料の高温短時間焼付」による塗膜形
成について種々研究を重ねた結果、良好な外観と十分な
性能を有する塗膜を得るには、短時間焼付とはいえ前述
のように昇温を急激に行なうことは好ましくなく、昇温
に比較的時間をかけ、被塗物の昇温条件を20秒までの
昇温を180°C以下とし、40秒までの昇温を270
°C以下とすることが適切であることを見出した。
すなわち、前述のように急激に架橋温度まで昇温すると
、十分な分子間の接触が得られないままに急激な架橋反
応が進行し、その結果、低分子量部分が多く生じ、分子
量分布が広くなることによる品質の不均一さが生し、そ
れが塗膜の外観、物性に悪影響を及ぼすことになるが、
本発明のように最初の20秒間は粉体塗料の溶融を主体
にし、高温での初期反応をおさえ、初期溶融期間を長く
することによって流動性を大きくして分子間の接触を十
分に行なわせた上で架橋温度に昇温して高分子化させる
ときは、得られる塗膜の分子量分布が均一・になり、そ
の結果、塗面の平滑性が向上し、かつ耐衝撃性、折り曲
げ性、抗張力など塗膜の後加工に重要な影響を与える因
子に好結果がもたらされ、外観に優れ、かつ性能面でも
優れた塗膜が得られるようになるのである。
本発明において使用しうる粉体塗料としては、たとえば
ポリエステル樹脂系粉体塗料、エポキシ樹脂系粉体塗料
、アクリル樹脂系粉体塗料などがあげられる。そして、
ポリエステル樹脂系粉体塗料としてはブロックイソシア
ネート硬化タイプのものやN−メチロールエーテル化メ
ラミン樹脂硬化タイプのもの、さらにはグリシジル化合
物を硬化剤として用いるものなどがあげられる。エポキ
シ樹脂系粉体塗料としてはBF3コンプレックスを硬化
剤とするもの、酸無水物アダクト、ジシアンジアミド、
変性ジシアンジアミドなどを硬化剤とするものなどがあ
げられる。またアクリル樹脂系粉体塗料としてはメラミ
ン樹脂、ブロックイソシアネート、エポキシ樹脂、多価
カルボン酸を硬化剤とするものや自己架橋型のものなど
があげられる。
焼付装置としては、高風速熱風炉、超速赤外線炉、高周
波誘導加熱炉、近赤外線炉などが単独でまたは2〜3種
組み合わせて使用され、これらは連続作業に適するよう
に通常コンヘアー炉にされている。そして、その熱源と
しては電気、都市ガス、天然ガス、液化石油ガスなどが
使用される。
〔実施例〕
つぎに実施例をあげて本発明をさらに詳細に説明する。
実施例1〜6および比較例1〜4 まず、試験に供すべき粉体塗料の組成、素材および設備
について説明する。なお、配合部数は重量部によるもの
である。
粉体塗料の組成 ポリエステル樹脂(OH基価40mg/g)80部ブロ
ックドイツシアネート硬化剤 17部(イソシアネート
含有量15%) エポキシ樹脂(エポキシ当量950) 3部ヘンヅイン
(発泡防止剤)0.5部 チタン白(R−930) (石屋産業@製)43部アク
ロナール4F(バイエル?J[) 0.5 部(レヘリ
ング剤) ジブチルチンジラウレート 0.2部 (硬化促進剤) 素材:新日本製鉄(株)M合金化処理溶融亜鉛メッキ鋼
板(シルバーアロイ)、厚さ0.45mm前処理ニリン
酸亜鉛皮膜処理 塗装機:ゲマ手吹静電ガン 焼付炉 電気熱風循環式コンヘアー炉 上記組成の粉体塗料をゲマ手吹ガンを用いてリン酸亜鉛
処理済みのシルバーアロイ上に塗装し電気熱風循環式コ
ンベアー炉を用いて第1表に示す焼付条件で焼付けて塗
板を得た。なお平均塗装膜厚は35μmである。
さらに、あらかじめ250°Cに設定した固定炉を用い
、前記τ1ンヘアー炉より取り出した直後の塗板をさら
に固定炉内で保温してケ板を作製した。
その際の焼(=J温度条件を第2表に示す。なお実施例
5および6におけるコンヘアー炉の炉内20秒通過時の
板表面温度は実施例1と同様に156°Cであ」1記の
ようにして作製された塗板の塗膜性能試験結果を第3表
に示す。試験方法および評価基準は下記の通りである。
光沢度:村上色彩研究所製光沢針を使用し、60’/6
0°鏡面光沢度を測定した。
塗面の平滑性:同じ粉体塗料をシルバーアロイ上に従来
法により230°C15分間で焼付けて形成した塗膜と
目視により比較した。
評価基準はつぎの通りである。
◎:従来法による塗膜と同等以上の外 観(優) ○:従来法による塗膜とほぼ同等の外 観(良) ロ:従来法による塗膜に比べて若干劣 るが実用上問題なしく可) △:従来法による塗膜に比べて非字に 劣る(不可) 20℃折り曲げ加工性: 50mm X 150 mm
のテストピースのほぼ中央部を180°折り曲げ(折り
曲げ部の長さ50mm) 、折り曲げ後、折り曲げ部に
同種テストピースを2枚はさみ万力で締め付け(2丁)
、1枚はさみ万力で締め付け(IT)、0枚ずなわらま
ったく何もはさむことなく万力で締め付け(OT>、各
折り曲げ部のクラック発生度合を目視により観察した。
評価基準はつぎの通りである。
◎:まったく異状なしく優) O:1〜2点クラック発生、他は異状 なしく良) ロ:数点微小クラック発生(可) ◇コかなりのクラ・ツク発生(不可) 耐マジック汚染性;マジックインキ塗布後20’cで2
4時間放置した後、石油ヘンジン/エチルアルコール−
50150混合溶剤にて拭き取り、汚染度合を目視によ
り観察した。
評価基準はつぎの通りである。
◎;lη染まったくなしく優) ○:はとんど汚染なしく良) ロ:若干汚染有り(可) ◇:かなりlη染有り (不可) 加1部の耐食性:フランジ曲げ部(曲げ部長さ300 
mm)の塩水噴霧テスト500時間後のフクレ度合いを
観察した。
評価基準はつぎの通りである。
◎:フクレまったくなし ○:1点フクレ発生 ロ:2〜3点フクレ発生 ◇:4〜5点フクレ発生 △:6点以上フクレ発生 また、同じ粉体塗料をシルバーアロイ上に230°C1
5分間で焼付けて形成した塗膜の光沢度、塗面の平滑性
、20℃折り曲げ加工性、耐マジック汚染性、加工部の
耐食性についても第3表に対照例として示した。
第3表に示すように、20秒までの昇温を180℃以下
とし、40秒までの昇温を270℃以下とした本発明の
実施例1〜6の塗膜は光沢度、塗面の平滑性、折り曲げ
加工性、耐マジック汚染性、加工部の耐食性いずれも良
好であり、60秒以内の短時間焼イ4で 230°C1
5分間で焼(]けた従来法による塗膜(対照例として第
3表に示す)と同等の外観、性能を有していた。また第
3表に示す結果から、250℃までの昇温に50〜60
秒かけるか、あるいは40秒かけて昇温した後さらに2
50℃で10〜20秒間保温することによって焼付けす
るのが最も良好な結果が得られることが判明した。なお
、20秒で250 ’Cまで昇温した比較例1や20秒
で190℃まで昇温し、30秒で250°Cまで昇温し
た比較例2の塗膜は光沢、塗面の平滑性、折り曲げ加工
性、加工部の耐食性などいずれの点においても実施例の
塗膜に比べて劣っていた。また20秒で250℃まで昇
温し、さらに250℃で20〜40秒間保温した比較例
3および4の塗膜は保温により若干の性能向上が認めら
れたが、それでも実施例の塗膜には及ばなかった。なお
実施例J〜6の塗膜は耐酸性、耐アルカリ性、耐湿性、
耐溶剤性などの他の物性、耐薬品性、二次物性なども良
好で十分に実用に供しうるものであった。
[発明の効果〕 本発明によれば、省スペース、省エネルギーに4致する
80秒以内の高温短時間焼付で、外観が良好で、かつ高
度の後加工性や加工部の耐食性を有するなど性能面にお
いても優れたプレコート用粉体塗料の塗膜が形成された
特許出願人 用上塗ネ」株式会社

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1) プレコート用粉体塗料の塗膜を被塗物上に形成
    するにあたって80秒以内の高温短時間条件で焼付けす
    る場合において、その塗装被塗物の昇温条件を20秒ま
    での昇温を180°C以下、40秒までの昇温を270
    ℃以下とすることを特徴とするプレコート用粉体塗料の
    塗膜形成方法。
JP11481884A 1984-06-04 1984-06-04 プレコ−ト用粉体塗料の塗膜形成方法 Granted JPS60257878A (ja)

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JP11481884A JPS60257878A (ja) 1984-06-04 1984-06-04 プレコ−ト用粉体塗料の塗膜形成方法

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JPS60257878A true JPS60257878A (ja) 1985-12-19
JPH0475068B2 JPH0475068B2 (ja) 1992-11-27

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH02227170A (ja) * 1989-02-28 1990-09-10 Kawasaki Steel Corp ストリップ塗布膜の連続乾燥焼付け方法

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS58101768A (ja) * 1981-12-10 1983-06-17 Kawasaki Steel Corp 加工用塗装鋼板の製造方法

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JPS58101768A (ja) * 1981-12-10 1983-06-17 Kawasaki Steel Corp 加工用塗装鋼板の製造方法

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JPH0475068B2 (ja) 1992-11-27

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