JPS60257206A - 中空コンクリ−ト部材の内型枠脱型装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この発明はプレキャスト中空コンクリート部材の内型枠
脱型装置に関するものである。

〔従来技術および問題点〕

従来、例えばホロー桁等の中空コンクリート部材を工場
生産する場合、内型枠としては発泡スチロールやあるい
は埋殺しの薄肉鋼管等が用いられている。

しかし、発泡スチロールを内型枠とした場合、仕上精度
があマシ良くなく、また発泡スチロールの取除き作業が
めんどうであるといった問題がある。

また、埋殺しの薄肉鋼管では高価になる欠点がある。

この発明はこのような従来技術における問題点を解決す
ることを目的としたものである。

Ｃ問題点を解決するための手段〕 この発明の中空コンクリート部材の内型枠脱型装置は複
数に分割した内型枠と、この内型枠内において内型枠軸
方向に移動可能なセンターシャフトと、内型枠の各分割
部分と前記センターシャフトとを間隔調整可能に連結す
る連結金具とからなる。そして、センターシャフトが内
型枠軸方向に移動すると連結金具によシ各分割部分がセ
ンターシャフト方向へ引寄せられるようになっている。

このようなセンターシャフトの内型枠軸方向の移動によ
り、内型枠の各分割部分を内型枠軸方向と直角な方向に
移動させる機構としては、例えば次のようなものが考え
られる。

■　センターシャフトに固定され、センターシャフトと
の間隔が徐々に変化する案内溝を有する固定片と、内型
枠の分割部分に固定され、先端に前記案内溝を摺動する
ビン状の摺動部材を有する連結部材の組合わせ。この場
合センターシャフトの移動によシ、摺動部材が案内溝内
を摺動し、内型枠の分割部分をセンターシャフト側へ引
寄せたり離したりすることができる。

■　両端部がそれぞれセンターシャフトおよび内型枠の
分割部分にビン結合された連結部材を用いるもの。この
場合、センターシャフトの移動によシ連結片が倒れ、内
型枠がセンターシャフト側に引寄せられる。

これらの■、■の連結金具祉通常センターシャフトの長
手方向に治って、それぞれ二部所以上設けて併用するも
のとする。

センターシャフトとしては、例えば角鋼管あるいは丸パ
イプが利用でき、また内型枠も通常鋼製のものを用いる
。

〔作用〕

中空コンクリート部材の製造にあたっては、まず内型枠
と外型枠を所定の形状に組み、コンクリートの打設を行
なう。必要な締固め、および養生を行なった後、型枠の
脱型を行なうが、内型枠についてはまず内型枠を引抜く
方向にセンターシャフトを引張ると、内型枠の各分割部
分が中心方向、すなわちセンターシャフト側に引寄せら
れ、中空コンクリート部材の内表面から離れる。従って
この状態でさらにセンターシャフトを引抜くようにすれ
ば内型枠が容易に引出される。

〔実施例〕

次に図示した実施例について説明する。

第１図はこの発明の脱型装置の全体の概要を示したもの
で、第２図〜第５図は矩形断面の場合の実施例、第６図
〜第９図は円筒断面の場合の実施例である。

内型枠は上下左右の中間部内型枠２と、各コーナ一部の
コーナ一部型枠３との８つの部分に分割され、それぞれ
連結金具を介してセンターシャフト１に連結されている
。なお、第２図、第４図。

第６図、および第８図の右半分と第３図および第７図は
脱型時の状態を示したものである。

この実施例において中間部内型枠２には、長手方向３箇
所に連結部材６が内向きに取付けられておシ、先端の摺
動ピン７がセンターシャフト１の固定片４０案内溝５に
治って摺動できるようになっている。この案内溝５はセ
ンターシャフト１の引抜き方向と逆方向に向うに従い徐
々にセンターシャフト１側へ近づくようになっている。

センターシャフト１の移動に伴ない中間部内型枠２は引
寄せられて行き、摺動ピン７が案内溝５の端部に係止さ
れた状態でセンターシャフト１とともに引抜かれる。

またコーナ一部内型枠３は連結部材１０によってセンタ
ーシャフト１に連結され、連結部材１゜はその両端部に
おいてコーナ一部型枠３およびセンターシャフトの固定
片８の長孔９にピン結合（ピン１１およびビン１２）さ
れている。従ってセンターシャフト１の移動によシ連結
部材１０が斜めに倒れ、脱型が行なわれ、その状態で引
抜かれる。

センターシャフト１の移動は第１図に示すように、セン
ターシャフト１の端部のジヤツキ１４を作動させて行な
う。脱型が完了したらセンターシャフト１の中に吊金具
１５を入れ、クレーン等で吊〕上げ、内型枠を取シ出す
。

〔発明の効果〕

（１）内型枠として鋼製部材等が使用できるので、高い
仕上り精度が期待でき、また繰返し使用できるのでコス
トも高くつか々い。

（２）着脱、特に脱型はセンターシャフトを引抜けばよ
いため容易かつ迅速に行なえる。

（３）機構が簡単でメンテナンスが容易である。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明の実施例を示す縦断面図、第２図はそ
のＩ−Ｉ断面図、第３図は第２図の川−■断面図、第４
図は第１図の■−■断面図、第５図は第４図の■−■断
面図、第６図は他の実施例としての第１図のＩ−Ｉ断面
図、第７図は第６図のｖ−■断面図、第８図は同じく第
１図の■−■断面図、第９図は第８図の■−■断面図で
ある。 １・・センターシャフト、２・・中間部内型枠、３・・
コーナ一部内型枠、４・・固定片、５・・案内溝、６・
・連結部材、 ７・・摺動ビン、８・・固定片、９・・長孔、１０・・
連結部材、１１．１２・・ピン、１３・・中空コンクリ
ート部羽、１４・・ジヤツキ、１５・・吊金具、１６・
・支持金具。 ？；　２　図　第　３　同 第４図　第５図 菓６図　第７図 第８図　嬉９図

Claims (3)

【特許請求の範囲】
1. （１）複数に分割した内型枠と、該内型枠内において内
   型枠軸方向に移動可能なセンターシャフトと、内型枠の
   各分割部分と前記センターシャフトとを間隔調整可能に
   連結する連結金具からなり、前記連結金具はセンターシ
   ャフトの内型枠軸方向の移動を内型枠の各分割部分の内
   型枠軸方向と直角な方向の移動に変換するよう構成しで
   ある中空コンクリート部材の内型枠脱型装置。
2. （２）連結金具はセンターシャフトに固定され、センタ
   ーシャフトとの間隔が徐々に変化する案内溝を有する固
   定片と、内型枠の分割部分に固定され、枠脱型装置。
3. （３）連結金具は両端部がそれぞれセンターシャフトお
   よび内型枠の分割部分にビン結合された連結装置。