JPS60256643A - 減速装置 - Google Patents

減速装置

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JPS60256643A
JPS60256643A JP59112073A JP11207384A JPS60256643A JP S60256643 A JPS60256643 A JP S60256643A JP 59112073 A JP59112073 A JP 59112073A JP 11207384 A JP11207384 A JP 11207384A JP S60256643 A JPS60256643 A JP S60256643A
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JP
Japan
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rolling element
curve
wave generator
driving
driving rolling
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JP59112073A
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Moritomo Ando
安藤 司文
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H25/00Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms
    • F16H25/04Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying rotary motion
    • F16H25/06Gearings comprising primarily only cams, cam-followers and screw-and-nut mechanisms for conveying rotary motion with intermediate members guided along tracks on both rotary members
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H1/00Toothed gearings for conveying rotary motion
    • F16H1/28Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion
    • F16H1/32Toothed gearings for conveying rotary motion with gears having orbital motion in which the central axis of the gearing lies inside the periphery of an orbital gear
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F16ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
    • F16HGEARING
    • F16H49/00Other gearings
    • F16H49/001Wave gearings, e.g. harmonic drive transmissions

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は転動体が駆動される減速装置に係り、特に計算
機からの位置指令により高速、高精度で位置決めされる
、例えば産業ロボットなどの駆動機構に好適な減速装置
に関する。
〔発明の背景〕
従来の減速装置としては、内側に歯を備えた内歯体の内
部に内歯体の歯数より少ない外歯をもつ外歯体を組込ん
で、外歯体に偏心運動を与えて、転動させることによっ
て、内歯体と外歯体との歯数の差を利用して減速効果が
得られるハイポイド減速装置やサイクロ減速装置が知ら
れている。この種の減速装置では出力が取出される外歯
体が偏心運動するので、偏心運動を吸収するために、外
歯体と出力軸との間にオルダム継手やピンと穴を用いた
偏心吸収機構が採用されている。しかし、このような偏
心吸収機構では摺動部やピンと穴との接触部にどうして
もガタが発生し、これを除去することがきわめて困難で
ある。ハイポイド減速装置やサイクロ減速装置ではこの
ガタやバラクラツシュが太きいために、サーボ機構によ
り高速、高精度で位置決めしなければならない機構に使
用することができない。
この欠点を解決するために、外歯体を機能的に、内歯体
の内歯面を転動する駆動転動体とそれを保持する保持体
および駆動転動体に半径方向の変位運動を与えるウェー
ブジェネレータの三つの部分に分割して、減速と同時に
偏心運動を吸収する減速装置を考案し、すでに特許とし
て出願した。しかし、その発明では駆動転動体が堡特体
の歯溝にゆるく嵌合することによって保持されているた
め、嵌合部にガタと摺動摩擦が発生して、これを除去す
ることができない。
〔発明の目的〕
本発明は上述の事柄にもとづいてなされたもので、ガタ
、バックラッシュがなく、しかも、はとんど摩擦がない
ため良好な伝達効率が得られる減速装置を提供すること
を目的としている。
〔発明の概要〕
本発明の特徴とするところは、入力軸からの速度を減速
して出力軸に伝達する減速装置において、環状のケーシ
ングと前記ケーシングの内周に設けられ、かつ等間隔の
歯を備える内歯体と前記入力軸と同心状に設けられ、か
つ前記出力軸に連結された環状の保持体、前記保持体に
揺動可能に軸支された複数個の連結体と、前記連結体と
回転可能に保持されている駆動転動体と、前記入力軸に
結合され、かつ前記駆動転動体に半径方向の周期的な変
位運動を与えるウェーブジェネレータを備え、前記内歯
体の歯に沿って前記駆動転動体が転動するときに前記駆
動転動体の回転中心が描く波状軌跡(α曲線)の波長の
整数倍の波長をもち、かつ振幅が前記α曲線と同じであ
る、前記ウェーブジェネレータの外周に沿って前記駆動
転動体が転iするときに前記駆動転動体の回転中心が描
く波状軌跡(β曲線)と前記α曲線との交点に前記駆動
転動体を複数個設け、前記入力軸によって前記ウェーブ
ジェネレータを回転させて、前記駆動転動体に半径方向
の変位を与えて、前記駆動転動体を前記内歯体の歯に沿
って転動させることによって、前記保持体を回転させる
とき、前記の各駆動転動体が常に一定速度で前記保持体
を回転駆動できるような前記ウェーブジェネレータの形
状および前記内歯体の歯の形状をもつことを特徴とする
特許である。
〔発明の実施例〕
以下本発明の実施例を図面を参照して説明する。
第1図、第2図は本発明の減速装置の実施例を示すもの
である。これらの図において、1は環状のケーシング、
2はケーシング側面に設けられたカバーである。このカ
バーはボルト4によってケーシング1とベース64に固
定されている。3は軸受9および軸受10により環状ケ
ーシング1に回転可能に支持されている保持体である。
5はカバー2内に備えられている軸受6と保持体3内に
備えられている軸受8により回転可能に支持されている
入力軸である。7は保持体3にボルト11によって結合
されている出力軸で、この出力軸7は入力軸5と同心状
に配置されている。前記したケーシング1の内周には等
間隔の波形の歯12を備える内歯体13が一体に設けら
れている。
入力軸5にはeだけ偏心させたカム18が固定されてい
る。カム18の外周には、ボール状またはコロ状の支持
転動体19が配置されている。この支持転動体19の外
まわりには、これに接触する環状体20が設けられてい
る。このカム18とこの支持転動体19さらにこの環状
体20で構成されている部分をウェーブジェネレータ4
0と呼び、後で述べるようにこの環状体20に接触して
設けられている駆動転動体14に半径方向を回転周期ご
とに与える。このようにカム18の外周部に支持転動体
19と環状体20が設けられているため、カム18によ
つて周方向の回転駆動力は発生ぜず、カムの回転によっ
て、偏心量eだけ半径方向に駆動転動体14を周期的に
変化させることになる。第1図で示したウェーブジェネ
レータは軸受をeだけ偏心させて入力軸5に固定したも
のである。
駆動転動体14は、第2図で示すように、軸受であり、
そのため容易に回転できる。この軸受である駆動転動体
は支持軸15で連結体16に支持されている。連結体1
Gは支持軸17によって保特休3に揺動可能に軸支され
ている。カム18が回転すると、環状体2oに接して設
けられている駆動転動体14をカムの一回転につき1回
だけ半径方向に2eだけ周期的に変位を与えるので、連
結体14は支持軸17を中心とした揺動運動を行なう。
第1図では内歯体13の歯12が9個あり、2個の歯に
1個の割合で、駆動転動体14が、R0、R2,R4,
R6,R8の5個設けられている。
歯が形成されている波状の歯面(曲線a)において、互
に駆動転動体14の数n(n=5)の逆数だけ、すなわ
ち歯のピッチの1/n=1/5だけ位置をずらせて設置
されている。したがって、例えば、第1図で示すように
、歯12の歯面(曲面a)の2波長分だけ、すなわち、
Aの矢印からBの矢印までカム】8を回転させると、環
状体20がR2の駆動転動体14を半径方向に押出すの
で、R2の駆動転動体は曲面aを転動して、115波長
分だけ移動して、回転前のR8の駆動転動体14と同じ
ように歯底に押しつけられる。各駆動転動体14は連結
体16を介して保持体3に連動されているので、各駆動
転動体は約115波長だけ移動して、保持体3はその分
だけ回転することになる。そして、カム18が1回転す
ると保持体3は、後で述べるように、駆動転動体が設置
できる点であるα曲線とβ曲線との交点の間隔(ピッチ
)に相当する分だけ、すなわち減速比だけ回転すること
になる。
駆動転動体14は、前述のように、それ自身軸受で構成
されているので、歯面(曲面a)と駆動転動体14との
間ではころがり接触、カム18と駆動転動体14との間
にも環状体20と支持転動体19があって、ころがり軸
受を構成しているため、ころがり接触となり、本減速装
置では接触部はすへてころがり接触であり、すべり接触
を行なう部分はない。
駆動転動体14が内歯体13の歯12に沿って転動する
ときの駆動転動体14の回転中心、すなわち支持軸15
の軸心が描く曲線(α曲線と呼ぶ)と駆動転動体14が
ウェーブジェネレータ40の環状体20の外周の曲面(
曲面b)を転動したときの駆動転動体14の回転中心、
すなわち支持軸15の軸心、が描く曲線(β曲線と呼ぶ
)を描くと第3図のようになる。駆動転動体14が常に
歯面(曲面a)と環状体20に接しているためには、駆
動転動体14はα曲線とβ曲線との交点になければなら
ない。言い換えれば、交点に駆動転動体14が設置され
ているときには、駆動転動体は常に歯面と環状体に接し
ていることになり、本減速装置が円滑に動作するために
は、この交点は円周方向に一定速度で連続して移動しな
ければならない。そのためには、あらゆる場合に、α曲
線″とβ曲線との振幅が等しいことが必要である。振幅
が等しくなければ両回線の交点が存在しない部分があら
れれ、その部分で駆動転動体が歯面(曲面a)か、環状
体20のどちらかに接しなくなる。ただし、駆動転動体
14に駆動回転力を発生させる必要のないとぎには、意
図的に、α曲線かβ曲線の形状を変形させることがある
第4図にわかりやすくするために、α曲線およびβ曲線
を折線で示して1円周方向を水平方向に展開した。なお
、α曲線上の駆動転動体14は曲面aで拘束されている
ので、移動できない側をハツチングで示した。β曲線の
場合も駆動転動体14は、環状体20で拘束されている
ので、移動できない側をハンチングで示した。α曲線ま
たはβ曲線が移動すると、交点も移動するが、ハツチン
グの部分で拘束されて、半径方向に移動する交点、(第
4図においては上方向に移動する交点)にある駆動転動
体14に、そのα曲線とβ曲線の形状によって決まる方
向に駆動力が発生する。第3図、第4図かられかるよう
に、第1図、第2図で示した減速装置ではα曲線は1回
転で1波長(サイクル)、α曲線の波長(サイクル)は
その整数倍である9サイクルである。これはα曲線、β
曲線とも第3図に示すように、円状の閉曲線を構成する
ため、α曲線の波長の整数倍(n倍)がβ曲線の波長で
なければならないためである。カム18を第1図におい
て矢印で示した方向に回転させると、これは第3図のβ
曲線を同じ方向に回転させること、第4図において、右
方向に平行に移動させることに相当する。このようにβ
曲線を移動せるとα曲線との交点も移動し、駆動転動体
14にはハツチングで示される拘束条件により駆動が発
生する。第4図の◎印でβ曲線の移動する方向と同じ方
向に移動する交点を、第5図に◎印で逆方向に移動する
交点を示した。第4図、第5図かられかるようにα曲線
とβ曲線との交点は、α曲線とβ曲線との波長の倍数を
n(=9)とすると交点は2n(=18)個ある。その
うち同方向に移動する交点はn+1(=10)個、逆方
向に移動する交点はn−1個(8個)ある。第1図では
同方向に移動する交点のうち、R0、R2、R4、R6
,R8の5個に駆動転動体14を配置しである。このよ
うに駆動転動体14を同方向に移動する交点に配置する
と、入力軸と同じ方向に回転する出力が得られる。第5
図のように逆方向に移動する交点に配置すると、逆方向
に回転する出力が得られる。β曲線がθだけ時計方向に
回転すると交点が移動して、R2,R4の駆動転動体1
4は歯面aに沿って転動して、R2は歯底に押しつけら
れる。しかし、R0、R8の駆動転動体ではβ曲線が逃
げる方向に移動するので、拘束条件が緩和され、駆動力
は発生しない。したがって交点は移動しても駆動転動体
はそれ自身では移動しない。
R6の駆動転動体は歯の山をこえるまでは駆動力を発生
させないが、山をこえたあとでは駆動力は発生する。駆
動力を発生しない駆動転動体R0、R8、を駆動力を発
生する駆動転動体R2,R4に連結すれば常にどちらか
の駆動転動体が駆動力を発生させるので、駆動転動体が
定常的に移動することになる。第1図で示した本発明の
減速装置では前述のように駆動転動体14は連結体16
を介して保持体3に連結されている。しかし、保持体3
を円滑に回転させるためには、各駆動転動体は常に同じ
変位量たけ保持体3移動させ、また同時に駆動力を発生
しない各駆動転動体も同じ変位量によって、移動されな
ければならない。連結体によって保持体と連動されてい
る駆動転動体は、保持体のある点を中心とする円弧運動
を行なっているので、保持体を等速で回転させるために
は、駆動転動体をある指定された特殊な不等速運動をさ
せなければならない。この不等速運動を駆動転動体に発
生させるためには、駆動転動体を拘束している。内歯体
の歯あるいは、ウェーブジェネレータの形状を特殊な形
状にしなければならない。そこで次に、α曲線とβ曲線
、両開線の交点の移動量および保持体の回転移動量との
関係について説明する。
第6図に、わかりやすくするために、振幅が同じで、α
曲線の波長の2倍をβ曲線の波長として、折線でα曲線
とβ曲線を示した。β曲線の移動する方向と同じ方向に
移動する交点に駆動転動体を配置した場合について考え
る。線μは連結体16を保持体3に軸支している支持軸
17の軸心を通る円で、第6図では直線になる。線γは
R6の駆動転動体14の支持体15の軸心を通り、入力
軸の軸心を中心とする円で、円周方向に展開した第6図
では直線となる。線γはとくに通るべき点はなく、任意
の円でもよい。特に制約条件はないが。
第3図および第6図では説明を容易にするために、前述
の点を通過させている。
第6図において、β曲線かでだけ回転すると、α曲線と
の交点R0′、R1’、R2’にある駆動転動体は各々
R0′→R0、R1’→R1,R2’→R2に移動する
。R0’、R1’、R2′から水平に引いた線とβ曲線
との交点との交点をQ0、Q1、Q2とすると、ΔR0
’R0Q0、ΔR1’R1Q1、△R2’R2Q2は合
同である。したがってR0’R0、R1′R1、R2’
R2は等しい。この線分の水平線への投影線分△ψ0=
△ψ1=△ψ2となる。
しかし、駆動転動体は連結体16、(第6図ではL0、
L1、R2)を介して保持体3に連結されている。第6
図では保持体3は水平に移動するため、駆動転動体によ
って保持体に与えられる移動量はP0’P、P1’P、
P2’Pとなって、各移動量は異なる。これは駆動転動
体を支持している連結体の水平方向に対する角度が変化
するためである。
駆動転動体が剛体で保持体に連結されている場合、保持
体を円滑に駆動させるためには、駆動転動体による保持
体の駆動変位量は常にいつも等しくならなければならな
い。この変位量P0’P0、わち、β曲線が一定速度で
移動したときに保持体が等速で回転するためには、駆動
転動体は不等速で移動しなければならない。そのために
は内歯体13の歯12の形状又はウェーブジェネレータ
の形状を変えなければならない。ウェーブジェネレータ
の形状すなわちβ曲線の形状をそのままにして保持体上
で一定速度が得られるためのα曲線の形状は第7図(a
)に示す関係によって容易にめることができる。すなわ
ち、α曲線とβ曲線との交点Rから垂線を立てて、線γ
との交点dをめる。2点を中心として、dを通る円弧を
描いて、コ(7)円弧とβ曲線との交点rをめると、こ
の交点rが修正した歯12の歯形上の点となる。rp=
dpであるから点pの位置は点がdがらrに変化しても
変らない。したがって点rは点Rと同じ水平方向の移動
変位を点Pに与えることができる。
上述の簡単な方法でα曲線を修正した曲線(α′曲線)
を得ることができる。この修正曲線(α′曲線)に沿っ
て駆動転動体を転動させると、その包絡線として歯12
の形状が決まる。この修正した曲線が実際の減速装置の
α曲線となる。
次に歯12の形状が与えられたときに保持体が等速で回
転するためのウェーブジェネレータの外周形状をめる方
法について説明する。
第7図(b)において、前と同じようにα曲線とβ曲線
との交点Rから垂直を立て、線γとの交点dをめる。点
すを中心とし、点dを通る円弧を描く、そして点Rを通
るα曲線との交点rをめると、この点が修正β曲線上の
点となる。この方法を各点について行なうとβ曲線を修
正したβ′曲線が得られる。この修正β曲線(β′曲線
)は駆動転動体の回転中心の軌跡であるから、この修正
曲線に沿って駆動転動体を移動させると、その包絡線と
してウェーブジェネレータの外周の形状が得られる。第
6図(b)は修正α曲線を用いたときのβ曲線の移動量
と保持体上のP点の移動量について作図によって示した
。この修正α曲線によって駆動転動体の位置に関係なく
各駆動転動体が常に同し量たけ保持体を回転させている
ことがわかる。
以上の関係を実際の減速装置で説明すると第8図のよう
にめられる。α曲線とβ曲線との交点Rをめ、中心点○
と点Rを通る直線と円γとの交点dをめる。点pを中心
として、点dを通る円弧を描いて、β曲線との交点rを
めると、それが修正α曲線(α′曲線)上の点となる。
この修正α曲線に沿って駆動転動体の回転中心を移動さ
せたときの駆動転動体の包絡線が修正した歯の形状(曲
線a′)となる。このように歯の形状を曲線a′のよう
に修正すると、ウェーブジェネレータが一定速度で回転
したときに、駆動転動体は不等速運動となるが、点pで
は等速運動となり。
円滑な減速動作が得られる。
歯の形状を修正しない場合には、保持体を等速で回転さ
せるためには、ウェーブジェネレータの形状を修正しな
ければならないが、上述の方法で容易に修正することが
できる。後で述べる第11図では、内歯体の歯の加工を
容易にするために、直線的な形状になっているが、この
場合には保持体を等速で円滑に回転させるためには、ウ
ェーブジェネレータの形状は特殊な複雑な形状になる。
このように本発明による減速装置では、内歯体の歯の形
状を決めると、それに応じてウェーブジェネレータの形
状が定まり、逆にウェーブジェネレータの形状を指定す
れば、それに応じた歯の形状を決めなければならない。
減速比は次のようにめられる。第4図で述べたように、
β曲線の移動する方向と同じ方向に移動するα曲線とβ
曲線との交点の数は、内歯体の歯の数をn個とすると、
n+1個であり、逆方向に移動する交点の数はn−1個
である。これらの交点はいずれもほぼ等間隔に並んでい
るため、正転方向の交点は各歯のピッチ(波長)ωに対
してたけ長くなっている。(α曲線、β曲線とも前述の
ように若干修正するため、その分だけ不等間隔になるこ
とがある。)第1図で示した歯n=9の減速装置では、
その正転交点(◎印)は第4図で示すように、そのピッ
チ(波長)は1/(n+1)・ω=1/(9+1)・ω
だけ短く、第5図で示した逆転交点(◎印)では1/(
n−1)・ω=1/8・ωだけ長くなっている。
ウェーブジェネレータを回転させるとβ曲線も回転(第
4,5図では右方向に移動)するが、β曲線が歯の1ピ
ツチωだけ移動すると、各駆動転動体は、1/(n+1
)・ω、1/(n−1)・ωだけ移動する。ウェーブジ
エネレータが1回転するということは、β曲線をnピッ
チだけ移動させるということであるがら、駆動転動体は
正転交点では、n/(n+1)・ω、逆較交点ではn/
(n−1)・ωだけで移動する。歯の1ピッチωは1/
n回転であるから、駆動転動体は正転の場合1/n+1
回転、逆転の場合1/n−1回転することになる。した
がって歯数がnの場合の減速比は正転で1/n+1、逆
転で1/n−1となる。第1図では正転で1/10oで
ある。
ウェーブジェネレータ40oで駆動転動体14を半径方
向に力Eで押すと、駆動転動体14は歯12に沿って転
動し、歯12の曲面aからFの反力を受ける。その合力
Gが連結体16に作用し。
保持体3に回転駆動力Hが発生する。この回転駆動力が
発生するのは、駆動転動体14がウェーブジェネレータ
40によって歯底の方に押しこまれるときだけである。
第4図において、ウェーブジェネレータ40がθだけ回
転したときに回転駆動力が発生する交点は、R1、R2
,R3,R4,R5の5個であり、発生しないのはR7
,R8、R9。
R0である。R6は歯12の山を越えるまでは回転駆動
力を発生しないが、越えたあとは発生させる。
保持体3に常に回転駆動力が発生するためには、少なく
とも回転駆動力を発生させる駆動転動体が常に一つは存
在己なければならない。回転駆動力をできるだけ多くの
駆動転動体に分散して負担させるためには、駆動転動体
の数は多い方がよい。
第1図の減速装置では、駆動転動体、を連結体で保持体
に結合させるために、設計上正転交点の一つおきに配置
した、歯のピッチが大きければ、各交点に駆動転動体を
配置させることができるが、また部品点数を少なくする
ためにさらに少なくすることもできる。要は、回転駆動
力を発生させる駆動転動体が常に少なくとも1個以上あ
ればよく、この条件を満しさえすれば、千尋間隔でも、
どのような配置でもよい。
以上に説明した減速装置のウェーブジェネレータは、偏
心カム18があり、その外周に支持転動体19とそれに
接して環状体20が設けられた構造となっている。つま
り、偏心して取付けられた軸受がウェーブジェネレータ
として用いられている。内歯体13の歯12の形状が任
意に選べる場合は問題はないが、歯12の形状が指定さ
れると前述のようにウェーブジェネレータの外周形状を
複雑な特殊な形状にしなければならない。そのためには
、上述の簡単な形状のウェーブジェネレータでは適応で
きない。
ウェーブジェネレータの形状がまず先に決定されると、
β曲線すなわちウェーブジェネレータの外周を駆動転動
体が転動するときの軌跡が決まる。
そして、β曲線から次のようにα曲線が決められる。す
なわち例えば正転の場合、減速比を1/n+1とすると
、β曲線と同じ振幅で、ピッチ(波長)を1’/nにβ
曲線を縮少し、さらに連結体で駆動転動体を保持体に取
付けるための修正を行なって修正の曲線が決定される。
そしてα曲線が決まるとその包絡線として歯形が決定さ
れる。しかし複雑な形状の歯を多数精密に加工するより
も、歯をできるだけ単純な形状にして、ウェーブジェネ
レータの形状を複雑にした方が加工性、1産性て有利な
場合がある。また、後で述べるように回転駆動力が発生
する位置を入力軸の中心に対して、点対称にしておいた
方が、負荷の分散、負荷均等振動、騒音防止の点で有利
なことがある。
第10図、第11図には、直線状の歯形をもつ減速装置
を示した。ウェーブジェネレータが一回転する間に駆動
転動体は減速比に相当する回転角しか回転しないので、
駆動転動体とウェーブジェネレータとの間に相対的なす
べりが生ずる。そこで、この部分をころがり接触させる
ために、第10図で示すように、駆動転動体14を連結
体16に軸支している支持軸15に、さらにガイド転動
体21を串ざしして、そのガイド転動体21をウェーブ
ジェネレータであるカム18の外周上を転動させている
。この場合駆動転動体14に半径方向の変位運動を与え
るウェーブジェネレータ40はカム18とガイド転動体
21で構成されることになり、カムは入力軸5に結合さ
れている。
駆動転動体14として、第10図に示すように、軸受け
を用いて、内歯体13の歯12に沿って転動させる。こ
のようにすれば、歯12と駆動転動体との間、ガイド転
動体21とウェーブジェネレータとの間はころがり接触
となり、すべりは全く発生しないことになる。ガイド転
動体21の直径を駆動転動体14のそれよりも大きくす
ることができるが、その場合は、第10図で示すように
、内歯体13の歯12の歯幅の中央に円周方向に歯溝2
2を設けて、その中でガイド転動体が自由に移動できる
ようになっている。駆動転動体14は支持軸15におい
て、ガイド転動体21の両わきに設けられ、ガイド転動
体21によって与えられる半径方向の変位運動によって
、駆動転動体14は歯溝22の両わきの歯面に沿って転
動する。
第1図および第10図の減速装置では、ウェーブジェネ
レータが時計方向に回転した場合に回転駆動力が発生す
るのは、R2とR4の駆動転動体14であり、反時計方
向に回転する場合は、RGとR6だけが負荷を発生する
。これは入力軸5に対して負荷の発生は非対称であり、
またウェーブジェネレータは偏心しているため高速で回
転すると大きな加振力発生の原因になる。
第12図に示す減速装置では、振動や騒音の原因になる
加振力を除去するために、ウェーブジェネレータを入力
軸5に対して対称の形状にし、また負荷の発生位置も入
力軸に対して対称にしたものである。
第13図に説明のために、α曲線とβ曲線で示した。内
歯体13の歯数は2X8=16個で、β曲線はウェーブ
ジェネレータの一周あたり2サイクル(2波長)の波形
を示している。したがってβ曲線の1波長(ピッチ又は
サイクル)あたり、8個の歯が存在することになる。こ
の場合n=8となる。第12図で示した減速装置では、
・α曲線とβ曲線との交点のうち、β曲線の回転方向く
同方向に移動する交点で、しかも第13図で◎印で示し
た交点、R0、R3,R6、R9、R12、R15の6
ケ所に駆動転動体を設置したものである。
ウェーブジェネレータが時計方向に回転すると(第13
図において、β曲線が右方向に移動する)回転駆動力が
発生するのは、入力軸5に対して点対称であるR3 と
R□2の駆動転動体で、反時計方向に回転するときは、
R15、R6である。ウェーブジェネレータの形状も入
力軸の中心に対して点対称であるため、加振力や上述の
負荷によるアンバランスが発生しないため、静かで円滑
な減速動作が得られる。
第12図の減速装置はウェーブジェネレータ半周あたり
、回転駆動力を発生させる駆動転動体は1個であるが、
減速装置全体の寸法を大きくして、多くの駆動転動体を
各歯ごとに配置することかできる。減速比はβ曲線の1
波長あたりの内歯体の歯数nによって決まるため、本減
速装置の場合は減速比は1/n+1=1/9である。
駆動転動体14はα曲線とβ曲線との交点に設けられて
いるため、常に歯面(曲面a)とウェーブジェネレータ
の外周(曲面b)に接触しながら転動している。このよ
うな構成部品を高精度で加工すれば、ガタやバックラッ
シュが本質的に発生しない減速装置が得られる。しかし
、ガタ、バックラッシュを完全に除去できるように、超
高精密に加工すると、組立が非常に難しいことおよび、
長期間の使用による摩耗が発生したときには、これを補
正することが難しくなる。そこで、次のような方法によ
れば、以上の難点は解決できる。
駆動転動体は、第4図で示せば、ハツチングで囲まれた
三角形の頂点に存在する、駆動転動体を連結体16から
分離させると、その三角形の内で自由に移動できる。そ
こで駆動転動体と保持体との間の距離を変えられるよう
にして、駆動転動体をこの三角形の内部から挿入して、
その頂点に押し付けることのできる機構を採用すれば、
ガタ、バックラッシュを完全に除去して組立てられ、し
かも、摩耗によるガタ、バックラッシュも除去できる。
第14図に示すように、駆動転動体14は連結体16に
支持軸15で軸支され、連結体16は支持軸17によっ
て保持体3に揺動可能に軸支されている。偏心させた位
置に軸穴31をもつブツシュ30を介して、連結体16
と保持体3を連結すると、ブツシュ30の回転角度によ
って、駆動転動体14の保持体3に対する設置位置が変
化する。
第14図において、ブツシュ30を180’回転させる
と、駆動転動体は一点鎖線で示すように取付は距離が長
くなる。
第15@は第14図で示した位置調整機構(ブツシュ3
0)を各連結体16に取付けたものである。駆動転動体
R2とR4は取付は距離を所定の距離より短かくし、R
,、R6は長くし、R,はそのままの状態にすると、駆
動転動体と歯面との間、あるいはガイド転動体21とウ
ェーブジェネレータ40のカム18との間にギャップδ
が生じて、容易に駆動転動体を内歯体13とカム1−8
との間に挿入することができる。そのあとブツシュを回
転させて、駆動転動体を歯面に、又ガイド転動体をカム
外周にしつかり押しつけると、ガタやバックラッシュを
完全に除去することができる。使用中に摩耗などによっ
てガタやバックラッシュが発生すれば、このブツシュに
よって容易に再調整を行なうことができる。
第15図では前述の取付は位置の調整機構を支持軸17
の周辺に設−けたが、駆動転動体14を連結体16に取
付けている支持軸15の周辺あるいは、駆動転動体や連
結体内部に組込んだり、また支持軸15、支持軸17、
連結体16のいずれかに設けてもよい。いずれにしても
駆動転動体の保持体に対する取付は位置が調整できれば
よい。
以上では、この調整機構を組立時や使用中のバックラッ
シュやガタの除去に用いたが、この調整機構にコンピュ
ータなどの位置指令などで駆動されるアクチュエータ3
4を組込むことによって、微小角度が制御できる機能を
付与することができる。
第16図には、連結体16を二つに分割して、その中間
に、電気信号によって機械的な変位を発生させる材料、
例えばPZTなどの電歪材料あるいは磁歪材料34を結
合した例を示す。このようにすれば、電気信号を電歪材
料に印加することによって、駆動転動体の位置を変化さ
せることができる。後で述べるように、保持体3を固定
して、内歯体の回転を自由にすると、入力軸から入力し
ても、内歯体から出力が得られる。このような状態で、
入力軸の回転が停止したあと、上述の連結体に備えられ
たアクチュエータの働きをする電歪材料34に電気信号
によって機械的変位を与えると、その変位量に応じて、
内歯体が回転する。この減速装置の外にある制御機構と
は別の機構によって位置制御が行なうと、より高精度の
位置決め制御が行なえる。とくに、PZTなどの電歪材
料はミクロンオーダで変位するので、このアクチュエー
タによって、ミクロンオーダの位置決め制御が従来の位
置決め制御に付加されることになる。
減速装置を組み込んだ位置決め制御は、モニター減速装
置−検出器で構成されており、コンピュータからの位置
指令によって、モータを回転させ、検出器から得られる
出力回転角とコンピュータからの指令回転角との差を計
算し、その差が零になるようにモータを駆動しているの
が、一般的なサーボ制御機構である。しかし一般には上
述の構成の駆動機構には非線形性要素(ガタなど)や制
御装置の性能不足や検出器の分解能の不足などから、指
令値と検出器の差が零にならないことがある。
本減速装置では通常内歯体とその歯、駆動転動体、連結
体、保持体などの機構部品はミクロンオーダで精密に加
工され、PZTなどの圧電素子の変位もミクロンオーダ
で制御できる。検出器からの位置情報を用いて、コンピ
ュータからの位置指令と出力軸から得られる実際の位置
情報との差をめて、その差をさらに小さくするように、
アクチュエータ34を駆動すれば、きわめて微細な角度
まで制御できる。
第17図には、連結体16にピストン51とシリンダ5
2で構成されたアクチュエータ34−2を組みこんだ例
を示した。PZTなどの圧電材料を用いると大きな変位
は得られないが、この種のアクチュエータ34−2では
駆動転動体に大きな変位を与えることができる。このシ
リンダ52は水や油などをピストン51で仕切られた部
屋に入れたり、出したりしながら変位させるが、入力軸
からの入力に振動が付加されたような場合には、このシ
リンダおよびピストンが一種のダンパーとしての効果を
もち、振動を吸収することもできる。
第18図では、連結体16を支持する支持軸17と軸支
する摺動支持体33を保持体3に設けられたガイド32
に設置し、その摺動支持体33と保持体3を圧電材料な
どのアクチュエータ34で連結している。電気信号によ
ってアクチュエータに変位を与えると、摺動支持体33
はガイド32内に摺動して、それに連結されている駆動
転動体14に変位を与えるものである。
連結体16にストレンゲージなどの負荷が測定できる測
定素子35を設置すると、その測定素子の出力から駆動
転動体に作用する回転駆動力の大きさが検出できる。さ
らに、その出力情報から駆動転動体と歯およびウェーブ
ジェネレータとの接触状態やさらに内歯体の歯やウェー
ブジェネレータの形状や加工精度に関する精度も測定で
きる。
このように連結体に作用する負荷の情報から、駆動転動
体、ウェーブジェネレータおよび歯との接触状態や機構
部品の形状や精度が検出できるので、この情報に基づい
て減速装置の内部に設けられたアクチュエータ34で、
外部の制御系とは別個に、制御すれば、減速装置の内部
構造に起因する制御劣下要因を補償し、高精度な制御特
性が得られるPZTなどの圧電素子は高速で応答できる
ので、入力軸が高速で回転している最中でも以上述べた
ような特性の改善を行なうことができる。
本減速装置の減速比は最大で1/3、最小は減速装置の
寸法および負荷能力にもよるが、大体1/80程度であ
る。それ以下の低減速比が必要な場合は多段に構成する
必要がある。多段に構成する方法はいくつかある。一つ
は、1段目の減速装置め出力が得られる保持体を次段の
減速装置の入力軸に結合する直列方式である。1段目の
減速装置において保持体を同定し、内歯体を回転自在に
すれば、内歯体から出力が得られる。そこで、内歯体と
次段の入力軸を結合すれば、同心円状に多段に構成でき
る。この同心状多段結合減速装置では減速装置の直径は
大きくなるが、軸方向の長さを短かくできる利点がある
本減速装置においては、前述のように、機構部′品はほ
とんど全てころがりによって接触しているので、摩擦損
失がほとんどない。したがって、出力が得られる保持体
から入力すれば、入力軸からは増速された出力が得られ
る。このように増速装置としても利用できる。
1段目の減速装置において、出力が得られる保持体と次
段の減速装置の保持体とを結合すれば、1段目で減速さ
れ、次段で増速されることになる。
1段目の減速比を1/x、次段の増速比をyとするとそ
の変速比はy/xとなる。1段目の減速比1/xと2段
目の増速比yを種々の値に選べば、色々な変速比y/x
を自由に得ることができる。
このようなことができるのは、本減速装置の摩擦損失が
きわめて低く、増速比としても用いることができるため
である。
駆動転動体゛が歯の山の頂上、附近にあるときは、回転
駆動力は発生しないので、その部分では駆動転動体は歯
面やウェーブジェネレータと接触する必要はない。した
がって、その部分の形状を前述の方法でめた形状から修
正することがある。ウェーブジェネレータの1回転が、
駆動転動体の1ピッチ間の移動に相当し、駆動転動体が
ウェーブジェネレータと接触する点と、各歯の駆動転動
体との接触点が常に1対1で対応している。したがっで
、歯およびウェーブジェネレータの形状の修正あるいは
変更は容易に行なうことができる。
〔発明の効果〕
以上述べたように、本発明によれば、歯面に沿って駆動
転動体をガタ、バックラッシュのない状態で転動させ、
しかも、ころがり接触により回転力を伝達しているので
、剛性が高く、動力伝達効率の高く、制御精度が高い減
速装置を提供することができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の減速装置の一実施例を示す第2図のI
−I矢視断面図、第2図は本減速装置の断面図、第3図
はα曲線、β曲線、線μおよび線γにより本発明の原理
を示す説明図、第4図は第3図で示したα曲線、β曲線
、線μおよび線γを水平に展開した説明図、第5図は逆
転する減速装置の原理を説明する展開図、第6図は駆動
転動体の位置と保持体の位置関係を示す説明図、第7図
は駆動転動体の位置に関係なくβ曲線の回転によって保
持体に一定の変位を与えるための修正α曲線および修正
β曲線の作成法を展開図を用いた説明図、第8図は実際
の減速装置についての修正α曲線、修正8曲線の作成法
を示す説明図、第9図は駆動転動体、連結体および保持
体に働く作用力の関係を示す説明図、第10図は本発明
による減速装置の他の実施例の断面図、第11図は第1
0図の■−■矢視断面図、第12図は入力軸の軸心に点
対称に配置された駆動転動体をもつ本発明による減速装
置の断面図、第13図は第12図で示した減速装置の駆
動転動体の位置をα曲線とβ曲線を用いて説明・するた
めの図、第14図は駆動転動体の保持体との位置関係を
調整する機構を説明するための一実施例を示す図、第1
5図は駆動転動体の位置調整機構を用いたときの駆動転
動体と内歯体の歯とのキャップと位置調整機構の動作状
況を示す説明図、第16図璧、圧電材料を用いた内部ア
クチュエータの配置を示す説明図、第17図はシリンダ
とピストンで構成された内部アクチュエータの実施例を
示す構造図、第18図は保持体内部に設けられた内部ア
クチュエータの実施例を示す図である。 1・・環状ケーシング、2・・カバー、3 ・保持体、
4・・ボルト、5・・入力軸、6・・・軸受、7・・・
出力軸、8,9.10・・・軸受、11・・・ボルト、
12・・・歯、13・・・内歯体、14・・・駆動転動
体、15・・・支持軸、16・・・連結体、17・・・
支持軸、18・・・カム、19・・・支持転動体、20
・・環状体、21・・・ガイド転動体、22・・・歯溝
、30・・・ブツシュ、31・・・軸穴、32・・・ガ
イド、33・・・摺動支持体、34・・・内部アクチュ
エータ(圧電素子)、35・・・ストレンゲージ(負荷
測定素子)、40・・・ウェーブジェネレータ、51・
・ピストン、52・・・シリンダ、64・・ベース。 出願人 安藤司文

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、入力軸からの速度を減速して、出力軸に伝達する減
    速装置において、環状ケーシングと前記ケーシングの内
    周に設けられ、かつ等間隔の歯を備える内歯体と、前記
    入力軸と同、心状に設けられ、かつ前記出力軸に連結さ
    れた環状の保持体と、前記保持体に揺動可能に軸支され
    た複数個の連結体と、前記連結体に回転可能に保持され
    ている駆動転動体と、前記入力軸に結合され、かつ前記
    駆動転動体に半径方向の周期的な変位運動を与えるウェ
    ーブジェネレータを備え、前記内歯体の歯に沿って前記
    駆動転動体が転動するときに前記駆動転動体の回転中心
    が描く波状軌跡(α曲線)の波長の整数倍の波長をもち
    、かつ振幅が前記α曲線と同じである、前記ウェーブジ
    ェネレータの外周に沿って前記駆動転動体が転動すると
    きに前記駆動転動体の回転中心が描く波状軌跡(β曲線
    )と、前記α曲線との交点に前記駆動転動体を複数個設
    け、前記入力軸によって前記ウェーブジェネレータを回
    転させて、前記駆動転動体に半径方向の変位を与えて、
    前記駆動転動体を前記内歯体の歯に沿って転動させるこ
    とによって、前記保持体を回転させるとき、前記の各駆
    動転動体が常に一定速度で前記保持体を回転駆動できる
    ような前記ウェーブジェネレータの形状および前記内歯
    体の歯の形状をもつことを特徴とする減速装置。 2、前記α曲線と前記β曲線との交点のうち、前記ウェ
    ーブジェネレータの回転方向と同方向に移動する交点に
    前記駆動転動体を設けることによって、前記出力軸を前
    記入力軸と同方向に回転させること、または前記のα曲
    線と前記β曲線との交点のうち、前記ウェーブジェネレ
    ータの回転方向と逆方向に移動する交点に前記駆動転動
    体を設けることによって、前記出力軸を前記入力軸とは
    逆方向に回転させるこ−とを特徴とする第1項に記載す
    る減速装置。 3、前記出力軸に入力を与え、前記入力軸がら増速され
    た回転を得ることを特徴とする第1項に記載する減速装
    置。 4.前記保持体を固定し、前記ケーシングを出力軸と結
    合することにより、前記ケーシングより出力を得ること
    を特徴とする第1項に記載する減速装置。 5、前記連結体を介して前記保持体に保持されている前
    記駆動転動体の前記保持体に対する設置位置が調整でき
    る手段を前記連結体又は前記駆動転動体又は前記保持体
    に設けたことを特徴とする第1項に記載する減速装置。 6、前記駆動転動体の前記保持体に対する設置位置が調
    整できる前記調整手段により前記保持体又は前記環状ケ
    ーシングに微小な回転を与えることを特徴とする第4項
    および第5項に記載する減速装置。
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