JPS6025515Y2 - 折り畳みドア - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、折り畳みドアに関し、略半円筒状の蝶番体１
の弦部分２ａに弦部分２の中心を対称に左右に２条の軸
受は用凹条３を設け、蝶番体１の弦部分２ｂの中央部を
外方に突曲して凸抽部４を設け、パネル５の側端面に略
１／４円状の蝶番体摺動用弧面６を形成すると共に蝶番
体摺動用弧面６の後端より外側方にストッパー片７を突
設し、ストッパー片７の先端に軸部８を設け、蝶番体１
の２条の軸受は用凹条３にそれぞれパネル５の軸部８を
回転自在に挿入し、略半円筒状の蝶番体１の上下部にキ
ャップ９を蝶番体１の端面部のほぼ全部をおおうように
取付けると共にキャップ９にて軸部８の少くとも一上面
の一部と下面の一部とをおおい、キャップ９に設けた位
置決め用脚１０を凸曲部４の内面側に圧接して成る折り
畳みドアに係るものである。

本考案の目的とするところはキャップにて軸部の少なく
とも上面の一部と下面の一部とをおおうことで蝶番体と
軸部との抜けを防止し、キャップに設けた位置決め用脚
を凸曲部の内面側に圧接することでキャップを蝶番体の
中央部分に簡単に位置決めできる折り畳みドアを提供す
るにある。

本考案を以下実施例により詳述する。

図中１は略半円筒状のアルミニウム製の蝶番体であって
、監部′分２ａに弦部分２ａの中心を対称に左右に２条
の軸受は用凹条′３が設けてあり、蝶番体１の弦部分２
’ｂの中央部を外方に突曲して凸曲部４が設けである。

図中５はパネルであって、パネル５の側端面が略１／４
円状の蝶番体摺動用弧面６となっており、蝶番体摺動用
弧面６の後端より外側方にストッパー片７が突設してあ
り、ストッパー片７の先端に軸部８が設けである。

なおパネル５の框部分は塩化ビニールにて形威しである
。

図中９はキャップであって、このキャップ９は例えばポ
リエチレン製であり、板状部１１の片面より板状部１１
の外形より、も小さい筒状の嵌め込み部１２が突設しで
ある。

板状部１１は蝶番体１の外形に類似した略半円状として
いるが、この半円状の板状部１１は蝶番体１の軸受は用
凹条３部分に対応する部分が蝶番体１の外形よりも大き
くなっているものである。

嵌め込み部１２の弧状部分の中央部には上下方向にリブ
状の位置決め用脚１０が突設しており、位置決め用脚１
０は第６図に示すように板状部１１の弧状部分の中央よ
り外方に突出しているものである。

またこの位置決め用脚１０は外方への突出先端が尖った
尖縦条１３となっており、位置決め用脚１０の上下方向
の板状部１１とは反対側の端部は外側が斜めに切落して
あって案内部１４となっている。

筒状嵌め込み部１２の位置決め用脚１０を突出した部分
と反対側の面の両側にはそれぞれ断面三角形状の固定用
リブ１５が突設してあり、この固定用リブ１５の上下方
向の板状部１１とは反対側の端部は外側が斜めに切落し
てあった案内部１６となっている。

固定用リブ１５に対応する板状部１１縁部には窓部１７
が設けである。

しかして蝶番体１の２条の軸受は用凹条３にそれぞれパ
ネル５の軸部８を回転自在に挿入し、略半円筒状の蝶番
体１の上下部にそれぞれキャップ、９の嵌め込み部１２
を嵌め込んで上下のキャップ９にて軸部８の少なくとも
上面の一部と下面の一部とをおおうものであり、この場
合キャップ９に設けた位置決め用脚１０を凸曲部４′の
内面側に圧接することでキャップ９を蝶番体１の中央部
に位置させることができて、正確にキャップ９のブ部に
て蝶番体１がおおうことができるものである。

ここで位置決め用脚１０を凸曲部４の内面に圧入すると
きに生じる位置決め用脚１．０のけずりくずは凸曲部４
より排出されるものである。

また両側の固定用リブ１５が蝶番体１の弦部分２ａの内
面両側に圧接することで嵌め込み部１．２の固定用リブ
１５と反対側の面が蝶番体１の弦部分２ｂの内面両側に
圧接され蝶番体１にキャップ９が取付けられる。

固定用リブ１５圧入時のけずりくずは窓部１７より排出
されるものである。

上記実施例では固定用リブ１５によって圧入固定してい
るが、ねじなどで蝶番体１にキャップ９を固定してもよ
い。

また添付図の実施例では第３図で明らかなように、キャ
ップ９にて軸部８の上面の一部をおおっている状態が示
してあ、るが、このようにキャップ９により軸部８と蝶
番体１とが抜けるのを防止するには、蝶番体１に取り付
けたキャップ９で軸部８の少なくとも上面の一部と下面
の一部とをおおった構成であればよいものである。

もちろん軸部８の上下面の略全面をキャップ９でおおっ
たもよいものである。

パネル５の上端面にはＡＢＳ製のパネルキャップ１８が
被着してあって、このパネルキャップ１８の端部はキャ
ップ９の上方に位置していてパネルキャップ１０の端部
によってキャップ９の抜けを防止している。

もちろんパネルの下端面にも同様にしてパネルキャップ
１８を被着してもよい。

一方のパネル５の一側端の上面及び下面からは固定軸が
突出してあり、他方のパネル５の他側端の上面及び下面
からは移動軸が突出しており、上レール１９及び下レー
ル２０の一側の上下に固定軸を回転自在に貼付けると共
に移動軸を上レール１９及び下レール２０に摺動自在に
取付け、移動軸を設けた方のパネル５を移動させること
で２枚のパネル５を蝶番体１を中心に折り畳んだり、展
延して開閉するものである。

ところで上記実施例にあっては、２つ折りの折り畳みド
アの例を示したが、多数のバネ・ル５を前方及び後方に
交互に折り畳まれるように蝶番体１で連結した間仕切り
用の折り畳みドアであってもよいものである。

かくて本考案にあっては、叙述のように蝶番体の弧状部
分の中央部を外方に突曲して凸曲部を設け、略半円筒状
の蝶番体の上下部にキャップを蝶番体の端面部のほぼ全
部をおおうように取付けると共にキャップにて軸部の少
なくとも上面の一部と下面の一部とをおおい、キャップ
に設けた位置決め用脚を凸曲部の内面側に圧接するので
、キャップを取付けるに当って位置決め用脚をガイドと
して凸曲部の内面側に圧接していくことでキャップを蝶
番体の中央部に簡単且つ正確に取付けることができるも
のであり、正確にキャップの一部にて軸部の少なくとも
上面の一部と下面の一部とをおおうことができるもので
あって、軸部と蝶番体とが抜けるのを防止でき、また略
半円筒状の蝶番：体の上下部にキャップを蝶番体のほぼ
全部をおおうように取付けるので、蝶番体の端面のばり
がかくされるという利点がある。

【図面の簡単な説明】

第１図は本考案の全体斜視図、第２図は同上の蝶番体に
よる連結部分の断面図、第３図は同上の蝶番体の上面部
に取り付けたキャ：ンプにて軸部の上面の一部をおおっ
た状態を示す上面図、第４図は同上の斜視図、第５図は
同上の蝶番体の断面図、第６図ａ、 ｂ、 Ｃ，ａ、
ｅはそれぞれキャツプの上面図、正面図、下面図、側面
図及び第６図ａのＸ−Ｘ部分の断面図であって、１は蝶
番体、２ａは弦部分、２ｂは弦部分、３は軸受は用凹条
、４は凸曲部、５はパネル、６は蝶番体摺動用弧面、７
はストッパー片、８は軸部、９はキャップ、１０は位置
決め用脚である。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 略半円筒状の蝶番体の弦部分に弦部分の中心を対称に左
   右に２条の軸受は用凹条を設け、蝶番体の弦部分の中央
   部を外方に突曲して凸曲部を設け、パネルの側端面に略
   １／４円状の蝶番体摺動用弧面を形成すると共に蝶番体
   摺動用弧面の後端より外側方にストッパー片を突設し、
   ストッパー片の先端に軸部を設け、蝶番体の２条の軸受
   は用凹条にそれぞれパネルの軸部を回転自在に挿入し、
   略半円筒状の蝶番体の上下部にキャップを蝶番体の端面
   部のほぼ全部をおおうように取付けると共にキャップに
   て軸部の少なくとも上面の一部と下面の一部とをおおい
   、キャップに設けた位置決め用脚を凸曲部の内面側に圧
   接して戊る折り畳みドア。