JPS5842172Y2 - サンバイザ−のア−ムプロテクタ - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は、サンバイザーのアームプロテクタに関する
ものである。

第１図に示すようにアームプロテクタ１ば、サンバイザ
２の取付アーム３に骨材４を止着している固定部材５を
被装し、かつ表皮材７中に充填される充填材６により骨
材４とともに埋設されるものである。

従来のアームプロテクタは、第１の半休と第２の半休と
をそれらの間に形成された薄肉状のヒンジ部を介して二
つ折りするものであったので、ヒンジ部が両半体外側よ
り外方へパリ状あるいはフィン状に突出していた。

この突出ヒンジ部が安全性の障害となることがあった。

そこで、この考案が目的とすることは、ヒンジの外方へ
の突出を防止することのできるアームプロテクタを提供
することである。

以下、この考案の一実施例を図面にしたがって説明する
。

なお、本例のアームプロテクタはプラスチック材料、た
とえば、ポリプロピレンで形成されている。

第１の半体１０と第２の半体１１とは、左右両端部お工
び中央部に形成されたヒンジ１２に工って線対称で開閉
可能に連結されている。

各半休ｉｎ、ｉ１にはサンバイザ２の取付アーム３に嵌
合するアーム溝１３、および骨材４に嵌合する骨材溝１
４，１４がそれぞれ断面半割形状に形成されている。

また、両各半体ｉｏ、ｉｉには相対するビス孔１５．１
５が設けられている一方、両開放側内縁には一対の掛止
片１６，１６が係合可能に３箇所形成されている。

前記ヒンジ１２ば、第５図に示すように、各半休１０．
１１の上端部をそれぞれ断面円弧状となしかつ各端部の
外側部ばヒンジ片２０の両端に設けた薄肉状の連結部２
Ｌ２１にて連結されている。

また、各半休ｉｏ、ｉｉには、二つ折り時（閉止時とも
いう）において前記ヒンジ片２０の内面に当接しかつ前
記各連結部２１．２１との間に図ハに示すように空隙２
２を形成しうる支承部２３，２３がそれぞれ突設されて
いる。

しかして、前記ヒンジ片２０お工び支承部２３の各肉厚
は、各半休ｉｏ、ｉｉの約１／２となっている。

このヒンジ１２にて前記両手体ｉｏ、１ｉ’を二つ折り
に折曲すれば、次の工うになる。

なお、説明の都合上、左右の連結部２１．２１の下側斜
面の上端をそれぞれＡ点、同下端部をＢ点、左右の支承
部２３，２３の対向端をそれぞれＣ点と称する。

第１の半体１０訃よび第２の半体１１を折曲すれば、そ
の両手体ｉｏ、ｉｉは二個所の薄肉状の連結部２１．２
１において屈曲される。

すなわち、両手体１０．１１は、屈曲初期においては、
各Ａ点を支点として、各Ｂ点が各支承部２３，２３に当
接するまで曲げられ（第５図口参照）、その後、該各Ｂ
点を支点として各Ｃ点がヒンジ片２０に当接する曾で曲
げられる。

すると、ヒンジ片２０外側面ば従来の如く突出すること
なく、両半体１０，１１の外側縁とともに、はとんど一
連の曲線によって連続されることになる（第５図口参照
）。

そして、一対の掛止片１６，１６を第４図に示す工うに
相互に係合するとともに、両半体１０゜１１を図示しな
いビスでビス孔１５，１５ｅ介して固定部材５とともに
止着することにより、第１図に示すように、固定部材５
を被装する。

なお、各半休１０．１１のアーム溝１３．１３は双方で
取付アーム３を嵌合する孔を形成する一方、各半休ｉｏ
、ｉ１の骨材溝１３，１４も双方で骨材４を嵌合する孔
を形成する。

すなわち、この考案は、第１の半休１０と第２の半体１
１とをヒンジ１２にて二つ折り可能に連結し、各半体１
０，１１にばその二つ折り時にサンバイザ−２の取付ア
ーム３および同取付アームｆｉ固定部材３にて取着した
骨材４がそれぞれ嵌合されるアーム溝１３および骨材溝
１４をそれぞれ線対称にて形成するとともに、両手体１
０，１１に対向するビス孔１５をそれぞれ形成してなり
、両半体ｉｏ、ｉｉは固定部材５を被装するように二つ
折りされかつビス孔１５を介してビス着されるアームプ
ロテクタであって、前記ヒンジ１２ば各半体１０，１１
の上端部をそれぞれ断面円弧状となしかつ各端部の外側
部はヒンジ片２０の両端に設けた薄肉状の連結部２Ｌ２
１にて連結せしめ、かつ各半体１０，１１の端部の内側
部には、前記二つ折り時にヒンジ片２０を含む両半体１
０゜１１の上端部が断面半円状をなすように、ヒンジ片
２０を上方へ押圧しうる支承部２３．２３ｅそれぞれ突
設しであるサンバイザー〇アームプロテクタであるから
、ヒンジ１２の外側が両手体１０゜１１の外方へ突出せ
ず、両半体１０．１１’＆曲線にて連続せしめることが
でき、自動車の衝突事故による搭乗者の安全を確保する
ことができる。

とくに、二つ折り時にば各支承部２３，２３がヒンジ片
２０を上方へ押圧することにエリ、ヒンジ片２０を含む
両手体１０．１１の上端部が断面半円状になる工うに構
成されているものであるから、ヒンジ片２０に支承部２
３，２３が当接して、サンバイザーの回動時における両
半体１０，１１の位置ずれが防止されることによっても
、使用経過によるヒンジ１２の外方への突出が生じ難い
利点がある。

【図面の簡単な説明】

図面ばこの考案の一実施例を示すもので、第１図はサン
バイザーの一部破断正面図、第２図はアームプロテクタ
の拡開正面図、第３図は第２図のＸ−Ｘ視断面図、第４
図はアームプロテクタの閉止状態の第３図に準する断面
図、第５図はヒンジを示すもので、イは拡開状態の断面
図、口は屈曲途中の断面図、ハは閉止状態の断面図であ
る。 １・・・・・・アームプロテクタ、２・・・・・・サン
バイザー３・・・・・・取付アーム、４・・・・・・骨
材、５・・・・・・固定部材、１０・・・・・・第１の
半休、１１・・・・・・第２の半休、１２・・・・・・
ヒンジ、１３・・・・・・アーム溝、１４・・・・・・
骨材溝、１５・・・・・・ビス孔、２０・・・・・叱ン
ジ片、２１・・・・・・連結部、２２・・・・・・空隙
、２３・・・・・・支承部。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 第１の半体１０と第２の半体１１とをヒンジ１２にて二
   つ折り可能に連結し、各半体１０，１１にばその二つ折
   り時にサンバイザー２の取付アーム３および同取付アー
   ム３に固定部材３にて取着した骨材４がそれぞれ嵌合さ
   れるアーム溝１３および骨材溝１４をそれぞれ線対称に
   て形成するとともに、同半休１０．１１に対向するビス
   孔１５をそれぞれ形成してなり、同半休１０．１１は固
   定部材５を被装する工うに二つ折りされかつビス孔１５
   を介してビス着されるアームプロテクタであって、前記
   ヒンジ１２は各半休１０．１１の上端部をそれぞれ断面
   円弧状となしかつ各端部の外側部はヒンジ片２０の両端
   に設けた薄肉状の連結部２１．２１にて連結せしめ、か
   つ各半体１０゜１１の端部の内側部には、前記二つ折り
   時にヒンジ片２０を含む両半体１０，１１の上端部が断
   面半円状をなすように、ヒンジ片２０を上方へ押圧しう
   る支承部２３．２：ｌそれぞれ突設しであることを特徴
   とするサンバイザーのアームプロテクタ。